OMEN 40L Desktop実機レビュー
OMEN 40L Desktopは、HPのハイエンドゲーミングシリーズOMENに属するデスクトップPCです(→OMENゲーミングPCシリーズの一覧はこちら)。

モデル名に付いている「40L」はボディの容積を表します。主な特徴は次のとおり。
- ゲームを快適に楽しめるよう設計されたハイパフォーマンスマシン
- 近未来的なデザインを採用
- 第12世代インテルCoreプロセッサ搭載
- NVIDIA GeForce RTX 3070/3070Ti/3080搭載モデルを選択可能
- 水冷クーラー搭載モデルを選択できる
- サイドパネルはシースルー構造を採用
ここでは、OMEN 40L Desktopの特徴、スペック等について詳しく解説したいと思います。
OMEN 45L Desktop実機レビュー
同じOMENシリーズで45Lサイズのボディを採用したOMEN 45L Desktopについて解説しています。詳しくはOMEN 45L Desktop実機レビューを参照してください




- 目次
- 1)ゲームを快適に楽しめるハイスペックな構成
- 2)パッケージ別のスペック
- 3)デザイン/ボディをチェック
- 4)パフォーマンスをチェック
- 5)熱対策がしっかり施されている
- 6)各パーツをチェック
- 7)筐体内部をチェック
- 8)同梱物をチェック
- まとめ
ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機は、メーカーの貸出機です。
インテルCore i7-12700K/HyperX 16GBメモリ(8GB×2)/1TB M.2 SSD/NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti
*当サイト向け特別クーポンが提供されています。個人向けPCが7%オフ/法人向けPCが4%オフになるクーポンが利用可能です。
1)ゲームを快適に楽しめるハイスペックな構成

OMEN 40L Desktopは、ゲームを堪能できるよう設計されたデスクトップPC。主なスペックは次のとおり(上位モデルのOMEN by HP 45L Desktopのスペックと比較してみました)。
→参考:OMEN by HP 45L Desktop詳細情報
モデル | OMEN 40L Desktop GT21-0000jpシリーズ |
【参考】 OMEN 45L Desktop GT22-0000jp シリーズ |
CPU | インテル Core i7-12700K プロセッサー (最大 5.00GHz, インテルスマートキャッシュ 25MB, 12コア/20スレッド) インテル ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0 | インテル Core i7-12700K プロセッサー (最大 5.00GHz, インテルスマートキャッシュ 25MB, 12コア/20スレッド) インテル ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0 インテル Core i9-12900K プロセッサー (最大 5.20GHz, インテルスマートキャッシュ 30MB, 16コア/24スレッド) インテル ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0 |
メモリ | HyperX 16GB (8GB×2) DDR4-3733MHz IntelR XMP対応 RGB (最大64GB) HyperX 32GB (16GB×2) DDR4-3733MHz IntelR XMP対応 RGB (最大64GB) |
HyperX 32GB (16GB×2) DDR4-3733MHz Intel XMP対応 RGB (最大64GB) |
ストレージ | Western DigitalR WD_Black 1TB M.2 SSD (PCIe NVMe) | Western Digital WD_Black 2TB M.2 SSD (PCIe Gen 4x4 NVMe) |
グラフィック | NNVIDIA GeForce RTX 3070 with LHR 8GB (GDDR6) NVIDIAR GeForce RTX 3070 Ti 8GB (GDDR6X) NVIDIA GeForce RTX 3080 with LHR 10GB (GDDR6X) |
NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti 12GB (GDDR6X) NVIDIA GeForce RTX 3090 24GB (GDDR6X) |
光学ドライブ | - | - |
プロセッサ冷却方式 | 水冷クーラー | 水冷クーラー |
サイドパネル | シースルー | シースルー |
メモリスロット | 4スロット(DIMM) | 4スロット(DIMM) |
ドライブベイ | 2.5インチ/3.5インチ兼用×2 (空2)、2.5インチ×2 (空2) | 2.5インチ/3.5インチ兼用×2 (空2)、2.5インチ×2 (空2) |
拡張スロット | PCI Express Gen5 x16 × 1スロット (空0)、 PCI Express Gen3 x4 × 1スロット (空1)、 M.2 × 3スロット (空1) | PCI Express Gen5 x16 × 1スロット (空0)、 PCI Express Gen3 x4 × 1スロット (空1)、 M.2 × 3スロット (空1) |
電源 | 内蔵800W ATX電源、80PLUS Gold | 内蔵800W ATX電源、80PLUS Gold |
サイズ | 縦置き : 約204×470×467mm(幅×奥行き×高さ) | 縦置き : 約204×470×555mm(幅×奥行き×高さ) |
最小構成重量 | 約18.7 kg | 約22.6 kg |

