HP Elite SFF 800 G9レビュー

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Elite SFF 800 G9は、HPの法人向けEliteシリーズに属するデスクトップ。省スペースを実現したスタンダードモデルです。

HP Elite SFF 800 G9レビュー

主な特徴は次のとおり。

・省スペースデスクトップ
・縦置き/横置き可能
・第12世代インテルCoreプロセッサ搭載
・容易に筐体内部にアクセスできる
・HP Elite Premiumサポートが利用可能


ここではElite SFF 800 G9の特徴、スペック等について詳しく解説します。

【参考】HP Elite SFF 800 G9動画

HP Elite SFF 800 G9に関する動画をYouTubeにアップしています。

目次
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

【レビュー機のスペック】
インテルCore i7-12700プロセッサ/16GB(8GB×2)メモリ/512GB SSD/インテルUHDグラフィックス770(CPU内蔵)

1)省スペースモデル

HP Elite SFF 800 G9は、省スペース性を重視したデスクトップPC。

寸法は338×308×100 mm。

片手で掴める大きさです。横置きのほか、タワースタンドなしでの 縦置きも可能なので、状況に合わせた設置が可能。

縦置きにした場合、幅は約10cmしかなく、設置面積が少なくて済むため、スペースの制約がある場所でも設置できると思います。

B5サイズのノートと比べてみました。

コンパクトなつくりになっているのがわかります。

スタンドも付属しているので、装着した方が安定性が増しますね。

本体をはめ込むだけでOK。結構しっかりホールドしてくれるので、多少揺らしたぐらいでは倒れたりしません。

27インチ液晶モニタに接続したところ。

右側面部にはゴム足が配置されているため、

この面を下にして横置きすることが可能。

この方が安定性が増しますが、設置面積は大きくなります。

3)スペック

HP Elite SFF 800 G9の主なスペックは次のとおり。
機種名 HP Elite SFF 800 G9
CPU インテルCore i3-12100(3.30 GHz/キャッシュ12MB)
インテルCore i5-12500(3.00 GHz最大4.60GHz/キャッシュ18MB)
インテルCore i5-12600(3.30 GHz最大4.80GHzキャッシュ18MB)
インテルCore i7-12700(2.10 GHz最大4.90GHz/キャッシュ25MB)
インテルCore i9-12900(2.40 GHz最大5.10GHz/キャッシュ30MB)
メモリ 8GB(8GB×1) / 16GB(8GB×2) / 32GB(16GB×2) / 64GB(16GB×4) / 128GB(32GB×4) (最大128GB)
ストレージ 【1stストレージ】
■3.5in SATA HDD(7,200rpm) : 500GB / 1TB / 2TB
■SSD M.2(NVMe) : 256GB(TLC) / 512GB(TLC) / 1TB(TLC)

【2ndストレージ】
■SATA HDD(7,200rpm) :なし/ 500GB / 1TB / 2TB
■SSD M.2(NVMe) :なし/256GB(TLC) / 512GB(TLC) / 1TB(TLC)
グラフィックス CPU内蔵/NVIDIA T400 4GB
光学ドライブ なし / DVD-ROMドライブ(9.5mmスリムライン) / DVDライター(9.5mmスリムライン)
寸法/
重量
338 × 308 x 100 mm /
約5.04kg~
標準保証 3年+ Premiumサポート

【CPU】
CPUには第12世代Core i3/i5/i7/i9プロセッサから選択可能。価格重視ならCore i3、性能重視ならCore i7/i9、その中間でいいのならCore i5というように選ぶことができます。
【メモリ】
メモリは4GB/8GB/16GB/32GB/64GB/128GBでカスタマイズできます。スロットは4つ搭載されています。
【ストレージ】
ストレージはHDDに加えて、高速アクセス可能なSSDも選択できます。1stと2ndの2つのストレージを構成することができます。1stストレージには、HDDではなく高速アクセスできるSSDにした方が、格段に使い勝手が向上すると思います。
1stをSSDに、2ndをHDDのハイブリッド構成にして、高速アクセスと大容量データ保存のいいとこ取りをすることも可能です。
【グラフィックス】
グラフィックスはCPU内蔵タイプ/NVIDIA T400 4GBを選択可能。NVIDIA T400 4GBを選択した場合、モニターポートはMiniDisplayPort x 3となります。
【マルチディスプレイ対応】

CPU内蔵グラフィックス搭載の場合、標準で3画面、背面部の選択可能ポートで映像出力端子を選択すれば4画面出力がサポートされます。

NVIDIA T400 4GB搭載時には、標準で6画面、背面部の選択可能ポートで映像出力端子を選択すれば7画面出力がサポートされます。したがって非常に広い表示領域を確保できます。
【スピーカー内蔵】
スピーカーが内蔵されています。音質はそれほどよくありませんが、別途スピーカーを接続しなくても音を出すことができるのは便利だと思います。
【Made in Tokyo】

Elite SFF 800 G9は、東京で組み立てられています。海外で生産されるモデルに比べて、輸送距離が短くなるため、輸送中に発生する可能性のあるトラブルを減らすことができます。

4)各パーツをチェック

HP Elite SFF 800 G9の各パーツをチェックします。

前面部。中央下部に端子類が配置されています。

写真左から順に、USB Type-C 3.2 Gen2×1、USB Type-A 3.2 Gen2×4、SDカードリーダー(オプション)、ヘッドホン/マイクコンボ端子、電源ボタンが配置されています。

