OMEN 45L Desktop実機レビュー
OMEN 45L Desktopは、HPのハイエンドゲーミングシリーズOMENに属するデスクトップPCです(→OMENゲーミングPCシリーズの一覧はこちら)。

モデル名に付いている「45L」はボディの容積を表します。主な特徴は次のとおり。
- ゲームを堪能できるよう設計されたハイパフォーマンスPC
- 容積45Lの大型ボディ
- 近未来的なデザインを採用
- 第12世代インテルCoreプロセッサ搭載
- NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti/3090搭載モデルを選択可能
- 水冷クーラー搭載モデルを選択できる
- サイドパネルはシースルー構造を採用
ここでは、OMEN 45L Desktopの特徴、スペック等について詳しく解説したいと思います。
OMEN 40L Desktop実機レビュー
同じOMENシリーズで40Lサイズのボディを採用したOMEN 40L Desktopについて解説しています。詳しくはOMEN 40L Desktop実機レビューを参照してください




- 目次
- 1)ゲームを快適に楽しめるハイスペックな構成
- 2)パッケージ別のスペック
- 3)デザイン・ボディをチェック
- 4)パフォーマンスをチェック
- 5)水冷システムを採用/効率的なエアフローを確保
- 6)非常に大きなボディを採用
- 7)各パーツをチェック
- 8)筐体内部をチェック
- 9)同梱物をチェック
- まとめ
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
インテルCore i7-12700K プロセッサ/HyperX 32GB (16GB×2)メモリ/2TB M.2 SSD/NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti
*当サイト向け特別クーポンが提供されています。個人向けPCが7%オフ/法人向けPCが4%オフになるクーポンが利用可能です。
1)ゲームを快適に楽しめるハイスペックな構成

OMEN 45L Desktopは、ゲームを堪能できるよう設計されたデスクトップPC。主なスペックは次のとおり(下位モデルのOMEN 40L Desktopのスペックと比較してみました)。
モデル | 【参考】 OMEN 40L Desktop GT21-0000jpシリーズ |
OMEN 45L Desktop GT22-0000jp シリーズ |
CPU | インテル Core i7-12700K プロセッサー (最大 5.00GHz, インテルスマートキャッシュ 25MB, 12コア/20スレッド) インテル ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0 | インテル Core i7-12700K プロセッサー (最大 5.00GHz, インテルスマートキャッシュ 25MB, 12コア/20スレッド) インテル ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0 インテル Core i9-12900K プロセッサー (最大 5.20GHz, インテルスマートキャッシュ 30MB, 16コア/24スレッド) インテル ターボ・ブースト・マックス・テクノロジー 3.0 |
メモリ | HyperX 16GB (8GB×2) DDR4-3733MHz IntelR XMP対応 RGB (最大64GB) HyperX 32GB (16GB×2) DDR4-3733MHz IntelR XMP対応 RGB (最大64GB) |
HyperX 32GB (16GB×2) DDR4-3733MHz Intel XMP対応 RGB (最大64GB) |
ストレージ | Western DigitalR WD_Black 1TB M.2 SSD (PCIe NVMe) | Western Digital WD_Black 2TB M.2 SSD (PCIe Gen 4x4 NVMe) |
グラフィック | NNVIDIA GeForce RTX 3070 with LHR 8GB (GDDR6) NVIDIAR GeForce RTX 3070 Ti 8GB (GDDR6X) NVIDIA GeForce RTX 3080 with LHR 10GB (GDDR6X) |
NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti 12GB (GDDR6X) NVIDIA GeForce RTX 3090 24GB (GDDR6X) |
光学ドライブ | - | - |
プロセッサ冷却方式 | 水冷クーラー | 水冷クーラー |
サイドパネル | シースルー | シースルー |
メモリスロット | 4スロット(DIMM) | 4スロット(DIMM) |
ドライブベイ | 2.5インチ/3.5インチ兼用×2 (空2)、2.5インチ×2 (空2) | 2.5インチ/3.5インチ兼用×2 (空2)、2.5インチ×2 (空2) |
拡張スロット | PCI Express Gen5 x16 × 1スロット (空0)、 PCI Express Gen3 x4 × 1スロット (空1)、 M.2 × 3スロット (空1) | PCI Express Gen5 x16 × 1スロット (空0)、 PCI Express Gen3 x4 × 1スロット (空1)、 M.2 × 3スロット (空1) |
電源 | 内蔵800W ATX電源、80PLUS Gold | 内蔵800W ATX電源、80PLUS Gold |
サイズ | 縦置き : 約204×470×467mm(幅×奥行き×高さ) | 縦置き : 約204×470×555mm(幅×奥行き×高さ) |
最小構成重量 | 約18.7 kg | 約22.6 kg |


