Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)レビュー
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Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)は、モデル名に「Gaming」が入っていることでもわかるように、ゲームを堪能できるよう設計されたゲーミングノートPCです。Pavilion Gaming 15(2018年モデル)の後継モデルとして位置づけられています。
HPにはゲーミングPCブランドとしてOMENシリーズが用意されていますが、Pavilion Gamingは、もっと手頃な価格でゲームを楽しめるよう設計されています。さらに、ゲーミングPCっぽい奇抜なデザインではなくシンプルなデザインを採用しているため、ゲーム以外の用途にも違和感なく使うことができます。
Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)の主な特徴は次のとおりです。
- ゲームを堪能できるハイスペックな構成
- シンプルなデザイン
- 効果的なエアフローを確保する排熱機構を採用
- 15.6インチの非光沢/IPSパネルを搭載
- 4Kパネル搭載モデルも選択可能
- コスパ重視モデル
ここでは、Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)の特徴・スペック・使い勝手等について詳しく解説します。
- 目次
- 1)ゲーミングPCらしさを感じさせないデザイン
- 2)ゲームを快適に楽しめるハイスペックな構成
- 3)パフォーマンスをチェック
- 4)強化されたエアフロー
- 5)スリムなゲーミングノートPC
- 6)使い勝手をチェック
- 7)各パーツ詳細
- 8)同梱物をチェック
- 9)まとめ
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
*当サイト向け特別クーポンが提供されています。個人向けPCが7%オフ/法人向けPCが4%オフになるクーポンが利用可能です。【プロモーション/提供:株式会社日本HP】
1)ゲーミングPCらしさを感じさせないデザイン
Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)は、ゲーミングPCとしてはデザインがおとなしめ。
背面部の通気孔あたりに、少しゲーミングPCらしさを感じますが、全体的にはシンプルなデザインに仕上がっています。
なので、ゲームだけでなく、高い描画処理能力を必要とする動画・画像編集作業に従事する人がオフィスなどで使用する際にも、それほど違和感はないと思います。
こてこてのゲーミングブランドであるOMENのPCを使ったら、ちょっと周りから浮いちゃいそうですが、この Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)では、そうした心配をしなくも済むと思います。
黒を基調としたカラーリングが落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
コストパフォーマンス重視のため、樹脂製のボディを採用していると思われますが、落ち着いたブラックを採用しているうえに、細かいところまでしっかり作り込まれているため、チープな感じはまったくありません。
シルエットはすごくシャープな印象です。
キーのサイド部分にはゴーストホワイトカラーを採用。鮮やかなホワイトで、デザイン上のアクセントになっています。少し高級感がありますね。
ちょっと離れたところから見ると、キーボードが浮かび上がっているようです。
背面部もデザインにこだわっています。
特に排気口の部分では、直線を多用することで、エッジの効いたボディに仕上がっています。
全体的にはおとなしめでありながら、ところどころで特徴のあるデザインを採用しています。
2)ゲームを快適に楽しめる構成
Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)の主なスペックは次のとおり。先代モデルとなるPavilion Gaming 15-cx0000(2018年モデル)と比較してみました。
機種名 | Pavilion Gaming 15-cx0000(2018年モデル) | Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル) |
OS | Windows 10 Home (64bit)/ Windows 10 Pro (64bit) |
Windows 10 Home (64bit)/ Windows 10 Pro (64bit) |
液晶 | 15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (1920×1080 / 最大1677万色)/ 15.6インチワイド・UHD(4K)非光沢・IPSディスプレイ (3840×2160 / 最大1677万色) |
