HP ProDesk 400 G7 SFF実機レビュー
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ProDesk 400 G7 SFFは、インテルプロセッサを搭載した省スペースデスクトップPC。
HPの法人向けProシリーズに属するデスクトップPCです。ProシリーズはHPビジネスデスクトップのエントリー/スタンダードモデルに位置づけられており、コスパ重視の方にオススメです。
ProDesk 400 G7 SFFの主な特徴をまとめると次のとおり。
- インテルロセッサ(Celeron/Core i3/i5)搭載モデルを選択可能
- 省スペースデスクトップ
- 縦置き/横置き可能
- 高いコスパを実現
ここでは、ProDesk 400 G7 SFFの特徴、性能等について詳しく解説します。
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1)省スペースボディ
HP ProDesk 400 G7 SFFは、省スペースボディを採用したデスクトップPC。
HP法人向けProDeskシリーズは、筐体の大きさに応じて下のとおりDM/SF(SFF)/MTの3つに大別されます。
筐体 | DM | SF(SFF) | MT |
超小型 | 省スペース | タワー | |
大きさ | 小 ← → 大 |
HP ProDesk 400 G7 SFFは、この中でSF(SFF)に分類されており、コンパクトタイプのボディを採用することにより、省スペース性を実現しています。
ボディサイズは270×303×95 mm。
片手で掴めるスリムさです。
B5サイズのノートと比べたところ。
コンパクトなボディに収まっています。
24インチの液晶モニタに接続してみました。ProDesk 400 G7 SFFが、それほど大きな設置面積を取っていないのがわかりますね。
ProDesk 400 G7 SFFの右側面部にはゴム足が配置されているので、
この面を下にして横置きすることが可能。
横置きにすると場所は取りますが、安定性は大きく増します。
なお、標準でタワースタンドが同梱されるので、縦置きしたいときはスタンドを装着すると安定します。
スタンドを装着したところ。ぴったり装着できるので、多少強く揺らしてもびくともしません。ちなみにタワースタンドなしも選択することができます。その場合550円安く購入できます。
しっかり挟み込まれているので、簡単には外れません。
2)スペックをチェック
ProDesk 400 G7 SFFの主なスペックは次の表のとおり。
機種名 | ProDesk 400 G7 SFFスペック |
CPU | インテルCeleronプロセッサー G5905
(3.50 GHz/インテルスマート・キャッシュ4MB) インテルCore i3-10100プロセッサー (3.60 GHz-最大4.30GHz/インテルスマート・キャッ シュ6MB) インテルCore i5-10500プロセッサー (3.10 GHz-最大4.50GHz/インテルスマート・キャッ シュ12MB) インテルCore i5-10600プロセッサー (3.30 GHz-最大4.80GHz/インテルスマート・キャッ シュ12MB) |
メモリ | 4GB(4GB×1) / 8GB(8GB×1) / 16GB(8GB×2) / 32GB(16GB×2) (最大64GB) |
ストレージ | HDD SATA/600(7,200rpm) : 500GB / 1TB / 2TB、 SSD M.2(NVMe) :128GB(TLC) / 256GB(TLC) / 512GB(TLC) / 1TB(TLC) |
ストレージ2 | なし / HDD SATA/600(7,200rpm) : 500GB / 1TB / 2TB |
グラフィックス | なし(プロセッサー内蔵) / AMD Radeon R7 430 LP 2GB/ AMD Radeon RX550X LP 4GB |
光学ドライブ | なし / DVD-ROMドライブ(9.5mmスリムライン) / DVDライター(9.5mmスリムライン) |
寸法/ 重量 |
270×303×95 mm/ 約3.9kgg(タワースタンド含まず) |
標準保証 | 1年 |
CPU
CPUにはコストパフォーマンスに優れたインテルCeleronプロセッサに加え、第10世代インテルCore i3/i5プロセッサ搭載モデルを選択できます。
