HP Pavilion Plus 14-eh実機レビュー
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Pavilion Plus 14-ehは、14インチ液晶搭載のコンパクトノートPC。HPノートPCのスタンダードに位置づけられるPavilionシリーズに属しています。モデル名に「Plus」が付いていることからもわかるとおり、従来からある「Plus」が付いていないPavilionシリーズよりもパフォーマンスが上です。
【プロモーション/貸出機材提供:株式会社日本HP】
Pavilion Plus 14-ehの主な特徴は次のとおり。
- 14インチ液晶搭載のコンパクトノートPC
- アルミニウムを用いたスタイリッシュなデザイン(フルメタルボディ)
- 高性能な第12/13世代インテルCore「Hシリーズ」プロセッサ搭載
- 色表現の鮮やかなOLED(有機EL)パネル搭載
ここでは、Pavilion Plus 14-ehの特徴・スペック・使い勝手等について解説します。
(*2023/6追記:第13世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルが追加されました)
【参考】Pavilion Plus14 eh動画
Pavilion Plus14 ehに関する動画をYouTubeにアップしています。
- 目次
- 1)14インチ液晶搭載のコンパクトノートPC
- 2)アルミニウムを用いることでスタイリッシュなデザインを実現
- 3)スペックをチェック
- 4)パッケージをチェック
- 5)パフォーマンスをチェック
- 6)特徴をチェック
- 7)各パーツをチェック
- 8)同梱物をチェック
- まとめ
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
【レビュー機のスペック】パフォーマンスモデル
インテルCore i7-12700Hプロセッサ/16GBオンボードメモリ/1TB SSD/インテルIris Xeグラフィックス(CPU内蔵)
*当サイト向け特別クーポンが提供されています。個人向けPCが7%オフ/法人向けPCが4%オフになるクーポンが利用可能です。【プロモーション/提供:株式会社日本HP】
1)14インチ液晶搭載のコンパクトノートPC
Pavilion Plus 14-ehは14インチ液晶を搭載したノートPC。
13インチ/16インチノートPCと並べてみました。上の画像の左が13インチ、右が16インチ、真ん中が本モデルです。
液晶の外枠(ベゼル)が狭いスリムベゼルデザインを採用しており、ボディがコンパクトに収まっています。コンパクトなボディと画面の見やすさのいいとこ取りを 目指しています。
B5サイズのノートと比べたところ。
このぐらいの大きさであれば扱いやすいですね。
厚さは最薄部で16.9mm。
非常にスリムです。
光学ドライブを非搭載とすることでスリム化を実現しており、
このぐらいの厚みならつかみやすいと思います。
スリムなのでシルエットも綺麗です。
重量は約1.34kg(実測値)。
14インチノートPCとしては若干軽めなので、外に持ち出そうと思える重さです。
コンパクトなのでビジネスバックや
ディパックからの取り出しもスムーズです。出口で引っかかることがありません。
2)アルミニウムを用いることでスタイリッシュなデザインを実現
Pavilion Plus 14-ehはアルミニウムボディを採用。
アルミニウムは、樹脂製ボディと比べて質感が高いため、よりスタイリッシュな仕上がりになっています。
上品な仕上がりです
光の当たったところの反射が印象的。
Pavilionシリーズ初となるフルメタルボディです。したがって、樹脂が用いられることの多かった底面部にもアルミを採用。見た目が良くなるほか、放熱性も高まります。
またアルミニウムだと傷がつきにくいので、見た目の良さを維持できます。触るとさらっとしており、指紋や汚れが目立ちにくいです。
スタンダードノートPCとしては、すごくデザインにこだわっていると思いますね。
アルミボディなので高い堅牢性を確保。片手で持っても、ボディのたわみはほとんど感じません。
カラーリングは、ウォームゴールド。金色を使うことで、高級な感じに仕上がっています。
ぱっと見るとゴールドに見えないときもありますが、シルバーモデル(上の画像の左)と比べるとゴールドなのがわかりますね。
キーボードの周囲/底面部もゴールドです。
3)スペックをチェック
Pavilion Plus 14-ehの主なスペックをチェックします。
パッケージ | HP Pavilion Plus 14-eh0000 (第12世代インテルCoreプロセッサ搭載) |
HP Pavilion Plus 14-eh1000 (第13世代インテルCoreプロセッサ搭載) |
カラーリング | ウォームゴールド | ウォームゴールド |
ディスプレイ | 14.0インチワイド・2.8Kブライトビュー・OLEDディスプレイ (2880×1800 (16:10) / 400nit / 90Hz) | 14.0インチワイド・2.8Kブライトビュー・OLEDディスプレイ (2880×1800 (16:10) / 400nit / 90Hz) |