15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit) 15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (144Hz / 1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit) 15.6インチワイド・ UHD(4K)非光沢・IPSディスプレイ (3840×2160 / 最大1677万色 / 340nit) |
CPU | インテル Core i5+ 8300H プロセッサー(2.30GHz-4.00GHz, インテル スマート・キャッシュ 8MB)/ インテル Core i7-8750H プロセッサー (2.20GHz-4.10GHz, インテル スマート・キャッシュ 9MB) |
インテル Core i5-9300H プロセッサー (2.40GHz-4.10GHz, インテルスマートキャッシュ 8MB) インテル Core i7-9750H プロセッサー (2.60GHz-4.50GHz, インテルスマートキャッシュ 12MB) |
メモリ | 8GB (8GB×1) DDR4-2666MHz (最大8GB) / 16GB (8GB×2) DDR4-2666MHz (最大16GB) |
8GB (8GB×1) DDR4-2666MHz/ 16GB (16GB×1) DDR4-2666MHz |
ストレージ | 1TB ハードドライブ (SATA, 5400回転)+ インテル Optane メモリー (16GB / PCIe NVMe) SSD 128GB (PCIe NVMe M.2) + 1TB ハードディスク (SATA, 7200回転) SSD 256GB (PCIe NVMe M.2) + 1TB ハードディスク (SATA, 7200回転) |
1TB ハードドライブ (SATA, 5400回転)+ インテル Optane メモリー (16GB / PCIe NVMe) 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 1TB ハードドライブ (SATA, 7200回転) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1050グラフィックス4GB (GDDR5) / NVIDIA GeForce GTX 1050Ti グラフィックス 4GB (GDDR5) |
NVIDIA GeForce GTX 1050グラフィックス4GB (GDDR5) / NVIDIA GeForce GTX 1650グラフィックス4GB (GDDR5) / NVIDIA GeForce GTX 1660Tiグラフィックス6GB (GDDR6) |
光学ドライブ | なし | なし |
無線LAN | IEEE802.11 a/b/g/n/ac + Bluetooth 5.0 | IEEE802.11 a/b/g/n/ac + Bluetooth 5.0 |
インタフェース | HDMI 2.0 出力端子×1、USB 3.1 Gen 1×3 (うち1つが電源オフUSBチャージ機能対応)、USB 3.1 Gen 1 Type-C ×1 (電源オフUSBチャージ機能対応)、 ネットワークポート(RJ45)×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 、SDカードスロット | HDMI 2.0 出力端子×1、USB 3.1 Gen 1×3 (うち1つが電源オフUSBチャージ機能対応)、USB 3.1 Gen 1 Type-C ×1 (電源オフUSBチャージ機能対応)、 ネットワークポート(RJ45)×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 、SDカードスロット |
バッテリ駆動時間 | 最大7時間30分~9時間30分(モデルによって異なる) | 最大7時間~9時間(モデルによって異なる) |
寸法 (幅x奥行きx高さ) |
約 365×257×26-29 (最厚部) mm | 約 360×256×23.5-25.5 (最厚部) mm |
最小重量 | 約 2.34 kg | 約 2.275 kg |
最小構成価格 (税抜) |
109,800円→77,000円(特別価格) | 109,800円 |
CPUは2018年モデルが第8世代インテルCore i5/i7プロセッサ搭載モデルを、2019年モデルが第9代インテル Core i5/Ci7プロセッサー搭載モデルを選択可能。
処理能力が求められるゲーミングPCだけに、プロセッサには、末尾に「U」が付いた省電力タイプではなく、「H」の付いた高性能タイプを搭載しています。
メモリは8GB/16GB搭載モデルを選択可能。Web閲覧/動画再生といった一般的なタスクであれば、8GBのメモリ容量で十分ですが、ゲームを快適に楽しみたいなら、できれば16GBのメモリ容量を積んだモデルを選択することをオススメします。
