HP EliteBook X360 1040 G5レビュー |
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![]() HP(ヒューレット・パッカード)パソコンの 比較・購入に役立つ情報(レビュー/スペック/特徴)について詳しく解説しています。 ここでは、HP EliteBook X360 1040 G5をレビューします。 |
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HP EliteBook X360 1040 G5レビュー/14インチ液晶搭載のスリムな2-in-1ノートPC
EliteBook X360 1040 G5は法人向けのEliteBookシリーズに属するノートPC(→EliteBookシリーズのモデル一覧はこちら)。
14インチ液晶パネルを搭載。液晶部分を360度回転させることができ、ノートPC/テント/スタンド/タブレットの4つのスタイルで利用可能です。 EliteBook X360 1040 G5の主な特徴は次のとおり。
・4つのスタイルで利用可能な2-in-1ノート ・14インチ液晶搭載 ・アルミニウム合金を用いた質感の高いデザイン ・第8世代インテルCoreプロセッサを搭載 ・標準でSSDを搭載しており、高速アクセス可能 ・SIMフリーモデルが用意されており、LTE通信が可能 ・プライバシースクリーン内蔵 ・米軍調達基準をクリアした高い耐久性を確保 ここではEliteBook X360 1040 G5の性能、特徴等について詳しくレビューします。
![]() 目次
1)4つのスタイルで利用可能
2)スリムでコンパクトなボディ 3)質感の高いデザイン 4)高い基本性能 5)パフォーマンスをチェック 6)プライバシースクリーンを内蔵 7)使い勝手をチェック 8)BANG&OLUFSENサウンドシステムを搭載 9)各パーツをチェック 10)同梱物をチェック 11)まとめ *ここに記載されているスペック・構成は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
![]() 1)4つのスタイルで利用可能
EliteBook X360 1040 G5は、ノートPC/テント/スタンド/タブレットの4つのスタイルで利用できる2-in-1ノートPCです。 ノートPCスタイル。通常のノートPCのように利用可能。
スタンドスタイル。液晶を立てて使うスタイル。液晶との距離が近くなるので、動画を見るときにこのスタイルにすれば、迫力ある映像を楽しめます。
テントスタイル。設置場所が狭い場合に対応しやすいスタイルです。
タブレットスタイル。通常のタブレットのように使えます。
もちろん縦横表示回転も備えています。
重量が約1.42kgあるので、片手でずっと持ち続けるのはちょっと難しいです。ずっと持っていると、腕がプルプルしてきます。膝の上や机の上に置いて作業することをオススメします。
このようにEliteBook x360 1040 G5は、使いたい状況に合わせて4つのスタイルから選択できます。
2)スリムでコンパクトなボディ
EliteBook x360 1040 G5の厚みは約16.9mm。
2-in-1ノートPCというのは、その構造上、分厚くなりがちなのですが、EliteBook x360 1040 G5のボディのシルエットはすごくスリム。
一見しただけでは2-in-1ノートPCとは思えない薄さです。
これだけ薄いとすごく掴みやすいですね。
この角度から見ると、薄さが際立ちます。
また、EliteBook x360 1040 G5は液晶の外枠(ベゼル)が狭いスリムベゼルデザインを採用しています。上の写真を見ると、左右のベゼルが非常に狭くなっているのがわかります。
指と比べると薄さが際立ちますね。
ボディもコンパクトで、14インチ液晶搭載ノートPCながら、従来の13インチ液晶搭載ノートPCと同じくらいの大きさしかありません。したがって、扱いやすいです。
B5サイズのノートと比べたところ。
重量は約1.42kg。14インチ液晶搭載の2-in-1ノートPCとしては、そんなに重くはないですね。脇に抱えて持ってみました。
スリムで持ちやすいこともあり、ちょっと持ち運ぶ程度であれば、あまり重さは感じません。さっと持ち上げて移動できます。
スリムなボディなので、ディパックからの出し入れもすごくスムーズ。
左右の幅もあまりないので、ビジネスバックから取り出すときもひっかかりにくいです。
27インチ液晶モニタの横に置いてみました。
3)質感の高いデザイン
EliteBook x360 1040 G5は、CNC削り出しのアルマイト処理アルミニウム合金ボディを採用。