左の画像がOMEN by HP 45L、右がOMEN 40L。OMEN 40Lの方がボディが低くなっており、前面部の円のデザインが2つ並んでいます(OMEN by HP 45Lは3つ)。
CPU

CPUに第12世代インテル Core i7-12700Kプロセッサ搭載モデルを選択可能。プロセッサ名の最後に「K」が付いているので、オーバークロック可能です。プロセッサ冷却方式に水冷を採用しており、より効果的に冷却できる仕組みになっています。

CPU | 第12世代インテCore i7-12700K |
コアの数 | 12 (Performance-cores:8) (Efficient-cores:4) |
スレッドの数 | 20 |
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 | 5.00GHz |
キャッシュ | 25MB |
第11世代プロセッサでは同じ特徴を持つコアが搭載されていましたが、第12世代プロセッサでは特徴の異なる2種類のコア(Performance-coresとEfficient-cores)が搭載されています。
コア数を増やすことでマルチスレッド性能は向上しますが、消費電力が大きくなってしまいます。第12世代プロセッサでは、パフォーマンスが低めながら消費電力の小さいEfficient-coresとパフォーマンスが高いPerformance-coresを使い分けることにより、パフォーマンスを高めつつ消費電力を抑えることができるようになっています。
メモリ

メモリは16GB/32GB搭載モデルを選択可能。メモリスロットは4基搭載。そのうち2つが占有された状態で出荷されます。最大64GBメモリに拡張可能。
ストレージ
ストレージは高速アクセス可能なSSDのみを搭載。SSDは、PCIe NVMe対応です。従来からあるHDDに比べて、圧倒的な速さを誇ります。
グラフィックス

高い描画処理能力を必要とするゲーミングPCシリーズのため、ハイエンドグラフィックスを搭載。
- NVIDIA GeForce RTX 3070 with LHR 8GB (GDDR6)
- NVIDIAR GeForce RTX 3070 Ti 8GB (GDDR6X)
- NVIDIA GeForce RTX 3080 with LHR 10GB (GDDR6X)
のいずれかを搭載したモデルが選択可能です。
どのグラフィックスを選択しても、 接続端子としてHDMI2.1 ×1とDisplayPort1.4a ×3が搭載されています。
GTXとRTXの違い
NVIDIA GeForceには、GTX/RTXシリーズが用意されていますが、OMEN by HP 45L Desktopで選択できるのはRTXシリーズのみ。
GTXシリーズよりもRTXシリーズの方が性能は上ですが、価格も高くなります。大きな違いはRTXシリーズがリアルタイムレイトレーシング(Real Time Ray Tracing/RTX)に対応している点。

