HP Elite Folio実機レビュー

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Elite Folioは、HPの法人向けEliteBookシリーズに属する13.5インチ液晶搭載の2-in-1デバイス。HPでは、いろんな使い方ができるということで「クロスオーバー2-in-1デバイス」と呼んでいます。

HP Elite Folioレビュー

Elite Folioの主な特徴は次のとおり。

  • 3つのスタイルで使えるクロスオーバー2-in-1デバイス
  • ヴィーガンレザーを採用することで高級文具のような高い質感を実現
  • ARMアーキテクチャを採用
  • 5G対応
  • ファンレス設計のため静粛性に優れる

ここでは、Elite Folioの特徴、スペック、使い勝手等について詳しく解説します。
(*Elite Folioは個人でも購入できます)

ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

【レビュー機のスペック】スタンダードモデル
Qualcomm Snapdragon 8cx Gen2プロセッサ/16GBメモリ/512GB SSD/Qualcomm Adreno 690 グラフィックス
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1)3つのスタイルで利用できる2-in-1デバイス

Elite Folioは、3つのスタイルで利用できるクロスオーバー2-in-1デバイスとして位置づけられています。ニーズに応じて、簡単にスタイルを切り替えることができるため、いろんなシーンで最適な使い方をすることが可能。

カバーを開くと、一般的なクラムシェル型のノートPCと同じように使うことができます。キーボードを使って作業するときはこのスタイルを利用します。

ディスプレイ部分の角度を微調整することができますが、傾けられる最大角度に制限があります。最大でも上の画像の角度までしか傾けられません。ただし、普通の使い方をする限り、凄く困ることはないと思います。

ディスプレイの下の部分を手前に引っ張ると、ディスプレイを動かすことができます。ぴったりと密着しているので、少し力を入れて引っ張る必要があります。

そのまま手前に引き出し、キーボードの下の部分にディスプレイを接地させることができます。これが2つ目のスタイル。ディスプレイを見ながら、タッチパッドで操作できます。もちろんディスプレイ自体でタッチ操作することも可能。

ディスプレイを近くに配置できるので、動画を見るときに最適ですね。迫力ある映像を近くで楽しめます。

横から見たところ。

このスタイルから更にディスプレイを手前に引っ張ることができます。

一番手前までデイスプレイを引き出すと、タブレットPCのように使えます。これが3つ目のスタイル。

キーボードがあるので、ディスプレイ部分が少し傾斜しているのがわかりますね。

もちろん縦横回転機能を備えています。重量が1.3kgあるので、片手でずっと持っているのはちょっと厳しいかも。

このように状況に応じて3つのスタイルを使い分けることができるのは便利だと思います。

あと、HP Webサイトには表記されていないのですが、スタンドスタイルでも利用できます。液晶の角度的に見づらく感じることはありませんでした。

こちらの方が、より画面が近くになるため、動画を見ていて楽しいですね。

カバーは片手だけで開けることはできません。指は引っかけやすいのですが、しっかりと密着している状態のため、少し力を入れながら両手を使って開ける必要があります。もう少し、簡単に開けられると良かったんですが・・・

ちょっとディスプレイ部分が重いので、開けるときにちょっと重さを感じますね。2-in-1デバイスを実現するための機構が搭載されているせいかもしれません。

2)ヴィーガンレザーを採用することで高い質感を実現

Elite Folioはボディにヴィーガンレザーを採用。

素材はポリ塩化ビニルですが、見た目/触った感触はレザーっぽいので、上質な質感を実現しています。手にも馴染むので触っていて心地いいです。指紋や汚れもつきにくく、柔らかいのでしっかりとボディを掴むことができます。

