HP 245 G10レビュー
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【プロモーション/貸出機材提供:株式会社日本HP】
・14インチパネルを搭載
・シルバーを基調としたシンプルなデザインを採用
・AMD Ryzen 7000シリーズプロセッサ搭載
・コスパ重視モデル
・扱いやすいスタンダードノートPC
ここではHP 245 G10の特徴、スペック等について詳しく解説します。
【参考】動画
HP 245 G10に関する動画をYouTubeにアップしています。
AMD Ryzen 7 7730Uプロセッサ/16GBメモリ/512GB SSD /CPU内蔵グラフィックス
1)14インチパネル搭載のコンパクトノートPC
HP 245 G10は14インチパネルを搭載したノートPC。
13インチ/16インチノートを並べてみました。上の画像の左から順に、13インチ(縦横比16:10)、レビュー機(14インチ/縦横比16:9)、16インチ(縦横比16:10)です。
27インチモニタを並べて見るとこんな感じ。
パネルの外枠が狭いスリムベゼルデザインを採用しているため、
ボディもコンパクトで、取り回ししやすいですね。
B5サイズのノートと比べるとこんな感じ。
厚さは17.9mm。スリムボディに仕上がっています。
掴みやすいので、さっと持ち上げることが可能。
重量は実測値で1.379kg。
それほど重くはありません。
14インチノートPCの良さは、画面の大きさと機動性の良さを両立させている点だと思っているので、
がんばれば外に持ち出せると思います。ただし、気軽に外に持ち歩けるほど軽くはないので、軽さ重視なら13インチパネル搭載のモバイルPCがおすすめ。
スリムなのでボディを持ちやすく、あまり負担は感じないですね。
コンパクトボディなので、ビジネスバッグや
ディパックからの出し入れもすごくスムーズに行えます。
2)スペックをチェック
HP 245 G10の主なスペックをチェックしてみましょう。
HP 245 G10 | |
OS | Windows 11 Home |
液晶 | 14インチワイド(16:9)フルHD 液晶ディスプレイ(非光沢、1920×1080ドット、250nits、UWVA)、 |
CPU | AMD Ryzen 5 7530U モバイル・プロセッサ AMD Ryzen 7 7730U モバイル・プロセッサ |
メモリ | 8GB (2x4GB) DDR4-3200 16GB (2x8GB) DDR4-3200 |
ストレージ | 256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) 512GB M.2 SSD (PCIe NVMe) |
グラフィックス | CPU内蔵タイプ |
光学ドライブ | - |
外寸 | 約 324 x 215 x 17.9 (最薄部、突起部含まず)mm |
最小重量 | 約1.36kg |
【CPU】
CPUにはコスパに優れたAMD Ryzne 7000シリーズプロセッサ搭載モデルを選択可能。AMD Ryzen 5 7530U /AMD Ryzen 7 7730Uを搭載したモデルを選べます。
CPU | Ryzen 5 7530U (本モデル搭載) | Ryzen 7 7730U (本モデル搭載) |
コアの数 | 6 | 8 |
スレッドの数 | 12 | 16 |
基本クロック | 2.0GHz | 2.0GHz |
最大ブーストクロック | 4.5GHz | 4.5GHz |
L2キャッシュ | 3MB | 4MB |
L3キャッシュ | 16MB | 16MB |
TDP | 15W | 15W |
各CPUのスペックは上のとおり。
レビュー機には、AMD Ryzen 7730Uプロセッサを搭載。
【メモリ】
メモリは8GB/16GB搭載モデルを選択できます。 8GBメモリの場合、ネットを見る/動画を再生するなど、負荷が軽めのタスク であれば、それほどストレス無く処理できると思いますが、重い負荷がかかったり、 マルチタスクを実行したりするときに時間がかかることがあるので、性能をある程度重視するなら16GB以上のメモリを積むことをオススメします。
