HP ENVY x360 15-fh(AMD)の特徴解説
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ENVY x360 15-fh(AMD)は、HPのプレミアムノートPCに位置づけられるENVYシリーズの15インチパネル搭載ノートPC(→ENVYシリーズ最新モデル一覧)。AMD Ryzen 7000シリーズプロセッサを搭載しています。
ディスプレイ部分を360度回転させて、いろんなスタイルで使用することのできる2-in-1タイプのノートPCです。
ENVY x360 15-fh(AMD)の特徴をまとめると次のとおり。
- 高いコストパフォーマンスを誇るAMD Ryzen 7000シリーズプロセッサを採用
- いろんなモードで利用できる2-in-1タイプのノートPC
- 15インチパネル搭載。OLEDパネル搭載モデル選択可能
- 顔認証/カメラシャッターなどセキュリティ機能が充実
ここでは、ENVY x360 15-fh(AMD)の特徴・スペック・パフォーマンス・使い勝手について解説します。
ENVY x360 15-ey(AMD)レビュー
ENVY x360 15-fh(AMD)の先代モデルENVY x360 15-ey(AMD)について解説しています。ボディの大きさは同じなど、似ている箇所もあるので参考になる部分があると思います。詳しくは、ENVY x360 15-ey(AMD)レビューを参照してください。
- 目次
- 1)15インチノートPC
- 2)2-in-1ノートPC
- 3)スペックをチェック
- 4)パッケージをチェック
- 5)使い勝手をチェック
- 6)各パーツをチェック
- まとめ
*ここに記載されているスペック・構成は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。ここに掲載されている実機の写真はENVY x360 15-eeです。
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3)スペックをチェック
ENVY x360 15-fh(AMD)の主なスペックをチェックします。先代モデルのENVY x360 15-eyと比べてみました。
モデル名 | ENVY x360 15-fh | 【参考】 ENVY x360 15-ey |
カラーリング | ナイトフォールブラック | ナイトフォールブラック |
ディスプレイ | 15.6インチワイド・フルHDブライトビュー(光沢)・IPSタッチディスプレイ (1920×1080 / 250nit)/ 15.6インチワイド・フルHDブライトビュー(光沢)・OLEDタッチディスプレイ (1920×1080 / 400nit) |
15.6インチワイド・フルHDブライトビュー(光沢)・IPSタッチディスプレイ
(1920×1080 / 60Hz / 250nit)
/ 15.6インチワイド・フルHDブライトビュー(光沢)・OLEDタッチディスプレイ (1920×1080 / 60Hz / 400nit) |
CPU | AMD Ryzen 5 7530U 6コア/12スレッド・プロセッサ/ |
AMD Ryzen 5 5625U 6コア/12スレッド・プロセッサ AMD Ryzen 7 5825U 8コア/16スレッド・プロセッサ |
メモリ | 16GB オンボード (4266MHz, LPDDR4x) | 16GB (8GB×2) DDR4-3200MHz (最大16GB) |
ストレージ | 512GB SSD (PCIe NVMe M.2)/ 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) |
512GB SSD (PCIe NVMe M.2)/ 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) |
光学ドライブ | - | - |
グラフィックス | AMD Radeon グラフィックス (プロセッサに内蔵) | AMD Radeon グラフィックス (プロセッサに内蔵) |
最大バッテリ駆動時間 | 最大 12時間30分(AMD Ryzen 5搭載時)/ 最大 13時間30分 (AMD Ryzen 7搭載時) |
約12時間(AMD Ryzen 5搭載時)/ 約11時間30分(AMD Ryzen 7搭載時) |
認証 | 顔認証 | 顔認証 |
端子類 | HDMI 2.1 出力端子×1、SuperSpeed USB Type-A 10Gbps ×2 (うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応) 、 SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×2 (USB Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)、 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 、SDカードスロット | HDMI 2.1 出力端子×1、SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×2 (うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応) 、 SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×2 (USB Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)、 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1、SDカードスロット |
