HP ENVY 750レビュー |
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![]() HP(ヒューレット・パッカード)パソコンの 比較・購入に役立つ情報(レビュー/スペック/特徴)について詳しく解説しています。 ここでは、HP ENVY 750をレビューします。 |
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HP ENVY 750レビュー
ENVY 750は、HPのハイパフォーマンスデスクトップ。性能だけでなく、デザインにもこだわったエレガントなボディが目を引きます。ここでは、その特徴、性能について詳しくレビューします。
目次
1)ENVY750の位置づけ
2)洗練されたデザイン 3)スペックをチェック! 4)ゲームも快適に楽しめるハイパフォーマンスマシン 5)各パーツをチェック! 前面部 | 上面部 | 側面部 | 背面部 | 筐体内部 6)まとめ *ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
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1)ENVY750の位置づけ
ENVY750は、HPミニタワーモデルの中で、性能重視のハイパフォーマンスモデルに位置づけられています。
ENVY700の下位モデルとして、コストパフォーマンス重視のPavilion 550が用意されています。 【HPミニタワーモデルの比較】
2)洗練されたデザイン
ENVY750ではフロントパネルにアルミニウム素材を採用。シルバーのメタリック感が高級感を醸し出します。
ひときわ目を引くのが中央に配置されたセンターカバー。最初にこのデザインを見たときはパソコンとは思えなかったですね。なんか高級オーディオ機器という感じがしませんか?
しかもすごくシンプル。思い切ったデザインですね。端子類がどこにも見当たりません。通常は前面部に配置されているUSB端子やヘッドホン端子は上面部に移動しています。また光学ドライブは、中央のセンターカバー内に縦置きされています。 フロントパネルの表面にはヘアライン加工が施されており、見る角度によって微妙に見え方が異なります。
これまでこうした加工が施されているのはノートブックが多かったのですが、ついにデスクトップにも適用されるようになったんですね。
見ていてちょっとうっとりするぐらいの仕上がりの良さです。ただしアルミニウム素材は傷がつきやすいので注意が必要です。
このデザインなら、リビングに置いても違和感がないかも。見せることを目的とした置き方も可能ですね。なかなかぐっとくるデザインだと思います。性能にはもちろんこだわりたいけど、デザインにも妥協したくない人にお勧めです。
3)スペックをチェック!
ENVY 750にはWindows 10搭載モデル(ENVY 750-180jp)が用意されています。
主なスペックは次のとおり。
CPUにはインテル第6世代Coreプロセッサを搭載可能。メモリの最大容量は32GB。
ストレージは、1TB/2TB/3TBのHDDに加えて、高速アクセス可能なSSD(256GB/512GB)も選択可能。更に今回のモデルから、より高速なM.2接続のSSDも選べるようになりました。 増設用のストレージベイを2つ備えているので、プライマリストレージにSSDを選択し、セカンド/サードストレージにHDDを選択することで、高速アクセスと大容量データ保存を両立させることが可能です。
グラフィックスは、NVIDA GeForce GT730/GTX960/GTX980Tiを選択可能。さすがハイパフォーマンスマシンだけあって、高性能なグラフィックカードを選択できるようになっています。3つのグラフィックカードのベンチマークの結果は上のとおり。
GT730はデュアルリンクDVI×1、HDMI×1を搭載。2画面出力に対応しており、最大解像度は2560×1600ドットをサポートしています。
GTX960/GTX980は、デュアルリンクDMI×1、HDMI×1、DisplayPort×3を搭載。非常に豊富な映像出力端子を搭載しています。4画面出力に対応しているので、マルチモニタ環境を構築したい人にお勧めです。しかも4K出力にも対応しています。 なおENVY 750-180jpには、グラフィックスにウルトラハイエンドグラフィックスボードのELSA製GFX GTX 970を選択できるパッケージが用意されています。
