Z2 Mini G3 Workstationレビュー

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HP Z2 Mini G3 Workstationは、高い描画処理能力を備えたワークステーションですが、非常にコンパクトなボディを実現しています。

Z2 Mini G3 Workstationレビュー

したがって、「高パフォーマンスなワークステーションを探しているが、できるだけ設置面積は小さくしたい」と考えている人にオススメです。

ここでは、Z2 Mini G3 Workstationについて詳しくレビューします。
目次
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

1)コンパクトなボディ

本体の大きさは約216×216×58mmとなっており、非常にコンパクトです。お弁当箱みたいな形状をしています。

雑誌と比較してみました。

厚みは約5.8cm。ライターと比較するとこんな感じ。これだけ小さいボディなのに、高い処理能力を発揮できるよう設計されているんですね。

標準構成時の重量は約2.08kg。

ちょっと移動するぐらいなら、片手で持ち歩ける重ささです。

24インチ液晶モニタに接続してみました。

非常に小さいのがわかります。

Z2 Mini G3は縦置きも可能。

縦置きにすることで、さらに接地面積を少なくすることができ、より省スペースで済ますことができます。

2)高い基本性能

Z2 Mini G3 Workstation はワークステーションということもあり、非常にスペックが充実しています。主なスペックは次のとおり。
機種名 Z2 Mini G3 Workstation
OS Windows 7 Professional  (64bit)
(Windows 10 Pro からのダウングレード権を使って入手可能)/
Windows 10 Pro  /
OSなし FreeDOSモデル (FreeDOSプリインストール、HP Linuxインストーラキットは付属しません) から選択(64bit)
CPU インテル XeonプロセッサーE3-1225v5
インテル XeonプロセッサーE3-1245v5
メモリ 8GB(8GB×1) / 16GB(8GB×2) / 32GB(16GBx2)
ストレージ 1TB Serial ATA 6Gb/s SFF(7,200rpm, NCQ) /
256GB Serial ATA SFF SSD /
256GB HP Z Turbo G2 ドライブ(M.2接続 SSD) /
512GB HP Z Turbo G2 ドライブ(M.2接続 SSD)
グラフィックス NVIDIA Quadro M620 2GB + インテル(R) HD グラフィックス P530(CPU内蔵)
光学ドライブ なし
インタフェース USB3.1 Type-C (リア x2) / USB3.0 (サイド x2(1つはチャージングポート) , リア x2) / DisplayPort1.2 (リア x4) / RJ-45 x1 / シリアルポート (リアx1)(オプション) / ヘッドセット ・マイクコンボポート (サイドx1)
CPUには、高い処理能力を誇るXeonプロセッサを搭載。

メモリは8-32GBでカスタマイズできます。メモリスロットは2つです。

ストレージは、HDDに加えて、SSD(高速アクセス可能なM.2接続のSSDも選択可)を搭載できます。

グラフィックスには、高性能なグラフィックスカードNVIDIA Quadro M620を搭載。

映像出力端子として、DisplayPort1.2×4を搭載。マルチモニタ出力に対応しており、広い表示領域を確保できます。最大で6画面のモニター出力が可能。4Kであれば4画面出力が可能です。

WindowsエクスペリエンスインデックスでZ2 Mini G3 Workstation のパフォーマンスをチェックしてみました。

レビューしたZ2 Mini G3 Workstationのスペックは次のとおり。

CPU:Intel Xeon E3-1225v5→7.6
メモリ:16GBメモリ→7.9
ストレージ:1TB HDD+256GB SSD→7.9
グラフィックス:NVIDIA Quadro M620→7.5

CENEBENCHでZ2 Mini G3 Workstationのパフォーマンスをチェックしてみました。

NVIDIA Quadroを搭載しているだけあって、グラフィックスは高いスコアを記録しています。

3)熱対策が施されている

処理能力が高いというとは、それだけ排出する熱量も増えるということです。通常は、筐体を大きくしてエアフローを確保して熱を逃がすのですが、Z2 Mini G3はボディがコンパクトなため、効果的に排熱できるような対策が施されています。

四隅が切り取られたような形状になっており、ここで空気の流れを確保しています。前面から吸気して背面から排熱する仕様です。

通気孔の前にスペースが確保されているのがわかります。
実際に負荷のかかるベンチマークを実行している時に、上面部を触ってみましたが、それほど熱さは感じませんでした。またファンの回転音もそれほど気になりません。静粛性も高いと思います。

4)各パーツ詳細

Z2 Mini G3の各パーツをチェックしてみます。

上面部には「Z」の文字が彫り込まれています。

前面部。右に電源ボタンが配置されています。

電源をオンにすると点灯します。

右側面部。

Xeonを搭載していることを示すシールと

「Made in Tokyo」のシールが貼り付けられています。

Z2 mini G3は、東京で組み立てられているため、輸送にかかる時間が短縮されるほか、輸送時に発生する問題を減らすことができます。

左側面部。USB3.0×2とヘッドセット ・マイクコンボポートが配置されています。

背面部。DisplayPort 1.2×4、USB3.1 Type-C×2、LANポート、USB3.0×2、電源端子が配置されています。オプションでシリアルポートを搭載することが可能。

ケーブルを接続するとこんな感じ。

底面部。

5)筐体内部に容易にアクセス可能

Z2 Mini G3は、筐体内部に容易にアクセスできるような仕様になっています。

筐体内部にアクセスするには、背面部中央上にある留め具を、指で右にずらします。

すると上面部がちょっと上に浮きます。

これだけで、簡単に上面部を取り外せます。

上の写真の下方向が前面部です。

右下に配置されているファンは上に開けることが可能。

ファンの下からメモリスロットが姿を現しました。

メモリスロットは2基搭載。

メモリスロットの左にはCPUを冷却するためのファンが、

その上にはストレージユニットが配置されています。

冷却効果を高めるためか、上半分は金属で覆われています。

6)同梱物をチェック

Z2 Mini G3 の同梱物をチェックしてみます。

まずはACアダプタとケーブル。

ACアダプタは平べったい形状をしています。

本体と比較するとちょっと大きめですね。

オプションで同梱できるキーボードと

マウス。

本体と接続したところ。

まとめ

Z2 Mini G3 Workstationの特徴をまとめると次のとおり。

・コンパクトボディを採用
・Xeonプロセッサ/大容量メモリ/M.2接続SSDを選択可能
・高性能グラフィックスを搭載可能
・容易に本体内部にアクセス可能
・最大6画面出力可能


コンパクトながらも、高い処理能力を誇るワークステーションに仕上がっています。
*詳しくは、Z2 Mini G3詳細情報 icon(HP Webページ)を参照してください。

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(更新日:2017年3月6日)