HP Pavilion Gaming Desktop 790レビュー
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HP Pavilion Gaming Desktop 790はミニタワー型筐体を採用したゲーミングデスクトップPCです。
主な特徴は次のとおり。
・ブラックを基調としたシンプルなデザイン
・高い基本性能を誇る
・写真/動画編集、ゲームなど負荷のかかるタスクを快適にこなせるハイパフォーマンスPC
HPからはゲーミングPCブランドとしてOMENが展開されています(→OMENシリーズ一覧)。OMENは
・デザインがいかにもゲーミングPCっぽい
・性能が高すぎる
・価格も高い
という特徴があり、ゲームをやりたいがOMENまではなかなか手が出せない、という人もいました。
このPavilion Gaminguシリーズは、よりシンプルなデザインで気軽にゲームを楽しみたい人、価格も重視したい人、クリエイティブワークにも使いたい人をターゲットにしています。
また同じPavilion GamingシリーズとしてPavilion Gaming 690が用意されています。690の方がボディが小さく、下位モデルに位置づけられています。
→参考:Pavilion Gaming 690レビュー
→参考:Pavilion Gaming 690と790の比較
790はインテルプロセッサ+NVIDIAのグラフィック、 690はAMDプロセッサ+AMDグラフィックの構成になっています。
ここでは、Pavilion Gaming Desktop 790の特徴・スペック・使い勝手等について詳しく解説します。
・ブラックを基調としたシンプルなデザイン
・高い基本性能を誇る
・写真/動画編集、ゲームなど負荷のかかるタスクを快適にこなせるハイパフォーマンスPC
HPからはゲーミングPCブランドとしてOMENが展開されています(→OMENシリーズ一覧)。OMENは
・デザインがいかにもゲーミングPCっぽい
・性能が高すぎる
・価格も高い
という特徴があり、ゲームをやりたいがOMENまではなかなか手が出せない、という人もいました。
このPavilion Gaminguシリーズは、よりシンプルなデザインで気軽にゲームを楽しみたい人、価格も重視したい人、クリエイティブワークにも使いたい人をターゲットにしています。
また同じPavilion GamingシリーズとしてPavilion Gaming 690が用意されています。690の方がボディが小さく、下位モデルに位置づけられています。
→参考:Pavilion Gaming 690レビュー
→参考:Pavilion Gaming 690と790の比較
790はインテルプロセッサ+NVIDIAのグラフィック、 690はAMDプロセッサ+AMDグラフィックの構成になっています。
ここでは、Pavilion Gaming Desktop 790の特徴・スペック・使い勝手等について詳しく解説します。
目次
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
1)ブラックを基調とした落ち着いたデザイン
Pavilion Gaming 790は、ブラックを基調とした落ち着いたデザインを採用。
中央が少し尖った形状をしています。
平らになっているよりも変化があって、ちょっとゲーミングマシンっぽい感じがします。
前面部の下の方は三角形を切り取ったようなデザインになっているのがわかります。
表面には細かい縞模様が入っています。
前面部中央に緑色のライトが配置されており、ちょっと未来っぽいイメージを醸し出しています。LEDの色は変更できません。オフにすることもできません。
そんなに派手な色でなく、光る部分も一筋だけでそれほど広くないので、明るすぎて目立つことはないと思います。操作時に、邪魔に感じることはありません。これならオフィスで使っていても違和感はないでしょう。
暗い所でも、控えめに光っています。
2)高い性能を発揮できる構成
Pavilion Gaming Desktop 790の主なスペックは次のとおり。
モデル |
Pavilion Gaming Desktop 790 パフォーマンスモデル |
Pavilion Gaming Desktop 790 パフォーマンスプラスモデル |
OS |
Windows 10 Pro 64ビット
|
|
CPU |
インテル Core i7-8700 プロセッサー
(3.20GHz-4.60GHz, インテルスマートキャッシュ 12MB, 6コア / 12スレッド) インテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0 |
|
メモリ |
16GB (8GB×2) DDR4-2666 (最大64GB) | |
ストレージ |
512GB M.2 SSD (PCIe NVMe)+2TB ハードドライブ (SATA, 7200回転) | |
グラフィック |
NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB (GDDR5) | NVIDIA GeForce GTX 1070 8GB (GDDR5) |
光学ドライブ |
DVDライター |
|
インターフェイス |
前面:USB3.1 Gen1×2、USB3.1 Gen2 Type-C× 1 (電源オフUSBチャージ機能対応)、
USB3.1 Gen 2×2 (うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応) 背面:USB2.0×2、USB3.1 Gen1×4 |
|
電源 |
内蔵400W PSU電源、80PLUS PLATINUM 相当 | 内蔵500W PSU電源、80PLUS GOLD 相当 |
パフォーマンスモデルとパフォーマンスプラスモデルを用意。違いは搭載しているグラフィックボードだけです。
CPUにインテル Core i7-8700 (6コア/12スレッド)を搭載。
