Spectre x360(旧モデル)レビュー
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Spectre x360 13-ae000(旧モデル)は13.3インチ液晶搭載ノート。液晶部分を360度回転させることのできる2-in-1ノートです。
(2018/11追記:後継モデルとしてSpectre x360 13(2018年10月モデル)が登場しました。
→参考:Spectre x360 13(2018年10月モデル)レビュー
→参考:Spectre X360 13(旧モデル)と2018年10月モデルの比較)
Spectre x360 13-ae000(旧モデル)の主な特徴は次のとおり。
- 第8世代インテルCoreプロセッサ搭載
- 4つのスタイル(ノート/テント/スタンド/タブレット)で使用可能
- 高い質感を実現した洗練されたデザイン
- スリム/軽量
- 優れた基本性能
- プライバシーモード搭載モデルを選択可能
- 長時間駆動可能
- 急速充電対応
ここでは、Spectre x360 13-ae000(旧モデル)の特徴・スペック等について解説します。
- 目次
- 1)旧モデルと2018年10月モデルの比較
- 2)4つのスタイルで使用可能
- 3)洗練されたデザイン
- 4)3色のカラーリングを用意
- 5)2-in-1ノートとしてはスリム/軽量
- 6)優れた基本性能
- 7)覗き見防止フィルターを内蔵
- 8)優れたサウンド性能
- 9)各パーツをチェック
- 10)同梱物をチェック
- まとめ
ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
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1)旧モデルと2018年10月モデルの比較
Spectre x360 13-ae000(旧モデル)とSpectre x360 13(2018年10月モデル)の主なスペックを比較してみました。
機種名 | Spectre x360 13-ae000(旧モデル) |
Spectre x360 13-ap0000(2018年10月モデル) |
カラーリング | アッシュブラック/ナチュラルシルバー | アッシュブラック/ポセイドンブルー |
液晶 | 13.3インチ・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ (1920×1080) プライバシーモード機能オプション/ 13.3インチ・4K・IPSタッチディスプレイ (3840×2160) |
13.3インチ・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ (1920×1080) プライバシーモード機能オプション/ 13.3インチ・4K・IPSタッチディスプレイ (3840×2160) |
CPU | インテル Core i5-8250U/ インテル Core i7-8550U |
インテル Core i5-8265U/ インテル Core i7-8565U |
メモリ | 8GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) / 16GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) |
8GB オンボード (2400MHz,DDR4 SDRAM) / 16GB オンボード (2400Hz,DDR4 SDRAM) |
ストレージ | 256GB SSD (PCIe NVMe M.2)/ 512GB SSD (PCIe NVMe M.2)/ 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) |
|
光学ドライブ | - | |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサーに内蔵) | インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサーに内蔵) |
カメラ防止ボタン | - | ○ |
端子類 | USB3.1 Gen1 ×1 (電源オフUSBチャージ機能対応)、 USB Type-C 3.1 Gen2 ×2 (Thunderbolt 3 対応、電源オフUSBチャージ機能対応 )、 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 | USB3.1 Gen2 ×1 (電源オフUSBチャージ機能対応)、 USB Type-C 3.1 Gen2 ×2 (Thunderbolt 3、電源オフUSBチャージ機能、Power Delivery3.0対応 )、 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 |
最大バッテリ駆動時間 | 約16時間45分(フルHDパネル搭載モデル)/ 約10時間(4Kパネル搭載モデル) |
約22時間30分(フルHDパネル搭載モデル)/ 約12時間45分(4Kパネル搭載モデル) |
寸法 | 約 307×219×13.6(最薄部) - 15.5(最厚部)mm | 約 308×217×14.3(最薄部) - 16.0(最厚部)mm |
