HP 15s-eqの特徴解説
(*当サイトの記事にはアフィリエイト広告が含まれています)
HP 15s-eqは、エントリシリーズとして位置づけられるHPシリーズに属する15.6インチ液晶搭載ノート。シンプルな構成にすることで低価格(最小構成で3万円台)を実現しており、価格重視の方におすすめの構成に仕上がっています。
またHP 15s-eqでは、従来モデルよりもコンパクト/軽量なボディを実現しており、使い勝手を向上させています。
HP 15s-eqの主な特徴は次のとおり。
- AMDプロセッサを搭載
- 高いコストパフォーマンスを実現
- 15.6インチパネルを搭載
- 1920×1080ドットの非光沢IPSパネルを搭載
ここではHP 15s-eqの特徴・スペック等について詳しく解説します。
- 目次
- 1)シンプルなデザイン
- 2)AMDプロセッサを搭載
- 3)パッケージ別の価格をチェック
- 4)各パーツをチェック
- 5)まとめ
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください
*当サイト向け特別クーポンが提供されています。個人向けPCが7%オフ/法人向けPCが4%オフになるクーポンが利用可能です。【プロモーション/提供:株式会社日本HP】
1)シンプルなデザイン
HP 15s-eqで用意されているカラーリングはピュアホワイト/ナチュラルシルバー/ピンクローズ。
上の画像はピュアホワイト。清潔感のあるホワイトです。天板に加えて、側面部、キーボード、キーボード周辺部もすべてホワイトで統一されています。丸みを帯びたボディに仕上がっており、低価格ノートPCにありがちな野暮ったい感じはしないですね。
シンプルな仕上がりになっているので、どこででも違和感なく使えると思います。
HP 15s-eqは、1世代前のHP 15-db1000と比べて、幅は19mm、奥行きは5mm、厚みは4.6mm小さくなっており、コンパクトなつくりになっています。(→HP 15-dbシリーズレビュー)。
また液晶の左右の外枠(ベゼル)が狭くなっており、液晶占有率が72%から82%にアップ。外枠の存在が気になりにくいため、画面への没入度を高めることができます。
重量は約1.6kg。エントリータイプの15インチノートPCの場合、2kgを超える重量になることが多いのですが、このHP 15s-eqでは軽量化を図っています。
ボディがコンパクト/軽量化されているため、取り回しがしやすく、使い勝手が向上します。この重さなら、家の中を移動させる程度であれば、それほど苦にならないと思います。
2)AMDプロセッサを搭載
HP 15s-eqの主なスペックは次のとおり。
HP 15s-eqのスペック
HP 15s-eq1000 シリーズ | HP 15s-eq2000 シリーズ | HP 15s-eq3000 シリーズ | |||
エントリーモデル | ベーシックモデルG2 | スタンダードモデルG2 | スタンダードモデルG3 | スタンダードプラスモデルG3 | |
OS | Windows 11 Home in Sモード | Windows 11 Home | |||
液晶 | 15.6インチワイド・フルHD・IPSディスプレイ 非光沢 |
||||
最大解像度 | 1920×1080ドット | ||||
CPU | AMD 3020e | AMD Ryzen 3 5300U | AMD Ryzen 5 5500U モバイル | AMD Ryzen 5 5625U モバイル | |
メモリ | 4GB (4GB×1) | 8GB (4GB×2) | 16GB (8GB×2) | ||
ストレージ | 128GB SSD(SATA M.2) | 256GB SSD(PCIe NVMe M.2) | 512GB SSD(PCIe NVMe M.2) | 256GB SSD(PCIe NVMe M.2) | 512GB SSD(PCIe NVMe M.2) |
グラフィックス | AMD Radeon Graphics (プロセッサーに内蔵) | ||||
光学ドライブ | 無 | ||||
インターフェイス | HDMI 出力端子×1、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2、SuperSpeed USB Type-C 5Gbps ×1、ネットワークポート(RJ45)×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 | ||||