メモリはゲーミングPCなので採用料の16GBを標準で搭載。さらに最大64GBまで増設することができます。
ストレージはSSDとHDDのハイブリッド構成。高速アクセスと大容量データ保存の両立を実現します。SSDは高速なPCIe NVMeタイプを採用。データの読み込みも高速です。またSSDが512GBと大容量なので使いやすいと思います。
ストレージは最大で4基搭載できます(PCIe SSD×1+HDD×3)。
グラフィックスには、NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB (GDDR5)/NVIDIA GeForce GTX 1070 8GB (GDDR5) 搭載モデルを選択可能。
非常に高い基本性能を発揮できるのに加え、描画処理能力も優れています。
この構成を見れば、Pavilion Gaming Desktop 790が、写真/動画の編集などのクリエイターワーク、ゲームなどのエンターテイメントに対応できるよう設計されたハイエンドデスクトップだということがわかります。
CPUにインテル Core i7-8700 (6コア/12スレッド)を搭載。
メモリはゲーミングPCなので採用料の16GBを標準で搭載。さらに最大64GBまで増設することができます。
ストレージはSSDとHDDのハイブリッド構成。高速アクセスと大容量データ保存の両立を実現します。SSDは高速なPCIe NVMeタイプを採用。データの読み込みも高速です。またSSDが512GBと大容量なので使いやすいと思います。
ストレージは最大で4基搭載できます(PCIe SSD×1+HDD×3)。
グラフィックスには、NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB (GDDR5)/NVIDIA GeForce GTX 1070 8GB (GDDR5) 搭載モデルを選択可能。
非常に高い基本性能を発揮できるのに加え、描画処理能力も優れています。
この構成を見れば、Pavilion Gaming Desktop 790が、写真/動画の編集などのクリエイターワーク、ゲームなどのエンターテイメントに対応できるよう設計されたハイエンドデスクトップだということがわかります。
3)パフォーマンスをチェック
ベンチマークテストでPavilion Gaming Desktop 790のパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機の構成は次のとおり。
【パフォーマンスプラスモデル】
CPU:インテル Core i7-8700 プロセッサー
メモリ:16GB
ストレージ:512GB M.2 SSD (PCIe NVMe)+2TB ハードドライブ (SATA, 7200回転)
グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 1070 8GB
【パフォーマンスプラスモデル】
CPU:インテル Core i7-8700 プロセッサー
メモリ:16GB
ストレージ:512GB M.2 SSD (PCIe NVMe)+2TB ハードドライブ (SATA, 7200回転)
グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 1070 8GB
CPUの性能をチェックするCINEBENCHベンチマークのスコア。
CPU:1371cb→さすがはインテルCore i7-8700プロセッサ。1000以上のスコアをたたき出しており、高い性能を誇ります。
CPU:1371cb→さすがはインテルCore i7-8700プロセッサ。1000以上のスコアをたたき出しており、高い性能を誇ります。
ストレージの性能をチェックするCrystalDiskMarkのスコア。
描画処理能力をテストする3DMarkの「Time Spy」。スコアは「5866」
同じく3Dmarkの「Fire Strike」。スコアは「15093」
負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトのスコア。
「最高品質」「1920×1080」で、スコアは「21878」、評価は「すごく快適」。
「最高品質」「1920×1080」で、スコアは「21878」、評価は「すごく快適」。
負荷が中程度の「ファイナルファンタジー14 紅蓮のリベレーター」ベンチマークソフトのスコア。
「最高品質」「1920×1080」で、スコアは「15118」、評価は「非常に快適」。
「最高品質」「1920×1080」で、スコアは「15118」、評価は「非常に快適」。
重い負荷がかかる「ファイナルファンタジー15」ベンチマークソフトのスコア。
画質 |
解像度 |
スコア |
評価 |
高品質 |
1920×1080 |
6457 |
快適 |
高品質 |
2560×1440 |
4680 |
やや快適 |
さすがはゲーミングデスクトップPC。高品質のまま解像度を上げても快適に楽しめます。
ぼくの環境では、これらのベンチマーク実行時、ファンの回転が上がって風切り音がうるさく感じることはありませんでした。すごく静かです。
熱もそれほど気になりません。背面部上部の通気孔部分から排熱される仕組みのため、この部分が少し熱くなりますが、触れないほどにはなりませんでした。
起動も高速です。電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまでの時間を3回計測しましたが、平均12秒程度で起動しました。ほとんど待たされる感じがしません。
ぼくの環境では、これらのベンチマーク実行時、ファンの回転が上がって風切り音がうるさく感じることはありませんでした。すごく静かです。
熱もそれほど気になりません。背面部上部の通気孔部分から排熱される仕組みのため、この部分が少し熱くなりますが、触れないほどにはなりませんでした。
起動も高速です。電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまでの時間を3回計測しましたが、平均12秒程度で起動しました。ほとんど待たされる感じがしません。