ストレージは2018年モデルの場合、1TB HDDに加えて、128GB SSD+1TB HDD/256GB SSD+1TB HDDの構成モデルを用意。2019年モデルの場合は、1TB HDDに加えて、256GB SSD/256GB SSD+ 1TBハードドライブの構成モデルを選択可能。
1TB HDD搭載モデルの場合、インテル Optane メモリ(16GB / NVMe M.2)が搭載されているので、HDDのみの場合と比べて、より高速にデータにアクセスできます。価格を抑えつつ、処理の高速化を図ることができます。
SSD+HDDのハイブリッド構成の場合、高速アクセスと大容量データ保持を両立させることができます。
グラフィックスには、2018年モデルでは、NVIDIAのハイエンドシリーズであるGTXシリーズのNVIDIA GeForce GTX1050/GTX 1050Ti搭載モデルを選択可能。2019年モデルでは、GTX 1050に加えて、最新のGTX 16xxシリーズであるGTX1650/GTX1660Ti搭載モデルを選択でき、2018年モデルよりも高い描画処理能力を発揮できます。
液晶は、フルHD対応パネルに加えて、より高精細な4Kパネル搭載モデルも選択できます。また2019年モデルでは、リフレッシュレート144Hzのパネルを選択することができ、より滑らかな映像でゲームを楽しめます。
ボディは、2019年モデルの方がわずかならコンパクト/スリムになっている(3.5mmスリム化)ほか、若干軽量化されています(65g軽量化)。
こうして比較してみると、あらゆる点で2019年モデルの方がパワーアップしているのがわかります。特にグラフィック性能に優れたNVIDIA GeForce GTX16xxシリーズを搭載できるのは大きな違いです。ゲーミングPCだけに、グラフィック性能が何よりも重視されることが多いため、性能面から見れば2019年モデルの方が魅力的に映るでしょうね。
ただし、2019年モデルの登場に伴い2018年モデルの価格が引き下げられているため、お手頃感は2018年モデルの方が上です。
2019年モデルのモデル別のスペックは次のとおり。
機種名 | ベーシックモデル | スタンダー モデル | スタンダードプラス モデル |
パフォーマンスモデル | クリエイターモデル |
OS | Windows 10 Home (64bit) |
Windows 10 Pro (64bit) | |||
液晶 | 15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit) |
15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (144Hz / 1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit) | 15.6インチワイド・ UHD(4K)非光沢・IPSディスプレイ (3840×2160 / 最大1677万色 / 340nit) | ||
CPU | インテル Core i5-9300H プロセッサー (2.40GHz-4.10GHz, インテルスマートキャッシュ 8MB) |
インテル Core i7-9750H プロセッサー (2.60GHz-4.50GHz, インテルスマートキャッシュ 12MB) | |||
メモリ | 8GB (8GB×1) DDR4-2666MHz |
8GB (8GB×1) DDR4-2666MHz/ 16GB (16GB×1) DDR4-2666MHz |
16GB (16GB×1) DDR4-2666MHz | ||
ストレージ | 1TB ハードドライブ (SATA, 5400回転)+ インテル Optane メモリー (16GB / PCIe NVMe) |
256GB SSD (PCIe NVMe M.2) | 256GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 1TB ハードドライブ (SATA, 7200回転) | ||
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1050グラフィックス 4GB (GDDR5) |
NVIDIA GeForce GTX 1650グラフィックス 4GB (GDDR5) | NVIDIA GeForce GTX 1660Tiグラフィックス 6GB (GDDR6) | ||
バッテリ駆動時間 | 最大8時間 | 最大9時間 | 最大8時間 | 最大7時間 | |
最小重量 | 約 2.275 kg | 約 2.310kg | 約 2.355kg | ||
最小構成価格 (税抜) |
109,800円 | 129,800円 | 149,800円 | 169,800円 | 179,800円 |
現時点でベーシック/スタンダード/スタンダードプラス/パフォーマンス/クリエイターの5つのモデルが用意されています。
ゲーマー向けの最上位モデルはパフォーマンスモデルです。144Hzのリフレッシュレートの液晶パネルを搭載しており、滑らかな映像表示により、ゲームへの没入感を高めることができます。
