HP ProBook 450 G7レビュー
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ProBook 450 G7は、HPの法人向けProBookシリーズに属する15.6インチ液晶搭載ノート(→ProBookシリーズのモデル一覧はこちら)。
ProBook 450 G7の主な特徴は次のとおり。
- 15.6インチ液晶搭載
- アルミニウム素材を用いたスタイリッシュなデザイン
- スリムなボディ
- 第10世代Core i3/i5/i7プロセッサ搭載モデルを選択可能
ここではProBook 450 G7の特徴、スペック・使い勝手等について詳しく解説します。
- 目次
- 1)アルミニウムを用いたボディ
- 2)スペックをチェック
- 3)15.6インチパネル搭載
- 4)使い勝手をチェック
- 5)高い耐久性/セキュリティを確保
- 6)各パーツをチェック
- 7)同梱物をチェック
- まとめ
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
1)アルミニウムを用いたボディ
HP ProBook 450 G7の天板部分にはアルミニウムを採用。
上質な質感で高級感があります。
表面を触るとさらさらして心地いいですね。汚れや指紋もつきにくいです。
光が当たったときの反射がとても綺麗。
キーボードの周辺部にもアルミニウムを採用。キーボードのブラックとの対比が、シャープな印象を与えます。
タッチパッドの周囲にはダイヤモンドカットが施されており、デザイン上のアクセントになっています。
派手さはなくシンプルな仕上がりですが、アルミ素材を用いているため、安っぽさは微塵も感じられません。
ただし底面部は、触った感じとしてアルミではなく樹脂が用いられているようです。カラーリングに違いはほとんどないので違和感はありませんが、アルミのような触るとひんやりした感じがありません。
2)スペックをチェック
HP ProBook 450 G7の主なスペックをチェックしてみましょう。
ProBook 450 G7 | |
液晶 | 15.6インチ (16 :9 )HD 液晶ディスプレイ(非光沢、1366× 768 ドット、220cd/m² 、最大1677万色)、LED バックライト (16 :9 )FHD 液晶ディスプレイ(非光沢、1920×1080 ドット、250cd/m2 、最大1677万色)、LED バックライト |
最大解像度 | 1366×768/1920×1080ドット |
CPU | インテル Core i3-10110U プロセッサー(2コア、4MBキャッシュ、 2.10 GHz- 4.10 GHz ) インテル Core i5-10210U プロセッサー(4コア、6MBキャッシュ、 1.60 GHz- 4.20 GHz ) インテル Core i7-10510U プロセッサー(4コア、8MBキャッ シュ、 1.80 GHz- 4.90 GHz ) |
メモリ | 4GB (4GB×1 )/ 8GB (8GB×1 ) / 16GB (16GB×1 ) / 32GB (16GB×2 ) SO-DIMM DDR4-2666 、最大32GB |
SSD | なし/128 GB M.2 2280 SSD(SATA III) / 256GB M.2 2280 PCIe NVMe SSD / 512 GB M.2 2280 PCIe NVMe SSD |
HDD | なし / 500GB HDD 7200rpm / 1TB HDD 5400rpm (SATA III ) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス (プロセッサー内蔵) |
光学ドライブ | なし |
外寸(cm) | 364.9 x 256.9 x 19 (最厚部、突起部含まず)mm |
最小重量(kg) | 約2.0kg |
CPUには第10世代インテルCore i3/ i5/i7プロセッサ搭載モデルを選択可能。
メモリは4/8/16/32GBの中から選択できます。Web閲覧/メール/動画再生といった比較的負荷の軽いタスクを行うのであれば4GBメモリでも足りるシーンは多いと思いますが、負荷がかかると処理にもたつくことがあると思うので、一定のパフォーマンスを確保したいのなら8GB以上のメモリを積んだ方がいいと思います。
ストレージはHDDのみ、SSDのみに加えて、HDD+SSDのハイブリッド構成に仕上げることもできます。
ハイブリッド構成にすると、高速アクセスできるSSDと大容量データを保存できるHDDのいいとこ取りが可能です。