タッチパネル | - | - |
CPU | インテルCore i5-12500H プロセッサー (最大 4.50GHz, インテルスマート・キャッシュ 18MB) インテルCore i7-12700H プロセッサー (最大 4.70GHz, インテルスマート・キャッシュ 24MB) |
インテル Core i5-13500H プロセッサー (最大 4.70GHz, インテル スマート・キャッシュ 18MB) インテルCore i7-13700H プロセッサー (最大 5.00GHz, インテル スマート・キャッシュ 24MB) |
メモリ | 16GB オンボード (3200MHz, DDR4 SDRAM) | 16GB オンボード (5200MHz, LPDDR5 SDRAM) |
ストレージ | 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) |
512GB SSD (PCIe NVMe M.2) 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) |
光学ドライブ | なし | なし |
グラフィックス | インテル IrisXe グラフィックス (プロセッサーに内蔵) | インテル IrisXe グラフィックス (プロセッサーに内蔵) |
インタフェース | HDMI 2.1出力端子×1、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2、 SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×2 (Power Delivery、DisplayPort™ 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 | HDMI 2.1出力端子×1、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2、 SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×2 (Power Delivery、DisplayPort™ 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 |
バッテリ駆動時間 | 最大8時間 | 最大 9時間 |
寸法 | 約 314 x 225 x 16.9 mm (最薄部) | 約 314 x 225 x 16.9 mm (最薄部) |
重量 | 1.33kg | 1.33kg |
CPU
発売当初は第12世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルが用意されていましたが、2023年になって第13世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルが追加されました。CPU以外のスペックはほぼ同じです。
第12/13世代インテルCore | 性能 | 特徴 |
Hシリーズ |
高 ↑ ↓ 低 |
ゲーマーやクリエイティブワーカー向けのハイパフォーマンスモデル |
Pシリーズ |
一般的なユーザー向けのモデル | |
Uシリーズ |
省電力が求められるモバイルPC/タブレットPC向けのモデル |
第12/13世代プロセッサの主なシリーズとして、高性能マシンに搭載される「Hシリーズ」、標準的な使い方が想定されるPC向けの「Pシリーズ」、モバイルPC向けの「Uシリーズ」の3つが挙げられます。
その中でPavilion Plus 14-ehは、コンパクトPCながら末尾に「U」が付いた省電力タイプではなく、「H」の付いた高性能タイプを搭載。14インチノートPCでありながらも、高性能なPCに仕上がっています。
このクラスのノートPCでHシリーズプロセッサを搭載するのは珍しいので、CPUパワーを必要とする人には魅力的だと思います。
CPU | 【第12世代】 インテルCore i5-12500H |
【第13世代】 インテルCore i5-13500H |
【第12世代】 インテルCore i7-12700H |
【第13世代】 インテルCore i7-13700H |
コアの数 | 12 Performance-coresの数:4 Efficient-coresの数:8 |
12 Performance-coresの数:4 Efficient-coresの数:8 |
14 Performance-coresの数:6 Efficient-coresの数:8 |
14 Performance-coresの数:6 Efficient-coresの数:8 |
スレッドの数 | 16 | 16 | 20 | 20 |
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 | 4.50GHz | 4.70GHz | 4.70GHz | 5.00GHz |
キャッシュ | 18MB | 18MB | 24MB | 24MB |