*詳しくは、ELSA製GFX GTX 970を搭載したENVY 750レビューを参照してください。 光学ドライブはウルトラスリムタイプを搭載。DVDスーパーマルチ/ブルーレイディスクのいずれかを選択できます。ただし、光学ドライブを搭載できるベイはウルトラスリムベイのみ。従来のモデルでは5.25インチベイが2つ搭載されていたので、光学ドライブを増設することができましたが、今回はウルトラスリムベイが1つだけなので増設することはできないので注意が必要です。
このようにEVNY750は、HPのハイパフォーマンスデスクトップに位置づけられているだけあって、非常に高い基本性能を発揮できるような構成になっているのがわかります。 なお、ワイヤレスオプション(IEEE802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0)も用意されているので、無線でネットに接続することも可能です。 これまでHPでは、サウンドにbeats audioを採用していましたが、今回のモデルからBANG&OLUFSENに変更されました。BANG&OLUFSENは、90年の歴史を持つ老舗で、音へのこだわりで高い評価を受けているオーディオメーカーです。 ソフトウェアによるセルフチューニングが可能なので、自分好みのサウンドにカスタマイズすることが可能。
こんな風にイコライザーをいじってチューニングすることができます。もちろん設定を保存しておくことができます。
またスピーカーの設定も調整可能です。
ENVY 750は東京の昭島工場で生産されています。国内で生産されているため、短納期を実現できるほか、輸送時に起因する初期不良を減らすことができます。
4)ゲームも快適に楽しめるハイパフォーマンスマシン
今回レビューしたマシン(ENVY750-180jp)は、CPUにインテル第6世代Core i7-6700K、メモリは32GB、グラフィックはNVIDA GeForce GTX980Tiというハイスペックな構成。
メインストレージはSSDが256GB、増設用としてHDDストレージ(1TB)×2を搭載しており、非常に基本性能の高い構成になっています。
Windowsエクスペリエンスインデックスの値をチェックしてみました。さすがにプロセッサ/メモリ/グラフィックス/プライマリストレージのスペックが充実しているため、すべての項目で高いスコアを発揮しているのがわかります。
実際作業していて非常に快適。すべてキビキビ反応してくれるのでストレスフリーで作業できます。 CINEBENCHベンチマークテストで、描画処理能力をチェックしてみました。
CPU、
グラフィックとも、高い性能を発揮できるのがわかります。これなら、動画/画像編集という負荷のかかる作業も快適にこなせそう。
バイオハザード6ベンチマークテストで3Dゲーム使用時のパフォーマンスをチェックしてみました。
結果はランクS。「現在の設定で、とても快適な動作が見込めます。」とのこと。
実際のゲーム画面も動きがすごく滑らかで、細かい部分まで綺麗に描写されていました。これならゲームも快適に楽しめると思います。 3DMARKのベンチマークの結果は上のとおりです。
ゲーム操作時もファンの音もほとんど気にならないレベル。したがって静かな環境でゲームを堪能できると思います。 5)各パーツをチェック!
次に各パーツについて詳しく見ていきます。
5-1)前面部
前述したとおり、フロントパネルにはアルミニウム素材を採用しており、非常に高い質感を誇ります。
中央にあるセンターカバーを開くと、上部に光学ドライブが縦向けに配置されており、下部は通気孔になっています。
中央にはワイヤレスステータスランプが配置されています。
光学ドライブのボタンを押すと、
光学ドライブのトレイが少し飛び出してきます。後は手動でトレイを引き出してやる必要があります。
このようにENVY750の前面部には端子類が一切配置されていないのがわかります。
5-2)上面部
上面部はブラックを基調としたデザインになっています。手前右には電源ボタンが、その奥には端子類が配置されています。
電源ボタンを押して電源をオンにするとボタンが点灯します。
端子は前からは見えない位置にあるので、慣れるまでは差し込むときにちょっと苦労するかもしれません。
上面部には窪みが設定されているので、スマホなどのデバイスをちょっと置いておきたいときに便利です。この部分は光沢加工されているのですごく綺麗ですね。
USB端子×4、ヘッドホン端子、カードリーダーが配置されています。前面部に端子がない分、USB端子が4つも配置されています。
こんな風に接続することが可能。
5-3)側面部
右側面部に通気孔が配置されています。
従来モデルでは、通気孔が2つ配置されていましたが、ENVY750では、5.25インチベイを廃止することで、内部のエアーフローを再設計し、通気孔を1つに集約しています。