左の画像がOMEN 45L、右がOMEN by HP 40L。OMEN 45Lの方がボディが高くなっており、前面部の円のデザインが3つ並んでいます(OMEN by HP 40Lは2つ)。
CPU

CPUに第12世代インテル Core i7/i9搭載モデルを選択可能。プロセッサ冷却方式に水冷を採用しており、より効果的に冷却できる仕組みになっています。
CPU | 第12世代インテCore i7-12700K | 第12世代インテルCore i9-12900K |
コアの数 | 12 (Performance-cores:8) (Efficient-cores:4) |
16 (Performance-cores:8) (Efficient-cores:8) |
スレッドの数 | 20 | 24 |
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 | 5.00GHz | 5.20Hz |
キャッシュ | 25MB | 30MB |
第11世代プロセッサでは同じ特徴を持つコアが搭載されていましたが、第12世代プロセッサでは特徴の異なる2種類のコア(Performance-coresとEfficient-cores)が搭載されています。
コア数を増やすことでマルチスレッド性能は向上しますが、消費電力が大きくなってしまいます。第12世代プロセッサでは、パフォーマンスが低めながら消費電力の小さいEfficient-coresとパフォーマンスが高いPerformance-coresを使い分けることにより、パフォーマンスを高めつつ消費電力を抑えることができるようになっています。
メモリ

メモリは32GB搭載モデルを選択可能。メモリスロットは4基搭載。そのうち2つが占有された状態で出荷されます。最大64GBメモリに拡張可能。
ストレージ
ストレージは高速アクセス可能なSSDのみを搭載。SSDは、PCIe NVMe対応です。従来からあるHDDに比べて、圧倒的な速さを誇ります。 2TBの大容量SSDを標準で搭載。
グラフィックス

また高い描画処理能力を必要とするゲーミングPCシリーズのため、ハイエンドグラフィックスを搭載。
- NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti 12GB (GDDR6X)
- NVIDIA GeForce RTX 3090 24GB (GDDR6X)
のいずれかを搭載したモデルが選択可能です(レビュー機には、RTX 3080 Tiを搭載)。
どちらのグラフィックスを選択しても、 接続端子としてHDMI2.1 ×1とDisplayPort1.4a ×3が搭載されています。
NVIDIA GeForceには、GTX/RTXシリーズが用意されていますが、OMEN 45L Desktopで選択できるのはRTXシリーズのみ。
GTXシリーズよりもRTXシリーズの方が性能は上ですが、価格も高くなります。大きな違いはRTXシリーズがリアルタイムレイトレーシング(Real Time Ray Tracing/RTX)に対応している点。

レイトレーシングとは、光の屈折などを計算してリアルな映像に仕上げるテクノロジーのこと。この技術により、リアルさが増します。ただし、この計算を行うには高い処理性能が必要で時間もかかります。そこでリアルタイムでこうした計算を行えるようにする技術がリアルタムレイトレーシングです。
上の画像は、RTXをオフにした状態とオンにした状態を比べています。オンにした方は、より緻密な描画が可能です。路上の光の反射の仕方が大きく違っていますね。
ただし、リアルタムレイトレーシングを活用するにはゲーム側が対応している必要あります。
2)パッケージ別のスペック
現在用意されているOMEN 45Lのパッケージ別のスペックは次のとおり。
モデル名 | ハイパフォーマンスモデルv2 | エクストリームモデルv2 |
OS | Windows 11 Pro | |
CPU | インテル Core i7-12700K | インテル Core i9-12900K |
メモリ | HyperX 32GB (16GB×2) | |
ストレージ | Western Digital WD_Black 2TB M.2 SSD | |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti | NVIDIA GeForce RTX 3090 |
割引価格(税込) | 【快適パソコンライフ!】 349,800円~ |
【快適パソコンライフ!】 409,800円~ |
アウトレットセール |
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(*価格は2023/1/27時点(税込))
3)デザイン・ボディをチェック