クリエイターモデルは4Kパネルを搭載しており、高い精細感で綺麗な表示が可能ですが、144Hzのリフレッシュレートは実現できません。なのでゲーマー向けというよりは、文字通り、高い描画処理能力を必要とするクリエイター向けのモデルと言えます。
また4Kパネルは電力を食うため、バッテリ駆動時間が短くなるというデメリットをもたらします。
3)パフォーマンスをチェック
Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)の2つのモデルのパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。
ベーシックモデル
CPU:インテル Core i5-9300H プロセッサー (2.40GHz-4.10GHz, インテルスマートキャッシュ 8MB)
メモリ:8GB (8GB×1) DDR4-2666MHz
ストレージ:1TB ハードドライブ (SATA, 5400回転)+ インテル Optane メモリー (16GB / PCIe NVMe)
グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 1050グラフィックス 4GB (GDDR5)
クリエイターモデル
CPU:インテル Core i7-9750H プロセッサー (2.60GHz-4.50GHz, インテルスマートキャッシュ 12MB)
メモリ:16GB (16GB×1) DDR4-2666MHz
ストレージ:256GB SSD (PCIe NVMe M.2) + 1TB ハードドライブ (SATA, 7200回転)
グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 1660Tiグラフィックス 6GB (GDDR6)
スタンダードモデル | クリエイターモデル |
841cb | 1120cb |
CPUの性能をチェックするCINEBENCHベンチマークのスコア。
クリエイターモデルは1000点をオーバーしており、ノートPCとしては非常に高い性能を発揮できます。
負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。スコアは次のとおり。
画質 | 解像度 | スタンダードモデル | クリエイターモデル |
最高品質 | 1920×1080 | 8753/とても快適 | 12503/すごく快適 |
負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 紅蓮のリベレータ」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質 | 解像度 | スタンダードモデル | クリエイターモデル |
最高品質 | 1920×1080 | 6436/とても快適 | 11531/非常に快適 |
標準品質 (ノートPC) |
3840×2160 | 4562/快適 | 9277/非常に快適 |
高品質 (ノートPC) |
3840×2160 | 2916/やや快適 | 6245/とても快適 |
最高品質 | 3840×2160 | 1918/設定変更を推奨 | 4081/快適 |
重い負荷がかかるゲーム「ファイナルファンタジー15」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質 | 解像度 | スタンダードモデル | クリエイターモデル |
標準品質 | 1920×1080 | 3443/普通 | 7230/快適 |
高品質 |
1920×1080 | 2482/普通 | 5563/やや快適 |
標準品質 | 2560×1440 | 2347/重い | 5020/やや快適 |
高品質 | 2560×1440 | - | 4017/普通 |
描画処理能力を測定する3DMarkベンチマークの「Time Spy」テストのスコア。
スタンダードモデル | クリエイターモデル |
1925 | 5165 |
同じく3DMarkベンチマークの「Fire Strike」テストのスコア。
スタンダードモデル | クリエイターモデル |
5627 | 11718 |
4)強化されたエアフロー
高い負荷のかかるゲーミングPCの場合、発熱もすごいので、いかに効率的に冷却できるのかがパフォーマンスに直結します。
Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)は、2018年モデルと比べてエアフローが85%強化されています。底面部の通気孔部分は、2018年モデルに比べて大型化されており、より多くの空気を取り込めるようになっています。
左右に1つずつファンが配置されているのが見えますね。
底面部に設置されているゴム足部分も高さがあり、机と本体との間により多くのスペースを確保できるようにしています。この結果、効率的なエアフローを確保します。
背面部の左右に通気孔を配置。ここから排熱します。
背面部の通気孔もギリギリまで大型化されており、冷却効果を高めています。