左側面部に通気孔は配置されていません。
5-4)背面部
背面部。上段には電源端子、中段には拡張用スロット、下段には端子類が配置されています。
上段部分。
中段部分。ENVY750では、拡張用スロットとして、PCI Expressx16が1つ、PCI Expressx1が1つ配置されています。このマシンでは拡張用スロットにNVIDA GeForce GTX980Tiを搭載しており、映像出力端子として、DVI、HDMI、DisplayPort×3が配置されているのが見えます。
下段部分。
右側に端子類が配置されています。
一番上には、イヤホン、マイク、スピーカーなどの各種音声入出力端子が配置されています。
その下には、USB3.0×2、USB 2.0×4、Ethenetポートが配置されているのが見えます。このENVY750には、グラフィックカードを搭載しているので、オンボードの映像出力端子(HDMI×2)は使用できないようフタがかぶせられています。 5-5)筐体内部
ENVY750では、筐体内部に簡単にアクセスできるような構造になっており、容易に拡張/交換作業を行えるようになっています。
筐体内部にアクセスするには、背面部の左に配置されているネジを外すだけ。大きめのネジになっているので、ドライバを使わなくても手で緩めることができます。ツールレスで側面部を開けられるのは非常に楽チンです。
ネジを緩めきっても、ネジが外れない構造になっているので、ネジをなくしてしまうことがありません。このあたりのちょっとした気配りはうれしいですね。
ネジを緩めきったら、側面部を少し引っ張れば、簡単に側面部が外れます。
側面部の裏側には、各デバイスの取り外し方がイラストで説明されています。
筐体内部を見てみましょう。左上には光学ドライブ用のウルトラスリムベイ、左下にはストレージ用の3.25インチベイ×3、右上には電源、右下にはマザーボードが配置されています。
左上のウルトラスリムベイは縦向きに配置されています。
左下には3.5インチベイが3基搭載されています。 斜め方向に配置されており、脇にある留め具を外すだけで簡単にストレージユニットを着脱できます。
右上には電源ユニット。最大出力は500Wです。
右下にはマザーボード。ENVY750では空冷システムと水冷システムの2つの冷却システムが選べます。上の写真は空冷システム。
こちらの写真は水冷システム。
水冷システムのイメージは上のとおり。水冷システムを採用することにより、CPUを効率的に冷却することができ、負荷のかかるタスクを処理しているときもCPUを安定動作することが可能。またファンの回転数を抑えることができるため、静音効果も期待できます。
マザーボードの上部にPCI Express x16×1スロットとPCI Express x1×1スロットが配置されています。この構成では、PCI Express x16にNVIDA GeForce GTX980Tiが刺さっています。
その上に、PCI Express x1スロットが見えます。
CPUの左横にメモリスロットが4つ配置されています。この構成では8GBメモリ×4が搭載されています。
前面部のパネルも簡単に取り外すことができます。3箇所あるツメを外すだけです。
前面部のパネルを外したところ。
左上には、3.5インチベイが配置されています。
使用する際にはフタを外します。
HP Directplusでは増設ストレージ×3まで選択可能。さきほどの3つのストレージベイのみ対応しています。したがって、このストレージベイにストレージを装着するには、自分で構成する必要があります。
まとめ
以上、HP ENVY 750のレビューでした。まとめると次のとおり。
・アルミニウム素材を用いた上質なデザインを採用 ・インテル第6世代Coreプロセッサ+最大32GBメモリ+SSD+高性能グラフィックカードの組み合わせにより高いパフォーマンスを発揮できる ・より安定した動作が期待できる水冷システムを選択可能 ・ミニタワー型の筐体を採用しており、高い拡張性を実現 このようにENVY750は、デザイン性に優れた高性能マシンを手に入れたいという方にお勧めできるデスクトップに仕上がっています。多様なオプションが用意されているので、多彩なカスタマイズが可能。自分のニーズに合った構成に仕立てることができます。シルバーを基調としたデザインも落ち着いていていい感じです。 *HPでは楽天市場店にも力を入れています。楽天ポイントを大量にゲットできるセールも定期的に実施しているので、是非確認してみてください。またAmazonでも購入できます。
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