高級文具っぽいですね。

一見しただけではパソコンには見えません。高級感があるので、外出先で使うと注目を集めるかも。

光が当たったときの質感もいいですね。背面部のところが丸みを帯びた形状をしており、掴んだときの感じがやわらかくて気持いいです。

底面部も、天板と同じくヴィーガンレザーを採用しています。

天板部と底面部が1枚の素材でつながっています。

非常に趣のあるデザインに仕上がっています。スタイリッシュさにこだわりたい人にオススメです。

3)5G対応

Elite Folioは、nanoSIMカードスロットを標準で搭載。

5Gに対応しており、高速ネット接続が可能です。

nanoSIMカードスロットは、キーボー上部のペン置き場の右端に配置されています。

この部分を指ですと、SIMカードスロットが少し飛び出すので、指で引っ張り出します。

対応するnanoSIMカードを装着することで、5G通信が可能になります(5G対応エリアで接続する場合)。

いちいちWiFi環境を探したり、WiFiルータに接続したりしなくても、すぐにネットに接続できるので利便性が大幅に向上すると思います。

なおWiFiに関しては最新のWiFi6に対応。

WiFi6に対応した環境を構築していれば、より高速・安定したネット接続を確立できます。

規格 周波数 最大通信速度
IEEE802.11a 5GHz 54Mbps
IEEE802.11ac 5GHz 6.9Gbps
IEEE802.11ax(WiFi6) 2.4GHz/5GHz 9.6Gbps

4)スペックをチェック(ARMアーキテクチャを採用)

HP Elite Folioの主なスペックをチェックしてみましょう。

  EliteBook 830 G7
(WiFiモデル)
液晶 13.5インチ(3:2) WUXGA+ (1920×1280)、マルチタッチ、最大1677万色、 400nit 光沢パネル、IPS液晶、LEDバックライト、Corning Gorilla Glass 5、Ambient Light Sensor
CPU Qualcomm Snapdragon 8cx Gen2(8コア、4MBキャッシュ、 最大 3.0GHz)
メモリ オンボード8GB (2 x 4 GB) LPDDR4X/オンボード16GB (2 x 8 GB) LPDDR4X
ストレージ 256GB M.2 SSD(PCIe Gen3x4 NVMe)/512GB M.2 SSD(PCIe Gen3x4 NVMe)
グラフィックス Qualcomm Adreno 690 Graphics
光学ドライブ なし
SIMカードスロット nano SIMカードスロット
バッテリ駆動時間 JEITA測定法Ver2.0 :最大 約21.1時間
外寸(mm) 約298.6 x 229.6 x 16.1 mm(幅x奥行きx高さ)
最小重量(kg) 約1.33kg
【ARMアーキテクチャを採用】

Elite Folio は、ARMアーキテクチャを採用。 CPUにはQualcomm Snapdragon 8cx Gen2(8コア、4MBキャッシュ、 最大 3.0GHz)を搭載。高性能+省電力を両立させています。

メモリは8GB/16GB搭載モデルを選択できます。オンボードのため、購入後にカスタマイズすることはできません。

ストレージはSSDのみを搭載。256GB/512GB搭載モデルを選べます。 SSDだと、耐衝撃性にも優れているため、携帯しているときも安心です。

レビュー機は512GB搭載モデルですが、使い始めたときの空き領域は426GBでした(実際の空き領域は異なる可能性がるので、あくまで参考としてください)。

負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエスト」のベンチマークを実行してみました。1920×1080ドットの解像度で「最高品質」で実行したところ、「普通」の結果が出ています。

描画処理能力はそんなに高くはないですね。ただし、Web閲覧/動画再生といった、それほど負荷のかからない作業を実行しましたが、ストレス無く動作します。

なお、ARMアーキテクチャを採用しているため、インテルプロセッサ/AMDプロセッサ搭載のWindowsで使えるアプリが、このElite Folioでは利用できないケースがあります。

