Victus 16(AMD)実機レビュー
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Victus 16(AMD)は、よりカジュアルにゲームを楽しめるよう設計されたゲーミングノートPCです。コスパに優れたAMD Ryzenプロセッサを搭載しています。
【プロモーション/貸出機材提供:株式会社日本HP】
HPゲーミングPCシリーズ | 性能 | 特徴 |
OMEN (ハイエンドゲーミング) |
高 ↑ ↓ 低 |
圧倒的なパフォーマンスを発揮できるよう設計されたHPのハイエンドゲーミングシリーズ。 |
VICTUS (ライトゲーミング) |
カジュアルにゲームを楽しむためのゲーミングPC。シンプルなデザインに仕上がっているほか、より手頃な価格でゲームを楽しめるよう設計されています。 |
HPにはゲーミングPCブランドとしてOMENシリーズが用意されています。OMENとVICTUSは兄弟ブランドですが、VICTUSはカジュアルなイメージを重視しており、より手頃な価格でゲームを楽しめるよう設計されています。
Victus 16(AMD)の主な特徴は次のとおりです。
- AMD Ryzen 6000シリーズプロセッサ搭載
- ホワイトをベースとしたデザイン
- ゲームを堪能できるハイスペックな構成(GeForce RTXグラフィックスを搭載)
- 16.1インチの非光沢/IPS/高リフレッシュレートパネルを搭載
ここでは、Victus 16(AMD)の特徴・スペック等について詳しく解説します。
VICTUS 16(インテル)レビュー
インテルCoreプロセッサ搭載のVictus 16(インテル)も用意されています。詳しくはVictus 16(インテル)レビューを参照してください。
【参考】HP Victus 16(AMD)動画
HP Victus 16(AMD)に関する動画をYouTubeにアップしています。
- 目次
- 1)ホワイトをベースとしたデザイン
- 2)ゲームを快適に楽しめる構成
- 3)パッケージをチェック
- 4)パフォーマンスをチェック
- 5)効率的なエアフローを確保
- 6)16インチパネル搭載
- 7)特徴/使い勝手をチェック
- 8)各パーツをチェック
- 9)同梱物をチェック
- 10)まとめ
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
AMD Ryzen 5 6600Hプロセッサ/16GBメモリ/512GB SSD/NVIDIA GeForce RTX 3050グラフィックス
*当サイト向け特別クーポンが提供されています。個人向けPCが7%オフ/法人向けPCが4%オフになるクーポンが利用可能です。【プロモーション/提供:株式会社日本HP】
1)ホワイトをベースにしたデザイン
Victus 16(AMD)はホワイトをベースとしたデザインを採用(セラミックホワイト)。結構目立ちそうなホワイトですね。陶磁器をイメージした白ですごく鮮やかです。
白いのでシャープな印象を受けます。コスパ重視のため樹脂製ボディを採用していると思うのですが、野暮ったさはあまり感じません。ちょっと洗練された感じが出てますね。
キーボードおよびその周囲ともホワイトなので、すっきりとした印象を受けます。
ホワイトで包み込まれているイメージです。
非常にシンプルながら、ゲーミングノートPCらしくエッジの効いたデザインに仕上がっていると思います。
表面はマット調の仕上がり。触るとさらさらしており、べとつきにくいです。触った感触は心地いいですね。指紋や汚れが目立つという印象はないです。
天板部の「V」のロゴには鏡面仕上げが施されています。
液晶パネルの下部にも「V」があしらわれています。
背面部は少し傾斜したデザインを採用。
背面部中央には「VICTUS」のロゴが配置されています。
底面部もホワイトを採用しています。天板部と同じ仕上げになっており、触るとさらさらします。
Victus 16(AMD)は、いかにもゲーミングマシンという奇抜なデザインではなく、おとなしめのデザインに仕上がっていますが、それほど野暮ったくありません。なので、クリエイティブ作業などのオフィスワークでも、あまり違和感なく使えると思います。
2)ゲームを快適に楽しめる構成(スペックをチェック)
Victus 16(AMD)の主なスペックは次のとおり。インテルプロセッサ搭載モデルのVictus 16(インテル)のスペックと比較してみました。カジュアル層をターゲットとしており、より多くの人が購入しやすいよう、多彩な構成の選択肢が用意されています。
機種名 | 【参考】 Victus 16(インテル) Victus by HP 16-dシリーズ |
Victus 16(AMD) Victus by HP 16-eシリーズ |
液晶 | 16.1インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (144Hz / 1920×1080 / 250nit) | 16.1インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (144Hz / 1920×1080 / 250nit) |