メモリ容量 | 説明 | |
8GB | ↓ ↓ 快適 |
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。 |
16GB | 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。 |
レビュー機には16GBメモリを搭載。
【ストレージ】
ストレージは高速アクセスできるSSDのみの構成を選択可能。256GB/512GB搭載モデルを選べます。
レビュー機には512GB SSDを搭載。
レビュー機の使い始めの空き領域は429GB(空き領域は、マシン構成等によって異なると思うので参考程度にしてください)。
【グラフィックス】
グラフィックスはCPU内蔵タイプのみを選択可能。高性能なグラフィックス搭載モデルは選択肢として用意されていません。
【まとめ】
このスペックだと、動画/画像編集といった、描画処理能力を必要とするタスクはちょっと厳しいでしょうね。ネットを見る/表計算ソフトを普通に使う/動画を再生する、といった、比較的負荷のかからない一般的なタスク向けの仕様になっています。
3)ベンチマーク
ビジネス向けノートですが、性能を測定するためベンチマークを実行しました。
【レビュー機のスペック】
AMD Ryzen 7 7730Uプロセッサ/16GBメモリ/512GB SSD /CPU内蔵グラフィックス
CINEBENCH R23でCPUのスコアを計測。マルチスコアで8822pts。
CPU | CINEBENCH R23のCPU(マルチコア)のスコア |
インテルCore i7 1260P | 9651pts |
AMD Ryzen 5 5600H | 9530pts |
AMD Ryzen7 7730U (レビュー機搭載) |
8822pts |
AMD Ryzen7 5825U | 8642pts |
インテルCore i5 1240P | 8374pts |
インテルCore i7 1355U | 8540pts |
AMD Ryzen 5 7530U | 7303pts |
インテルCore i5 1335U | 7164pts |
AMD Ryzen5 5625U | 7058pts |
インテルCore i5 1235U | 6817pts |
インテルCore i7 1255U | 6751pts |
インテルCore i3 1215U | 5744pts |
AMD Ryzen 3 7320U | 4854pts |
*実際に計測した中で最も高いスコアを掲載 |
負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 紅蓮のリベレータ」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
標準品質(ノートPC) | 1920×1080 | 5048 | とても快適 |
高品質(ノートPC) | 1920×1080 | 3971 | 快適 |
最高品質 | 1920×1080 | 2886 | やや快適 |
重い負荷がかかるゲーム「ファイナルファンタジー15」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
軽量品質 | 1920×1080 | 2199 | 重い |
標準品質 | 1920×1080 | 1711 | 動作困難 |
CPU内蔵グラフィックス搭載モデルなので、高負荷のかかるゲームを快適に楽しむのは難しいです。ただし、負荷が中程度までのゲームであれば画質に応じて快適に楽しめるという結果が出ています。ビジネス向けのスタンダードクラスのノートPCとしては十分だと思いますね。
4)シルバーを基調としたシンプルなデザイン
天板部はシルバーを基調とした落ち着いたデザインを採用。
光が当たったところの反射が綺麗。ちょっとスタイリッシュな感じです。
一見するとアルミっぽい質感ですが、HP Webサイトの製品ページでは「アルミ」という表現は確認できなかったので樹脂製かな?