SSDについては、SATA接続タイプのほか、より高速アクセスできるNVMe接続タイプのSSDも選べます。
グラフィックスはCPU内蔵タイプのインテルUHDグラフィックスのみを選択可能。高性能なカードタイプはオプションとして用意されていません。なので、動画/画像の編集といった高い描画処理能力を必要とするタスクには不向きです。
光学ドライブは非搭載です。
3)15インチパネル搭載
HP ProBook 450 G7は15.6インチパネル搭載のスタンダードノートPC。
13.3インチ液晶搭載のProBook 430 G7と比較してみました。上の写真の左がProBook 450 G7です。
画面は大きめですが、パネルの左右の枠(ベゼル)が狭くなっているため、15インチノートPCとしてはコンパクトなボディに仕上がっています。
B5サイズのノートと比べたところ。
ボディが大きくないので、扱いやすいですね。
厚さは19mm。光学ドライブを非搭載とすることでスリムボディを実現しています。
スリムなので非常に掴みやすい。
シルエットも綺麗。
さっと持ち上げて気軽に移動できます。
重量は1.933kg(実測値)。
脇に抱えて持ったところ。15インチノートPCとしては標準的な重さですが、ボディのバランスがいいせいか、それほど重くは感じないですね。
ビジネスバックから取り出す時も、ボディの左右がひっかかることなくスムーズに取り出せます。
ディパックからもさっと取り出すことが可能。
4)使い勝手をチェック
HP ProBook 450 G7の使い勝手をチェックします。
搭載している端子類
HP ProBook 450 G7に搭載されている端子類は次のとおり。
・USB 2.0ポート
・USB 3.1(Gen 1)ポート×2
・USB Tyep-C ポート(Power Delivery/DisplayPort対応)
・HDMIポート
・ネットワークポート(RJ45)
USB端子は全部で4つ。従来からあるUSB Type-A端子が3つ、前後の向きのないUSB Type-C端子が1つ搭載されています。
USB Type-C端子は、Power DeliveryとDisplayPortに対応しています。
・PowerDelivery対応:最大100Wまでの受給電可能→高速充電可能
・DisplayPort対応:外部映像出力可能
外部映像出力
ProBook 450 G7では、外部映像出力端子として、HDMIに加えて、USB Type-C端子(DisplayPort対応)が利用可能です。
USB Type-C映像入力端子を搭載した24インチモニタとUSB Type-Cケーブルを介して接続してみました。
前述したように、搭載しているUSB Type-C端子はPowerDeliveryに対応しているため、充電することが可能(モニタも給電機能を搭載)。
USB Type-Cケーブル一本接続するだけで、外部映像出力と充電を同時に実行できるのはすごく便利です。
次に、この状態でHDMI端子にHDMIケーブルを接続し、27インチモニタに接続してみました。
無事、3画面同時出力するに成功しました。
Webカメラ格納可能
Webカメラがディスプレイ上部中央に配置されています。スライド式の蓋が用意されており、手動で蓋をすることができます。
上の写真は、カメラがオンの状態。レンズが見えています。
手で左にスライドさせると、
カメラに物理的に蓋がかかって、オフの状態になります。カメラを使わないときは蓋をすることで、画像/映像の流出問題を回避できまるため安心です。
スピーカー/マイクミュート機能搭載
HP ProBook 450 G7には、スピーカー/マイクミュート機能が搭載されています。
F5キーでスピーカーのオン/オフの切り替えが可能。オフの状態の場合、オレンジ色のライトが点灯します。
F8キーでマイクのオン/オフの切り替えが可能。こちらもオフの状態でオレンジ色のライトが点灯します。オンライン会議を実施中、こちらの音声を相手に聞かせたくない場合、ワンタッチでマイクをオフにできるので便利です。
ディスプレイを180度開くことができる
HP ProBook 450 G7は、ディスプレイを180度開くことが可能。複数の人で画面を共有したいときに役立ちます。
指紋認証センサー搭載
キーボード右下に指紋認証センサーを搭載。
いちいちパスワードを入力しなくても済むうえ、生体認証によりセキュリティを高めることができます。
片手でディスプレイを開くことができる
前面部中央左には窪みが配置されており、指をひっかけやすいよう配慮されています。
ディスプレイを片手だけで開き切ることが可能です。いちいち両手を使わなくてもいいので、ストレスフリーで使い始めることができます。
