HP ENVY 12 x2レビュー |
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![]() HP(ヒューレット・パッカード)パソコンの 比較・購入に役立つ情報(レビュー/スペック/特徴)について詳しく解説しています。 ここでは、ENVY 12 x2について詳しく解説します。 |
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ENVY 12 x2レビュー
ENVY 12 x2は、HPのプレミアムノートENVYシリーズに属するタブレットPC。キーボードが付いていないタイプです。
→ENVYシリーズのモデル一覧はこちら コンセプトは常時接続PC。SIMカードスロットを装備しており、契約済みのSIMカードを装着することで、常時ネットに接続することが可能です。つまりスマホのようにいつでも使えることを目指したPCです。 携帯性を重視しているため、キーボードの付かないタブレットスタイルになっているわけです。ただし、キーボード付きのカバーが同梱されているため、ノートPCのように使うことも可能。ニーズに合わせていろんな使い方ができます。
ENVY 12 x2の主な特徴は次のとおり。 ・スリムなタブレットPC ・SIMカードを装着することで常時ネット接続可能 ・キーボード付きのケースが同梱されており、ノートPCのように使える ・ペンも同梱されている ここでは、ENVY 12 x2のデザイン・特徴・スペック・使い勝手について詳しくレビューします。 目次
1)常時接続PC / 2)スリムなタブレット / 3)シンプルなデザイン / 4)スペックをチェック / 5)使い勝手をチェック / 6)背面カメラを搭載 / 7)サウンドにもこだわっている / 8)アクティブペン同梱 / 9)専用ケースに接合すればノートPCのように使える / 10)各パーツをチェック / 11)同梱物をチェック / 12)iPad Proと比較 / まとめ
![]() *ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
![]() 1)常時接続PC
ENVY 12 x2は、常時接続パソコンに位置づけられています。Always Connected PCと言われることもあります(略称は英語の頭文字をとってACPC)。
これまで外出先でPCをネットに接続する場合には、
・フリーのWiFiスポットを探す ・WiFiルーターを使う ・スマホのテザリング接続を利用する などの方法がありました。 しかし、いずれの方法も、WiFiスポットを探したり、別のデバイスを用意したり、WiFiルーター/テザリング設定をオンにしたり、といった手間がかかりました。 しかしENVY 12 x2には、インテル XMM 7360 LTE Advancedテクノロジーを搭載しており、4G LTE回線を使用できます。
またコネクテッド・モダンスタンバイ機能を搭載しています。 PCがスタンバイの状態でも、CPUが低消費電力で稼働しているため、バックグラウンドでネットに接続した状態を保ちます。 つまり電源をオンにするだけですぐにネットを使用することが可能になるわけです。スリー状態よりも早く復帰できるため、スマホと同じような利便性を確保できます。 側面部にSIMカードスロットが装備されており、ここにSIMカードを装着することで、常時ネットに接続することができます。
SIMカードスロットはトレイ式になっており、ピン穴にピンを挿して開けるタイプです。
SIMカードについては別途自分で契約する必要があります。SIMカードスロットは1つ。使えるSIMカードはnanoサイズのみです。対応する通信バンドに伴い、接続できない場合があるので、自分が使おうとしているSIMカードがENVY 12 x2で使えるか、事前に必ず確認してください。
【利用できる周波数】 FDD LTE:Band 1/2/3/4/5/7/8/11/12/13/17/18/19/20/21/26/28/29/30/66 TDD LTE:Band 38/39/40/41 利用できる周波数に対応したnano SIMカードをすでに使用している場合には、そのSIMカードをスロットに装着して設定するだけですぐに使い始めることができます。 日本HPでは、老舗の通信ベンダー(MVNO)であるIIJ mioのデータSIM専用カードとのセットモデルを提供する予定です。またauのLTEデータプリペイドも活用できる予定です(2018年夏頃宇予定)。動作検証済みなので安心して使えます。