質感は良く、野暮ったい感じはしないですね。ただし、樹脂製だと使っているうちにキズがつくかもしれませんが・・・
触るとさらさらしています。指紋や汚れは目立ちにくいですね。
天板部は濃いめのカラーリング、側面部は明るめのシルバーのツートンカラーになっています。
キーボードはブラックです。
タッチパッドの周囲部分にはダイヤモンドカット加工が施されており、光が当たると反射して、高級な感じを醸し出します。
底面部は明るめのグレー。
この部分を触るとザラザラしており、樹脂が使われていると思います。
天板部のカラーリングとは大分趣が違いますね。
ビジネス向けノートらしく落ち着いたデザインに仕上がっていると思います。
シルバーベースなので、少し上品な感じがします
頑丈な設計を確保(米国防総省調達基準MIL-STD 810H試験(13項目)/独自のHP Total Test Process(12万時間)。安心して使えます。片手だけでも持ってもボディのよじれを感じることはありません。
5)特徴/使い勝手をチェック
HP 245 G10の特徴/使い勝手をチェックしてみましょう。
搭載している端子類
HP 245 G10に搭載されている端子類は次のとおり。
- USB TypeCポート x 1(データ転送のみ)
- USB TypeAポート×2
- HDMI
- ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1
LAN端子、SDカードリーダーは非搭載です。
USB端子 | 最大転送速度 | 個数/場所 |
USB Type-A 3.1(Gen1) | 5 Gbps | 1個/右側面部 1個/左側面部 |
USB Type-C 3.1(Gen1) | 5 Gbps | 1個/左側面部 |
USB端子は、従来から使われているUSB Type-A端子を2個、より小さくて前後の向きのないType-C端子を1個の合計3個搭載。
USB Type-C端子はデータ転送のみに対応。DisplayPort/PowerDelivery/Thunderboltには非対応です。
映像出力
映像出力端子はHDMIのみを搭載。
2画面同時出力が可能です。27インチモニタに接続してみました。
4Kモニタに接続したところ4Kの解像度(3840×2160ドット)で表示可能。ただし、リフレッシュレートは、30Hzに制限されます(一般的なモニタのリフレッシュレートは60Hz)。
カメラシャッター搭載
720p HD Webカメラをパネル上部に配置。
Webカメラで撮影した画像。標準的な画質です。あまり高画質ではない印象を受けます。
カメラシャッターが搭載されており、カメラ上部のスライダを指で左にずらすと、
カメラのシャッターがオンになります。物理的に蓋がかかるので、画像/映像の流出問題を回避できます。
カメラアプリをオンにすると、カメラ右横のライトがオンになりますが、シャッターをオンにすると、カメラが利用できないことが示されます。
マイクミュート機能搭載
本モデルにはマイクミュート機能も搭載。F8キーを押すだけで、マイクのオン/オフを切り替えられます。
オンライン会議中などに、すぐに音声をオフにしたいときに便利。
サウンド
底面部の左右にスピーカーを配置。
この位置にスピーカーがあると音が反射します。実際に音楽を聞いてみると、ちょっとカシャカシャする感じはありますが、全体的なバランスは悪くなく、個人的にはこのクラスのノートとしては十分かな、と感じました。
指紋認証
指紋認証センサーを標準で装備。セキュリティを高めることができるうえ、ログイン時の手間を省けます。
指紋認証センサーは、キーボードの右下に配置されています。顔認証機能は用意されていません。
バッテリ駆動時間
HP Webサイトの製品ページのスペック表にはバッテリ駆動時間が「最大12時間17分」(MobileMark 2018にて計測した数値)と明記されていますが、実際に計測してみました。
[設定]
ディスプレイ輝度:80/電源モード:バランスに設定した状態
条件1)基本的に何もしない
条件2)YouTubeの動画を標準サイズで再生しつつ、Web閲覧/テキスト入力などの操作を行う
条件1 |
条件2 |
|
2時間経過したときのバッテリ使用量 |
11% |
22% |
推定バッテリ駆動時間 |
約18.1時間 |
約9時間 |
*バッテリ駆動時間は、構成/使用状況等によって大きく異なると思うので、あくまで参考程度にしてください。
*推定バッテリ駆動時間は2時間経過したときのバッテリ使用量をベースに単純計算で算出
条件1の何もしない状態で約18.1時間、条件2の動画再生した状態で 約9時間バッテリが駆動する計算です。
リフトアップヒンジ採用
本モデルはリフトアップヒンジを採用。背面部が接地する形になり、底面部と机の間にスペースができ、エアフローを改善できます。
またキーボードが傾斜する形になるため、少しタイピングしやすくなります。
接地する背面部の左右には突起が設けられており、