CPU | インテル Cor i7-12700H プロセッサー (最大 4.70GHz, インテル スマート・キャッシュ 24MB) | AMD Ryzen 5 6600H 6コア/12スレッド・プロセッサ
AMD Ryzen 7 6800H 8コア/16スレッド・プロセッサ |
メモリ | 16GB (8GB×2) DDR5-4800MHz (最大32GB) | 16GB (8GB×2) DDR5-4800MHz (最大32GB) |
ストレージ | 512GB SSD (PCIe Gen3x4 NVMe M.2) (PCIe Gen3 NVMe M.2 空×1) | 512GB SSD (PCIe Gen3x4 NVMe M.2) (PCIe Gen3 NVMe M.2 空×1) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop グラフィックス4GB (GDDR6) / NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop グラフィックス4GB(GDDR6)/ NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop グラフィックス6GB (GDDR6) |
NVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptop グラフィックス4GB (GDDR6)/ NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop グラフィックス4GB (GDDR6) |
光学ドライブ | なし | なし |
無線LAN | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth5.0 | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth5.2 |
バッテリ駆動時間 | 最大5時間30分(RTX 3050/3050 Ti搭載時) 最大5時間(RTX 3060搭載時) |
最大8時間(RTX 3050搭載時) 最大9時間(RTX 3050 Ti搭載時) |
寸法 (幅x奥行きx高さ) |
約 370 × 260 × 23.5 mm | 約 370 × 260 × 23.5 mm |
最小重量 | 約 2.468 kg | 約 2.48 kg |
CPU
CPUはAMD Ryzen 5 6600H/AMD Ryzen 7 6800Hプロセッサ搭載モデルを選択可能。コスパに優れたAMD Ryzenプロセッサを利用できます。
CPU | AMD Ryzen 5 6600H | AMD Ryzen 7 6800H |
コアの数 | 6 | 8 |
スレッドの数 | 12 | 16 |
基本クロック | 3.30GHz | 3.20Hz |
最大ブーストクロック | 4.50GHz | 4.70GHz |
L2キャッシュ | 3MB | 4MB |
L3キャッシュ | 16MB | 16MB |
メモリ
メモリは16GBメモリ搭載モデルのみを用意。ゲーミングPCなので、より大容量のメモリオプションを選択できると良かったのですが、残念ながら設定されていません。8GB×2のデュアルチャネル構成です。
ストレージ
ストレージは、512GB SSDの構成モデルを選択可能。従来からあるHDDを搭載したモデルは用意されていません。
価格 | アクセス速度 | 耐衝撃性 | 静音性 | 重量 | |
HDD | ○ | △ | △ | △ | △ |
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。 | |||||
SSD | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。 |
スペック表を確認したところ「(PCIe Gen3 NVMe M.2 空×1」と明記されているため、増設することが可能だと思われます(増設は保証の対象外)。
グラフィックス
NVIDIA GeForce RTXグラフィックス搭載モデルを選択できます。
グラフィックス | 性能 | 用途 | 本モデルで選択可能 |
CPU内蔵タイプ | ↓ ↓ 高い |
動画再生 | × |
NVIDIA GeForce MXシリーズ | 動画再生/軽めのゲーム | × | |
NVIDIA GeForce GTXシリーズ | ゲーム/動画・画像編集 | × | |
NVIDIA GeForce RTXシリーズ | 負荷のかかる ゲーム/動画・画像編集 |
○ |
NVIDIA GeForce RTX 3050 LaptopグラフィックスまたはNVIDIA GeForce RTX 3050 Ti Laptopグラフィックスを搭載したモデルを選べます。
4)パフォーマンスをチェック
Victus 16(AMD)のパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。