CINEBENCHやファイナルファンタジーのベンチマークをインストールしようとしたところ、上の画面が表示されインストールできませんでした。

HP Webサイトには次の注意事項が記載されています。

*****************************

  • HP Elite Folio はARMアーキテクチャを採用しています
  • ハードウェア、ゲーム、セキュリティ(ウイルス対策)ソフトウェア、およびアプリ用のドライバーは、Windows 10 ARM ベースの PC 用に設計されている場合にのみ動作します
  • 64 bit (x64) アプリは動作しません。 64bit (ARM64) アプリ、32bit (ARM32) アプリ、または 32bit (x86) アプリが必要になります。

*****************************

通常使われるWindowsと比べて制約があるので、あらかじめ確認してから検討してください。

5)コンパクト・スリムなボディ

Elite Folioは13.5インチディスプレイ搭載の2-in-1デバイス。コンパクトなボディに収まっているので、扱いやすいです。あとヴィーガンレザーを採用しているので、触った感触が心地いいです。アルミのように持ったときにひんやりすることがありません。ずっと持っていたくなる感覚になります。

B5サイズのノートと比べたところ。

厚さは16.1mm。

スリムなボディに仕上がっているので、掴みやすいですね。

こんな風に持っても負担に感じません。

重量は1.338kg(実測値)。一般的な13インチノートPCと比べてちょっと重いかな。もうちょっと軽量化されていると、携帯しやすいかったんですけどね。

脇に抱えて持ったところ。

膝の上に置いてみました。ボディが足の幅からはみ出さないので、安定した状態で作業可能。

コンパクトサイズなのでビジネスバックからの取り出しも楽です。すっと取り出せます。

ディパックからもストレス無く取り出せます。ディパックに背負ってしまえば、それほど重く感じないので、気軽に外に持ち運べそう。

もうちょっと軽いといいなあ、という感じはありますが、それでもコンパクトで扱いやすいので、、使い勝手はいいと思います。

6)特徴・使い勝手をチェック

ファンレス設計

Elite Folioはファンレスで動作します。したがって、負荷がかかった場合でも、ファンの回転音が上がって風切り音が大きくなることがありません。すごく静かです。ベンチマーク実行時も音がしないので、音がするのに慣れている身としては違和感を覚えました。静かな環境で使うときも、騒音を気にしなくて済みます。

搭載されている端子類

Elite Folioに搭載している端子類は次のとおり。

  • USB Type-C(5Gbps高速転送、USB Power Delivery、DisplayPort 1.4機能付き)x2
  • コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック×1

SDカードスロットが装備されていないので、SDカードを多用する人は注意が必要です。LAN端子も割愛されています。

USB端子は、前後の向きのないType-C端子が2つのみ。従来からあるType-A端子は搭載されていません。多数のUSBデバイスを使うことを想定している場合には、別途USBハブなどを用意する必要があります。

USB端子 個数/場所 最大転送速度
USB Type-C 1個/左側面部
1個/右側面部
5 Gbps

2つあるUSB Type-Cで使える機能は次のとおり。

USB Type-C 本モデルでの対応 備考
Alt Mode-DisplayPort 外部映像出力可能 Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要
PowerDelivery対応 受給電可能 高速充電可能
Thunderbolt 4 最大40Gbpsで転送可能 × Thunderbolt 4対応機器と接続する必要あり

外部映像出力に使えるほか、受給電も可能。

外出先でバッテリ残量が少なくなっても、Power Delivery対応のモバイルバッテリから充電できます。

外部映像出力

Elite Folioでは、USB Type-C端子を外部出力に利用できます。

USB Type-C端子経由で24インチモニタ(USB Type-C映像入力端子搭載モデル)と接続して外部出力してみたところ。

2つあるUSB Type-C端子のいずれでも出力できます。

USB Type-Cケーブルを接続するだけで充電もできています。いちいち電源ケーブルを接続しなくても済むので楽ですね(2つあるUSB Type-C端子のどちらで接続しても、映像出力+充電を実行することができました)。

ただし、充電も実行するには、モニタ側の最大対応電源がPCの電源を上回っている必要があります。Elite Folioの場合、65W型のACアダプタを採用していますが、今回使用したモニタ側で最大65Wの電源を使用できるため、充電可能です。