5)スリムなゲーミングノートPC
通常、ゲーミングノートPCというのはボディが分厚くなりがちなのですが、Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)では、ゲーミングマシンとしてはスリムなボディを実現しています。
2018年モデルから比べて8%の薄型化に成功。
2018年モデルの厚みは29mm(最厚部)だったのですが、本モデル(2019年モデル)では25.5mm。約3.5mmスリム化されています。
横から見ると、それほど分厚くないのがわかりますね。これぐらいの厚さであれば、片手で掴むのも苦ではありません。
液晶を開いたところ。液晶はここまで傾けることができます。
液晶の外枠(ベゼル)が狭いナローベゼルデザインを採用。
特に左右のベゼルが狭くなっています。
ナローベゼルのおかげでボディがコンパクトになっています。
B5サイズのノートと比べるとこんな感じ。
重量は約2.35kg(クリエイターモデルの実測値)。標準的な15インチノートPC(約2kg)と比べると若干重くなっていますが、パフォーマンス重視のゲーミングノートPCとしては、がんばっている方ではないでしょうか。
ちょっとの距離を持ち歩くぐらいであれば苦になりません。
さっと持ち上げて移動することができます。
6)使い勝手をチェック
Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)の使い勝手をチェックします。
起動時間
起動(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。
1回目→16.44秒/
2回目→16.90秒/
3回目→16.50秒
約17秒で起動可能。それほど待たされる感じはありません。
サウンド
ゲームを堪能するのであれば、映像に加えてサウンドも重要です。Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)では、デンマークの老舗高級オーディオメーカーBang & Olufsenのオーディオテクノロジーを採用。
キーボード上部にデュアルスピーカーを搭載しています。この位置にスピーカーがあると、手で音が遮られることなく、直接耳に届きます。
実際に音楽を聴いてみたところ、デフォルトではちょっと高音部分がシャカシャカする感じはありますが、同梱されているB&O Audio Controlでイコライザを使って自分好みの音質にチューニングすることができます。
7)各パーツ詳細
Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)の各パーツをチェックします。
液晶は15.6インチパネルを搭載。
ナローベゼルデザインにより、液晶を見ているときにベゼルの存在が気になりにくいため、画面への没入度を高めることができます。
次のいずれかのパネルを搭載したモデルを選べます。
最大解像度 | パネル | リフレッシュレート | 輝度 |
フルHD (1920×1080ドット) |
IPS非光沢 | NA | 300nit |
フルHD (1920×1080ドット) |
IPS非光沢 | 144Hz | 300nit |
4K (3840×2160ドット) |
IPS非光沢 | NA | 340nit |
最大解像度はフルHD/4Kのいずれか。4Kパネルの方が解像度が高いため、より精細感の高い表示が可能ですが、リフレッシュレート144Hzのパネルは選択できません。
ゲームを堪能したいのなら、リフレッシュレートが高いパネルを選択した方がいいと思います。リフレッシュレートが高いほど、より滑らな表現が可能となるため、ゲームへの没入度を高めることができます。
(スペックでリフレッシュレートが明記されていないパネルに関しては、おそらくは60Hzまたは75Hzだと思われます)
IPSパネルを採用しているため、表示は綺麗(レビュー機は4Kパネル搭載モデル)。
色の表現も鮮やかで、黒もしっかり表現されます。むらなく均一な表示です。また4Kパネルを搭載しているので精細感もすごいですね。
視野角も広めのため、斜め方向から見ても見え方の変化は少ないです。
また非光沢パネルを採用しているため、映り込みが発生しにくく使いやすいと思います。ゲームの場合、長時間パネルを見続けることになるため、ぎらつきの少ない非光沢パネルの方が、目への負担を軽減できます。
ナローベゼルデザインを採用していますが、Webカメラはこれまで通り、液晶上部に配置されており、自然な角度で撮影できます。
キーボード。
個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。AltキーやCtrlキーなど、一番下の段のキーがちょっと小さめのつくりになっています。
テンキーを搭載。
キートップを触るとさらさらしていますが、滑りにくくタイピングしやすいですね。キーの端を押してもしっかり反応してくれるのでストレスなく作業できます。
キーストロークは約1.5mm。ノートPCとしては標準的なストロークですが、しっかりと押してる感がありますね。打鍵感はちょっとやわらかめです。個人的にはもうちょっと固いほうが好きかな。