4)ミニタワーボディを採用
Pavilion Gaming Desktop 790はミニタワー型ボディを採用。寸法は約155(幅) × 390(奥行き) × 369(高さ) mm。重量は約7.9kg。
手と比較するとこんな感じ。片手でなんとかつかめるぐらいの幅です。
B5サイズのノートと比較してみました。
高性能ゲーミングデスクトップとしては、すごく大きいという印象は受けないですね。
上の画像は、HPのゲーミングモニタPavilion Gaming 32 HDRディスプレイ(32インチ液晶パネル搭載)に接続したところ。
→参考:Pavilion Gaming 32 HDRディスプレイレビュー
→参考:Pavilion Gaming 32 HDRディスプレイレビュー
ボディが大きいので、一定の拡張性も確保しています。主な拡張性は次のとおり。
拡張性 | |
メモリスロット |
4スロット(DIMM)
|
ドライブベイ |
ウルトラスリムベイx1 (空0)、3.5インチ×3 (空2)
|
拡張スロット |
PCI Express x16 × 1スロット(空0)、 PCI Express x4 × 1スロット(空1)、 PCI Express x1 × 1スロット(空1)、 M.2 × 2スロット(空0) |
サイズ・重量 |
約155 × 390 × 369 mm 約7.9kg |
メモリスロットは4基。最大で64GBに拡張可能です。
3.5インチベイが2つ空いているので、ストレージを増設できます。
ボディの容量は20リットル。OMENゲーミングシリーズのデスクトップOMEN by HP Desktop 880の容量が32リットルなので、それに比べるとだいぶコンパクトです。
→参考:OMEN by HP Desktop 880レビュー
これぐらいの大きさであれば、設置場所に困ることはあまりないんじゃないでしょうか。
→参考:OMEN by HP Desktop 880レビュー
これぐらいの大きさであれば、設置場所に困ることはあまりないんじゃないでしょうか。
5)各パーツをチェック
Pavilion Gaming 790の各パーツをチェックします。
前面部。
左側に光学ドライブが縦向けに配置されています。右には各種端子類。
光学ドライブのトレイを引き出したところ。
端子を接続するときに、いちいち背面部をのぞきこまなくてすむよう、前面部に多数の端子が配置されています。
電源ボタン、ヘッドフォン / マイクコンボジャック、マイクジャック、USB Type-A 3.1 Gen 1×2、USB Type-A 3.1 Gen 2×2、(うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応)、USB Type-C 3.1 Gen 2×1(電源オフUSBチャージ機能対応)、メディアカードリーダー×1が配置されています。
電源ボタン、ヘッドフォン / マイクコンボジャック、マイクジャック、USB Type-A 3.1 Gen 1×2、USB Type-A 3.1 Gen 2×2、(うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応)、USB Type-C 3.1 Gen 2×1(電源オフUSBチャージ機能対応)、メディアカードリーダー×1が配置されています。
やはり前面部に端子があると接続しやすいですね。
右側面部。
上面部。
左側面部。通気孔が配置されています。
底面部にも通気孔があります。床から入った空気が熱せられて、側面部/背面部の通気孔から排気される仕組みになっています。
背面部。
上段左に端子類。
利用できる端子は、オーディオ入出力、ヘッドフォン / マイクコンボジャック、ネットワークコントローラー(RJ-45)×1、USB Type-A 2.0×2、USB Type-A 3.1 Gen 1×4です。
利用できる端子は、オーディオ入出力、ヘッドフォン / マイクコンボジャック、ネットワークコントローラー(RJ-45)×1、USB Type-A 2.0×2、USB Type-A 3.1 Gen 1×4です。
中段に拡張カードスロット。この構成では、NVIDIA GeForce GTX 1070が搭載されており、映像出力端子としてDisplayPort ×3、HDMI×1、デュアルリンクDVI×1が利用可能です。
下段に電源端子が配置されています。
ケーブル類を接続したところ。USBケーブルでキーボードとマウスに接続しているほか、HDMIケーブルを使ってモニタと接続しています。
背面部にあるサイドパネルリリースラッチをずらすだけで、左側面部を簡単に取り外せます。したがって、カスタマイズ作業も容易に行えます。
筐体内部。左上にマザーボード、右にストレージ/光学ドライブ、左下に電源ユニットが配置されています。
背面部上部にファンが配置されているのが見えます。ミニタワー型筐体を採用しいてるので、スペースに余裕があり、効果的なエアフローの確保につながっています。
【Pavilion Gaming 790筐体内部レビュー】
Pavilion Gaming 790の筐体内部については、筐体内部レビューを参照してください。
Pavilion Gaming 790の筐体内部については、筐体内部レビューを参照してください。
6)同梱物をチェック
Pavilion Gaming Desktop 790の同梱物をチェックします。
電源ケーブル。
Pavilion Gaming Desktop 790には、 USB日本語キーボードとUSB光学スクロールマウスが同梱されます。
キーボードはコンパクトなつくり。
マウスは高さが抑えめで、カーブが緩やかになっています。手に馴染みますね。クリックしたときの感触もいい感じです。
「HPパソコンナビ」というガイドブックも同梱されています。全ページカラーでイラストもふんだんに使われているので参照しやすいと思います。
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(更新日:2018年10月16日)