削り出しとは、アルミニウムの塊からボディを削り出していくということ。プレス成形や鋳造に比べて、ムラが発生しにくく、精度の高いボディに仕上げることができます。 このおかげで一般的な樹脂製のモデルと比べて、高い強度/傷がつきにくい/放熱性が高い/美しい、というメリットがもたらされます。 実際にボディを見ると、アルミニウム特有の質感が出ていて、非常に美しい。
光が当たったときの反射が柔らかくて綺麗です。
高級感がありますね。
触るとさらさらしており、すごく心地いいです。汚れや指紋もつきにくいです。
側面部は鏡面仕上げになっており、デザイン上のアクセントになっています。
底面部も天板部と同じ材質を採用。一体感があります。
細かいところまでしっかりと作り込まれています。
キーボード周辺部もアルミニウムボディを採用。
おかげでキーボード入力中にパームレスト部分を触っても、べとつきにくく快適に作業することができます。
4)高い基本性能
EliteBook X360 1040 G5の主なスペックは次のとおり。
【EliteBook X360 1040 G5の主なスペック】
CPUには第8世代インテル Core i5/i7プロセッサ搭載モデルを選択可能。すべて4コア/8スレッドプロセッサです。
メモリは8/16/32GBでカスタマイズできます。Web閲覧/ビジネスアプリの操作/動画再生といった、比較的負荷が軽めのタスクがメインであれば8GBでも十分でしょう。余裕のあるパフォーマンスを確保したいのであれば16GB以上がオススメです。 ストレージには、高速アクセス可能なSSDを標準で搭載。最大で1TBの大容量ストレージを選択できます。 グラフィックスはCPU内蔵タイプのインテルUHD620グラフィックスを搭載。 この構成を見る限り、Web閲覧/SNS/メール/動画再生/ビジネスアプリの操作といった、ビジネスシーンにおける一般的な作業であれば快適に処理できるレベルのパフォーマンスを確保できていると思います。 ただし、グラフィックスがCPU内蔵タイプなので、高い描画処理能力を必要とする動画/画像の編集作業には不向きです。 5)パフォーマンスをチェック
EliteBook x360 1040 G5のパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。
CPU:インテル Core i5-8250U(4コア、8スレッド、6MBキャッシュ、1.6-3.4GHz) メモリ:16GB ストレージ:512GB M.2 SSD(PCIe Gen3x4 NVMe) グラフィックス:インテルUHDグラフィックス620 CPUの性能をチェックするCINEBENCHベンチマークのスコア。
CPU:542cb→500点台を記録。 ストレージの性能をチェックするCrystalDiskMarkベンチマークソフトのスコア。高速アクセス可能なPCIe NVMeタイプの SSDを搭載しているだけあって、連続読み取りで3349.5という高いスコアを記録しています。
実際にWeb閲覧/動画再生といった、一般的な作業を実行していて、もっさりしたりすることはなく、快適に動いてくれます。 負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。スコアは次のとおり。
画質を抑えめにすれば快適に楽しめるという結果が出ています。
起動(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。
1回目→19.08秒/ 2回目→18.92秒/ 3回目→19.16秒 20秒ほどで起動できます。すごく速いというわけではありませんが、20秒程度で起動するのであれば、それほど待たされる感じはしません。 6)プライバシースクリーンを内蔵
EliteBook X360 1040 G5には、プライバシー保護のためのプライバシースクリーンが内蔵されています。この機能をオンにすることで、覗き見による情報流出を防ぐことができます。
プライバシースクリーンのオン/オフはF2キーで実行します。
オンにした状態でも、正面から見る分には見づらさは感じません。左右の端の部分がちょっと白っぽくなるかな、という程度。
しかし、斜め方向から見ると、液晶パネルが白っぽく表示され、何が表示されているのかを認識しづらくなります。
こちらはオフにした状態。見比べてみると、その差をはっきりと確認できますね。
もっと斜め方向から見ると、何が表示されているのかまったく確認できません。
7)使い勝手をチェック
EliteBook x360 1040 G5の使い勝手をチェックします。
■搭載している端子類■