重量 | 約1.29kg | 約1.32kg |
最小構成価格 (税別) |
134,800円 | 139,800円 |
Spectre x360 13(2018年10月モデル)では最新の第8世代インテルCorei5/i7プロセッサを搭載できます。
バッテリ駆動時間も延長されているため、使い勝手が向上しています。
またボディサイズも変更されており、新しいモデルの方がわずかに分厚く、重くなっています。
あと新モデルではカメラ防止ボタンを搭載しています。
2)4つのスタイルで使用可能
Spectre x360 13-ae000は液晶部分を360度回転させることが可能。したがって、ノートブックモード/スタンドモード/テントモード/タブレットモードの4つのモードで利用することができ、状況/ニーズに合わせて使い分けることができます。
ノートブックモード。一般的なノートPCとして使えるため、長文を打ちたいときに便利です。
スタンドモード。このモードにするとキーボード面が下になりますが、この状態ではキーボードは無効になるので誤動作することはありません。
タッチ操作で動画を見たいときに便利です。角度を自在に調整することが可能。
テントモード。設置場所が狭いときに威力を発揮します。
横からみたところ。しっかり固定されているので、テントモードで使用しているときに、ずれてしまうということはないと思います。
タブレットモード。指で直感的に使用したい時に利用します。
もちろん縦表示も可能。
液晶を反転させるタイプの2-in-1ノートの場合、液晶を360度回転させると、ボディが反ってしまうことがありますが、このSpectre X360では、反りはそれほど気になりません。
ただし、重量が約1.29kgあるので片手でずっと持っているのは厳しいです。なので、タブレットモードで使用するときは、机の上や膝の上などに置いて使用することになると思います。
3)洗練されたデザイン
Spectre x360 13-ae000はアルミ削り出しのボディを採用。
時間のかかるCNC精密加工を採用することで、非常にスタイリッシュなデザインに仕上がっています。
高い質感を実現しているのがわかります。
天板部分のデザインも落ち着いた感じになっています。
ヒンジ部分のアクセントが見事です。
縁の部分は丸みを帯びた形状になっており、柔らかな印象を与えます。
高級感がありますね。
側面部の仕上がりも見事。
光が当たったときの反射がすごく綺麗です。
キーボード周辺部も天板部分と同じカラーリングを採用しており、まとまりがあります。一体感があっていい感じです。
液晶の左右のベゼルは極薄です。
このナローベゼルのおかげで、ボディがコンパクト化されたほか、画面への没入感が高まります。
指と比べるとこのとおり。その薄さがよくわかります。
左右のベゼルは薄くなっていますが、上部は厚めになっており、ここにWebカメラが配置されています。
他社のナローベゼルモデルの場合、カメラが液晶の下部に配置されているものがありますが、これだと下から見上げる形になるため、カメラ映りを気にする人からは不評だったのこと。細かいところまで配慮されているんですね。
4)3色のカラーリングを用意
Spectre x360 13-ae000には、アッシュブラック/ナチュラルシルバーの2色のカラーリングに加えて、Special Editionのローズゴールドの計3色のカラーリングが用意されています。イベントで3つのカラーリングモデルすべてに触れることができました。
アッシュブラックは高級感のあるデザイン。
側面部やヒンジにはゴールドが印象的に使われており、ゴージャスな雰囲気を高めてくれます。
ナチュラルシルバーはシンプルながらも気品を感じさせます。
側面部、ヒンジもシルバーとなっており統一感がありますね。
ヒンジ部分がデザイン上のアクセントになっています。
Special Editionのローズゴールドは女性に受けそうなカラーリングです。
なおローズゴールドモデルは、限定モデルのため、英語キーボードしか選択できません。
5)2-in-1ノートとしてはスリム/軽量
2-in-1ノートは重くてかさばるというイメージがありますが、Spectre x360 13-ae000は非常にスリム・軽量なボディになっています。
薄さは、13.6(最薄部)-15.5(最厚部)mm。
非常にスリムです。
横から見ると、非常にシャープなデザインになっているのがわかります。前の方が薄く、後ろの方が厚めです。
重量は最小構成で約1.29kg。
ちょっと持ち歩くぐらいなら苦にならない重さです。
液晶を開いたところ。本体部分の薄さが際立ちます。
こうして液晶を開くと、本体部分の薄さが際立ちます。
非常に軽量/スリムなボディですが、堅牢性は高く、片手で持っても、ボディの剛性に不安を感じることはありません。がっしりしています。
スリムなので鞄からの出し入れもスムーズに行えます。
鞄の中での収まりも最高です。
ディパックからも出し入れしやすいですね。
雑誌と比較するとこんな感じです。
脇に抱えて持ってみたところ。
手に触れる部分の表面には、梨地処理が施されています。そのため、持ったとき手にしっとりと馴染むので、非常に持ち運びしやすいです。
こうして持ってみるとコンパクトなボディになっているのがわかります。
6)優れた基本性能
Spectre x360 13-ae000の主なスペックをチェックしてみましょう。
機種名 | ベーシック | スタンダード | プロフェッショナル | パフォーマンス |