第11世代プロセッサでは同じ特徴を持つコアが搭載されていましたが、第12/13世代プロセッサでは特徴の異なる2種類のコア(Performance-coresとEfficient-cores)が搭載されています。
コア数を増やすことでマルチスレッド性能は向上しますが、消費電力が大きくなってしまいます。第12世代プロセッサでは、パフォーマンスが低めながら消費電力の小さいEfficient-coresとパフォーマンスが高いPerformance-coresを使い分けることにより、パフォーマンスを高めつつ消費電力を抑えることができるようになっています。
レビュー機はインテルCore i7-12700Hプロセッサを搭載。
メモリ
メモリは標準で16GBを搭載。16GBの容量があれば、ある程度負荷がかかってもストレスを感じにくいと思います。性能重視の方向けに、より大容量のメモリを搭載したモデルが用意されていると良かったのですが、残念ながら選択肢はなし。
またオンボードメモリのため、購入後にカスタマイズすることはできません。
第13世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルの場合、メモリはDDR5対応です。
ストレージ
高速アクセス可能なSSDを搭載。HDD搭載モデルは用意されていません。容量は512GB/1TBを選択可能。
価格 | アクセス速度 | 耐衝撃性 | 静音性 | 重量 | |
HDD | ○ | △ | △ | △ | △ |
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。 | |||||
SSD | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。 |
レビュー機は1TB SSDを搭載。
使い始めの空き領域は900GBでした(空き領域は、マシン構成等によって異なる可能性あるので参考程度にしてください)
グラフィックス
CPU内蔵タイプのグラフィックスを搭載。描画処理能力の高いカードタイプのグラフィックス搭載モデルは選択できません。
グラフィックス | 性能 | 用途 | 本モデルで選択可能 |
CPU内蔵タイプ | ↓ ↓ 高い |
動画再生 | ○ |
NVIDIA GeForce MXシリーズ | 動画再生/軽めのゲーム | × | |
NVIDIA GeForce GTXシリーズ | ゲーム/動画・画像編集 | × | |
NVIDIA GeForce RTXシリーズ | 負荷のかかる ゲーム/動画・画像編集 |
× |
せっかく第12世代インテルCore Hシリーズプロセッサを搭載しているので、NVIDIA GeForceシリーズなどの高性能グラフィックスを搭載したモデルが利用可能だと、描画処理能力を必要とする動画/画像の編集作業もストレス無く処理できるのですが、残念ながら用意されていません。
4)パッケージをチェック
Pavilion Plus 14-ehのパッケージ別のスペックは次のとおり。第12世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルと第13世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルが用意されています。
モデル名 | Pavilion Plus 14-eh0000 | |
モデル名 | スタンダードモデル | パフォーマンスモデル |
CPU | インテル Core i5-12500H | インテル Core 7-12700H |
メモリ | 16GB オンボード | |
ストレージ | 512GB SSD | 1TB SSD |
モデル名 | Pavilion Plus 14-eh1000 | |
モデル名 | スタンダードモデルG2 | パフォーマンスモデルG2 |
CPU | インテル Core i5-13500H | インテル Core 7-13700H |
メモリ | 16GB オンボード | |
ストレージ | 512GB SSD | 1TB SSD |
スタンダードモデルとパフォーマンスモデルを用意。主なスペックの違いは、CPUの種類/ストレージの容量です。
第13世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルの方が、第12世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルよりも価格が安く設定されています。
5)パフォーマンスをチェック
Pavilion Plus 14-ehのパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。
インテルCore i7-12700Hプロセッサ/16GBオンボードメモリ/1TB SSD/インテルIris Xeグラフィックス(CPU内蔵)
CINEBENCHでCPUのパフォーマンスを計測。スコアは次のとおり。
CPU | CINEBENCH R23のCPU(マルチコア)のスコア |