OMEN 45L Desktopはゲーミングマシンらしくブラックを基調としたデザインを採用。

前面部は光沢があり、結構周りの物が映り込みます。

ただし、使うときに映り込みが気になることはないと思います。デザイン的には光沢があった方が、未来的な感じがしていいですね。

前面部は、ファンが配置されている箇所は透明になっており、内部にある3つのファンを外から確認できます。

前面部上部のOMENロゴの上にある菱形のマークにLEDが配置されています。

前面部の3つのファンの周辺部にもLEDを配置。ゲーミングPCらしく、ちょっと趣の異なるデザインになっていますね。

LEDを光らせることで、ゲーミングPCらしい、怪しげな雰囲気を漂わせることができます。
HP OMEN 45L Desktopのボディ各所にLEDが配置されており、怪しく光らせることができます。
— ナリオー@PCレビューサイト運営中 (@setsuyaku123) June 28, 2022
LEDを光らせるとどんな風になるのかがわかる動画を撮影しました。
前面部にある3つあるファン、筐体内部が光ります。 pic.twitter.com/IUfFKkVpKG

「OMEN GAMING HUB」アプリケーションを使って、LEDカラーリングを変更できる仕様になっています。

サイドパネルには強化ガラスを採用。筐体内部を確認することができます。なお、サイドパネルには、電磁波を防止するためにEMコーティング加工が施されています。

筐体内部にもLEDが配置されているため、光らせることが可能。

非常に透明度の高いパネルのため、筐体内部をはっきりと確認することができます。

上部手前側にLEDランプが列状に配置されており、

筐体内部を上から照らしてくれます。強い光でなく、ボワッと浮かび上がるような明かりなのでは、ゲーミングの雰囲気にマッチしていると思います。

CPU部分の周囲、メモリモジュールも点灯します。

この構成ではNVIDIA GeForce RTX3080 TIグラフィックスが搭載されていますが、グラフィックスボードの側面部の「GEFORCE RTX」のロゴも点灯します。
HP OMEN 45L Desktopの筐体内部がどんな風に光るのかを動画でチェックしてみました。
— ナリオー@PCレビューサイト運営中 (@setsuyaku123) June 28, 2022
すごく幻想的です。 pic.twitter.com/A3mXTQe8yw

デザインに関しては結構尖っているので、好き嫌いが分かれそうですが、個人的にはエッジが効いてて好きですね。
4)パフォーマンスをチェック
OMEN 45L Desktopのパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。
インテルCore i7-12700K プロセッサ/HyperX 32GB (16GB×2)メモリ/2TB M.2 SSD/NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti

CPUの性能をチェックするCINEBENCHベンチマークのスコア。CPU:8684pts

負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。スコアは次のとおり。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
最高品質 | 1920×1080 | 25177 | すごく快適 |

負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
最高品質 | 1920×1080 | 25614 | 非常に快適 |

重い負荷がかかるゲーム「ファイナルファンタジー15」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
高品質 |
1920×1080 | 16044 | 非常に快適 |
高品質 |
1920×1080 | 13398 (参考:OMEN 40L(GeForce RTX3070 Ti搭載モデル)) |
非常に快適 |
NVIDIA GeForce RTX 3080 Tiグラフィックスを搭載しているハイエンドゲーミングマシンだけあって、重い負荷のかかるゲームも快適に楽しめるという結果が出ています。GeForce RTX 3070 Tiを搭載したOMEN 40Lのスコアと結構差がありますね。

描画処理能力を計測するベンチマーク3Dmarkの「Time Spy」のスコアは「18207」。
モデル | 搭載しているグラフィックス | スコア |
OMEN 45L | NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti | 18207 |
OMEN 40L |
NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti | 14691 |