レイトレーシングとは、光の屈折などを計算してリアルな映像に仕上げるテクノロジーのこと。この技術により、リアルさが増します。ただし、この計算を行うには高い処理性能が必要で時間もかかります。そこでリアルタイムでこうした計算を行えるようにする技術がリアルタムレイトレーシングです。
上の画像は、RTXをオフにした状態とオンにした状態を比べています。オンにした方は、より緻密な描画が可能です。路上の光の反射の仕方が大きく違っていますね。
ただし、リアルタムレイトレーシングを活用するにはゲーム側が対応している必要あります。
2)パッケージ別のスペック
現在用意されているOMEN 40Lのパッケージ別のスペックは次のとおり。
モデル名 | ハイパフォーマンス | ハイパフォーマンスプラス | ハイパフォーマンスエクストラ |
CPU | 第12世代インテル Core i7-12700Kプロセッサ | ||
メモリ | HyperX 16GB (8GB×2) DDR4-3733MHz Intel XMP対応 RGB | HyperX 32GB (16GB×2) DDR4-3733MHz Intel XMP対応 RGB | |
ストレージ | Western Digital WD_Black 1TB M.2 SSD | ||
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3070 | NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti | NVIDIA GeForce RTX 3080 |
割引き後価格 | 【快適パソコンライフ!】
248,001円~ |
【快適パソコンライフ!】
289,300円~ |
【快適パソコンライフ!】 305,800円~ |
週末限定セール |
- | 259,001円~ (30,299円お得!) |
- |
ハイパフォーマンス/ハイパフォーマンスプラス/ハイパフォーマンスエクストラの3つのパッケージが用意されています。
搭載できるCPU/ストレージは共通で、メモリ容量とグラフィックスの種類を選択できます。
なお、ハイエンドなパフォーマンスを重視するのなら、NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti/3090搭載モデルが選べるOMEN by HP 45L Desktopを検討するのもありだと思います。
(*価格は2023/1/27時点(税込))
3)デザイン/ボディをチェック

ゲーミングマシンなのでOMEN 40L Desktopはブラックを基調とした落ち着いたデザインを採用。

前面部は、結構周りの物が映り込みます。

映り込みを発生させずに写真を撮影するのが大変でした・・・

直線を多用しているため、エッジが効いていて、すごくすっきりとしたボディデザインになっていると思います。

前面部の下半分は透明の板で覆われており、内部にあるファンを見ることができます。

前面部上部のOMENロゴの上にある菱形のマークにLEDが配置されています。

前面部の2つの円(ファン)がとても特徴的なデザインです。

ファンの周辺部にLEDが配置されており、デザイン面でのアクセントになっています。

「OMEN GAMING HUB」アプリケーションを使って、円の部分のカラーリングを変更できる仕様になっています。

ゲーミングPCらしい、怪しげな雰囲気を漂わせることができますね。
HP OMEN 40L DesktopのLEDがどんな風に光るのか、動画を撮影しました。
— ナリオー@PCレビューサイト運営中 (@setsuyaku123) June 16, 2022
前面部にある2つのファンが光るうえに、筐体内部も怪しく光るので、結構ムード高まります。 pic.twitter.com/hCEgzGdY3w

サイドパネルはシースルー構造を採用。非常に透明度の高いパネルです。

筐体内部を確認することができます。なお、サイドパネルには、電磁波を防止するためにEMコーティング加工が施されています。

上部手前側にLEDランプが列状に配置されており、

内部を照らしてくれます。

CPU部分の周囲、メモリモジュールも点灯します。

この構成ではNVIDIA GeForce RTX3070 TIグラフィックスが搭載されていますが、グラフィックスボードの上部と側面の「GEFORCE RTX」のロゴも点灯します。

上からのぞき込むと、内部が光っているのが通気孔から確認できます。
HP OMEN 40L Desktopの筐体内部がどんな風に光るのかを動画でチェックしてみました。
— ナリオー@PCレビューサイト運営中 (@setsuyaku123) June 16, 2022
いろんな部分が光るのを見ていると、飽きなくて楽しい・・ pic.twitter.com/cFfm0EIZcM

LEDを点灯させると、いかにもゲーミングPCという感じがして気分が上がりますね。
4)パフォーマンスをチェック
OMEN 40L Desktopのパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。
インテルCore i7-12700K/HyperX 16GBメモリ(8GB×2)/1TB M.2 SSD/NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti

CPUの性能をチェックするCINEBENCHベンチマークのスコア。CPU:8592pts

負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。スコアは次のとおり。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
最高品質 | 1920×1080 | 25113 | すごく快適 |