AMD Ryzen 5 6600Hプロセッサ/16GBメモリ/512GB SSD/NVIDIA GeForce RTX 3050グラフィックス
負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。スコアは次のとおり。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
最高品質 | 1920×1080 | 16390 | すごく快適 |
負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
最高品質 | 1920×1080 | 12656 | 非常に快適 |
重い負荷がかかるゲーム「ファイナルファンタジー15」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
軽品質 | 1920×1080 | 9001 | とても快適 |
標準品質 | 1920×1080 | 6995 | 快適 |
高品質 |
1920×1080 | 5108 | やや快適 |
負荷が軽め~中程度のゲームであれば快適に楽しめるという結果が出ています。RTXシリーズの中ではエントリ向けのGPUであるNVIDIA GeForce RTX3050を搭載しているので、負荷の重いゲームの場合、高品質で「やや快適」という結果。
カジュアルにゲームを楽しみたい人向けの構成になっていると思います。性能を求めるのなら上位シリーズのOMENシリーズを検討するのもありでしょう。
5)効率的なエアフローを確保
効率的な冷却が可能
Victus 16(AMD)は負荷のかかるゲームを楽しめるゲーミングPCなので、発生する熱を効率的に排出できる設計になっています。
底面部に通気孔が大きめに取られています。
底面部に設置されているゴム足部分も高さがあり、机と本体との間により多くのスペースを確保できるようになっています。この結果、効率的なエアフローを確保できます。
キーボード上部にも通気孔を配置。
背面部全体が通気孔になっており、
ここから排熱されます。
カバーを開くと、中央のヒンジ部分が少し通気孔部分をふさぎますが、それでも排気の流れを妨げるほどではないと思います。
FF15のベンチマークを実行時、負荷がかかってファンの回転音が上がり、シャーという風切り音が聞こえてきます。結構大きな音がすることがありますが 、個人的にはうるさすぎる、という感じはしませんでした。
ベンチマーク実行直後に、底面部・背面部を触ってみましたが、ちょっと温かくなりますが、すごく熱くて触っていられない、というほどの熱さは感じませんでした(ぼくが使用した限りにおいての感想です。騒音・熱に関する受け止め方には個人差があると思います。また使用状況/環境等によっても変わってくると思うので、参考程度にしてください)。
6)16インチパネル搭載
Victus 16(AMD)は16インチパネルを搭載したノートPC。
パネルの外枠(ベゼル)が狭いスリムベゼルデザインを採用。
B5サイズのノートと比べたところ。キーボード上部に通気孔が大きめにとられていることもあり、ボディの奥行きが大きいですね。
16インチという大きめのパネルを採用しているため、ボディも大きいのですが、それほど扱いにくいという感じはないですね。一般的な15インチノートPCと遜色ない感じで扱えます。
厚さは23.5mm。
ゲーミングPCとしては薄いボディになっています。
シルエットも綺麗。
これぐらいの厚さであれば、片手で掴むのも苦ではありません。
重量は2.401kg(実測値)。ゲーミングPCということでちょっと重め。
ただし、ボディのバランスがいいせいか、個人的には、このクラスのゲーミングノートPCとしては、すごく重いという印象は受けませんでした。
脇に抱えて持てば、室内の移動ぐらいであれば、そんなに苦にならないと思います。
メタルボディと比べると、そこまでの堅牢性はありませんが、片手で持ってもボディのたわみは感じません。
ゲーミングPCではない一般的な16インチノートと比べてみました。写真左がVictus 16(AMD)です。
厚みが全然違いますね。
スリムベゼルを採用することでボディをコンパクトに収めているおかげで、16インチという大きいパネルを採用しているのにもかかわらず、鞄からの出し入れでそれほどストレスは感じないですね。
ディパックからの出し入れも行ってみました。
ボディが大きめなので結構きつきつです。ボディが重いのですが、ディパックに入れれば、ある程度機動性は確保できます。
7)特徴/使い勝手をチェック
搭載している端子類
Victus 16(AMD)に搭載している端子類は次のとおり。
- HDMI出力端子 × 1
- SuperSpeed USB Type-C 5Gbps ×1 (DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)
- SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×3 (うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応)