インタフェースとして、USB3.1端子×2、USB Type-C端子×2、HDMI端子、コンボステレオヘッドホン/マイクジャックを搭載。SDカードスロットは装備されていないので注意が必要です。 従来からあるUSB端子とUSB Type-C端子の両方を利用できます。USB Type-C端子は2つとも、Thunderboltに対応しています。
HDMI端子経由で4Kテレビに接続したところ、4kの解像度(3840×2160ドット)で出力することが可能。
また、EliteBook x360 1040 G5には、USB Type-C端子が2つ搭載されていますが、どちらの端子も映像出力に対応しています。USB Type-C/HDMI変換ポートを使って、4Kテレビに接続したところ、4Kの解像度で出力できました。
HDMI端子とUSB Type-C端子の2つ端子を使って3画面出力を試してみたところ、問題なく表示可能。
外出先から戻ってきたら、外部モニタに出力することで、表示領域を拡張して作業効率をアップさせることができます。
■バッテリ駆動時間■
バッテリ駆動時間は最大約11.1時間(JEITA 測定法Ver2.0)を確保。外出先でもバッテリ残量を気にしなくて済むレベルの駆動時間を確保しています。 ■LTE対応■
EliteBook X360 1040 G5にはWiFiモデルとSIMフリーモデルが用意されています。SIMフリーモデルの場合、nanoSIMカードスロットが搭載されており、対応するSIMカードを差すことで、LTE通信が可能になります。 したがって、外出先でも、通信エリア内であれば、EliteBook x360 1040 G5単体でネットに接続することが可能です。他のデバイスを介さなくてもネットに接続できるので、利便性が格段に向上します。
LTE対応モデルの場合、左側面部にSIMカードスロットが配置されています。ピンを使わなくても、軽く押すだけでスロットが少し飛び出してくるので、引っ張り出せます。 ■NFC搭載■
近距離無線通信(NFC)を標準で搭載しています。
■指紋認証センサー■
キーボード右下に指紋認証センサーを搭載。セキュリティを引き上げることができます。
■HPプレミアムコラボレーションキー搭載■
コラボレーションを促進するため、コラボレーションキーが搭載されています。キーボードの右上に受話・終話・ミュートなど、よく利用する機能のキーが配置されています。
■米軍調達基準をクリアする耐久性を確保■
EliteBook X360 1040 G5は、スリムなボディながら、高い耐久性も確保しています。米軍調達基準 (MIL-STD 810G)をクリアしているため、安心して使えます。
堅牢性も高く、持ち上げたときにボディのよじれを感じることはありません。 8)BANG&OLUFSENサウンドシステムを搭載
EliteBook X360 1040 G5にはサウンドテクノロジーとして老舗のBANG&OLUFSENのテクノロジーが採用されています。ビジネスノートPCですが、音質にもこだわっているんですね。
スピーカーは、キーボードの右側、
左側、
底面部の前面部寄りの左右に配置されており、クアッド(4つの)スピーカーシステムになっています。
4つのスピーカーから音が出るため、広がりを感じますね。
ちょっと重低音が足りない感じはしますが、こもったりすることはなくクリアなサウンドを楽しめます。
9)各パーツをチェック
EliteBook X360 1040 G5の各パーツをチェックしてみましょう。
液晶は14インチパネルを搭載。前述したようにスリムベゼルデザインを採用しているため、画面を見ているときに外枠の存在が気にならず画面への没入度を高めることができます。
面白いのは、非光沢のタッチディスプレイを採用している点。通常、タッチパネルの場合、光沢タイプになることがほとんどなのですが、EliteBook x360 1040 G5では非光沢タイプを採用しています。
このため、照明などの映り込みが発生しにくく、画面が見やすいうえに、目への負担を軽減できます。実用性重視のビジネスノートPCなので、非光沢タイプを搭載しているのはうれしいですね。
液晶パネルには、表示の綺麗なIPSパネルを搭載。すごく精細感が高く、色の表現も鮮やかです。
また700nitという高輝度のパネルを採用しているため、画面表示が明るいですね。明るい環境でも見やすいです。
太陽の下でも見やすいパネルということで、HPのWebサイトでは「アウトドアビュー機能を備えたディスプレイ」という言い方をしています。
ただ、最大輝度にすると明るすぎてギラギラした感じに見えるので、室内で使う際には、明るさを抑えめにしたほうがいいでしょうね。
最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドット。
100%で表示しても、文字が小さすぎて見づらいということはありませんでした。14インチ液晶パネルですが、広めの表示領域を確保できると思います。