無線LANでは、IEEE802.11a/b/g/n/acが利用可能。高速アクセスできる5Ghz帯のacが利用できるので、対応する環境を構築しているのであれば、快適なネット環境を構築できます。 ちょっと情報を確認したりする場合には、コンパクトなスマホの方が使いやすいですが、ちょっと作業をしたい、メールを返信したい、大きな画面で情報を確認したい場合では、やはり画面が大きくキーボードが使えるPCの方が使い勝手が上です。 電源をオンにすれば、外出先でもすぐにネットにアクセスできるPCを手元に用意し、スマホと組み合わせて使用すれば、いろんなことをストレスフリーで行えるようになり、非常に便利だと思います。 2)スリムなタブレットPC
ENVY 12のボディは凄くスリムに仕上がっています。
厚みは約8.5mmしかありません。
すごく薄いので掴みやすいです。
ボディもコンパクなので、持ち運びしやすいですね。
重量は実測値で約780g。持ち歩く分にはそれほど苦にならない重さですね。
ただしずっと片手に持っていると重く感じるので、そのままタッチ操作するのはちょっと厳しいです。机や膝の上に置いて作業することになると思います。
3)シンプルなデザイン
ENVY 12 x2の背面部はシルバーを基調としたシンプルなデザインになっています。本体はCNCアルミニウム削り出しです。
見た目は綺麗で高級感があります。手で触るとすべすべしていて心地いいです。汚れもつきにくいです。
側面部もシルバーです。
4)スペックをチェック
ENVY 12 x2の主なスペックは次のとおり。
CPUはインテル第7世代Core i5-7Y54を搭載。省電力性を重視した以前のCore Mシリーズの後継モデルです。
ENVY 12 x2はモバイルでの使用を想定しているため、電力消費量の少ないこのプロセッサが選ばれたんだと思います。性能面では、通常のCore iプロセッサよりも下ですが、タブレットPCにそこまでの性能を求める人も少ないと思うのでこの選択肢はありでしょう。 ちなみに米国で販売されているENVY 12 x2ではプロセッサとしてQUALCOMM Snapdragon 835が採用されているARM版ですが、日本での販売は予定されていないと担当者の方が明言されていました。 ARM版だと、Intel版とは、使用できるアプリケーションが異なってくるため、ユーザーの使い勝手を優先して、今回はQUALCOMM Snapdragon搭載版の投入は見送ったそうです。 ARM版だとバッテリ駆動時間が大幅に伸びるので期待してたんですけどね。ちょっと残念・・・ メモリは8GB。タブレットPCとしては十分な容量だと思います。 ストレージは高速アクセス可能なPCIe NVMe M.2接続のSSD(256GB)という構成になっています。SATA接続SSDと比べて2倍以上の読み込みスピードを実現します。
携帯するPCとしては十分なレベルの256GBの容量を確保しています。これで足りなければ、USB Type-C端子を2基搭載しているので、外部ストレージを接続することが可能です。 なおENVY 12 x2にはmicroSDカードスロットが装備されているので、大容量のデータを保存したい場合には、mciroSDカードも利用できます。 ENVY 12 x2のパフォーマンスをチェックしてみました。
Windowsエクスペリエンスインデックスのスコアは次のとおり。
CPU:8.7/メモリ:8.7/ストレージ:8.75/グラフィック:6.7 CrystalDiskMarkでストレージのパフォーマンスをチェック。
PCIe NVMe M.2接続のSSDを搭載しているだけあって高いスコアを記録しています。 ドラゴンクエストXベンチマークの結果。「最高品質」「1280×720」の設定で、「快適」の評価をゲット。比較的負荷のかからないゲームであれば、解像度を低めに設定することで、快適にゲームを楽しめると思います。
コンパクトなタブレットPCとしては、基本性能は高めです。およそタブレットPCで処理するであろうタスクであれば、それほどストレス無く処理できます。
サクサク動いてくれるし、起動も早く、切り替えもスムーズ。もっさりするところはありません。スリープからの復帰も早いです。 5)使い勝手をチェック
端子類は、USB Type-C 3.1×2とmicroSDカードスロットのみ。通常のType-A USBは搭載されていません。Type-A USBに接続するタイプのデバイスを利用する場合には、アダプタを用意する必要があります。
USB Type-C端子は、各側面部に1つずつ配置されていおり、いずれも電源オフUSBチャージ機能に対応しています。 バッテリ駆動時間は約17時間を確保。これだけのバッテリ駆動時間を確保しているので、外出先でもバッテリ残量を気にすることなく作業できますね。
ファーストチャージ(急速充電)に対応しており、約90分で90%の充電が可能。すぐに充電したい場合に大変便利です。 ファンレス構造を採用しているため、ファンの回転音が気になりません。静かな環境でも、周りを気にすることなく作業に集中できます。 6)背面カメラを搭載