次に、一方のUSB Type-C端子はUSB Type-Cケーブルでモニタに接続し、もう一方のUSB Type-C端子には、USB Type-C-HDMI変換アダプタを介して、HDMI入力端子しか搭載していない4Kテレビを接続してみました。

結果は無事3画面同時出力することに成功。4Kモニタには4Kの解像度(3840×2180ドット)で出力できました。3画面同時出力することで、広い表示領域を確保でき、作業効率をアップできます。

画面の切り替えは、通常は「設定」画面で実行しますが、Elite Folioでは、F1キーを押して画面の切り替えを実行できます。

F1キーを押すと、画面右に「映す」画面が表示され、「PC画面のみ」「複製」「拡張」「セカンドスクリーンのみ」から選択可能。即座に画面表示を切り替えられるので便利です。

起動時間

起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。

1回目→21.33秒 / 2回目→20.91秒 / 3回目→20.64秒

約21秒で起動可能。すごく高速というわけではありませんが、それほど待たされる感じもしないのでストレス無く使い始めることができると思います。

バッテリ駆動時間

レビュー機で、輝度80%の状態で、YouTubeで標準サイズの動画を視聴しながら、文字入力/Web閲覧を実行した場合のバッテリ使用率は次のとおり。

経過時間 バッテリ使用率
1時間 7%
2時間 16%
5時間 40%

5時間で約40%バッテリを消費しているので、単純計算で、フル充電している状態から約12時間30分バッテリを駆動させることができる計算になります。HP Webサイトに記載されているバッテリ駆動時間「最大21.1時間(JEITA測定法Ver2.0)」には及びませんが、バッテリ消費の大きい動画を外出先でずっと視聴し続けるケースはあまりないと思うので、実際にはもう少しバッテリ駆動時間は延びると思います(バッテリ駆動時間は、使い方・環境によって大きく異なるので、あくまで参考としてください)。

このぐらいバッテリ駆動時間が確保できるのであれば、外出先で使っていてバッテリ残量を気にする機会は少なくて済むと思います。省電力を謳うARMアーキテクチャを採用しているだけのことはあります。

充電時間

Elite Folioを実際に充電してみました。HP Webサイトには「スリープ時:90%まで約90分」という記載があります。

経過時間 充電率
15分 +18%
30分 +30%

結果は上の表のとおり。30分で約30%の充電完了。このペースであれば、確かに90分で90%の充電が可能です。

1時間で約60%充電できる計算になるので、前述のとおりフル充電で約12時間30分使える計算だと、1時間充電で約6時間強駆動させることが可能です。このぐらいのスピードで充電できるのであれば、急いで充電する必要があるときも、そんなに慌てなくて済むと思います。

顔認証対応

Elite Folioは、IR(赤外線)カメラを使って顔認証でログインできます。いちいちキーボードを使わなくてもログインできるうえにセキュリティを高めることができます。なお、指紋認証センサーは搭載されていません。

スリムアクティブペン付属

Elite Folioにはスリムアクティブペンを同梱。キーボード上部に収納することができます。これなら、いちいち別途持ち歩く必要がないので、使いたいときにさっと取り出せます。また紛失の可能性を減らせます。

ペンの右側にスペースが設けられているため、取り出したいときはここから指を入れられるため、ストレス無く取り出すことが可能です。

アクティブペンはバッテリで駆動するため、いちいち電池を交換する必要がありません。しかも、充電機能付きトレーに収納する形になるため、収納するだけで充電可能。ケーブルでUSB端子などに接続する、などの手間を省けます。

