HP OMEN by HP Desktop 880レビュー

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OMEN by HP Desktop 880は、ゲームを快適に楽しめるよう設計された、高性能なゲーミングデスクトップ。性能を最大限発揮できるようミニタワー型ボディを採用しています(→OMENゲーミングPCシリーズの一覧はこちら)。

HP OMEN by HP Desktop 880レビュー

主な特徴は次のとおり。

・ゲームを快適に楽しめるよう設計されたハイエンドマシン
・エッジの効いたデザイン
・印象的なイルミネーションを配置
・容易に筐体内部にアクセス可能
・高い拡張性

ここでは、OMEN by HP Desktop 880-100jpの特徴、スペック等について詳しく解説したいと思います(水冷タイプについてレビューしています。空冷タイプとは異なる部分があるのでご注意ください)。

(2018/12追記:最新グラフィックスNVIDIA GeForce RTX2080/2080Tiを搭載したOMEN by HP 880-160jp/196jpが登場しました。100jpとボディ/デザインは共通しています。
OMEN by HP 880-160jp詳細情報icon/OMEN by HP 880-196jp詳細情報 icon)
目次
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

1)ハイパフォーマンスなスペック

OMEN by HP Desktop 880は、マシンに高い性能を必要とするゲームを快適に楽しめるよう設計されたマシンです。なので、非常に高いパフォーマンスを発揮できるようなスペック構成になっています。

OMEN by HP Desktop 880には空冷マシン水冷マシンの2つのモデルが用意されており、それぞれ次のようなスペックになっています。

モデル
OMEN by HP 880-100jp
パフォーマンスモデル
(空冷)
OMEN by HP 880-100jp
ハイパフォーマンスモデル
(水冷)
CPU
インテル Core i7-8700 プロセッサー (3.20GHz-4.60GHz、キャッシュ 12MB、6コア/12スレッド) インテル ターボ・ブースト・テクノロジー2.0
インテル Core i7-8700K プロセッサー (3.70GHz-4.70GHz、キャッシュ 12MB、6コア/12スレッド) インテル ターボ・ブースト・テクノロジー2.0
メモリ
32GB(8GB×4) PC4-19200 (2400MHz) 最大32GB
ストレージ
512GB M.2 SSD (PCIe NVMe)+ 2TB HDD (7200回転)
グラフィック
NVIDIA GeForce GTX 1070
NVIDIA GeForce GTX 1080Ti
光学ドライブ
DVDライター(ウルトラスリム)
インタフェース
ネットワークコントローラー:10/100/1000 Mbps オンボードネットワークコネクション
内蔵無線LAN:IEEE802.11a/b/g/n/ac 、 Bluetooth 4.2
天面:USB3.0 × 2、USB Type-C 3.0 × 2
メディアカードリーダー×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1、マイク入力ポート×1
背面:USB3.0 × 4、USB2.0 × 2、デジタル音声出力端子 (光)×1、ライン出力×1、ライン入力×1、マイク入力×1、 セキュリティロックケーブル用ホール
映像出力端子
デュアルリンク DVI-D×1、HDMI ×1、DisplayPort×3
(4画面対応)
HDMI ×1、DisplayPort×3
(4画面対応)
サイドパネル
ノーマル
シースルー
メモリスロット
4スロット(DIMM)
ドライブベイ
ウルトラスリムベイx1(空0)、3.5インチ×4 (空3)
拡張スロット
PCI Express x16 × 2スロット(空1)、
M.2 × 2スロット(空0)
電源
750W ATX電源、Active PFC搭載、80PLUS PLATINUM (89%電源変換効率)相当
CPUに第8世代インテル Core i7-8700/8700K 6コアプロセッサーを搭載可能。

メモリは大容量の32GBを搭載。
ストレージは高速アクセス可能なSSDとHDDのハイブリッド構成になっています。SSDは、PCIe NVMe対応です。

またゲーミングPCシリーズだけあって、ハイエンドなグラフィックスNVIDA GeForce GTX1070/GTX1080 Tiが選択可能。

搭載している端子類はUSB 2.0×2、USB 3.0×4、USB 3.1×2、USB TypeC 3.0×2と充実しています。

映像出力端子は空冷タイプがデュアルリンク DVI-D×1、HDMI ×1、DisplayPort×3、水冷タイプがHDMI ×1、DisplayPort×3。いずれも4画面出力に対応しているので、4つのモニタを接続して広い表示領域を確保することが可能です。

メモリスロットは4基搭載。デフォルトの構成で8GB×4のメモリを積んでいるので空きはありません。

拡張スロットは、PCI Express x16 × 2スロット(空1)、M.2 × 2スロット(空0)、ドライブベイは、ウルトラスリムベイx1(空0)、3.5インチ×4 (空3)となっています。