カラーリング | アッシュブラック/ナチュラルシルバー | アッシュブラック | ||
液晶 | 13.3インチ・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ (1920×1080) プライバシーモード機能オプション (プライバシーモード機能オプションは、アッシュブラックカラーのみ選択可能) |
13.3インチ・4K・IPSタッチディスプレイ (3840×2160) | ||
CPU | インテル Core i5-8250U | インテル Core i7-8550U | ||
メモリ | 8GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) | 16GB オンボード (1866MHz,LPDDR3 SDRAM) | ||
ストレージ | 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) | 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) | 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) | |
光学ドライブ | - | |||
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサーに内蔵) | |||
端子類 | USB3.1 Gen1 ×1 (電源オフUSBチャージ機能対応)、 USB Type-C 3.1 Gen2 ×2 (Thunderbolt 3 対応、電源オフUSBチャージ機能対応 )、 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 | |||
ペン | なし | 同梱 | ||
バッテリ駆動時間 | 約 16 時間45分 | 約10時間 | ||
寸法 | 約 307×219×13.6(最薄部) - 15.5(最厚部)mm | |||
重量 | 約1.29kg | |||
最小構成価格 (税別) |
139,800円 | 159,800円 | 177,800円 | 189,800円 |
現在、ベーシック/スタンダード/プロフェッショナル/パフォーマンスの4つのパッケージが用意されています。
CPUには、最新の第8世代インテルCore i5-8250U/i7-8550Uプロセッサを選択できます。それぞれの詳細なスペックは次のとおり。
CPU | 第7世代インテル Core i5-7200U (参考) |
第8世代インテル Core i5-8250U | 第8世代インテル Core i7-8550U | 第7世代インテル Core i7-7550U (参考) |
コアの数 | 2 | 4 | 4 | 2 |
スレッドの数 | 4 | 8 | 8 | 4 |
プロセッサー・ベース動作周波数 | 2.50GHz | 1.60GHz | 1.80GHz | 2.70GHz |
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 | 3.10GHz | 3.40GHz | 4.00GHz | 3.50GHz |
キャッシュ | 3MB | 6MB | 8MB | 4MB |
いすれのプロセッサもコアは4つを搭載。1つ前の世代(第7世代)のCoreプロセッサでは2つのコアしか搭載していなかったため、コアの数が倍になっています。
基本的には、コアの数が多ければ多いほど、同時に処理できる処理数が増えるため、マルチタスクの処理性能の向上が見込めます。
メモリは8/16GB、ストレージは高速アクセス可能な256/512GB SSD (PCIe,NMVe, M.2)という構成になっています。
SSDは、256GB/512GB/1TBの容量モデルの中から選べます。大容量のSSDを選択できるのはいいですね。 写真や動画などの大容量データを扱う人も安心です。
光学ドライブは非搭載です。
コンパクトな13インチノートとしては十分なレベルのパフォーマンスを発揮できると思います。
グラフィックスはCPU内蔵タイプのインテルUHDグラフィックスですが、このクラスのノートで処理する一般的なタスク(Web閲覧/メール/SNS/ビジネスアプリ操作/動画再生など)であれば、ストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。
USB端子は、通常のUSB3.1 Gen1が1つ (電源オフUSBチャージ機能対応)、 USB Type-C 3.1 Gen2(Thunderbolt 3 対応)が2つ搭載されています。
スリムタイプノートでありながら、通常のUSB端子を搭載しているので、以前から使っているUSBデバイスをそのまま使用することができます。
USB Type-C端子は2つとも「電源オフUSBチャージ / データ転送 / PC本体の充電 / 映像出力」の4つ働きをサポートしています。USB Type-C端子は前後の向きがないので接続しやすいです。
バッテリ駆動時間は約16時間45分(フルHDパネル搭載モデル)/約10時間(4Kパネル搭載モデル)となっています。
急速充電にも対応しており、30分で約50%充電することが可能。時間がないとき、すぐに移動したいときに便利です。