ワイヤレス | IEEE802.11a/b/g/n/ac | IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6) | |||
カラーリング | ピュアホワイト | ナチュラルシルバー/ピンクローズ | ナチュラルシルバー | ||
バッテリ駆動時間 | 最大約9時間30分 | ||||
外寸(mm) | 358×242×17.9-19.5 | ||||
最小重量(kg) | 約1.6kg |
OS
エントリーモデルは、Windows 11 (Sモード)のみを搭載。
セキュリティを確保するため、Windows 11 (Sモード)では、Microsoft Storeの検証済みアプリのみを実行できます。したがって、Microsoft Store の検証済みアプリ以外のアプリを実行するには、Sモードを解除して、標準モードのWindowsに切り替える必要があります。一度解除すると、Sモードに戻すことはできません。
CPU
AMD 3020eに加え、AMD Ryzen 5000シリーズのAMD Ryzen 3 5300U/Ryzen 5 5500U/Ryzen 5 5625Uプロセッサ搭載モデルを選択可能。
CPU | AMD 3020e | AMD Ryzen 3 5300U | AMD Ryzen 5 5500U | AMD Ryzen 5 5625U |
コアの数 | 2 | 4 | 6 | 6 |
スレッドの数 | 2 | 8 | 12 | 12 |
基本クロック | 1.20GHz | 2.60GHz | 2.10Hz | NA |
最大ブーストクロック | 2.60GHz | 3.80GHz | 4.00GHz | 4.30GHz |
L2キャッシュ | 1MB | 2MB | 3MB | 3MB |
L3キャッシュ | 4MB | 4MB | 8MB | 16MB |
コア数/スレッド数が多いほど、並行処理を高速に行えます。
価格重視ならエントリータイプのAMD 3020eがオススメですが、処理にもたつくケースが出てくると思うので、性能的にはあまりおすすめできないですね。ストレス無く作業できるぐらいのパフォーマンスにこだわるのであれば、よりパワフルなRyzen 5000シリーズ搭載モデルがオススメです。
メモリ
メモリは4GB/8GB/16GB搭載モデルを選択可能。4GBだと、負荷がかかったとき処理に時間がかかるケースが出てきます。多少待たされることがあってもいいというのなら4GBメモリでもいいと思いますが、余裕のあるパフォーマンスを希望するのであれば8GB以上のメモリを搭載したモデルがオススメです。
メモリ容量 | 説明 | |
4GB |
↓ ↓ 快適 |
価格重視のモデルで4GBメモリ搭載モデルが用意されることが多いです。価格が安く設定されるのがメリットですが、ちょっと負荷のかかる処理を実行しようとすると、動きがもっさりすることがあるので、できれば8GBメモリ以上のメモリ搭載モデルを選ぶのがおすすめ。 |
8GB | 一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。 |
ストレージ
ストレージはSSDのみの構成を選択可能。SSDは、128GBがSATA接続タイプ、256GB/512GBが、SATA接続より高速なPCIe NVMe M.2接続タイプのSSDを搭載しています。
価格 | アクセス速度 | 耐衝撃性 | 静音性 | 重量 | |
HDD | ○ | △ | △ | △ | △ |
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。 | |||||
SSD | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。 |
グラフィックス
グラフィックスはCPU内蔵タイプのみを選択可能。動画再生などの一般的なタスクであれば十分なレベルのパフォーマンスを確保できると思いますが、描画処理能力を必要とするタスク(動画編集など)には不向きです。
光学ドライブは非搭載です。
コスパに優れたAMDプロセッサを採用することにより、お手頃価格を実現しています。
なお、次世代無線通信規格であるWiFi6(IEEE802.11 ax規格)に対応しているため、WiFi6環境に対応するルーターなどを揃えることで、高速/安定/低遅延のネットワーク環境を構築できます。
3)パッケージ別の価格をチェック
HP 15s-eqのパッケージ別の価格をチェックします。
HP 15s-eq1000 シリーズ | HP 15s-eq2000 シリーズ | HP 15s-eq3000 シリーズ | |||