打鍵音は小さめに感じました。個人的には、カチャカチャという音があまり気にならないですね。
キーピッチは約18.7mm。
フルサイズキーボードと同程度のキーピッチを確保しているため、窮屈さは感じません。
バックライトが装備されているため、暗い環境でも快適なキー操作が可能です。キーが浮き上がっているように見えます。明るさは2段階の調整が可能。もちろんオフにすることもできます。
タッチパッドはクリックボタンが一体となった横長タイプを採用。
表面はさらさらしており、指の滑りがいいです。反応も良好。
クリックボタン部分の押し込み幅はしっかり確保されており、心地よく操作できます。反発もちょうどいい感じ。
クリック音もカチャカチャという耳障りな音ではなくタンタンという音。
またタッチパッドの下の方ではなく、真ん中ぐらいを押してもしっかり反応してくれます。いちいち位置を探さなくてもいいのは快適ですね。
パームレスト部分の表面はさらさらしています。
右側面部。
写真左から順に、ステータスライト、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート、USB 3.1 Gen1×2、電源コネクタが配置されています。
電源ケーブルを電源端子に接続したところ。L型コネクタを採用しているため、必要最小限のスペースでケーブルを接続できます。
左側面。
写真左から順に、HDMI2.0出力端子、USB 3.1 Gen1、ネットワークポート(RJ45)、USB 3.1 Gen1 Type-C×1(電源オフUSBチャージ機能対応)、SDカードスロットが配置されています。
ネットワークポートは、使うときに開口部を広げるタイプを採用。
SDカードスロットにSDカードを差し込んだところ。カードのほぼ全体が収まっているのが分かります。
左右側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続するとこんな感じになります。
すべての端子類が本体の奥の方に配置されているので、キーボードを操作しているときに、ケーブル・端子類が邪魔になることは少ないと思います。なのでプレイに集中できます。
前面部に端子類は配置されていません。液晶部分を開くとき、ゆっくりとであれば片手だけで開くことが可能。いちいち両手を使わなくてもいいのは結構ポイント高いです。
背面部。左右に排気口を配置。
底面部。通気孔が配置されています。
8)同梱物をチェック
Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
(*同梱されるACアダプタは、搭載されるグラフィックス等により異なります)
こちらはNVIDIA GeForce GTX 1050グラフィックス搭載モデルに同梱されるACアダプタ。
平べったい形状をしています。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は411g。
こちらは、NVIDIA GeForce GTX 1660Tiグラフィックス搭載モデルのACアダプタ。消費電力の多いゲーミングPCなのでACアダプタは大きめ。
こちらも平べったい形状をしているので、置き場所に困るというシーンは少ないと思います。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は638g(さきほどのACアダプタと比べて+227g)。
「HPパソコンナビ」というガイドブックも同梱されています。200ページ以上のボリュームがあり、全ページカラーでイラストもふんだんに使われているため、参照しやすいと思います。
各部名称などを示したペーパーも同梱されています。
まとめ
Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)について詳しく見てきました。特徴をまとめると次のとおり。
Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)の特徴
- ゲームを堪能できるハイスペックな構成
- ブラック基調のシンプルなデザイン
- 効果的なエアフローを確保する排熱機構を採用
- 15.6インチの非光沢/IPSパネルを搭載
- 4Kパネル搭載モデルも選択可能
- コスパ重視モデル
Pavilion Gaming 15-dk0000(2019年モデル)は、シンプルなデザインを身にまとった、コストパフォーマンス重視のゲーミングノートPCです。
性能面でいえば、上位シリーズのOMENの方が上ですが、第9世代インテルCore i7+NVIDIA GeForce GTX1660tiという充実構成を選択することができるため、手頃な価格でゲームを堪能したい人にオススメです。
またデザインがゲーミングPCぽっくないので、オフィスでも使えるシンプルなデザインのハイパフォーマンスPCを探している人にも最適だと思います。
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(更新日:2019年12月11日)