負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
最高品質 | 1920×1080 | 24807 | 非常に快適 |

重い負荷がかかるゲーム「ファイナルファンタジー15」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
高品質 |
1920×1080 | 13398 | 非常に快適 |
NVIDIA GeForce RTX 3070 Tiグラフィックスを搭載しているハイエンドゲーミングマシンだけあって、重い負荷のかかるゲームも快適に楽しめるという結果が出ています。

描画処理能力を計測するベンチマーク3Dmarkの「Time Spy」のスコアは「11327」。

同じく3Dmarkの「Fire Strike」のスコアは「30225」。
5)熱対策がしっかり施されている
OMEN 430L Desktopは高い負荷のかかるゲーミングマシンなので、熱対策がしっかり施されています。

OMEN 430L Desktopでは水冷クーラーを採用。

空冷方式よりも効率的にCPUを冷やすことができます。またファンの回転数を下げることで、ファンの風切り音を低下させることもできます。

冷却システムの開発・製造で市場をリードしているCooler Masterのシステムを導入しています。

前面部下部には、大型ファンを縦に2つ配置。2つのファンを搭載しているので、より多くの空気を取り込むことができ、排熱効果を高めることができます。


前面部には強化ガラスが採用されており、空気を取り込めないため、前面部の脇の部分がくり抜いてあり、そこから吸気する仕組みになっています。

筐体内部から前面部ファンを見るとこんな感じ。

2つあるファンのうち、上のファンがグラフィックスに、下のファンが電源ユニットに直接冷気を送り込むよう設計されているのがわかります。

底面部が通気孔になっており、ここからも空気を取り入れます。


接地する部分は少し高さが出るよう設計されており、

空気を取り込みやすくなっています。

温められた空気は筐体上部に溜まるので、上面部にも通気孔を配置。

上面部の前方に端子類が配置されていますが、それ以外の部分は通気孔になっており、

ここから、温められた空気を逃がすことができます。

ボディはかなり大きめ。約204×470×467mm(幅×奥行き×高さ)。

B5サイズのノートと比べるとこのとおり。

幅は手を思いっきり広げたぐらいのサイズ。

ゲーミングではない一般的なミニノートデスクトップPCと比べてみました。写真の奥側がOMEN 40L。奥行きも高さもOMEN 40Lの方がかなり大きめなのがわかります。

持ってみたところ。重量は約18.7 kg。かなり重いので、移動させるときは、しっかり持たないと危険です。

ただし、ボディが大きい分、筐体内部のスペースが広くなるため、エアフローの改善につながります。

24インチ液晶モニタに接続したところ。比べてみると、ボディの大きさがわかります。
モデル | 拡張性 |
メモリスロット | 4スロット(DIMM) |
ドライブベイ | 2.5インチ/3.5インチ兼用×2 (空2)、2.5インチ×2 (空2) |
拡張スロット | PCI Express x16 × 1スロット (空0)、 PCI Express Gen3 x4 × 1スロット (空1)、 M.2 × 3スロット (空1) |
サイズ | 縦置き : 約204×470×467mm(幅×奥行き×高さ) |
重量 | 約18.7 kg |
OMEN 40L Desktopの拡張性は上のとおり。
ベンチマーク実行時の排熱・騒音
ベンチマーク実行時の排熱・騒音の状況をチェックしてみました(マシン構成・使用する環境に応じて排熱・騒音の状況は異なる可能性があります。また個人的な感想なので、あくまで参考程度にしてください)。
背面部の通気孔部分から温かい空気が出てきます。通気孔部分を触るとちょっと熱いですが、熱すぎて触っていられないほどではありません。熱がたまらないよう、背面部には一定のスペースを確保する必要があります。上面部を触っても特に熱さは感じませんでした。
ちょっとファンの回転数が上がって、ファンの風切り音が大きくなります。静かではありませんが、それほどうるさい感じはなしないですね。ゲーミングマシンであることを考えれば、個人的にはこのぐらいの音だったら許せるかな。ただし、大きな負荷がかかると結構大きな音がすることがあります。
6)各パーツをチェック
OMEN 40L Desktopの各パーツをチェックします。
前面部

