HP 14s-fq実機レビュー
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ここでは、HPの14インチノートHP 14s-fqについて詳しく解説します。
【プロモーション/貸出機材提供:株式会社日本HP】
HP 14s-fqシリーズは、エントリーシリーズのHPシリーズに属する14インチ液晶搭載ノートPC。コストパフォーマンスに優れたAMDプロセッサを採用しています。
- ホワイトを基調としたシンプルなデザインを採用
- 14インチ液晶搭載ノートPC
- コストパフォーマンスに優れたAMDプロセッサ搭載モデルを選択可能
ここでは、HP 14s-fqの特徴・スペック等について詳しく解説します。
【参考】HP 14s-fq動画
HP 14s-fqに関する動画をYouTubeにアップしています。
- 目次
- 1)ホワイトをベースとしたシンプルなデザイン
- 2)スペックをチェック
- 3)パッケージをチェック
- 4)14インチパネル搭載のコンパクトノートPC
- 5)特徴/使い勝手をチェック
- 6)各パーツをチェック
- 7)同梱物をチェック
- 8)まとめ
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
AMD Ryzen 5 5500U モバイル・プロセッサ+8GBメモリ+256GB SSD+CPU内蔵グラフィックス(AMD Radeonグラフィックス)
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1) ホワイトをベースとしたシンプルなデザイン
HP 14s-fqは、ホワイトをベースとした「ピュアホワイト」というカラーリングを採用。
天板部だけでなく、
キーボードおよびその周辺部分もホワイト。
底面部もホワイトです。
なのでホワイトで包み込まれているイメージです。
「ピュアホワイト」(純粋な白)と名付けられているだけあって、すごく鮮やかな白色ですね。
コスパ重視のため、おそらくボディには樹脂が用いられていると思います。
アルミなどのメタル製ボディほどの質感の高さは感じませんが、個人的にはチープな感じは受けないですね。
白色が印象的で、ポップな感じの仕上がり。すっきりとしていてシンプルです。若い人に受けそう。
キーボード周囲、パームレスト部分にはヘアライン加工が施されており、見る角度に応じて違う見え方になります。
このカラーリング・デザインなら欲しいと思えるかも。
2)スペックをチェック
HP 14s-fqのスペックおよびパッケージは次のとおり。
機種名 | HP 14s-fq0000 | HP 14s-fq1000 | HP 14s-fq2000 | |
モデル名 | エントリーモデル | ベーシックモデル | スタンダードモデルS3 | スタンダードモデルG2 |
OS | Windows 11 (Sモード) | Windows 11 Home (64bit) | ||
液晶 | 14.0インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSディスプレイ (1920×1080 / 最大1677万色) |
|||
CPU | AMD 3020e モバイル・プロセッサ | AMD Ryzen 3 5300U モバイル・プロセッサ | AMD Ryzen 5 5500U モバイル・プロセッサ | AMD Ryzen 5 5625U モバイル・プロセッサ |
メモリ | 4GB (4GB×1) DDR4-2400MHz | 8GB (4GB×2) DDR4-3200MHz | ||
ストレージ | 128GB SSD (SATA M.2) | 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) | ||
光学ドライブ | - | |||
グラフィックス | AMD Radeon グラフィックス (プロセッサーに内蔵) | |||
端子類 | HDMI 出力端子×1、SuperSpeed USB Type-C 5Gbps ×1、 SuperSpeed USB Type-A 5Gbps×2、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1、SDカードスロット | |||
バッテリ駆動時間 | 最大8時間30分 | 最大9時間30分 | ||
寸法 | 約324×225×17.9-21mm | |||
最小構成 重量 |
1.33kg |
(*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください)
OS
エントリーモデルは、Windows 11 (Sモード)のみを搭載。
セキュリティを確保するため、Windows 11 (Sモード)では、Microsoft Storeの検証済みアプリのみを実行できる仕様になっています。したがって、Microsoft Store の検証済みアプリ以外のアプリを実行するには、Sモードを解除して、標準モードのWindowsに切り替える必要があります。一度解除すると、Sモードに戻すことはできません。