- ネットワークポート(RJ45)×1
- ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1
- SDカードスロット
搭載しているUSB端子は全部で4個。従来からあるType-A端子が3つ、前後の向きのないType-C端子が1つです。
搭載しているUSB端子 | 最大転送速度 | 個数/場所 |
USB Type-A | 5 Gbps | 2個/右側面部 1個/左側面部 |
USB Type-C | 5 Gbps | 1個/左側面部 |
USB Type-C端子はDisplayPortに対応しているため、外部映像出力に利用することが可能です。
映像出力
Victus 16(AMD)では、映像出力端子として、HDMI端子とUSB Type-C端子が用意されています。
USB Type-C端子経由で24インチモニタに接続してみました。
USB Type-C端子は前後の向きがなく、コンパクトなので抜き差ししやすいですね。
この状態で、HDMI端子経由で4K TVに接続したところ、3画面同時出力することができました。
4K TVには、4K(3840×2160ドット)の解像度で出力することが可能です。なお4K外部出力する際、リフレッシュレートが30Hzに制限されてしまうモデルがありますが、Victus 16(AMD)では60Hzで4K出力できます。
3画面同時出力すると、表示領域が広くなるため、複数のウィンドウを同時に表示できるようになるため、作業効率を大幅にアップさせることができます。
なお画面の切り替えは、通常は「設定」メニューから行いますが、Victus 16(AMD)ではFnキーとF1キーを同時に押すことで、画面切り替え作業を行うことができます。
FnキーとF1キーを同時に押すと、画面右に「映す」メニューが表示され、「PC画面のみ」「複製」「拡張」「セカンドスクリーンのみ」の中から選択できます。
起動時間
起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。
1回目→23.30秒/ 2回目→23.07秒/ 3回目→23.79秒
約24秒で起動可能。すごく待たされる感じはありません。
指紋認証・顔認証
指紋認証・顔認証機能は搭載されていません。
サウンドにもこだわっている
Victus 16(AMD)は、北欧の老舗音響メーカーBang&Olfusenと共同開発したスピーカーを採用することで、サウンドにもこだわっています。
スピーカは、底面部の前面部寄りの左右に1つず配置されたデュアルスピーカーシステムです。
この位置にスピーカーがあると、机に音が反射する形になります。
実際に音楽を聴いてみましたが、ちょっとシャカシャカする感じがありますが、聞いていて聞きづらく感じることはないですね(このあたりの受け止め方には個人差があると思います)。
OMEN Gaming Hubが用意されている
Victus 16(AMD)には、OMEN Gaming Hubというツールが同梱されています。
OMEN Gaming Hubツールを使って、マイゲームを登録したり、Oasis Live機能で友達を招待して、ストリーミングスペースで会話・共有・ゲームプレイの鑑賞を実行できます。
テンキー左上にあるボタンを押すと、OMEN Gaming Hubツールが起動します(「スタート」メニューからも起動できます)。
「システムモニター」タブでCPU/GPU/RANの使用率や温度を確認できます。
「ネットワーク」タブでは、アプリ毎のネットワーク優先度を設定することが可能。自動で設定することも、カスタムで設定することもできます。
「パフォーマンス コントロール」タブでは、「初期設定」、「静」、「パフォーマンス」の3つのモードから選択可能。
「初期設定」は通常のモード。
「静」モードにすると、パフォーマンスを抑制してファンの音を最小限に抑えることができます。
「パフォーマンス」モードはゲームに最適化されたモード。ただし、内部の温度に応じて、冷却ファンの回転数が高くなり、風切り音が大きくなる可能性があります。
またファンの速度も設定可能。デフォルトは「自動」に設定されていますが、排熱を最優先にしたい場合「最大」に設定できます。
「最大」にするとファンの回転が上がり、排熱効果が高まりますが、ファンの風切り音が大きくなり、結構うるさいです。
「パフォーマンス コントロール」タブの一番下には、CPU温度、GPU温度、CPU使用率が表示されるため、マシンの状況を確認することができます。
バッテリ駆動時間・充電時間
レビュー機で、輝度80%/電源モード(バッテリー):バランスの状態で、標準サイズのYouTube動画を視聴しながら、文字入力/Web閲覧を実行した場合のバッテリ使用率は次のとおりです。
経過時間 | バッテリ使用率(1回目) | バッテリ使用率(2回目) |
3時間 | 28% | 26% |
4時間 | 37% | 34% |
5時間23分 | 50% | - |
5時間37分 | - | 50% |