前面部の出で立ちは、いかにもゲーミングPCっぽいですね。

上部にOMENのロゴと菱形のマークを配置。いずれにもLEDが配置されており、光らせることができます。

下部にファンを縦向きに2つ配置。それぞれのファンの周囲にもLEDが配置されています。
右側面部

右側面部には何も配置されていません。

中央にOMENのロゴが印字されています。
左側面部

左側面部。シースルーのサイドパネルを採用。

左下に「40L」と記載されています。ちなみにこの40Lとは、ボディの容量を指しています。

筐体内部にもLEDが配置されているため、内部を照らし出すことが可能。透過率が高いので、内部がくっきり浮かび上がります。すごく綺麗で幻想的な雰囲気を醸し出します。
上面部

上面部。

手前側に窪みが設定されており、

小物を置くことができます。

写真左から順に、マイク入力ポート×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2 (バッテリーチャージ機能対応)、USB 2.0 Type-A ×2、電源ボタンが配置されています。

背面部だけではなく、この位置にUSB端子類があると便利ですね。
背面部

背面部について見ていきましょう。

左上に端子類を配置。

音声端子に加えて、USB 2.0 Type-A ×2、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×1、SuperSpeed USB Type-A 10Gbps ×1、 SuperSpeed USB Type-C 5Gbps ×1、SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×1、LAN端子が配置されています。

中段には、拡張カードを配置。利用できる映像出力端子は次のとおり。
グラフィックス | 映像出力端子 |
NVIDIA GeForce RTX 3070 | HDMI2.1 ×1 DisplayPort1.4a ×3 |
NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti | HDMI2.1 ×1 DisplayPort1.4a ×3 |
NVIDIA GeForce RTX 3080 | HDMI2.1 ×1 DisplayPort1.4a ×3 |

レビュー機にはNVIDIA GeForce RTX 3070 Tiを搭載しているため、HDMI2.1 ×1、DisplayPort1.4a ×3が配置されています。

一番下には電源端子が配置されています。

電源ケーブルとHDMIケーブルを接続するとこんな感じ。
底面部

底面部には、前述したように通気孔を配置。

前後に通気孔が配置されていますが、

後ろの部分には、ホコリ対策としてメッシュ状のフィルタが貼り付けられています。

マグネットで貼り付けられており、上の画像のように取り外すことができます。
7)筐体内部をチェック
OMEN 40L Desktopの筐体内部をチェックします。
OMEN 40L Desktopでは、左側面部/右側面部/前面部/上面部をツールレスで簡単に取り外すことが可能。特に側面部は、上部にあるボタンを押すだけで簡単にパネルを外せるため、容易にメンテナンス/カスタマイズ作業ができるよう設計されています。
左側面部の取り外し

左側面部の上部にあるボタン「INTERNAL ACCESS」ボタンを押します。

ボタンを押すと、「カチッ」という留め具が外れた音がして、左側面部の上部が外れます。

上の画像の位置で止まるため、手で支えなくても大丈夫。ガラスにキズが付いたりするリスクを減らせます。
HP OMEN 40L Desktopでは、上面部にあるボタンを押すだけで、側面部のパネルを開くことができます。
— ナリオー@PCレビューサイト運営中 (@setsuyaku123) June 16, 2022
ツーレスで筐体内部にアクセスできるので、簡単にメンテナンス/カスタマイズ作業を行うことが可能。よく考えられています。 pic.twitter.com/cXbl3F6rFr