ベーシック・スタンダードモデルでは、標準モードのWindows 11を搭載しています。
(*レビュー機はWidnows 10 Home搭載モデル)
CPU
CPUはAMD 3020e/Ryzen 3 5300U/AMD Ryzen 5 5500U/AMD Ryzen 5 5625Uプロセッサ搭載モデルを選択可能。
CPU | AMD 3020e | AMD Ryzen 3 5300U | AMD Ryzen 5 5500U | AMD Ryzen 5 5625U |
コアの数 | 2 | 4 | 6 | 6 |
スレッドの数 | 2 | 8 | 12 | 12 |
基本クロック | 1.20GHz | 2.60GHz | 2.10Hz | NA |
最大ブーストクロック | 2.60GHz | 3.80GHz | 4.00GHz | 4.30GHz |
L2キャッシュ | 1MB | 2MB | 3MB | 3MB |
L3キャッシュ | 4MB | 4MB | 8MB | 16MB |
価格の安さでいえばAMD 3020e搭載モデルが一番安くなりますが、性能がそれほど高くないので、処理にもたつくケースが出てくると思います。ある程度快適に作業したいのならRyzenプロセッサ搭載モデルがおすすめ。
レビュー機には、AMD Ryzen 5 5500Uプロセッサを搭載。
メモリ
メモリは4GB/8GB搭載モデルを選択可能。4GBメモリ搭載モデルの場合、処理に時間がかかってストレスを感じるシーンがあるので、できれば8GBメモリ搭載モデルを選んだ方が快適に作業できると思います。8GBメモリは、4GB×2のデュアルチャネル構成なので、一度の多くのデータをやりとりすることができ、マルチタスクをより高速に実行できます。
メモリ容量 | 説明 | |
4GB |
↓ ↓ 快適 |
価格重視のモデルで4GBメモリ搭載モデルが用意されることが多いです。価格が安く設定されるのがメリットですが、ちょっと負荷のかかる処理を実行しようとすると、動きがもっさりすることがあるので、できれば8GBメモリ以上のメモリ搭載モデルを選ぶのがおすすめ。 |
8GB | 一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。 |
レビュー機には8GBメモリを登載。
ストレージ
ストレージは、128GB SSD (SATA M.2)/256GB SSD (PCIe NVMe M.2)の構成モデルを選択可能。HDDを搭載したモデルは用意されていません。SSDは、128GBがSATA接続タイプ、256GBが、SATA接続より高速なPCIe NVMe M.2接続タイプのSSDを搭載しています。
価格 | アクセス速度 | 耐衝撃性 | 静音性 | 重量 | |
HDD | ○ | △ | △ | △ | △ |
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。 | |||||
SSD | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。 |
128GBだと、OSやプリインストールされているアプリケーションの占有領域があるため、使える容量が少なめ。大容量データを大量に扱うのであれば、256GBストレージ搭載モデルの方が、いちいちストレージ残量を気にする頻度を減らせます。
レビュー機には256GB SSDを搭載。
なおレビュー機を使い始めたときの空き領域は180GBでした。空き領域はマシン構成等によって異なる可能性あるので参考程度にしてください。
グラフィックス
グラフィックスには、CPU内蔵タイプを選択可能。カードタイプのグラフィックスを搭載したモデルに比べて描画処理能力に劣るため、負荷のかかる動画・画像編集等の作業を快適にこなすのは厳しいと思います。
スペックまとめ
この構成を見ると、HP 14s-fqはエントリーノートPCに位置づけられるだけあって、価格と性能のバランスの良さに注力したモデルに仕上がっています。
なので、Web/メール/SNS/動画再生といった、比較的負荷の軽い作業向けのマシンという位置づけで導入するのがいいでしょう。
とにかく安さ重視で、性能はあまり気にしないのならエントリーモデルを購入するのも ありでしょうが、ある程度快適に作業したいのなら、 AMD Ryzenプロセッサ/8GBメモリ/256GB SSD搭載モデルを選んだ方がストレスが少ないと思います。
3)パッケージをチェック
HP 14s-fqで用意されているパッケージおよび価格は次のとおり。
機種名 | HP 14s-fq0000 | HP 14s-fq1000 | HP 14s-fq2000 | |
モデル名 | エントリーモデルS1 | ベーシックモデルS2 | スタンダードモデルS3 | スタンダードモデルG2 |
OS | Windows 11 (Sモード) | Windows 11 Home (64bit) | ||
液晶 | 14.0インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSディスプレイ (1920×1080 / 最大1677万色) |