キーボード。
個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。
頻繁に利用することの多いEnterキー/BackSpaceキーが大きめなので押しやすいです。
テンキーは非搭載。 キートップはさらさらしていますが、それほど滑らず、使いやすいです。
キーストロークは1.5-1.7mmを確保。標準的なノートPCと同程度のストロークです。
キーピッチは18.7×18.7mm。
デスクトップPCのキーボードのキーピッチ(約19mm)と同じぐらいのピッチを確保しているため、窮屈な感じはしません。
バックライトが装備されており、明るさは2段階の調整が可能です。暗い環境でも快適に操作できますね。
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。
表面はすごくつるつるしており、滑りがいいです。ポインタの反応も良好で、思ったところにポインタを移動できます。
クリックボタン部分の押し込み幅もちょうどいい感じで、ストレスなく使えます。
右側面部。
写真左(本体手前側)から順に、音量大小ボタン、USB Type-C端子(Thunderbolt 3、USB Power Delivery対応)×2、HDMI端子、USB3.1端子(パワーオフUSB充電対応)が配置されています。
電源ケーブルの接続端子はUSB Type-C端子です。2つあるUSB Type-C端子のいずれに接続しても充電可能です。
右側面部の端子類にケーブル/デバイスを接続したところ。
左側面部。
写真左(本体奥側)から順に、USB3.1端子(パワーオフUSB充電対応)、コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック、電源ボタン、セキュリティロックケーブル用スロット、Nano SIMカードスロットが配置されています。
電源をオンにすると、電源ボタンが点灯します。
左右の側面部の端子類にケーブル/デバイスを接続するとこんな感じになります。手前側にデバイス/ケーブルがこないので、キーボード操作時にケーブル類が邪魔になることはないと思います。
前面部には、液晶を開けるときに指を引っかけやすいよう窪みが設定されています。
背面部。端子類はありません。
中央に「ELITEBOOK」のロゴが印字されています。
底面部。継ぎ目はなく、簡単には筐体内部にアクセスできない仕様になっています。バッテリは内蔵されています。
通気孔は大きめ。
10)同梱物をチェック
EliteBook x360 1040 G5の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
ACアダプタは手のひらサイズ。
ちょっと厚みがあります。
電源ケーブルを接続したところ。ACアダプタの欠けている部分に接続する感じです。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は約329g。
EliteBook x360 1040 G5には、コンセント部分のみのパーツも同梱されています。
コンセント部分は収納可能。
ACアダプタとコンセント部分のみのパーツを合わせた重量は約230g。電源ケーブルを使う場合に比べ、軽量化/コンパクト化を図ることができます。
外にACアダプタを携帯する際には、こちらのパーツを持って行った方が軽くて収納しやすいです。 EliteBook x360 1040 G5のレビューまとめ
以上、EliteBook X360 1040 G5について詳しく見てきました。特徴をまとめると次のとおり。
・4つのスタイルで利用可能な2-in-1ノート ・2-in-1ノートとしてはスリム/コンパクト ・シルバーを基調とした落ち着いたデザイン ・第8世代インテルCoreプロセッサを搭載 ・標準でSSDを搭載しており、高速アクセス可能 ・SIMフリーモデルが用意されており、LTE通信が可能 ・プライバシースクリーン内蔵 ・米軍調達基準をクリアした高い耐久性を確保 このようにEliteBook X360 1040 G5は、14インチ液晶を搭載したコンパクトノートPCでありながらも、高い堅牢性を確保しつつ、非常に充実した性能を備えているのがわかります。 自分のニーズに合わせて4つのスタイルで利用可能なうえ、セキュリティも確保。さらに、SIMフリーモデルを選択すれば、外出先で簡単にネット接続できます。 非常に使い勝手のいいノートPCに仕上がっていると思います。 *詳しくは、EliteBook x360 1040 G5詳細情報
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