この状態で左側面部を手で軽く上に持ちあげると、取り外すことができます。なお、装着するのも簡単。下部の留め具部にパネルを合わせて、そのまま閉じればOKです。

筐体内部の上部にマザーボードを配置。

左上にCPU、その右にメモリー、下部にグラフィックボードが配置されています。

CPU部分。

OMEN 40L Desktopは水冷システムを採用しているため、CPU部分とファンの部分がホースで繋がれています。

メモリ。

メモリスロットは全部で4基搭載されています。レビュー機は、そのうちの2つにメモリが刺さっている状態です。

CPUの下にM.2 SSDスロットを配置。レビュー機は、空きスロットの状態になっているため、増設可能です。
(*標準で搭載されているSSDは、グラフィックボードの奥に配置されており、グラフィックボードを外さないとアクセスできないようです)

レビュー機にはNVIDIA GeForce RTX 3070 Tiグラフィックスを搭載。

グラフィックボードはしっかりと固定されているため、多少の振動を加えても外れてしまうことはないと思います。
右側面部の取り外し

右側面部も取り外せます。取り外すには、上面部の「INTERNAL ACCESS」ボタンを押します。

左側面部のときと同様に、右側面部パネルの上部が外れます。このまま倒れてしまうことはありません。

パネルを手で上に持ちあげると外すことができます。

こちらサイドは、あまり奥行きがないですね。左上にLEDコントローラ、左下に2.5インチ/3.5インチ兼用ベイ×2、右中段に2.5インチベイ×2、右下に電源ユニットが配置されています。

2.5インチ/3.5インチ兼用ベイは縦に2つ配置されています。

ベイ内のトレイは、指で両端を内側に押せば、取り出すことができます。ちょっと固めの仕様のため、結構力を入れる必要がありました。

トレイを2つ取り出したところ。

2.5インチベイ×2。

電源ユニット。CoolerMaster製の800W 80PLUS GOLDを搭載しています。
前面部の取り外し


前面部も簡単に取り外せます。前面部の左右のすぐ後ろに配置されている2つのボタン(上の画像の赤丸内)を同時に押すと、前面部の上の留め具が外れます。

側面部のように、途中に止まることはないので、そのまま倒れてしまわないよう注意する必要があります。手で支えるようにしてください。

取り外した前面部。OMENのロゴの部分にLEDが配置されており点灯する仕様になっていますが、ケーブルはありません。

一番上の部分が接触して電気を供給する仕組みになっています。

前面部のカバーを取り外したところ。

ここから吸気する仕組みになっているため、ホコリなどが筐体内部に入らないようフィルターが設けられているのがわかります。

上部にある留め具を外せば、このフィルター部分も外せます。

力は不要です。

フィルター部分。

この構造なら、溜まった埃の除去も簡単に行えますね。

前面部カバー、フィルターを取り外したところ。2つのファンが姿を現しました。

見た目だけでなくメンテナンス性も重視しているのがわかります。
上面部の取り外し

前面部を外した状態で、背面部の上部にある「PUSH TO REMOVE」の部分を押すと、

上面部が少しずれて簡単に取り外すことができます。力を入れなくても外れます。

上面部を取り外しました。この部分には、残り対策のメッシュフィルター等は配置されてないみたいです。

円状の通気孔が2つ配置されています。温められた空気がここから排出される仕組みです。

通気孔の部分は少し盛り上がっていますね。

以上、OMEN 40L Desktopの筐体内部について見てきました。ツールレスで簡単にアクセスできるので、非常に使い勝手がいいと思います。
まとめ

以上、OMEN 40L Desktopについて見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。
- ゲームを快適に楽しめるよう設計されたハイパフォーマンスマシン
- 近未来的なデザインを採用
- 第12世代インテルCoreプロセッサ搭載
- NVIDIA GeForce RTX 3070/3070Ti/3080搭載モデルを選択可能
- 水冷クーラー搭載モデルを選択できる
- サイドパネルはシースルー構造を採用
非常に高い性能を発揮できるよう設計されています。また多くの箇所にLEDが配置されており、いかにもゲーミングPCというデザインが特徴的。怪しく光らせることでゲームの世界に浸れます。
またツールレスで筐体内部にアクセスできるため、メンテナンス/カスタマイズがしやすくなっています。
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(更新日:2022年6月16日)