サイズ | 約 358 × 229 × 18.9 (最薄部) mm | 約 358×229×18.9(最厚部)mm |
重量 | 約1.72kg | 約1.72kg |
CPU
CPUにコスパに優れたAMD Ryzen 7000シリーズプロセッサ搭載モデルが用意されています。選べるのは、Ryzen 5とRyzen 7。安価なRyzen 3搭載モデルは用意されていません。
CPU | Ryzen 5 5625U | Ryzen 5 7530U (本モデル搭載) | Ryzen 7 5825U | Ryzen 7 7730U (本モデル搭載) |
コアの数 | 6 | 6 | 8 | 8 |
スレッドの数 | 12 | 12 | 16 | 16 |
基本クロック | 2.3GHz | 2.0GHz | 2.0GHz | 2.0GHz |
最大ブーストクロック | 4.3GHz | 4.5GHz | 4.5GHz | 4.5GHz |
L2キャッシュ | 3MB | 3MB | 4MB | 4MB |
L3キャッシュ | 16MB | 16MB | 16MB | 16MB |
TDP | 15W | 15W | 15W | 15W |
メモリ
メモリは16GBを搭載。他の選択肢は用意されていません。
メモリ容量 | 説明 | |
8GB | ↓ ↓ 快適 |
一般的なタスク(Web閲覧/メール/ビジネスアプリの操作/動画再生)であれば、それほどストレスなく処理できるレベルのパフォーマンスを確保できると思います。 |
16GB | 負荷のかかる処理を快適に実行したい場合には、16GB以上のメモリを積むことをオススメします。 |
オンボードタイプのメモリを搭載しているため、購入後に増設・交換することはできません。
ストレージ
ストレージは、 SSDのみの構成。SATAタイプよりも高速アクセスできるNVMeタイプのSSDを搭載しています。容量は512GB/1TB搭載モデルを選択できます。
価格 | アクセス速度 | 耐衝撃性 | 静音性 | 重量 | |
HDD | ○ | △ | △ | △ | △ |
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。 | |||||
SSD | △ | ○ | ○ | ○ | ○ |
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。 |
グラフィックス
グラフィックスはCPU内蔵タイプのAMD Radeonグラフィックスを搭載。高い描画処理能力を誇る、カードタイプのグラフィックスを搭載したモデルは選択できないので、ヘビーな動画/画像編集作業等を快適にこなすのは難しいと思います。ただし、Web閲覧・SNS、基本的なビジネスアプリの処理、動画再生などの負荷がそれほどかからないタスクであれば、ある程度快適に処理できるでしょう。
4)パッケージをチェック
現在販売されているENVY x360 15-fh(AMD)のパッケージ別のスペックは次のとおり。
モデル名 | ENVY x360 15-fh | |
モデル名 | スタンダードモデル | パフォーマンスモデル |
ディスプレイ | 15.6インチワイド・フルHDブライトビュー(光沢)・IPSタッチディスプレイ (1920×1080 / / 250nit) | 15.6インチワイド・フルHDブライトビュー(光沢)・OLEDタッチディスプレイ (1920×1080 / 400nit) |
CPU | AMD Ryzen 5 7530U | AMD Ryzen 7 7730U |
メモリ | 16GB オンボード | |
ストレージ | 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) | 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) |
オーディオ | - | IMAX ENHANCED 認定 |
割引き後価格 | 【快適パソコンライフ!】 |
【快適パソコンライフ!】 |
(*価格は2024/5/31時点(税込))
スタンダードモデルとパフォーマンスモデルを提供。スペックの違いは、ディスプレイの種類、CPUの種類、ストレージ容量、IMAX ENHANCED認定かどうか、です。どうしてもパフォーマンスを重視したい人にはパフォーマンスモデルをオススメしますが、そこまでパフォーマンスは必要ない/コスパ重視ならスタンダードモデルでも十分だと思います。
5)特徴をチェック
ENVY x360 15-fh(AMD)の特徴をチェックします。
搭載している端子類
ENVY x360 15-fh(AMD)に搭載されている端子類は次のとおり。
- SuperSpeed USB Type-A 10Gbps ×2 (うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応) 、
- SuperSpeed USB Type-C 10Gbps ×2 (USB Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)、
- ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1
- HDMI 2.1映像出力端子
- SDカードリーダー
USB端子 | 最大転送速度 | 本モデルでの搭載 | 個数/場所 |
USB Type-A | 10 Gbps | ○ | 1個/右側面部 1個/左側面部 |
USB Type-C | 10 Gbps | ○ | 2個/右側面部 |