同じく3Dmarkの「Fire Strike」のスコアは「34334」。
モデル | 搭載しているグラフィックス | スコア |
OMEN 45L | NVIDIA GeForce RTX 3080 Ti | 34334 |
OMEN 40L |
NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti | 30225 |
5)水冷システムを採用/効率的なエアフローを確保
OMEN 45L Desktopは、ハイエンドゲーミングPC。高い負荷がかかると熱が発生するため、この熱を適切に排出しないとパフォーマンス低下につながる恐れがあります。そこでOMEN 45L Desktopでは水冷システムを採用。さらに効率的なエアフローを確保しています。

前面部から冷たい空気を吸気し、上面部および背面部から熱を排出する仕組みです。排出する部分が広く取られているのがわかります。システムファンは最大4個搭載。

OMEN 45Lの大きな特徴として、本体上部に「OMEN Cryo チェンバー(オーメンクライオチェンバー)」が配置されている点が挙げられます。

ボディに空洞が配置されており、それより上部に「OMEN Cryo チェンバー」が搭載されています。「OMEN Cryo チェンバー」を本体の上部に独立した状態で配置することにより、CPU・グラフィックス・電源ユニットなどから発生する熱で温められた空気でラジエータを冷やすのではなく、外部から直接取り込んだ新鮮な空気で効率的に冷却することができるわけです。
HPのリリース情報には、「「OMEN Cryo チェンバー」を搭載しない同構成のモデルと比較してフルロード時のCPU温度は6℃低く抑えられます」と記載されています。

上面部全体が通気孔になっており、ここから空気を取り込めます。

下向きの部分も通気孔になっているのがわかります。「OMEN Cryo チェンバー」には、最大360mmまでの一体型水冷クーラー、最大58mmまでの厚みのラジエターが搭載可能です。

また水冷システムを採用。一般的に空冷システムよりも水冷システムの方が排熱性に優れているため、熱による性能低下を最小限に抑えられます。ゲームを快適に楽しむことを第一に考えるのであれば水冷システムの方がオススメです。またファンの回転数を下げることで、ファンの風切り音を低下させることもできます。

CPU部分から延びたチューブが、前述した本体上部の「OMEN Cryo チェンバー」に伸びているのがわかります。

冷却システムの開発・製造で市場をリードしているCooler Masterのシステムを導入しています。

前面部下部には、大型ファンを縦に3つ配置。3つのファンを搭載しているので、より多くの空気を取り込むことができ、排熱効果を高めることができます。


前面部には強化ガラスが採用されており、空気を取り込めないため、前面部の脇の部分がくり抜いてあり、そこから吸気する仕組みになっています。

筐体内部から前面部の3つファンを見るとこんな感じ。

3つあるファンのうち、上のファンがCPU/メモリ、真ん中のファンがグラフィックスに、下のファンが電源ユニットに直接冷気を送り込むよう設計されているのがわかります。

底面部が通気孔になっており、ここからも空気を取り入むことができます。


接地する部分は少し高さが出るよう設計されており、

空気を取り込みやすくなっています。

同梱されている「OMEN GAMING HUB」アプリケーションで多彩なカスタマイズ作業を行ったり、システム状況をチェックしたりできます。

「パフォーマンスコントロール」ツールでは、電源モード/温度コントロールの設定が可能。ファンの回転速度を設定することも可能。一番下には、システム温度が表示されます。CPU温度、GPU温度、CPU使用率が示され、マシンの状態を確認できます。

「システムモニター」ツールでは、OMENの状態を動的に確認できます。
6)非常に大きなボディを採用
OMEN 45Lは、非常に大きなボディを採用しているため、存在感が半端ないです。

前述したようにボディ上部に「OMEN Cryo チェンバー」を配置しているため、他のデスクトップPCに比べて、高さがあります。

大きさは約204×470×555mm(幅×奥行き×高さ)。OMEN 40Lが約204×470×467mm(幅×奥行き×高さ)ですから、幅と奥行きは同じながら、高さでは88m、OMEN 45Lの方が高くなっています。わずか9cmほどの違いですが、断然OMEN 45Lの方が大きく感じますね。やっぱり高さがあると大きさを感じやすいと思います。