こちらは空冷モデル(イベントに展示されていました)。

こちらは水冷モデル。

水冷モデルの場合、アクリルを用いることで、側面部から筐体内部が見られるような仕様(シースルー)になっています(水冷モデルのみ、内部が赤く光ります)。
OMEN by HP 880のパフォーマンスをチェックしてみました。

レビュー機の構成は次のとおり。
【OMEN by HP 880-100jpハイパフォーマンスモデル(水冷)】
CPU:インテルCore i7-8700K
メモリ:32GB(8GB×4)
ストレージ:512GB M.2 SSD (PCIe NVMe)+ 2TB HDD (7200回転)
グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 1080Ti

さすがゲーミングマシンだけあって、すごく充実した構成になっています。

Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア。

CPU:9.3/メモリ:9.3/ストレージ:9.15/グラフィックス:9.9

すべての項目で高いスコアを記録。

描画処理能力をテストするCINEBENCHベンチマークのスコア。

ストレージの性能をCrystalDiskMarkでチェック。PCIe NVMe SSDを搭載しているので、高いスコアを記録しています。

負荷が軽めのゲーム、ドラクエXのベンチマークのスコア。

「1920×1080ドット」の「最高品質」で「すごく快適」という評価。

バイオハザード6のベンチマークテストのスコア。

「1920×1080ドット」の解像度設定で、ランクは「S」、「現在の設定でとても快適な動作が見込めます」。

3Dmarkベンチマークの「TimeSpy」のスコアは「8348」

他のゲーミングマシンとのスコアの比較。

FireStrikeのスコアは「21876」

他のスコアとの比較。

中程度の負荷がかかる「FINAL FANTASY 14 紅蓮のリベレータ」ベンチマークのスコア。

「1920×1080」「最高品質」→「非常に快適}「17781」

重い負荷のかかる「FINAL FANTASY 15」ベンチマークのスコア。

「1920×1080」「高品質」→「とても快適」「9680」

ゲーム画面の動きはすごく滑らかで、表現も瑞々しい。半端ない臨場感です。
さすがはハイエンドゲーミングマシンに位置づけられるだけあって、高い性能を発揮できるのがわかります。水冷マシンのため、ベンチマークテスト実行時も音が凄く静か。負荷の高いゲームを楽しんでいるときもファンの音を気にすることなくゲームに集中できると思います。

2)ゲーミングマシンらしいデザイン

OMEN by HP Desktop 880は、西洋甲冑をモチーフとした奇抜なデザインが特徴的です。

直線を多用したデザインになっています。

ブラックを基調としたデザインの中にレッドが印象的に使われているのがわかります。なんか、強そうですね・・・

暗い環境では、イルミネーションが怪しげに光ります。これならゲームの世界に没入できそう。

ほんと鉄仮面みたい。精悍な雰囲気を醸し出します。

一番上にLEDランプが下向きに配置されているのがわかります。

フロントのLEDが前方の床を照らし出しています。

照明を消せば、一気にゲームの世界に浸ることができます。戦闘態勢の雰囲気ですね。

3)ミニタワー型筐体を採用

OMEN by HP Desktop 880は、ミニタワー型筐体を採用。高い拡張性を誇りますが、その分、筐体も大きめです。 寸法は 約190×482×457mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約14kg。

結構重量がありますが、上面部にキャリングハンドル機能が搭載されているので、これを利用すれば、そんなに苦労することなく移動させることができます(キャリングハンドルの詳細については後述します)。

ノートと比べるとこんな感じ。

片手でぎりぎり掴める幅です。

24インチ液晶モニタと接続したところ。

結構ボディは大きいので、導入する際には、あらかじめ置き場所について検討しておくことをオススメします。

4)OMEN Command Centerで調整可能

OMEN by HP Desktop 880には、「OMEN Command Center」というソフトがプリインストールされており、マシンの状態をチェックしたり、オーバークロックを実行したりすることができます。

ホーム画面。CPU使用率、GPU使用率、メモリ使用率などを確認できます。

ネットワーク画面。ネットワークの使用状況を確認できるほか、ゲームに関連するトラフィックを優先させることで、ネットワーク遅延問題の発生を防ぐことができます。

オーバークロック設定画面(ハイパフォーマンスモデルのみ利用可能)。簡単にオーバークロックを実行することが可能。万が一失敗しても、初期設定に戻すことができるので安心してオーバークロック設定を行うことができます。

このようにOMEN by HP Desktop 880では、ゲームのパフォーマンスを最適化できるよう、いろいろとチューニングできる設定になっているので、ゲームを堪能したい人にオススメです。