価格重視ならCeleron搭載モデルがオススメですが、Celeronだとちょっと負荷のかかる処理を実行したときに処理が遅くなることがあるので、ある程度快適に作業したいのであれば、より高性能なインテルCoreプロッサ搭載モデがオススメです。
メモリ
メモリは4GB/8GB/16GB/32GBでカスタマイズ可能。Web閲覧/ビジネスアプリ操作/動画再生といった負荷が軽めのタスクがメインであれば4GBの容量でも足りるケースもあると思いますが、少し負荷がかかると処理にもたつくことがあります。
マルチタスクを快適に処理したい、または余裕のあるパフォーマンスを確保したいのであれば8GB以上のメモリを搭載した方がいいと思います。
ストレージ
ストレージはHDDに加えて、高速アクセス可能なSSDも選択できます。セカンドストレージを搭載することも可能です。HDD+SSDのハイブリッド構成にすると、高速アクセスと大容量データ保存のいいとこ取りが可能です。
ただし1stストレージがHDDの場合、OSやアプリケーションの起動に時間がかかるケースが多いので、できるだけSSDを搭載した方が快適に作業できると思います。
グラフィックス
グラフィックスはCPU内蔵タイプに加えて、 AMD Radeon R7 430 LP 2GB/AMD Radeon RX 550X LP 4GB搭載モデルを選択できます。
まとめ
以上見てきたように、ProDesk 400 G7 SFFは、負荷がそれほど重くない一般的なビジネスタスク、Web閲覧、動画再生などを処理するのに適したデスクトップPCに位置づけられているのがわかります。描画処理能力が必要なタスクを快適にこなすのは難しいと思います。
ProDesk 400 G7 SFFは、東京にある工場で組み立てられています。上面部に「Made in TOKYO」というシールが誇らしげに貼り付けられています。
海外で生産されるモデルに比べて、輸送距離が短くなるため、輸送中の故障が発生する可能性を減らすことができます。
3)各パーツをチェック
ProDesk 400 G6 SFの前面部。右側に端子類、左上に光学ドライブを配置しています(光学ドライブはオプションです)。
上から順にステータスライト、電源ボタン、マイク/ヘッドホンコンボジャック、USB2.0(Type-A)×2、USB 3.2 Gen 1(Type-A)×2が配置されています。
電源ボタンを押すとボタンに配置されている白色のライトが点灯します。また、稼働状況により、電源ボタン上のステータスライトが点灯し、マシンの状態を確認できます。
一番下にはSDカードリーダーが配置されています(SDカードリーダーはオプションです)。
一見すると光学ドライブが配置されていないように見えますが、よく見ると取り出し位置を示すアイコンが表記されています(光学ドライブ搭載モデルの場合)。
この部分を押すと、光学ドライブのトレイが少し飛び出すので、指で引き出します。
右側面部。前述したように、横置き用のゴム足が4つ配置されています。
左側面部には何も配置されていません。
背面部。
上段左に端子類が配置されています。
写真上から順に
- ラインアウト端子
- DisplayPort 1.4×2
- ディスプレイ用オプションポート(VGA, HDMI, USB 3.2 Gen 2(Type-C)w/ DisplayPortTM Alt Modeのいずれかを搭載可能→この構成ではHDMI端子を搭載)
- USB 2.0 × 2
- ネットワークポート(RJ-45)
- USB 2.0×2
- LAN端子
- USB 3.2 Gen 1(Type-A)× 3
が配置されています
搭載されているUSB端子はすべてType-A。Type-C端子は搭載されていません。
中段に拡張カード用のカバー、下段に電源コネクタが配置されています。
電源ケーブル/HDMIケーブルを接続したところ。
またシリアル端子、パラレル端子といったレガシー端子をオプションで選択できるので、古いタイプのデバイスを接続する必要がある場合でも使えます。
同梱される電源ケーブル。ACアダプタは付属しないタイプです。
HP ProDesk 400 G7 SFFでは、標準でUSB接続キーボード/マウスが同梱されます。すでにキーボード/マウスは持っている、という方のために、キーボードなし/マウスなしを選択することのできるモデルも用意されていますが、「なし」を選んでも価格は安くなりません。
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(更新日:2021年12月10日)