インテルCore i7 12700H(レビュー機搭載) | 10887pts |
インテルCore i7 1260P | 9651pts |
AMD Ryzen7 5825U | 8642pts |
インテルCore i5 1240P | 8374pts |
インテルCore i7 1255U | 6751 pts |
インテルCore i5 1235U | 6663pts |
AMD Ryzen5 5625U | 7058pts |
インテルCore i3 1215U | 5744pts |
*実際に計測した中で最も高いスコアを掲載しています |
Hシリーズプロセッサを搭載しているだけあって高いスコアを記録しています。
負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質 | 解像度 | スコア/評価 |
標準品質 (ノートPC) | 1920×1080 | 4890/快適 |
高品質 (ノートPC) | 1920×1080 | 4102/快適 |
最高品質 | 1920×1080 | 3060/やや快適 |
重い負荷のかかる「ファイナルファンタジー15」ベンチマークの結果は上のとおり。やはりCPU内蔵グラフィックスでは、負荷がかかるゲームを快適に動かすのは厳しいようです。
6)特徴/使い勝手をチェック
Pavilion Plus 14-ehの特徴をチェックします。
搭載している端子類
搭載している端子類は次のとおり。
- HDMI 2.1出力端子×1
- SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2
- SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×2 (Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)
- ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1
- microSDカードスロット×1
USB端子 | 最大転送速度 | 本モデルでの搭載 | 個数/場所 |
USB 3.2 Gen 1 Type-A | 5 Gbps | ○ | 1個/右側面部 1個/左側面部 |
USB 3.2 Gen 2 Type-C | 10 Gbps | ○ | 2個/右側面部 |
USB端子は、従来からあるType-A端子が2つ、前後の向きのないType-C端子が2つの合計4つ搭載されています。
USB Type-C | 本モデルでの対応 | 備考 | |
Alt Mode-DisplayPort | 外部映像出力可能 | ○ | Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要 |
PowerDelivery | 受給電可能 | ○ | 高速充電可能 |
Thunderbolt 4 |
最大40Gbpsで転送可能 | × | Thunderbolt 4対応機器と接続する必要あり |
USB Type-C端子は、Power Deliveryに対応。Power Delivery対応のバッテリを用意すれば、外出先で充電することが可能。 またDisplayPortにも対応しているため、外部モニタに映像を出力するのにも使用可能です。Thunderboltには非対応です。
外部映像出力
外部映像出力端子として、HDMIに加えて、USB Type-C端子(DisplayPort対応)×2が利用可能です。
USB Type-C映像入力端子を搭載した24インチモニタとUSB Type-Cケーブルを介して接続してみました。
前述したように、搭載しているUSB Type-C端子はPowerDeliveryにも対応しているので、条件を満たすモニタと接続すれば、USB Type-Cケーブル1本接続するだけで外部映像出力に加え、充電も実行することが可能。 ぼくの環境では充電できました。
外出先から戻ってきたときに、USB Type-Cケーブル一本接続するだけで、外部映像出力と充電を同時に行えるのはすごく便利です。
●USB Type-C端子→USB Type-Cケーブル→24インチモニタ
●USB Type-C端子→USB Type-C-HDMI変換アダプタ→HDMIケーブル→24インチモニタ
●HDMI端子→HDMIケーブル→4Kテレビ
で接続したところ
4画面同時出力することに成功。広い表示領域を確保できます。
4K TVには4K(3840×2160ドット)の解像度で出力できています。4Kの解像度で出力する場合、リフレッシュレートが30Hzに制限されてしまうモデルがありますが、本モデルでは60Hzに設定できます。
高性能カメラ搭載
500万画素の高性能カメラを搭載。よりクリアな映像でオンライン会議に参加できます。またAIノイズリダクション機能搭載のマイクも採用しています。
Webカメラで撮影した画像。非常に鮮明に表現できています。
指紋認証
指紋認証センサーを標準で装備。セキュリティを高めることができるうえ、ログイン時にキーボード入力の手間を省けます。
HP Enhanced Lightningアプリ同梱