2回同じ条件で計測。1回目は5時間23分で50%バッテリを消費しているので、単純計算で、フル充電している状態から約10時間46分バッテリを駆動させることができる計算になります。2回目は、同じ計算式で11時間14分。
スペック値は最大約8時間ですから、それよりも長く使える計算になります。何か問題があったのかと思って2回計測してみたのですが同じような結果でした(バッテリ駆動時間は、構成、使い方、環境によって大きく異なるので、あくまで参考程度にしてください)。
充電時間も計測したところ、バッテリ0%の状態から1時間で78%充電することができました。かなり高速に充電できるようです。
Webカメラ
Webカメラは、パネル上部に配置されています(約92万画素)。画像/映像の流出を防ぐためのカメラシャッターなどは用意されていません。
計算機ツールあり
Victus 16(AMD)では、テンキーの一番上に配置されているボタンを押すと、計算機ツールを起動できます。
計算したいときにすぐ計算できるのは便利です。
8)各パーツをチェック
Victus 16(AMD)の各パーツをチェックします。
ディスプレイ
パネルの主なスペックは次のとおり。
パネル詳細 | |
サイズ | 16.1 |
最大解像度 | 1920×1080ドット |
パネル | IPS |
光沢/非光沢 | 非光沢 |
リフレッシュレート | 144Hz |
輝度 | 250nit |
タッチ対応 | × |
16.1インチパネルを搭載。
15.6インチパネルを搭載したと15インチノートPCと比べると、若干パネルが大きくなっています(上の画像の右が15インチノートPC)。
24インチパネル搭載のモニタと比較するとこんな感じです。
パネルが大きいので、目の前に座ると「大きい」と感じます。迫力ある映像を楽しめていいですね。目の前全体がパネルで覆われるイメージなので没入感もあります。画面が大きいと作業もはかどると思います。
下辺のベゼル幅が広いので、画面に高さがあり、見やすいですね。長時間画面を見続けたときの首への負担を軽減できるかもしれません。
16インチパネル搭載ノートと比べてみました。右の16インチノートは下辺のベゼルがスリムなのに対し、左VICTUS 16(AMD)の方が高さがあるのがわかります。
最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドット。4Kパネルなど、より高精細なパネルを選択できると、細かい描写が可能になるのですが残念ながら選択肢は用意されていません。
パネルが16インチと大きいので、100%表示のままでも文字が小さすぎて見づらいということはありません。上の画像のように、複数のウィンドウを並べて表示できるため、作業効率をアップできます。
文字も見やすいです。
表示が綺麗なIPSパネルを採用。全体に色ムラがなく、均一な表示です。
色の表現も鮮やかで、黒もしっかりめに描写できます。
自分で撮影した風景写真を映し出してみました。色が綺麗で、細かいところまでしっかり描写されています。
視野角も広いため、斜め方向からでも見え方に変化はほとんど感じません。
非光沢パネルを採用。光沢パネルと比べると、色の鮮やかに劣りますが、映り込みが発生しにくいので、長時間ゲームで画面を見続けても目が疲れにくいと思います。
メリット | デメリット | |
光沢パネル |
|
|
非光沢パネル |
|
|
リフレッシュレートとは、1秒間に画面が何回書き換わったかを計測する値。Hz(ヘルツ)で示され、1秒間に60回書き換わると60Hzと表現されます。
リフレッシュレートが低いとチラツキが生じたり、映像が滑らかに表現されない、などの問題が生じるため、ゲームを堪能することができません。
Victus 16(AMD)に搭載されるパネルのリフレッシュレートは144Hz。一般的なモニタのリフレッシュレートが60Hzですから、2倍以上の値となっており、より滑らかな表現が可能です。
実際にゲーム画面を見てみましたが、動きのあるシーンでも安定した状態で見られるので、すごく楽しめます。
画面の明るさを示す輝度は250nit。
タッチ操作には非対応です。
キーボード
キーボードにはテンキーを搭載。
個別のキーを搭載したセパレートタイプを採用。 一番下の段のキーが少し小さめ。また、ゲーミングマシンだからでしょうか、キートップのフォントが独特。たとえば、「S」キーの右横にあるのは「D」キーですが、ぱっと見「O」に見えます。
テンキー搭載のため、数字が入力しやすいと思います。
Enterキーは標準的な大きさですが、Enterキーとテンキーの間のスペースが狭めのため、慣れるまではEnterキーを押そうとしてテンキーを誤って押してしまうことがあるかもしれません。
キートップはつるつるしています。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は1.5mm。
最近のスリムタイプノートPCとしては標準的なレベルのキーストロークですが、個人的には浅めに感じました。打鍵感はやわらかめ。打鍵音は小さめです。
キーピッチ(キー間の距離)は18.7mm。