B5サイズのノートと比べたところ。

幅は手を思いっきり広げたぐらいのサイズです。
本体重量は約22.6kg。マジで重いです。移動するのも一苦労です。下手に倒したりすると、サイドクリアパネルに傷がついてしまうかもしれないので慎重に扱う必要があります。

ちなみ、本体を移動する際には、空洞部分に手を入れてチェンバー部分をハンドルとして利用できます。本体がすごく重く、高さもあるため、本体下部を持って移動させるのはすごく大変。チェンバー部分をハンドルとして使うと、姿勢が楽なので、本体下部を持つ場合に比べてかなり楽です。

24インチ液晶モニタに接続したところ。比べてみると、ボディの大きさがわかります。
7)各パーツをチェック
OMEN 40L Desktopの各パーツをチェックします。
前面部

前面部のデザインは、ゲーミングPCらしさ満載です。

前面部上部にはOMENのロゴと菱形のマークを配置。菱形のマークにはLEDが配置されており、光らせることができます。

下部にファンを縦方向に3つ配置。それぞれのファンの周囲にもLEDが配置されています。
右側面部

右側面部には何も配置されていません。

中央にOMENのロゴが印字されています。
左側面部

左側面部。シースルーのサイドパネルを採用。筐体内部を確認できます。

左下に「45L」と記載されています。ちなみにこの45Lとは、ボディの容量を指しています。

筐体内部にもLEDが配置されているため、内部を照らし出すことができます。パネルの透過率が高いので、内部がくっきり浮かび上がります。すごく綺麗でゲームの世界に浸ることができます。
上面部

上面部の手前側に端子類が配置されています。

- 電源ボタン
- USB 2.0 Type-A ×2
- SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2(うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応)
- ヘッドフォン/マイクコンボ ×1
- マイクジャック ×1
が利用可能です。

上面部の前方に端子類が配置されているので、デバイスの抜き差しがしやすいと思います。
背面部だけではなく、この位置にUSB端子類があると便利ですね。

ちなみにOMEN 40Lでは、端子類の前に窪みが配置されており、小物を置いておくことができますが、OMEN 45Lでは窪みは設定されていません(上の画像はOMEN 40L)。

上面部後方は通気孔になっています。ここから排熱する仕組みになっています。
背面部

背面部について見ていきましょう。

一番上の部分は、前述したように「OMEN Cryo チェンバー」が配置されています。

その下の左に端子類、右にファンを配置。

ここには、
- USB 2.0 Type-A ×2
- SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×1
- SuperSpeed USB Type-A 10Gbps ×1
- SuperSpeed USB Type-CR 5Gbps ×1
- SuperSpeed USB Type-CR 10Gbps ×1
- 音声端子
- LAN端子
が配置されています。

中段には、拡張カードを配置。利用できる映像出力端子は次のとおり。
グラフィックス | 映像出力端子 |
NVIDIA GeForce RTX 3080Ti | HDMI2.1 ×1 DisplayPort1.4a ×3 |
NVIDIA GeForce RTX 3090 | HDMI2.1 ×1 DisplayPort1.4a ×3 |

レビュー機にはNVIDIA GeForce RTX 3080 Tiを搭載しているため、HDMI2.1 ×1、DisplayPort1.4a ×3が配置されています。

一番下には電源端子が配置されています。

電源ケーブルとHDMIケーブルを接続するとこんな感じ。
底面部

底面部には、前述したように通気孔を配置。

前後に通気孔が配置されていますが、

後ろの部分には、ホコリ対策としてメッシュ状のフィルタが貼り付けられています。

マグネットで貼り付けられており、上の画像のように簡単に取り外すことができます。
8)筐体内部をチェック
OMEN 40L Desktopの筐体内部をチェックします。

OMEN 45L Desktopでは、左側面部/右側面部/前面部/上面部をツールレスで簡単に取り外すことが可能。特に側面部は、上部にあるボタンを押すだけで簡単にパネルを外せるため、容易にメンテナンス/カスタマイズ作業ができるよう設計されています。
左側面部の取り外し