|||
CPU | AMD 3020e モバイル・プロセッサ | AMD Ryzen 3 5300U モバイル・プロセッサ | AMD Ryzen 5 5500U モバイル・プロセッサ | AMD Ryzen 5 5625U モバイル・プロセッサ |
メモリ | 4GB (4GB×1) DDR4-2400MHz | 8GB (4GB×2) DDR4-3200MHz | ||
ストレージ | 128GB SSD (SATA M.2) | 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) | ||
割引後価格(税込) | 完売 | 完売 | 完売 | 完売 |
4)14インチパネル搭載のコンパクトノートPC
液晶の外枠(ベゼル)部分が狭いスリムベゼルデザインを採用。
B5サイズのノートと比べるとこんな感じ。
ボディはコンパクト。扱いやすい大きさです。
厚さは 17.9(最薄部)- 21 (最厚部) mm。
非常にスリムというわけではありませんが、掴みやすいですね。
重量は約1.334kg(実測値)。
すごく軽い、という感じはしないですが、
個人的には、このぐらいだったら外で使いたい場合、
ちょっと頑張って持ち出してみようかな、思える重さです。
コンパクトボディなので、ビジネスバッグからの取り出しもスムーズ。
ディパックからもストレス無く取り出せます。
5)特徴/使い勝手をチェック
搭載している端子類
HP 14s-fqに搭載されている端子類は次のとおり。
- HDMI 出力端子×1
- SuperSpeed USB Type-A 5Gbps×2
- SuperSpeed USB Type-C 5Gbps×1
- ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1
- SDカードリーダー
LAN端子は非搭載です。
USB端子 | 最大転送速度 | 個数/場所 |
SuperSpeed USB Type-A 5Gbps | 5 Gbps | 2個/右側面部 |
SuperSpeed USB Type-C 5Gbps | 5 Gbps | 1個/右側面部 |
USB端子は従来からあるType-A端子が2つ、前後の向きのないType-C端子が1つの合計3個を搭載。左側面部にUSB端子は配置されておらず、右側面部に端子類が集中しています。
Type-C端子は、DisplayPortやPowerDeliveryには対応しておらず、データ伝送のみに使用できます。
外部映像出力
HP 14s-fqには外部映像出力端子としてHDMI端子のみを搭載。
HDMI端子は右側面部に配置されています。
27インチモニタに接続してみました。外部映像出力することで、広い表示領域で作業することができ、作業効率をアップできます。
指紋認証可能
キーボード右下に指紋認証センサーを搭載しており、キーボードを使わずにログインできるうえ、セキュリティを高めることができます。
起動時間
起動(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。
1回目→11.07秒/2回目→10.06秒/3回目→10.89秒
レビュー機は約11秒で起動可能でした。非常に高速に起動するので、ほとんど待たされる感じがありません(*マシンの構成等により、起動時間が異なってくると思うのであくまで参考程度にしてください)。
バッテリ駆動時間
レビュー機(スタンダードモデルS3)で、輝度80%/電源モード:高パフォーマンスの状態で、YouTubeで標準サイズの動画を視聴しながら、文字入力/Web閲覧を実行した場合のバッテリ使用率は次のとおりです。
経過時間 | バッテリ使用率 |
3時間30分 | 48% |
3時間30分で約48%バッテリを消費しているので、単純計算で、フル充電している状態から7時間強バッテリを駆動させることができる計算になります。HP Webサイトに記載されているバッテリ駆動時間「最大9時間30分」には及びませんが、バッテリ消費の大きい動画を外出先でずっと視聴し続けるケースはあまりないと思うので、実際にはもう少しバッテリ駆動時間は延びると思います(バッテリ駆動時間は、構成・使い方・環境等によって大きく異なるので、あくまで参考としてください)。
サウンド
スピーカーはキーボード上部に配置。この位置にスピーカーがあると、音がさえぎられることなく耳に届きます。
コスパ重視のPCなので、それなりの音質だろうと思ったんですけど、実際に音楽を聴いてみると、想像したてのよりもいいですね。大きい音だとちょっとカシャカシャする感じはありますが、全体的にナチュラルなサウンドです(あくまで個人的感想です)。
6)各パーツをチェック
ディスプレイの主なスペックは次のとおり。
ディスプレイ詳細 | |
パネル | 14.0インチ/IPS/16:9 |
最大解像度 | 1920×1080 |
光沢/非光沢 | 光沢 |
タッチパネル | 非タッチパネル |
液晶パネルには14インチを搭載。縦横比16:9です。
27インチモニタと並べるとこんな感じ。