デスクトップPCに同梱されるフルサイズのキーボードのキーピッチ(19mm)と比べると若干狭めですが、窮屈さは感じませんでした。
キーボードにはホワイトのバックライトを装備しているため、暗い環境でも快適なキータイピングが可能となります。
Fnキーを押しながらF4キーを押すと、バックライトのオン/オフの切り替えが可能。明るさの設定はできません。
バックライトをオンにするとすごく明るいですね。
電源ボタンが、ファンクションキーの列に配置されています。
この位置に電源ボタンがあると誤って押してしまいがちですが、電源ボタンはちょっと固めになっています。誤って押しても、長押ししなければ電源がオフになることはありませんでした。
タッチパッド
タッチパッドは大きめ。クリックボタンが一体となったタイプを採用しています。
表面はすべすべしており、指を動かしやすいです。
このタイプのタッチパッドはクリックボタン部分が上手く反応してくれないことが あるので、使いづらさを感じ場合には、外付けのマウスを使うのもありかもしれません。
Fn+F11キーでタッチパッドのオン/オフの切り替えを実行できます。
切り替え操作を行うと、どちらの状態になったのかが画面に表示されます。上の画像はタッチパッドをオフにしたところ。外付けのマウスを使う場合には、タッチパッドをオフにした方が、誤動作を防げていいかもしれません。
右側面部
上の画像の左から順に、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps×2が配置されています。
右側面部のすべての端子類にデバイスを接続したところ。
左側面部
上の画像の左から順に、電源端子、LAN端子、HDMI 2.1 出力端子、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps、SuperSpeed USB Type-C 5Gbps (DisplayPort 1.4, 電源オフUSBチャージ機能)、ヘッドホンジャック、SDカードスロットが配置されています。
安定した状態でネットに接続できるよう、LAN端子が搭載されています。
SDカードをスロットに差し込んだところ。少しだけカードがはみ出します。
左側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続してみました。
左右の側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続するとこんな感じになります。
前面部
前面部に端子類は配置されていません。
カバーを開けるときに指がひっかかりやすいので、開けやすいです。
レビュー機は、片手でカバーを開けきることができました。いちいち両手を使わなくてもいいのは便利です。
背面部
前述したとおり、背面部には通気孔だけが配置されています。
底面部
底面部の中央には、通気孔が大きめに取られているほか、左右にスピーカーが配置されています。
中央にViCTUSの「V」があしらわれていますね。
9)同梱物をチェック
Victus 16(AMD)の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
消費電力の大きい高性能グラフィックスを搭載しているため、ACアダプタも大きめ(搭載しているグラフィックスによって、同梱されるACアダプタが異なる可能性があります。レビュー機にはNVIDIA GeForce RTX 3050を搭載)。
平べったいつくりになっているのがわかります。
200W型のACアダプタを採用。
ケーブルにはストッパが付いているので、巻きつけて持ち歩くことができますが、ケーブルが固めで巻きつけにくいですね。
結束バンドでケーブルをまとめる方が手間がかからないと思います。
接続端子にはL型端子を採用。
左側面部の一番奥にある電源端子に接続して充電します。L型端子を採用しているため、あまりスペースを取ること無く接続できます。
またケーブルが邪魔になりにくいです。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は603g。
各部名称などを示したペーパーも同梱されています。
まとめ
以上、Victus 16(AMD)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。
- AMD Ryzen 6000シリーズプロセッサ搭載
- ホワイトをベースとしたデザイン
- ゲームを堪能できるハイスペックな構成(GeForce RTXグラフィックスを搭載)
- 16.1インチの非光沢/IPS/高リフレッシュレートパネルを搭載
コスパに優れたAMD Ryzenプロセッサを搭載することにより、お手頃価格を実現。NVIDIA GeForce RTXグラフィックス搭載モデルとしては、お求めやすいゲーミングノートPCに仕上がっています。デザインにそれほど奇抜さがないので、動画/画像編集などのクリエイティブワークにも違和感なく使えると思います。
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(更新日:2022年10月28日)