ENVY 12 x2は約1300万画素のリアカメラ(背面カメラ)を搭載しているので、スマホのように撮影してSNSにアップしたり、編集作業を行ったりすることが可能。
1300万画素というのは、最近のスマホと同等レベルです。撮影した後は、大きな画面で確認できるうえ、画面が大きくマシンパワーがあるため、スマホに比べて編集/加工も快適に行えると思います。 ENVY 12 x2の背面カメラで撮影した写真です。精細感は結構高めです。
液晶上部には前面カメラ(約500万画素)/IRカメラを配置。Windows Helloに対応しているので、あらかじめ顔認証の設定を済ませておけば、IRカメラを利用することですぐにサインインできます。いちいちパスワードを入力する手間を省けるため、すぐに使い始めることができます。
7)サウンドにもこだわっている
ENVY 12 x2は BANG&OLUFSENのオーディオテクノロジーを採用。タブレットPCながら、サウンドにもこだわっています。
ENVY 12 x2では、デュアルスピーカーを搭載しています。ケースに装着したときに、左右の側面部の上部にあたるところにスピーカーがくるよう配置されています。この場所だと、手に邪魔されず、音が直接耳に響いてくるので、広がりのあるクリアなサウンドが楽しめます。
同梱されるソフトウェアを使って、サウンドをチューニングすることも可能です。
8)アクティブペン同梱
ENVY 12 x2にはアクティブペンが同梱されています。同じような位置づけのタブレットPCで、ペンが同梱されていないモデルも多いので、最初から同梱されているのはうれしいですね。手書のメモを残したり、絵を描いたりするときに非常に便利です。
クリエイティブワークにENVY12 x2を使おうとしているのであれば、ペンが付いているのは大きな動機付けになると思います。 キーボード付きの専用ケースも最初から同梱されているため、ENVY 12 X2が届いてすぐに、ペンとキーボードを使うことができます。
本体購入時に、一緒に購入するかどうか思案しなくて済むのはすごくいいと思います。 9)専用ケースに接合すればノートPCのように使える
ENVY 12 x2にはキーボード付きの専用ケースが同梱されています。キーボードドックとして利用することができます。
接合部分にはマグネットが埋め込まれているため、近づけるだけで簡単に装着することが可能です。取り外すときも、強く引っ張るだけでOK。
ちなみにENVY 12 x2本体にキックスタンドは付いていないので自立させることはできません。何かで支える必要があります。 このケースは、ノートブックモード/リーディングモード/タブレットモードの3つのモードで利用可能です。
ノートブックモード。
その名前のとおりノートPCのように使うことができます。長文を入力したいときに便利です。
キーボード使いながら液晶タッチ操作できるのはやはり便利ですね。
角度の微調整はできません。カバーと背面部は磁石でひっついているので、カバーがずれたりすることはありません。
リーディングモード。
ノートブックモードよりも傾きが深くなっています。
読書や動画視聴に最適です。またタッチ操作しやすいです。
タブレットモード。カバーを取り外すことなく、このモードに移行できます。カバーを外さなくても、すぐに絵を描いたりすることが可能です。
このように3つのモードで使えるわけですが、このやり方がすごく難しい!折り目がいっぱいあってどうしたらいいのか、最初は見当がつかないんですよね。ただし、慣れればスムーズに移行できます。 キーボードは英字キーボードのみ。
Enterキーが小さめだったり、ちょっとキーの配置が違ったりします。日本語入力に慣れている方は、最初ちょっと使いづらいかもしれません。
キーピッチは18.7×18.7mm。デスクトップのキーボード並みのピッチを確保しています。キーボードを使ってみましたが、それほど窮屈な感じはしません。
キーボード部分はすごく薄くなっていますが、内面にはアルミニウムを採用しているので、剛性は高く打ちやすいです。
キーの表面はちょっとつるつるしています。
キーストロークは約1.5mm。薄型のケースに付属するキーボードとしては、しっかりとしたストロークを確保しています。
バックライトを装備しているので暗い環境でも快適に操作可能。ただし、オン/オフの切替のみが可能で、明るさの調整はできません。
F5キーでバックライトのオン/オフを実行できます。
タッチパッドは横長。ちょっと小さめですが、反応はいいですね。クリックボタンが一体となったタイプですが、クリックボタンの反応も良好です。
パームレスト部分ざらざらしており触った感触がいいです。汚れもつきにくいです。
キーボード右にペンホルダーもあるので、便利です。
カバーを閉じれば、液晶部/背面部ともカバーで覆われるので、傷がつく心配がなく安心です。