15.6インチノートを並べて見ました。上の画像の左がレビュー機、右が15.6インチノートです。
最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドット。
個人的には、拡大表示しなくても100%表示のままで見づらさは感じませんでした。
100%表示だと、複数のウィンドウを並べて表示できるので、作業効率をアップできます。
エントリノートPCながら、表示の綺麗なIPSパネルを採用しているため、液晶表示に関する満足度は高いと思います。
メリット | デメリット | |
TN |
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VA |
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★IPS |
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IPSパネルは、他の種類のパネルと比べて、色表現に優れている、視野角が広いというメリットがあります。
色の表現が綺麗で
黒もしっかりめに描写可能。
精細感も高いので、映像も楽しめると思います。コスパ重視のPCのため、触ってみるまではあまり画質に期待していなかったのですが、個人的には結構綺麗だと感じました。
光沢パネルを採用。色を鮮やかに表現できますが、角度によっては、照明などの映り込みが発生する可能性があります。
メリット | デメリット | |
★光沢パネル |
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非光沢パネル |
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タッチパネルは非搭載です。
キーボードにテンキーは非搭載。
一番左端の半角/全角キーが少し小さめ。
Enterキーは標準的な大きさかな。
Enterキーの右横に一列キーを配置したHP独自のキーボードデザインを採用。Enterキーを押そうとして、隣の「Page up」キーを押してしまうことがありました。このあたり慣れが必要かもしれません。
キートップを触るとちょっとざらっとた感じ。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は1.5mm。このクラスのノートとしては、しっかりめです。打鍵感は柔らかめ。強く押すとボディがちょっとたわむため、ちょっとふにゃふにゃした押し心地になります。
キーピッチ(キー間の距離)は約18.7mm。
フルサイズのキーボード(19mm)と比べると若干狭めですが、個人的にはそれほど窮屈な感じはしないです。
コスパ重視のエントリPCに搭載されているキーボードとしては、 個人的には使い勝手は悪くないと思います。
タッチパッドは、クリックボタンと一体になったタイプを採用。
ちょっと小さめですが、使いづらさはあまり感じませんでした。クリック部分の押し込み幅があり、クリック音が結構大きめです。
SDカードスロットとステータスライトが配置されています。
SDカードを挿入してみました。
写真左から順に、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート、SuperSpeed USB Type-C端子、5Gbps SuperSpeed USB Type-A 5Gbps端子×2、HDMI出力端子、電源コネクターが配置されています。
右側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続してみました。
左右の側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続するとこんな感じ。USB端子類がすべて右側面部に配置されています。左側面部にもUSB端子があった方が使い勝手が良かったですけどね。
前面部に端子類はなし。
中央部分が少し飛び出す形状をしており、
カバーを開くときに指を引っかけやすいです。
背面部に端子類は配置されていません。
底面部中央に通気孔が配置されています。
7)同梱物をチェック
ACアダプタと電源ケーブル
ACアダプタは片手で握れるくらいのコンパクトさ。
立方体の形状をしています。
45W型のACアダプタを採用。
ケーブルには集束バンドが付いています。
L型接続端子を採用。
右側面部の一番奥にある電源端子に接続して充電します。
L型コネクタなので、接続する際のスペースを最小限に抑えられます。
電源ケーブルはしっかりめのつくり。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は280g。
コンセント部分のみのパーツも同梱されています。
このパーツを使えば、ケーブル長は短くなりますが、重量が軽くなるため、持ち運びしやすくなります。
ACアダプタとコンセントのみのパーツを合わせた重量は210g。70g軽量化できます。
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(更新日:2023年2月3日)