5)各パーツをチェック

OMEN by HP Desktop 880の各パーツについてチェックします。

前面部。赤いLEDのフロントマスクが印象的です。

右上に光学ドライブが縦向きに配置されています。ウルトラスリムタイプのドライブです。

ぱっと見た限り、光学ドライブが配置されているのがわからないデザインになっています。

光学ドライブを引き出したところ。

前面部は直線を多用したデザインになっており、すごく綺麗な造形になっています。

前面部上部の右側に端子類が配置されているのが見えます。USB3.1 × 2、USB Type-C 3.0 × 2 メディアカードリーダー×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1、マイク入力ポート×1が利用可能です。

上面部に電源ボタンが配置されています。電源をオンにすると赤く光ります。

水冷タイプ(ハイパフォーマンスモデル)の場合には、天面部分にドライブアクセスドアが用意されており、いちいち側面部を外さなくても、簡単にストレージの増設や交換を実行できるようになっています。

ロックを解除して、ひもを手前に引けば、簡単にドライブベイを取り出せます。

ここにはドライブベイが2つ配置されています。

上面部には、筐体を素早く移動できるようにするためのキャリングハンドル機能を搭載。

この部分に指を引っかけることで、筐体を簡単に持ち上げることができます。

これすごく便利です。本体がすごく重いのですが、このハンドルを利用することで、それほど苦労ぜず移動させることができます。

上面部には窪みがあるので、

小さな物であれば置いておくことができます。

右側面部。右下にOMENのロゴが入っています。

左側面部。

下の方に通気孔が配置されています。

背面部。

上段左に端子類が配置されています。
USB3.0 × 4、USB2.0 × 2、デジタル音声出力端子 (光)×1、ライン出力×1、ライン入力×1、マイク入力×1、 セキュリティロックケーブル用ホールが利用可能です。

中段に拡張スロットを配置。この構成では、NVIDIA GeForce GTX 1080tiを搭載しているため、映像出力端子としてHDMI ×1、DisplayPort×3が利用可能です。

下段に電源端子が配置されています。

同梱される電源ケーブル。

「HPパソコンナビ」というガイドブックも同梱されています。全ページカラーで、図やイラストがふんだんに使われているので参考になると思います。

5)筐体内部をチェック

OMEN by HP Desktop 880の筐体内部をチェックしてみましょう。

天板の後方にある側面部のリリースボタンを押せば、容易に内部にアクセス可能です

なお、このリリースボタンを利用できるようにするには、背面部右上にあるロックを解除する必要があります。簡単には筐体内部にアクセスできないよう、ネジでこのロックを固定することが可能です。

ロックが解除されている状態の場合、リリースボタンを軽く押すだけで、側面部が外れます。力は入りません。表面には滑り止め加工が施されているので押しやすいです。

空冷モデルと水冷モデルでは、内部構造が異なります。

こちらは空冷モデル。

こちらは水冷モデル。

水冷式の特徴であるホースが見えますね。マザーボード、ホースは赤で統一されています。

ミニタワー型筐体を採用しており、内部に十分なスペースが確保されています。効率的なエアフローが確保できるほか、カスタマイズもしやすいと思います。

筐体内部の上部と

前面部の真ん中付近にLEDランプが配置されており、

筐体内部を赤く照らします。

*筐体内部の詳細については、OMEN by HP Desktop 880筐体内部レビューを参照してください。

まとめ

以上、OMEN by HP Desktop 880について詳しく見てきました。特徴をまとめると次のとおり。

・ゲームを快適に楽しめるよう設計されたハイエンドデスクトップPC
・インテル第8世代Core i7プロセッサ、大容量メモリ、高速アクセス可能なSSD、高性能グラフィックカードNVIDA GeForce GTX1070/1080 Tiを搭載可能。妥協のない速さを実現
・ゲームへの没入感を高めてくれるデザイン
・高い静音性を確保するとともに熱暴走を抑える水冷システム搭載モデルを選択可能
・簡単にオーバークロックを設定できるOMEN Command Centerを利用可能
・高い拡張性を誇る
・簡単に筐体内部にアクセスできる


このOMEN by HP Desktop 880は、ゲームを快適に楽しむために高パフォーマンスマシンを手に入れたいという人にお勧めしたいハイエンドデスクトップに仕上がっています。いかにもゲーミングマシンというデザインになっており、赤いLEDが印象的に使われているため、ゲームの世界に没入できます。

妥協のないスペック/パフォーマンスでゲームを堪能したい人にオススメです。

*詳しくは、OMEN by HP Desktop 880-100jp詳細情報 icon(HP Webサイト)を参照してください。

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(更新日:2018年12月28日)