アクティブペンはスリムタイプなので、軽くて持ちやすいですね。

ペンがあれば、手書きのメモをとったり、イラストを描いたり、いろいろElite Folioの活躍の場を広げることができます。

収納時はしっかり磁石でくっついているため、傾けても簡単には外れません。

ペンに関して多彩な設定を行うことが可能。

プライバシーシャッター搭載

Elite Folioは、ディスプレイ上部にWebカメラを配置していますが、プライバシーシャッターを搭載しています。

カメラ上部にあるスライダを指で右に動かすことでシャッターをオンにすることができます。

物理的に蓋がかかるので、ハッキングによる映像/画像流出を防ぐことができます。

自宅でオンライン会議中、誰かが訪問してきたときなど、すぐにカメラをオフにできるのは便利だと思います。

サウンド

Elite Folioには、北欧の老舗サウンドメーカーBANG&OLUFSENと共同開発したサウンドシステムが採用されています。

スピーカーを全部で4つ搭載したクアッドスピーカーシステムを構成。キーボードの左、

キーボードの右、

左側面部の手前、

右側面部の手前にスピーカーが配置されています。

手をかざしやすいキーボードの左右にスピーカーが配置されているため、音が遮られることがあります。

実際に音楽を聴いてみましたが、全体的にちょっとこもり気味。もうちょっとクリア感があるといいんですけどね。まあ、スリムタイプのコンパクトノートPCなので、サウンドに期待しすぎるのも酷だと思います。バックグラウンドで音楽を聴いている分には、問題なく楽しめると思います(このあたりの受け止め方には個人差があると思います)。

機内モード搭載

Elite Folioには機内モードが搭載されています。F12キーでオン/オフの切り替えが可能。

すぐにワイヤレス通信を無効にしたい場合に便利です。

7)各パーツをチェック

Elite Folioの各パーツをチェックします。

ディスプレイ

ディスプレイには13.5インチパネルを採用。主なスペックは次のとおり。

  パネルスペック
パネル 13.5インチ IPS
最大解像度 WUXGA+
1920×1280ドット
最大色 1677万色
光沢/非光沢 光沢
タッチ対応 対応
輝度 400cd/m2
Corning GorillaR Glass 5

3:2のアスペクト比のパネルを採用しており、一般的な16:9パネル搭載のモデルと比べて縦長になっています。

アスペクト比が16:9の13.3インチパネルを搭載したノートPCと比較してみました。上の写真の右がElite Folioです。パネルが縦方向に大きいのがわかります。

また最大解像度についても16:9のパネルが1920×1080ドットなのに対し、Elite Folioは1920×1280ドット。縦方向に広く表示できます。上の写真を見ても、右のElite Folioの方が、縦方向の表示領域が広くなっているのがわかります。

このため、縦に長く表示されるWebブラウザなどを使っているとき、視認できる情報量が増えるほか、スクロールの回数を減らせる、というメリットを享受できます。

パネルの高さがあるので見やすいですね。また画面を大きく感じるため、没入感も高いです。表示の綺麗なIPSパネルを採用しているため、色の描写も綺麗。

自分で撮影した写真を映し出してみました。コントラストも高めで、綺麗に表現できています。

視野角も広めで、斜め方向から見ても見え方に大きな変化はありません。

光沢パネルを採用。非光沢パネル搭載の24インチモニタと並べてきました。下側のElite Folioが、しっかりと色が表現されているのがわかります。

  メリット デメリット
光沢パネル
  • 色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる
  • 照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
  • ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
非光沢パネル
  • 映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
  • ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
  • 光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる

見た目の綺麗さは光沢パネルの方が上ですが、周りの映り込みが発生しやすいです。

上の写真の左が非光沢パネル搭載モデル、右が光沢パネル搭載のElite Folioです。Elite Folioの方に映り込みが発生しているのがわかります。

2-in-1PCのため、タッチパネルを搭載。やはり指で操作できると、ちょっとスクロールしたいときやクリックしたいときに便利です。

キーボード

キーボードについて見ていきます。

個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。一番下の段のCtrlキー、Fnキーなどがやや小さめ。