レビュー機には、HP Enhanced Lightningアプリが同梱されており、Webカメラ使用時に照明機能を使うことができます。
上の画像のように、画面に光の帯を映し出すことで、顔を照らす仕組みです。アプリを起動すると画面右下に操作ツールが表示されます。
色の変更、光の幅の調整、光の形状の変更などを実行できます。
サウンド
Pavilion Plus 14-ehは、北欧の老舗音響メーカーBang&Olfusenと共同開発したサウンドシステムを搭載しており、コンパクトノートPCながら音質にもこだわっています。
スピーカーは、底面部の前面部寄りの左右に配置されています。この位置にスピーカーがあると机に音が反射して広がりがでます。
デュアルスピーカーシステムを採用。実際に音楽を聴いてみましたが、ちょっとカシャカシャする感じはしますが、 しばらく聴いていると慣れてきます。すごく高音質というわけではありませんが、このクラスのノートPCとしては個人的には十分だと思いました。バックグラウンドで音楽を聴いている分には特に問題ない感じです。
OMEN Gaming Hub
本モデルはゲーミングPCではありませんが、HPのゲーミングシリーズOMENで利用される「OMEN Gaming Hub」ツールを利用できます。
「システムモニター」画面で、CPU/RAMの使用状況、ストレージ容量、ネットワーク状況などを一目で確認できます。
コマンドセンター
本モデルには、コマンドセンターというツールが用意されています。
このツールを使えば、「デバイスモード」で「最適」「パフォーマンス」「省電力」の中から自分のニーズにあったモードを選べます。今は「パフォーマンスを上げたい」、「電力消費量を抑えたい」などの場合に、自在に選択できるのは便利だと思います。
ファンの速度や温度をチェックすることもできます。
7)各パーツをチェック
Pavilion Plus 14-ehの各パーツをチェックします。
ディスプレイ
ディスプレイ詳細 | |
パネル | 14インチ/16:10/OLED(有機EL) |
最大解像度 | 2880×1800(2.8K) |
光沢/非光沢 | 光沢 |
タッチパネル | 非タッチパネル |
輝度 | 400nit |
色域 | sRGB 100% |
リフレッシュレート | 90Hz |
14インチパネルを搭載。
従来搭載されることの多かった縦横比16:9ではなく16:10のパネルを搭載。縦横比16:9の14インチノートPCを並べてみました。上の画像の右が本モデルですが、縦に広く表示できるため、縦方向に長くなりがちなWebブラウザなどを見るときに便利です。
OLED(有機EL)パネルを標準で搭載。有機ELディスプレイの主なメリット/デメリットは次のとおり。
- 高画質
- 黒をしっかり表現できる
- レスポンスが速い
- 焼き付きが発生しやすい
液晶パネルよりも有機ELパネルの方が、黒をしっかり表現できます。
さらに、色の描写も綺麗なので、映像を楽しみたい、 パネル表示の美しさを重視したい人にはありがたいですね(上の画像の上がIPSパネル搭載モニタ。下がレビュー機)。レビュー機の方が、色の表現が鮮やかです。
OLEDパネルは、圧倒的な描写力/しっとりとした色調で臨場感があり、 表現に深みを感じます。映像の世界に引き込まれるので、表示の綺麗さにこだわりたい/映像を堪能したい人に超おススメです。
視野角も広く、斜め方向から見ても、見え方に変化はほとんど感じません。
本モデルは光沢パネルを採用しています。非光沢の液晶パネルを並べてみました(上の画像の左が非光沢パネル搭載モデル。右が光沢パネル搭載のレビュー機)。
ちょっとわかりづらいですが、非光沢パネルと比べて、本モデルの方が色の描写がより鮮やかです。
メリット | デメリット | |
★光沢パネル |
|
|
非光沢パネル |
|
|
ただし光沢パネルの方が、照明などの映り込みが発生しやすいです。
最大解像度は2880×1800ドット。
14インチクラスだと1920×1080ドットのフルHDタイプパネルを搭載するモデルが多いのですが、Pavilion Plus 14-ehでは高精細パネルを採用。
非常に精細感の高い表示が可能なうえ、文字も滑らかに表現できると思います。
輝度400nitという明るいパネルを採用。タッチパネルは非搭載です。
リフレッシュレートとは、1秒間に画面が何回書き換わったかを計測する値。Hz(ヘルツ)で示され、1秒間に60回書き換わると60Hzと表現されます。一般的なモニタのリフレッシュレートは60Hzですが、Pavilion Plus 14-ehの場合、90Hzですから、少し滑らかに表現できます。
キーボード
キーボードについて見ていきます。
左端の半角/全角キーがちょっと小さめ。一番下の段のCtrlキーやFnキーなども少し小さめです。
テンキーは非搭載。
Enterキーの大きさは標準的。すごく大きくはないですね。
Enterキーの右横に一列キーが配置されている、HP独自のキーボード配置を採用。慣れるまではEnterキーを押そうとして、右にあるキーを押してしまうかもしれません。