電源をオンにすると電源ボタンが点灯します。

本モデルには端子類の上に光学ドライブが配置されています(光学ドライブなしモデルも選べます)。

矢印の部分を押すと、

光学ドライブのトレイが飛び出してくるので、手で引き出して利用します。

前面部にUSB端子があると、気軽にUSBデバイスを接続できて便利ですね。

右側面部。

左側面部。横置きするときのためのゴム足が4つ配置されています。

背面部。上の写真の右に電源コネクタ、真ん中に拡張カード用のカバー、左に各種端子が配置されています。

写真左から順に、オーディオラインアウト、DisplayPort×2、HDMI、選択可能ポート(なし/HDMI/VGA/USB Type-Cが選択可能)、LAN端子、USB 2.0×3、USB 3.2 Gen1 × 3が配置されています。

レビュー機では、選択可能ポートにUSB Type-Cを搭載しています。

拡張カード用のスペースは4つ配置されています。HP Elite SFF 800 G9ではロープロファイル仕様のカードのみを装着することができます。

5)容易に筐体内部にアクセス可能

HP Elite SFF 800 G9は、簡単に側面部を取り外して筐体内部にアクセスできます。

背面部に大きめのネジを緩めます。

レビュー機の場合、ドライバを使わず手で緩めることができました。

ネジを緩めきっても外れないので、ネジをなくしてしまうリスクを減らせます。

ネジを外したら、側面部を背面部方向にスライドさせると、ロックが解除されます。

力を入れなくても大丈夫。

側面部はおそらく鉄製。結構重いです。

取り外しの方法がイラストで示されています。

筐体内部。左上にマザーボード、左下に電源ユニット、右上に光学ドライブが配置されているのが見えます。

光学ドライブ。

右下部分は、この構成ではスペースになっています。

マザーボード中央にCPUを配置。写真はCPU上に配置されているCPUファン。

CPUから発生する熱をファンで冷やして、熱せられた空気を背面部から送出します。

CPUの下に拡張スロットを配置。
スペック表には、「ロープロファイル16x PCIe 4.0×1スロット、ロープロファイル16x PCIe 3.0(4xでの動作)×1スロット、ロープロファイル1x PCIe 3.0×2スロット (奥行最大16.7cm)」を搭載していると記載されています。カードの形状によっては、大きさが範囲内であっても、取り付けできない場合があるのでご注意ください。

電源ユニット。

260W 80PLUS Platinum電源ユニットを搭載。

CPUの右横にメモリスロットが配置されていますが、このままではアクセスしづらいです。

筐体内部の右側は、手前に開くことが可能。緑色のシールで、この部分を動かせることが示されています。

この部分を動かすには、光学ドライブを取り外します。まずは光学ドライブに接続しているケーブルを外します。

緑色のレバーを押せば、前面部方向にドライブをずらして、

取り外せます。

次に前面部のカバーを外します。3つのツメを外せば、簡単に取り外す事が可能。

カバーを外しました。

次にシャーシを手前に持ちあげます。

スライドさせることが可能。力を入れなくても動かせます。

90度開くことができます。

シャーシに覆われていた部分が姿を現しました。

この状態にすると、カスタマイズ作業がしやすくなりますね。

CPUの右横にメモリスロットが4基搭載されています。

レビュー機では、そのうちの2つを使用しています。

CPUファンのカバー部分も取り外せます。まずカバー部分を固定しているパーツを手前に動かして

ロックを解除します。

右上と左下にあるタブを外に押して、カバーを取り外します。

カバーが外れました。

CPUファンがむき出しになりました。

レビュー機では、CPUの下にSSDを搭載。

CPUとSSDをカバーで覆うことで冷却効果を高めています。

省スペースマシンですが、いろいろ工夫されているのがわかります。

ギミックが色々あってカスタマイズ作業しやすいと思います。

ツールレスで作業できるのは便利ですね。

6)同梱物をチェック

HP Elite SFF 800 G9の同梱物を確認してみましょう。

電源ケーブル。

ケーブルは結構太め。

標準で同梱されるキーボードは有線タイプ。USB端子で接続します。

マウスも有線タイプです。 キーボード/マウスなしを選択することもできますが、「なし」を選択した場合でも価格は安くなりません。

7)HP Elite Premiumサポートを受けることができる

標準保証よりワンランク上のサポートのHP Elite Premiumサポートを受けることができます。また標準で3年の長期保証が付いています。

専用の回線が設置されるため迅速な対応が期待できるほか、ワンストップでのサポートが可能です。また、標準の保証内容と比べ受付時間が延長されるほか、修理時間の短縮にも対応しています。

安心の日本サポートです。詳しくは、HP Elite Premiumサポート詳細情報icon(HP Webサイト)を参照してください。

まとめ

以上、HP Elite SFF 800 G9について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

・省スペースデスクトップ
・縦置き/横置き可能
・第12世代インテルCoreプロセッサ搭載
・容易に筐体内部にアクセスできる
・HP Elite Premiumサポートが利用可能


設置場所をあまりとらなくて設置できるのは便利です。カスタマイズもしやすいですね。サポートも充実しているので安心して使えると思います。

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(更新日:2023年4月18日)