また合計4本のアンテナ(受信 x2、送信 x2)でデータを転送するMIMO(Multiple Input Multiple Output)に対応しています。このテクノロジーにより、安定した状態でネットに接続できます。
Spectre 13 x360のパフォーマンスをチェックしてみました。
レビュー機のスペックは次のとおり
Spectre 13 x360(ベーシック)
CPU:インテル Core i5-8250U(1.60GHz-3.40GHz, キャッシュ 6MB)
メモリ:8GB
ストレージ:256GB SSD (PCIe,NMVe, M.2)
グラフィック:インテルUHDグラフィックス 620
Windowsエクスペリエンスインデックスのスコア。
CPU:8.2
メモリ:8.2
ストレージ:8.85
グラフィック:7.4
描画処理能力とCPU性能をチェックするCINEBENCHのスコア。
OpenGL(描画処理能力):44.29fps
CPU:526cb
ストレージ性能をチェックするCrystalDiskMarkのスコア。NVMe SSDを搭載しているだけあって高いスコアを記録しています。
ドラゴンクエストベンチマークの結果。1280×720ドット/最高品質では「とても快適」という評価です。
1920×1080ドット/標準品質では「普通」。
比較的ライトなゲームの場合、解像度を抑えめにすれば、十分に楽しめると思います。
7)覗き見防止フィルターを内蔵
Spectre x360 13-ae000には、HP Sure Viewという覗き見防止フィルター内蔵モデルを選択することができます。
使い方は簡単。F1キーを押すだけです。
こちらはフィルターをオフにした状態。
こちらはフィルターをオンにした状態。画面の左右がちょっとグレーっぽい表示になりますが、真正面から見えている分にはそれほど気にはなりません。
フィルターをオンにした状態で斜め方向から見るとこのとおり。これだと、ぱっと見た限りでは、何が表示されているのかわかりにくいですね。かなり覗き見を防げると思います。
フィルターオフにした状態。比べるとわかりやすいと思います。
カフェや電車・飛行機の中で作業する際、他の人の視線が気になることがありますよね。そうしたときボタン1つで覗き見防止フィルターを使えるのは非常に便利だと思います。
なお、覗き見防止フィルターオプションは、アッシュブラックカラーのみ選択可能です。
8)優れたサウンド性能
Spectre x360 13-ae000では、老舗オーディオメーカーのBang & Olufsenとサウンドテクノロジーを共同開発することにより、サウンドにこだわったつくりになっています。
スピーカーはキーボードの上部に2つ、
底面部の左右に2つの合計4つを搭載したクアッドスピーカー仕様になっています。
Spectre x360は非常にスリム/コンパクトなボディなのにクアッドスピーカーを搭載しているのは、HPのサウンドへの並々ならぬこだわりを感じずにはいられません。
したがって、音楽を聴いてみると、前方からとした方からの2方向から音が奏でられるため、広がりのあるサウンドを楽しめます。包み込まれるような感じです。
サブウーファの設定はないので低音の響きはそれほど感じられないものの、中高音に関してはクリアで伸びのある臨場感溢れるサウンドが奏でられました。
同梱されているアプリを使えば、サウンドをカスタマイズすることが可能です。
スリムノートとしては十分なレベルのサウンドを楽しむことができると思います。
9)各パーツをチェック
Spectre x360では液晶に13.3インチパネルを搭載。ディスプレイ面全体をガラスで覆うことで、フラットな仕上がりになっており、洗練された印象を与えます。
2-in-1ノートなのでもちろんタッチパネルを採用しています。IPSパネルを採用しているため、表示は非常に綺麗です。
最大解像度がフルHD(1920×1080ドット)のパネル/4K(3840×2160ドット)のパネルを搭載したモデルを選べます。4Kモデルでは、フルHDの4倍の解像度を実現。滑らかで臨場感のある描写を実現します。
レビュー機はフルHD(1920×1080ドット)パネル搭載モデルです。
液晶表示はすごく鮮明で綺麗。黒もしっかり表現できます。
映像を視聴してみても、臨場感が半端ないので、すごくのめり込んで見ることができます。色の表現も鮮やかなので、これは見ていて楽しいですね。
視野角の広いIPSパネルを採用しているため、かなり斜め方向からでしっかりと表示を確認できます。
ただし映り込みが発生しやすいので、適宜角度を調整する必要があります。
キーボード。日本語キーボードを搭載してますが、前述したようにローズゴールドモデルのみは英語キーボードを搭載しています。
Enterキーの右に一列キーが配置されているのがわかります。慣れるまでは打ち間違えが発生しやすいかもしれません。
キー表面はそれほどつるつるしておらず、滑りにくい仕様になっているので、打ちやすいです。
スリムノートなのでキーストロークは浅め。
キーピッチは約19mmを確保しています。
実際にキー入力していて窮屈な感じはしないですね。
あとボディの堅牢性が高いため、キーボードを強く押してもそれほどたわまみません。快適なタイピングが可能です。
キーボードにはバックライトが装備されています。F5キーを押すことでオン/オフの切替が可能。明るさの調整はできません。
キーボードにバックライトが付いていると、飛行機の中など暗い環境でも快適にタイピング作業を行うことができます。
