HP EliteDesk 800 G1 DM/CTレビュー

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EliteDesk 800 G1 DM/CTは、HPの法人向け超小型スデスクトップPC。ここでは、その特徴、性能について詳しくレビューします。

HP EliteDesk 800 G1 DM/CTレビュー

目次
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

1)超コンパクト!

まず特筆すべきはその小ささ。

机の上に置くとその小ささが際立ちます。

前から見てもすごくスリム。

幅は約3.4cmしかありません。

片手で軽々掴める薄さです。

雑誌と比較してみると、その小ささがよくわかると思います。

重量は1344g。ちょっとずしっとしますが、そんなに重くないです。

500mlのペットボトルと比べるとこんな感じ。

やっぱり小さい・・・

HPのミニタワーデスクトップと比べてみました。

同じデスクトップPCとは思えないですね。

持ってみるとこんな感じです。

2)コンパクトなので置き場所に困らない!

EliteDesk 800 G1 DM/CTにはスタンドが付属しています。スタンドに取り付けることで安定性を確保できます。取り付けは簡単。スタンドの溝の部分に軽く本体を押し込むだけです。

スタンドを付ければ、強く揺らしても倒れることはありません。

セットアップするとこんな感じになります。液晶モニタの横に並べると、やっぱり小さいですね。

EliteDesk 800 G1 DM/CTは横置きも可能。

なのでこんな風に、デッドスペースになることの多い液晶モニタの下に置くなんてことも可能です。

このように縦置き/横置きが可能なので、ニーズに合わせて設置できます。
またオプションのキットを利用すれば、モニタの背面部に取り付けて一体化させたり、テーブルの板の下に取り付けたりすることが可能となり、実質的に本体の設置面積をゼロにすることができます。

スペースがなくて設置場所に困っている人に最適ですね。

3)高いパフォーマンスを発揮できる

EliteDesk 800 G1 DM/CTのもう一つの大きな特徴として、コンパクトボディながら性能面で妥協をしていない点を挙げられます。

主なスペックは次の表のとおり。
機種名 EliteDesk 800 G1 DM/CTスペック
OS Windows 7 Home Premium (32bit)
Windows 7 Home Premium (64bit)
Windows 7 Professional (32bit)
(Windows 8.1 Proからのダウングレード権を使って入手可能)
Windows 7 Professional (64bit)
(Windows 8.1 Proからのダウングレード権を使って入手可能)
Windows 8.1 (64bit)
Windows 8.1 Pro (64bit)
CPU インテルCeleron G1820T
インテルPentium G3220T
第4世代インテルCore i3-4130T
第4世代インテルCore i5-4570T
第4世代インテルCore i7-4765T
メモリ 4GB/8GB
ストレージ 500GB HDD/128GB SSD
グラフィックス インテルHDグラフィックス
光学ドライブ なし
最小構成価格 69,300円
通常、これだけコンパクトなマシンの場合、小さくするために性能面を犠牲にするケースが多いのですが、このスペックを見てわかるとおり、EliteDesk 800 G1 DM/CTではパフォーマンスの面で妥協することはなく、高い性能を発揮できます。

CPUにはコストパフォーマンスに優れたCeleron/Pentiumに加え、高性能な第4世代Coreプロセッサを選択できます。しかもハイエンドのCore i7も選択可能。これだけのコンパクトマシンでCore i7プロセッサを搭載できるのは珍しい・・・

メモリは標準で4GB、カスタマイズで8GBまで増設可能。ストレージはHDDに加えて、高速アクセス可能なSSDも選択できます。

グラフィックスはチップセット内蔵タイプのインテルHDグラフィックを搭載。光学ドライブは搭載していません。

最も高い構成にした場合、インテルCore i7プロセッサ/8GBメモリ/128GB SSDとなり、性能面だけ見れば、一般的なハイパフォーマンスデスクトップにひけをとりません。唯一グラフィックだけが高性能なカードタイプではないので、動画/画像の編集、ゲームなどの負荷の高い作業は厳しいですが、それ以外のタスク(Web閲覧/SNS/ビジネスアプリ/動画再生)であれば、ストレスなく作業できると思います。