左側面部の上部にあるボタン「INTERNAL ACCESS」ボタンを押します。

ボタンを押すと、「カチッ」という留め具が外れた音がして、パネルの上部が外れます。上の画像の位置で止まるため、手で支えなくても大丈夫。ガラスにキズが付いたりするリスクを減らせます。
HP OMEN 45L Desktopでは、上部にあるボタンを押すだけで、側面部のパネルを開くことができます。
— ナリオー@PCレビューサイト運営中 (@setsuyaku123) June 28, 2022
ワンタッチで筐体内部にアクセスできるので、メンテナンス/カスタマイズ作業を楽に行えます。 pic.twitter.com/QUQ3uxD0Cd

この状態でパネルを手で軽く上に持ちあげると、取り外すことができます。力は不要です。なお、装着するのも簡単。下部の留め具部にパネルを合わせて、そのまま閉じればパネルをはめることができます。

筐体内部の上部にマザーボードを配置。

左上にCPU、その右にメモリー、下部にグラフィックボードが配置されています。

CPU部分にはホースが付けられており、前述したように上部に繋がれています。背面部にファンが配置されており、ここから排熱します。

メモリ。メモリスロットは全部で4基搭載されています。レビュー機は、そのうちの2つにメモリが刺さっている状態です。

CPUの下にM.2 SSDスロットを配置。レビュー機は、空きスロットの状態になっているため、増設可能です。 (*標準で搭載されているSSDは、グラフィックボードの奥に配置されており、グラフィックボードを外さないとアクセスできないようです)

レビュー機にはNVIDIA GeForce RTX 3080 Tiグラフィックスを搭載。

グラフィックボードはしっかりと固定されているため、多少の振動を加えても外れてしまうことはないと思います。
右側面部の取り外し

右側面部も簡単に取り外せます。取り外すには、上部にある「INTERNAL ACCESS」ボタンを押します。

左側面部のときと同様に、右側面部パネルの上部が外れます。このまま倒れてしまうことはないので、手で支えていなくてもOK。

パネルを手で上に持ちあげると外すことができます。

こちらサイドは、あまり奥行きがないですね。左上にLEDコントローラ、左下に2.5インチ/3.5インチ兼用ベイ×2、右中段に2.5インチベイ×2、右下に電源ユニットが配置されています。

左下に2.5インチ/3.5インチ兼用ベイは縦に2つ配置されています。

ベイ内のトレイは、指で両端を内側に押せば、簡単に取り出すことができます。

トレイを2つ取り出したところ。

2.5インチベイ×2。

電源ユニット。CoolerMaster製の800W 80PLUS GOLDを搭載しています。
前面部の取り外し


前面部も簡単に取り外せます。前面部の左右のすぐ後ろに配置されている2つのボタン(上の画像の赤丸内)を同時に押すと、前面部の上の留め具が外れます。

側面部のように、途中で支えられることはないので、そのまま倒れてしまわないよう注意する必要があります。手で支えるようにしてください。

取り外した前面部。

前面部のカバーを取り外したところ。

一番上の菱形のマーク部分は本体に装着されており、取り外すことはできません。

ファンからから吸気する仕組みになっているため、ホコリなどが筐体内部に入らないよう、ファンの部分にはフィルターが設けられているのがわかります。

上部にある留め具を外せば、このフィルター部分も外せます。

取り外すのに力はいりません。

フィルター部分。

前面部カバーとフィルターを取り外したところ。

3つのファンが姿を現しました。
上面部の取り外し


上面部も取り外せます。背面部側にある取っ手を持ちあげるだけでOK。

簡単に取り外すことが可能。

上面部には、残り対策のメッシュフィルター等は配置されてないみたいです。

温められた空気がここから排出される仕組みです。

以上、OMEN 45L Desktopの筐体内部について見てきました。ツールレスで簡単に筐体内部にアクセスできるので、メンテナンス/カスタマイズ作業がしやすいと思います。
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(更新日:2022年6月23日)