サウンド
スピーカーは、キーボードの上部に配置されています。この位置にスピーカーがあると、手で音が遮られることなく、直接耳に届きます。
音楽を聴いてみました、少しこもってる感じがしますが、 ビジネスノートPCとしては十分なサウンドだと感じました。
5)高い耐久性/セキュリティを確保
HP ProBook 450 G7では、米軍調達基準(MIL-STD-810G)をクリアする高い耐久性を確保しています。
落下/振動/衝撃/粉じん/高度/高温/低温/温度変化などのテストに合格しているため、安心して使うことができます。
また、自動修復機能、自己回復型BIOSなど、多彩なセキュリティ機能を搭載しており、安全性を高めています。
ProBook 450 G7は東京で製造されています。「Made in Tokyo」のシールがディスプレイの左上に貼り付けられています。
納期を短縮できるほか、海外で生産したPCを国内に持ち込む場合に比べ、移動距離が短くなるため、輸送中のトラブルが発生するリスクを減らせます。
6)各パーツをチェック
ディスプレイには15.6インチパネルを搭載。画面が大きいため見やすいですね。
パネルにはおそらくはIPSパネルを採用。表示が綺麗で精細感があり、色の表現も鮮やか。
視野角も広く、斜め方向から見ても見え方に変化はほとんどありません。
非光沢パネルを採用しているため、映り込みがほとんど発生しません。長時間画面を見続けても目が疲れにくく、目への負担を軽減できます。
最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドット。
15.6インチパネルとしては標準的な解像度。ウィンドウを横に並べて表示できるので、作業効率をアップさせることができます。
キーボード。
テンキーを搭載しています(上の写真の左がProBook 450 G7。右は13.3インチパネル搭載でテンキー非搭載のProBook 430 G7)
個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。
特に小さなキーは見当たりませんが、
頻繁に利用することの多いEnterキーとテンキーとの間のスペースが狭いため、慣れないうちはEnterキーを押そうとして、テンキーを押してしまうことがありました。
キーの表面はさらさらしていますが、それほど滑らないため、指の収まりはいいですね。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は約1.5-1.7mm。スリムタイプのノートPCとしては標準的なストロークです。
少し浅く感じますが、反発はしっかりあるので、押し心地はいいですね。
キーピッチ(キー間の距離)は18.7mm。フルサイズのキーボード(約19mm)と同程度のキーピッチを確保しているため、窮屈な感じはありません。
快適なキータイピングが可能です。
キーボードの左上に電源ボタンを配置。電源をオンにすると、白色のライトが点灯します。
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。十分な広さを確保しています。
表面はさらさらしていて滑りが良く、思ったところにポインタをさっと移動できます。
クリックボタン部分の反応も良好です。押したときのクリック音も、カチャカチャという耳障りな音ではなく、タンタンという軽めの音です。
左側面部。
写真左から順に、セキュリティロックケーブル用スロット、USB 2.0ポート、通気孔、SDカードリーダーが配置されています。
SDカードスロットにSDカードを差し込んだところ。少しだけカードがはみ出しているのがわかります。
右側面部。
写真左から順に、コンボステレオヘッドフォン/マイクジャック、USB 3.1(Gen 1)ポート×2、HDMIポート、ネットワークポート(RJ45)、USB Type-C ポート(Power Delivery+DisplayPort対応)、電源コネクターが配置されています。
スリムボディを実現させるため、ネットワークポートは、使うときに押し広げるタイプを採用。
電源端子を接続したところ。L型コネクタを採用しているため、スペースを取らずに電源ケーブルを接続できます。
左右の両側面部のすべての端子類にケーブル/デバイスを接続したところ。
背面部。
中央にブランド名である「PROBOOK」が印字されています。
底面部。中央に通気孔が配置されています。継ぎ目はないので、簡単には筐体内部にアクセスできない仕様になっています。
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更新日:2020年8月1日