また多彩なOSを選択できるので、自分の環境/ニーズに合わせて選べます。まだまだWindows 7に対するニーズは根強いものがありますから、選択肢が豊富なのは助かります。

レビューしたマシンの構成は、インテルCore i7プロセッサ/4GBメモリ/500GB HDD。このマシンのパフォーマンスをチェックするために、Windowsエクスペリエンスインデックスの値を確認してみると上の表のとおりになりました(最高スコアは7.9)。

すべての項目で高いスコアを記録しているのがわかります。前述したような、比較的負荷の軽いタスクであれば、サクサク作業できるレベルを確保できると思います。

実際操作していて、ストレスを感じるシーンはほとんどありませんでした。

4)使ってみた感想

静音性に優れているので、動作時に音があまりしません。

また、通常消費電力8Wという省電力性を実現しています。これなら電気代も減らせそう。

あと、おもしろいな、と思ったのが、EliteDesk 800 G1 DM/CTにはスピーカーが内蔵されている点。

通常のデスクトップの場合、外付けのスピーカーを接続しないと音がならないのですが、このマシンの場合、そのままで音がします。最初はちょっとびっくりしました。

あんまり音はよくありませんが、ながら聴きするには十分なレベル。テレビ会議などで音声をスピーカーから出す必要がある場合などに便利です。

5)各パーツをチェック

前面部。電源ボタン、USB 3.0×2、ヘッドホン端子、マイク端子が配置されています。

電源ボタンを押すと起動します。ボタンの下にはステータスライトが配置されています。

前面部にUSB端子があるので、USBデバイスの抜き差しが簡単に行えて便利です。

背面部。映像出力端子として、DisplayPort×2、VGAポートが、その他には、USB3.0×4、LANポート、電源コネクタが配置されています。
DisplayPort×2、VGAポートの合計3つの映像出力端子を同時に使用して、3画面出力が可能です。このコンパクトボディで3画面出力ができるのは正直驚きです。3つのモニタを接続できれば、かなり作業効率をアップできると思います。

6)筐体内部をチェック

EliteDesk 800 G1 DM/CTでは、簡単に筐体内部にアクセスできる仕様になっています。背面中央に大きなネジがあるので、これを指で緩めます。ドライバは不要です。

指で緩めると、

ネジが外れます。緩めきってもネジは外れない構造なので、誤ってネジをなくしてしまうリスクがありません。こうした細かい配慮はうれしいですね。

側面部を前面部の方向にずらします。

これで外すことが可能です。側面部と前面部が一体となったデザインです。

コンパクトなボディにぎっしりとパーツが組み込まれているのがわかります。

7)付属品をチェック

ACアダプタ/ケーブル

付属するACアダプタもコンパクト。これなら邪魔にならずに置けそうです。 電源ケーブルが長めなので、好きなところに配置できます。
キーボード/マウス

標準でUSBキーボード/マウスが付属します。

8)まとめ

以上、HP EliteDesk 800 G1 DM/CTのレビューでした。まとめると次のとおり。

・超コンパクト
・縦置き/横置き可能で置き場所に困らない
・コンパクトマシンながらカスタマイズ性に優れる(多彩なCPU/OSを選択可能)
・高い性能を発揮できる
・3画面同時出力可能
・省電力性/静粛性を実現


コンパクトなデスクトップが必要だが、パフォーマンスには妥協したくないという人/企業にお勧めです。作業スペースを広く確保したいというニーズに応えてくれると思います。最近では超小型マシンでも十分な性能が発揮できるようになっているので、今後、企業ではこうしたコンパクトデスクトップがメインストリームになっていくでしょうね。

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(更新日:2014年8月22日)