ケースの質感はいいですね。レザー調の材質を使用しており、表面にざらつきがあり、持っていて滑りにくいし、汚れがつきにくいです。
ただし、カバー
キーボードと液晶が当たる形になるので、液晶に傷がつかないかちょっと心配・・・
最初からカバーが同梱されていると、持ち歩いているときに傷がつく心配が大幅に減るのですごくいいですね。
カバーを装着してもスリムなので、鞄からの出し入れはスムーズに行えます。
カバーのみの重量は457g。
本体とカバーを合わせた重量は1.237kg。タブレットだけだと軽いですが、カバーを合わせるとそこそこ重量はあります。
10)各パーツをチェック
次にENVY 12 x2の各パーツをチェックしてみましょう。
12.3インチの液晶パネルを搭載。最大解像度はフルHD(1920×1080ドット)より広い1920×1280ドット。このサイズの液晶としては最大解像度が高めのため、より精細感の高い表示が可能です。また広い表示領域も確保できます。
表示の綺麗なIPSパネルを搭載しています。
視野角が広く、上下左右の斜め方向からでも見え方の変化が少ないため、角度を気にすることなく、綺麗な表示を楽しめます。
液晶パネルの表示はすごく精細感が高くて綺麗。色の描写も鮮やかです。
もちろん縦表示も可能です。
液晶の表面には、傷や衝撃に強い、CORNING GORILLA GLASSを採用しており、高い耐久性を誇ります。 右側面部。USB Type-C端子、音量調整ボタン、nanoSIMカードスロットが配置されています。
左側面部。ヘッドホン出力/マイク入力コンボポート、USB Type-C端子、microSDカードスロット(トレイタイプ)が配置されています。
microSDカードスロットを取り出すには、ピン穴にピンを差し込んで開きます。
USB Type-C端子しか搭載されていないので、Type-A端子を使いたい場合には、アダプタが必要です。 左右側面部に1つずつUSB Type-C端子が搭載されています。充電ケーブルはUSB Type-C接続タイプなので、充電しならが、もう1つUSBデバイスを接続することができます。
11)同梱物をチェック
ENVY 12 x2の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。タブレットPCとしては結構大きめです。
もう少しコンパクトだと携帯しやすいと思うんですけどね・・・電源ケーブルも太めです。
ACアダプタとケーブルを接続すると、四角形になります。
HPパソコンナビという、オールページカラーのガイドブックが同梱されています。イラスト入りでわかりやすいので、手元にあれば便利だと思います。
12)iPad Proと比較
12.9インチ液晶搭載のiPad Proと比較してみました。
iPad Proの方がちょっとボディが大きめですが、スリムなため、掴みやすく、iPad Proの方が持ちやすい印象を受けますね。
タブレットとしての使い心地は個人的にはiPad Proの方が上かな。iOSがスマホ/タブレット用用にカスタマイズされているので、何をするにしても便利なんですよね。 ただし、キーボード付きで使おうとした場合は、ENVY 12 x2の方が使いやすいです。
上の画像を見て分かるとおり、iPad Proの純正スマートキーボードは、タッチパッドがないので、いちいち画面を触らなければいけないので、使いづらいんですよね。その都度、作業が中断される感じ。 iPad Proのスマートキーボードのキーを押した感触はちょっとふにゃふにゃしており、キーボードの使い勝手もENVY 12 x2の方が上だと思います。 まとめ
以上、ENVY 12 x2について詳しくレビューしました。特徴をまとめると次のとおり。
・スリムなタブレットPC ・SIMカードを装着することで常時ネット接続可能 ・キーボード付きのケースが同梱されており、ノートPCのように使える ・ペンも同梱される 常時接続PCというコンセプトは面白いですね。起動してすぐにネットに接続できるというのは大きな魅力だと思います。タブレットタイプということで薄くて軽いので持ち運びも苦にならないでしょう。 スマホよりも画面が大きいので、作業効率もアップできると思います。最初からキーボード付きカバーとペンが付いてくるというのもポイント高いですね。 ■スマホのような高い利便性のPCを使いたい人 ■PCでネットに接続するときの煩わしさから解放されたい人 ■スマホの画面は小さすぎると考えている人 ■気軽に持ち運べるタブレットPCを検討している人 にオススメです。 *詳しくはENVY 12 x2詳細情報
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![]() ![]() ![]() ![]() (更新日:2019年8月19日) |