エントリーモデルG2 | ベーシックモデルG2 | スタンダードモデルG2 | スタンダードモデルG3 | スタンダードプラスモデルG3 | |
OS | Windows 11 (Sモード) | Windows 11 Home (64bit) | |||
CPU | AMD 3020e | AMD Ryzen 3 5300U | AMD Ryzen 5 5500U モバイル | AMD Ryzen 5 5625U モバイル | |
メモリ | 4GB (4GB×1) | 8GB (4GB×2) | 16GB (8GB×2) | ||
ストレージ | 128GB SSD(SATA M.2) | 256GB SSD(PCIe NVMe M.2) | 512GB SSD(PCIe NVMe M.2) | 256GB SSD(PCIe NVMe M.2) | 512GB SSD(PCIe NVMe M.2) |
カラーリング | ピュアホワイト | ナチュラルシルバー/ピンクローズ | ナチュラルシルバー |
上記5つのパッケージが用意されています。エントリーモデルだと最小構成で38,900円という価格設定になっており、15インチノートPCとしては破格の安さを実現しています。しかし、前述したとおり、性能的にはAMD 3020e+4GBメモリという組み合わせで、動きがもっさりすることがあると思われるため、個人的にはあまり おすすめできないですね。
ストレス無く使いたいのであればベーシックモデルかスタンダードモデルがおすすめ。性能重視だとスタンダードモデルですが、コスパ重視で、負荷の重いタスクはあまり実行しない/多少処理がもたついても構わないから価格を重視したい、というのであればベーシックモデルでも十分だと思います。
(*価格は2023/9/1時点(税込))
4)各パーツをチェック
HP 15s-eqの各パーツをチェックします。
ディスプレイ
15.6インチパネルを搭載。エントリータイプの場合、価格の安いTNパネルを搭載するモデルが多いのですが、HP 15s-eqの場合、表示が綺麗/視野角が広い/色表現が鮮やかという特性を持つIPSパネルを搭載しています。これはすごく大きなメリット。
最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドット。従来はエントリーノートだと解像度が低い1366×768ドットのパネルを搭載するモデルがあったのですが、解像度が高いと、精細感の高い表示が可能なうえ、表示領域を広く確保できるので、ウィンドウを並べて表示させることで作業効率をアップできます。
また非光沢パネルを採用しているため、照明などの映り込みが発生しにくく、長時間画面を見続けても目が疲れにくいです。
キーボード
キーボードは個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。テンキーを搭載しており、数字を入力する場合に便利です。
キーピッチ(キー間の距離)は約18.7mm。フルサイズのキーボードのピッチが約19mm。ちょっと狭くなっていますが、これぐらいのキーピッチを確保しているのであれば、それほど窮屈な感じはないと思います。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は約1.5mm。このクラスのノートPCとしては一般的な値です。
左側面部
上の画像の左から順に電源端子、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps×2が配置されています。
右側面部
上の画像の左から順に、SDカードスロット、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート、SuperSpeed USB Type-C 5Gbps×1、HDMI 出力端子が配置されています。
USB端子は全部で3つ。従来からあるType-A端子が2つ、Type-C端子が1つです。
当サイト向け特別クーポンを利用すればHP個人向けPCが7%オフに!
日本HP様から当サイト向けの特別クーポンの提供を受けることになりました。 このクーポンを利用すれば、HP個人向けPC(13.2万円以上)が通常価格から7%オフになります。クーポンの利用方法/条件等については、「HPクーポンで7%オフをゲットする方法」を参照してください。【プロモーション/提供:株式会社日本HP】
*HPでは楽天市場店にも力を入れています。楽天ポイントを大量にゲットできるセールも定期的に実施しているので、是非確認してみてください。またAmazonでも購入できます。
(更新日:2021年10月15日)