キートップを触るとさらっとしており、指を移動させやすいです。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は1.5mm。最近のノートPCは1.3mmが多いので それと比べると少し深め。
押した感触がすごくいいですね。軽く押せますが、適度に反発してくれるので、 軽快にタンピングできて非常に快適。心地よく入力できます。
打鍵音もカチャカチャという耳障りな音はあまりせず、タンタンという乾いた音がするので、タイピング中あまり気になりません。
キーピッチ(キー間の距離)は18.7mm。
フルサイズ(19mm)よりも狭いのですが、あまり窮屈な感じはしないです。
これなら長時間タイピングしていても疲れにくいと思います。
性能にこだわっているだけあってキーボードもワンクラス上になっている印象を受けました。Enterキーの右横にキーが設定されていること以外は、非常に使いやすいです。
バックライトが標準で装備されており、暗い環境でも快適にキー操作できます。
F4キーでバックライトのオン/オフの切り替え、2段階の明るさの設定を実行可能。
タッチパッド
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。
非常に大きく、表面も滑らか。
思ったところにポインタをスムーズに移動できます。
左側面部
左から順に、ヘッドフォン出力 / マイク入力コンボポート、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps、microSDカードスロットが配置されています。
左側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスに接続したところ。
右側面部
左から順に、SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×2、HDMI 2.1出力端子、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps端子が配置されています。
右側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続するとこんな感じ。
左右の側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続してみました。
本体手前側にケーブル類が来ないので、タイピング時に邪魔になることはないと思います。
前面部
前面部に端子類はありません。
中央に窪みが設定されており、カバーを開けるときに指を引っかけやすい構造になっています。
背面部
背面部にも端子類はありません。
中央に「PAVILION」のロゴが配置されています。
底面部
中央に通気孔が大きめに取られています。
8)同梱物をチェック
Pavilion Plus 14-ehの同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブルに加え、コンセントのみもパーツも同梱されています。
性能重視の構成になっており、消費電力が大きいため、 90W型のACアダプタを採用(通常は65W型のACアダプタが同梱されるケースが多いです)。
したがってACアダプタはちょっと大きめ。少し場所を取るかもしれません。
平べったい形状をしていますね。
本体と並べるとこんな感じ。
集束バンドが付いており、ケーブルを束ねることが可能。
ストッパも付いているので、ACアダプタに巻きつけて収納することも可能。この方が、場所を取りませんが、いちいち巻きつけるのが面倒なのと、巻きつけたケーブルが外れやすいので、個人的には集束バンドで束ねる方が楽です。
接続端子には、USB Type-C端子を使用。
右側面部に配置されている2つのUSB Type-C端子のいずれに接続しても充電できます。
接続する際には、右側面部に一定のスペースが必要になります。
電源ケーブルは破断しないようしっかりめのつくり。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は453g。ACアダプタが大きめのため、ちょっと重めです。
本モデルには、コンセントのみのパーツも同梱されています。
ケーブルの長さは短くなりますが、軽量化できます。
ACアダプタとコンセントのみのパーツを合わせた重量は388g。
各パーツの詳細などを示したペーパーも同梱されています。
まとめ
以上、Pavilion Plus 14-ehの特徴について解説しました。主な特徴をまとめると次のとおり。
- 14インチ液晶搭載のコンパクトノートPC
- アルミニウムを用いたスタイリッシュなデザイン
- 高性能な第12/13世代インテルCore「Hシリーズ」プロセッサ搭載
- 色表現の鮮やかなOLED(有機EL)パネル搭載
- 使いやすいキーボード
非常に完成度が高く、このスペック・仕様を考えれば、価格訴求力も高いと思います。
スタイリッシュデザインのコンパクトで持ち歩きのしやすいノートPCを探しているが、パフォーマンスに加えコスパも重視したい人にオススメです。
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