USB Type-A端子2つに加え、USB Type-C端子が2つ搭載されています。先代モデルは、USB Type-Aの最大転送速度が5Gbpsだったのに対し、本モデルでは10Gbpsにアップしています。
USB Type-C | 本モデルでの対応 | 備考 | |
Alt Mode-DisplayPort | 外部映像出力可能 | ○ | Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要 |
PowerDelivery対応 | 受給電可能 | ○ | 高速充電可能 |
Thunderbolt 4 |
最大40Gbpsで転送可能 | × | Thunderbolt 4対応機器と接続する必要あり |
2つあるUSB Type-C端子はいずれもAlt Mode-DisplayPortに対応しているため、外部映像出力が可能。さらにPowerDeliveryにも対応しているため、充電も可能。Thunderbolt 4には非対応です。
カメラオフボタン/マイクミュートボタン搭載
カメラシャッタードアが配置されています。このシャッターを利用することで、Webカメラのオン不オフを切り替えることができ、画像・映像の流出問題を回避できます。
自宅でオンライン会議中に誰かが訪問してきたときなど、すぐに映像をオフにすることができます。
なお、カメラは約500万画素の高精細Webカメラを搭載しています。
マイクミュートボタンも用意されているので、すぐに音声をオフにすることも可能です。
顔認証機能搭載
顔認証機能を搭載。
顔認証センサーを搭載しているため、席を離れると画面ロックし、席に戻るとロック解除する設定を実行できます。
BANG&OLUFSENテクノロジー対応スピーカーを搭載
北欧の高級オーディオブランド「Bang & Olufsen社」と共同でチューニングしたサウンドシステムを搭載しています。
世界初IMAX ENHANCED 認定PC
映像・サウンドを高めることで、エンターテイメント体験を高めます(OLEDパネル搭載モデルのみ)。
6)各パーツをチェック
ENVY x360 15-fh(AMD)の各パーツをチェックします。
ディスプレイ
ENVY x360 15-fh(AMD)では、2つのディスプレイのいずれかを搭載したモデルを選択できます。
モデル名 | 液晶パネル | 有機EL(OLED)パネル |
パネル | 15.6インチIPS | 15.6インチOLEDパネル |
最大解像度 | 1920×1080 | 1920×1080 |
光沢/非光沢 | ブライトビュー(光沢) | ブライトビュー(光沢) |
タッチパネル | タッチパネル | タッチパネル |
輝度 | 250nit | 400nit |
ディスプレイは15.6インチという大きめのパネルを搭載。
IPSパネル搭載モデル/OLED(有機)パネル搭載モデルを選択できます。
IPSパネルの特徴は次のとおり。
- 色表現が優れている
- 視野角が広い
有機ELディスプレイの主な特徴は次のとおり。
- 高画質
- 黒をしっかり表現できる
- レスポンスが速い
- 焼き付きが発生しやすい
有機ELパネルは、描写がとても綺麗なので、画面表示に引き込まれると思います。他のモデルで有機ELパネル搭載モデルを使ったことがありますが、臨場感が半端ないですね。液晶パネルとは一線を画する仕上がりなので、動画を綺麗な映像で楽しみたい人、とにかく画質にこだわりたいなら有機EL搭載モデルがおすすめです。
そうではなく、画質にそれほどこだわらない、価格が安い方がいい、というのなら液晶パネルがオススメです。表示が綺麗なIPSパネルを採用しているので、画質面での満足度も高いと思います。
なお、バッテリ駆動時間は、OLEDパネル搭載モデルの方が1時間長いです。
ENVY x360 15-fh(AMD)は光沢パネルを採用。
メリット | デメリット | |
★光沢パネル |
|
|
非光沢パネル |
|
|
非光沢パネルと比べると、色の表現が鮮やかです。
ただし、照明などの映り込みが発生しやすいので、適宜ディスプレイの角度を調整する手間がかかります。
最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドット。15.6インチパネルでは標準的な解像度です。せっかく大きいパネルを搭載しているのでQHDとか4Kとか、もっと高精細なパネルの選択肢が用意されてもよかったと思うのですが、残念ながら選択肢はありません。
輝度とは、ディスプレイの明るさのこと。数値が大きい方が明るいパネルであることを示します。明るいパネルの方が、周りの環境が明るくても見やすい、という特徴があります。
液晶パネルの輝度は250nit、OLEDパネルの輝度は400nit。OLEDパネルの方が明るいパネルを搭載しています。
2-in-1ノートPCのため、タッチパネルを標準で搭載。
キーボード
テンキーは搭載されてないようです。
テンキーがあると数字を入力するときに便利ですが、テンキーがないことで、キーボードが中央に配置されるようになるため、体の中心とボディの中心を合わせることで、より楽な姿勢でタイピングできるようになります。
キーピッチ(キー間の距離)は約19mm。フルサイズのキーボードと同程度のキーピッチを確保しているので窮屈な感じはないと思います。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は約1.3mm。ちょっと浅めですが、最近のスリムタイプノートPCとしては標準的なキーストロークです。
標準でバックライトを装備しているため、暗い環境でもキータイピングしやすいです。
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(更新日:2023年6月27日)