タッチパッドは横長で広く取られています。クリックボタンが一体となったタイプを採用しています。
タッチパネル/クリックボタン部分とも反応は良好で、使用時にストレスが溜まることがありません。
パームレストの表面はさらさらしており、タイピング時に手の平を乗せておいても、べとついたりしにくくなっています。
左側面部。
USB3.1端子、ヘッドホン/マイクコンボ端子、電源ボタン、
microSDカードスロットが配置されています。標準サイズのSDカードは使えないので注意が必要です。
右側面部。
USB Type-C 3.1 Thunderbolt 3 ×2、指紋認証リーダー、音量調整ボタンが配置されています。
指紋認証リーダーを使えば、パスワードを入力しなくても、安全にログインできます。
なおSpectre X360にはIR(赤外線)カメラが搭載されているため、顔認証でログインすることも可能です。
前面部。液晶を開くときに指を引っかけるための窪みが設けられています。
背面部。ヒンジのみが配置されています。
底面部。通気孔のみが配置されています。継ぎ目のない仕様になっており、簡単にはボディ内部にアクセスすることはできません。
パソコン本体の分解は推奨されておらず、ユーザー自身でメモリ増設などのハードウエア改変を行った場合には保証適用外となるので注意が必要です。
10)同梱物をチェック
Spectre X360の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
ACアダプタは、一部分が欠けた形状になっており、ここに電源ケーブル/プラグを接続する仕組みになっています。手の平ぐらいの大きさです。
それほど厚みはありません。
電源ケーブル。
電源ケーブルとACアダプタを合わせた重量は約351g。
コンセントのみのパーツも用意されています。コンセント部分は収納可能なので携帯しやすいです。持ち歩く際にはこちらの方が軽くなるので便利ですね。
コンセントのみのパーツを接続したところ。ぴったり四角形になります。
重量は257g。電源ケーブルを使ったときと比べて、約94g軽量化することができます。
カフェなどですぐ近くにコンセントがあるときはコンセントのみのパーツをを、少し離れたところにあるコンセントを使う場合には電源ケーブルを、というような使い分けも可能です。
電源ケーブルの接続端子にはUSB Type-Cを採用。上下の向きがないため、接続する際にいちいち向きを確認する必要がないので便利です。
Spectre X360には、右側面部にUSB Type-Cを2つ搭載していますが、いずれの端子に接続しても充電可能です。
充電する際には、右側面部に多少のスペースが必要となります。
「HPパソコンナビ」というガイドブックが同梱されており、操作方法がわからないときは参照することができます。
最近はこうした紙のガイドブックを同梱しないモデルが増えているので、こうした配慮はうれしいですね。全編カラーで、イラストがふんだんに使われているのでわかりやすいです。
専用スリーブケースも同梱されています。
表面の質感も良く、触り心地もいい感じです。
ぴったり収納できます。
Spectre X360は外に持ち出して利用する機会が多いと思うので、最初からケースが同梱されているのはうれしい心配りだと思います。
まとめ
以上、Spectre x360(旧モデル)の特徴について解説しました。まとめると次のとおり。
- 第8世代インテルCoreプロセッサ搭載
- 4つのスタイル(ノート/テント/スタンド/タブレット)で使用可能
- 高い質感を実現した洗練されたデザイン
- スリム/軽量
- 優れた基本性能
- プライバシーモード搭載モデルを選択可能
- 長時間駆動可能
- 急速充電対応
最近のスリムタイプノートは、アルミ/マグネシウム合金を使用することでスタイリッシュさを際立たせていますが、どれも似たりよったりのデザインになりがちです。
その点、このSpectre x360はアッシュブラック&ゴールドという、他にはないデザインを備えており、大人向けの落ち着いた雰囲気を醸し出しています。アクセントとして使われているゴールドもすごく印象的です。
高級感を犠牲にすることなく、他の人とは異なるカラーのノートがいい、という人に受け入れられやすいでしょうね。デザインに関する満足度は高いと思います。
また、4つのスタイル(ノート/テント/スタンド/タブレット)に自在に変化して使えるほか、第8世代インテルCoreプロセッサを搭載し、高い性能を発揮できます。しかも非常にスリム/コンパクトです。
このSpectre x360は、基本性能も高い、さらにスリムで多様な使い方が可能、ということで非常に完成度の高い2-in-1ノートに仕上がっていると思います。ニーズに合わせていろんな使い方をしたいが、デザイン/性能面で妥協したくない、さらに携帯しやすいノートがいい、という人にオススメです。
Spectre x360 13(2018年10月モデル)レビュー
本モデルの後継モデルSpectre x360 13(2018年10月モデル)について解説します。新旧モデルの主なスペックの比較も行っています。詳しくは、 Spectre x360 13(2018年10月モデル)レビューを参照してください。
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(更新日:2018年11月29日)