背面部にキズがつきにくいようデザインされています。
背面部からは排気できない仕組みのため、キーボード上部の右側から排気します。
6)各パーツをチェック
ディスプレイ
14インチパネルを搭載。タッチパネルは非搭載です。
モデル名 | HP 245 G10のパネル |
パネル | 14インチ/16:9 |
最大解像度 | 1920×1080 |
光沢/非光沢 | 非光沢 |
輝度 | 250ニット |
前述したように縦横比16:9のパネルを搭載。16:10の16インチパネルを搭載したノートPCを並べてみました。上の画像の左がレビュー機です。
16:10パネルの方が縦方向に表示領域が広くなっているがのがわかります。
パネル表示は綺麗だと思います。
落ち着いた色表現です。
黒い部分もしっかりめに描写できています。
広い視野角を確保。
本モデルでは、非光沢パネルを採用。
光沢パネルの方が色鮮やかですが、非光沢パネルだと 映り込みが発生しにくく、目への負担を軽減できるので実用的です。
メリット | デメリット | |
光沢パネル |
|
|
★非光沢パネル |
|
|
最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドット。
14インチパネルを採用していますが、個人的には拡大表示しなくても見づらさはほとんど感じないですね。
文字も見やすいです。
100%表示だと、複数のウィンドウを並べて表示できるため、作業効率をアップできます。
輝度は250ニット。標準的な明るさのパネルです。
キーボード
キーボードについて見ていきます。
半角/全角キー、一番下の段のキーが小さめ。
Enterキーの右に一列キーが配置されています。
ここにキーがあるとEnterキーを押そうとして、誤ってこのキーを押してしまうことがあるんですよね・・・
Enterキーや
TABキー、SHIFTキーなど、キートップのフォントが大きめですね。
キートップはすべすべしていて滑りがいいです。
キーストローク(キーを押し込む深さは)は約1.5-1.7mm。軽く押せば反応してくれます。押した時の反発も多少あるので、個人的には長時間タイピングしていても疲れにくいと思います。
キーを強く押すと、ボディがちょっとたわみますが、タイピング中すごく気になることはありませんでした。
キーピッチ(キー間の距離)は18.7mm。
フルサイズのキーボード(19mm)よりも少し狭めです。実際に入力していて、窮屈な感じはほとんどしませんでした。
バックライトは非搭載です。
タッチパッド
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプ。
表面がすごく滑らかで指の滑りが良く、思ったところにポインタを移動できます。
クリックボタン部分の反応も良く、軽く押すだけで反応してくれます。押し込む深さもちょうどいい感じ。
クリック音も「タンタン」という乾いた音であまり耳障りではありません。
左側面部
左側面部。
USB Type-A、HDMI、USB Type-C、ヘッドホン/マイクコンボ端子を配置。
左側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続したところ。
右側面部
右側面部。
USB Type-A、電源端子を配置。
右側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続するとこんな感じ。
左右のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続してみました。本体手前側にケーブルがこないため、タイピング中にケーブル類が邪魔に感じるケースは少ないと思います。
前面部
前面部に端子類はなし。
中央部分が少し飛び出す形状をしており、
カバーを開けるときに指を引っかけやすいです。ただし片手だけでカバーを開けきることはできません。両手を使う必要があります。
背面部
背面部にも端子類は配置されていません。
底面部
通気孔が配置されています。
7)同梱物
同梱物について見ていきます。
ACアダプタは片手で握れる大きさ。
ちょっと厚みがあります。
45W型のACアダプタを採用。
電源ケーブルはしっかりしたつくり。
L型コネクタを採用しているため、
右側面部の一番奥にある電源端子に接続して充電する際、必要なスペースを最小限に抑えることができます。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は293g。
本体を合わせた重量は1.672kg。
コンセント部分のみのパーツも同梱されています。
ケーブルの長さは短くなりますが、軽量化できます。
ACアダプタとコンセント部分のみのパーツを合わせた重量は213g。ケーブル携帯時よりも80g軽量化できます。
本体を合わせた重量は1.592kg。
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(更新日:2023年7月11日)