HPの場合、Enterキーの右横に一列キーを配置したモデルがありますが、Elite Folioには配置されていません。

一番右にEnterキーが配置されているため、押し間違えは発生しにくいと思います。

キートップは触るとさらさらした感じ。

キーストローク(キーを押し込む深さ)は約1.3mmと少し浅め。

打鍵感も柔らかめ。個人的にはもうちょっと固めで反発強めの方が好きかな。このあたりの受け止め方は、使う人によって異なるでしょうね。

打鍵音のカチャカチャという音があまり気にならず、音は小さめに感じました。

キーピッチ(キー間の距離)は18.4mm。

デスクトップに付属するフルサイズのキーボードのキーピッチ(19mm)と比べると狭めですが、実際に使っていて、それほど窮屈な感じはしませんでした。

キーボードにはホワイトのバックライトが装備されているため、暗い環境でも快適なキータイピングが可能です。明るさは二段階の設定が可能。

F11キーで、バックライトのオン/オフの切り替え、明るさの設定が可能です。

電源ボタンはキーボードの右上に配置されています。電源をオンにすると、ボタンの白色のランプが点灯します。

タッチパッド

タッチパッドは、クリックボタンが一体となったタイプを採用。表面がさらさらしており、指の滑りが良く反応も良好です。

クリックボタン部分の押し心地もいいですね。軽く押すだけで反応してくれます。 クリック音もカチャカチャではなく、タンタンという乾いた音なので あんまり耳障りではありません。

パームレスト部分を触るとサラサラしています。

左側面部

左側面部にはUSB Type-C端子だけを配置。

右側面部

右側面部には、USB Type-C端子とコンボステレオヘッドフォン/マイクジャックを配置。

右側面部の2つの端子類にケーブル類を接続したところ。

左右の側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続するとこんな感じ。すべてボディの奥側に端子類が配置されているので、キーボード操作時にケーブル・デバイスが邪魔になることはないと思います。

背面部

背面部は、天板部のヴィーガンレザーがそのまま覆う形になっています。

底面部

底面部にもヴィーガンレザーが使われています。一般的なノートPCの場合、通気孔が配置されるケースが多いのですが、Elite Folioの場合、通気孔は見当たりません。

8)同梱物をチェック

Elite Folioの同梱物をチェックします。

ACアダプタと電源ケーブル。

ACアダプタはコンパクトなつくりになっており、片手に収まる大きさ。

平べったい形状をしています。

ケーブルは傷つきにくいよう保護されています。結構丈夫です。

使わない時はケーブルをACアダプタに巻きつけて留めておくことが可能。持ち歩くときにコンパクトに収まりますが、いちいち巻きつける/外すのが面倒に覚えるかもしれません。

65W型のACアダプタを採用しています。

接続端子にはUSB Type-C端子を採用。

左右の側面部にあるどちらのUSB Type-C端子に接続しても充電可能です。ただし、充電中は使えるUSB Type-C端子が1つだけになります。複数のUSB端子を使いたい場合には、USBハブなどを接続する必要があります。

ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は303g。

Elite Folioには、コンセントのみのパーツも同梱されています。これを使えば、ケーブル長は短くなりますが、持ち歩くときに、よりコンパクト/軽量化できます。

ACアダプタとコンセントのみのパーツを合わせた重量は237g。ケーブルを持ち歩くよりも、66g軽くなります。

セットアップ手順/各部名称などを示したペーパーも同梱されています。

まとめ

以上、HP Elite Folioについて説明しました。特徴をまとめると次のとおり。

HP Elite Folioの特徴
  • 3つのスタイルで使えるクロスオーバー2-in-1デバイス
  • ヴィーガンレザーを採用することで高い質感を実現
  • ARMアーキテクチャを採用
  • 5G対応
  • ファンレス設計のため静粛性が高い

上質なデザインを実現しており、高級文具のように使えます。3つのスタイルで使えるため、いろんなシーンで最適な使い方をすることが可能。5G対応モデルのため、どこででもネットに接続できて便利です。

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(更新日:2021年12月8日)