HP Pavilion Desktop 595レビュー
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主な特徴は次のとおり。
- 第9世代インテルCore i5/i7プロセッサ搭載モデルを選択可能
- ミニタワー型筐体を採用
- シルバーを基調としたモダンなデザイン
- 高速アクセス可能なSSD搭載モデルを選択可能
- 高性能グラフィック搭載モデルを選択可能
ここでは、Pavilion Desktop 595の特徴、性能について詳しく解説します。
- 目次
- 1)シルバーを基調とした落ち着いたデザイン
- 2)スペックをチェック
- 3)パフォーマンスをチェック
- 4)ミニタワーボディを採用
- 5)各パーツをチェック
- 6)同梱物をチェック
- 7)まとめ
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
2)スペックをチェック
Pavilion Desktop 595の主なスペックは次のとおり。下位モデルのPavilion 590と595のスペックを比較してみました。
機種 | Pavilion 590-p010jp | Pavilion 595 |
CPU | インテル Core i3-9100 プロセッサー (3.60GHz-4.20GHz, インテルスマートキャッシュ6MB,4コア / 4スレッド) インテル Core i5-9400 プロセッサー (2.90GHz-4.10GHz, インテルスマートキャッシュ9MB,6コア / 6スレッド) インテル Core i7-9700 プロセッサー (3.00GHz-4.70GHz, インテルスマートキャッシュ12MB,8コア / 8スレッド) |
インテル Core i5-9400 プロセッサー (2.90GHz-4.10GHz, インテルスマートキャッシュ9MB,6コア / 6スレッド) インテル Core i7-9700 プロセッサー (3.00GHz-4.70GHz, インテルスマートキャッシュ12MB,8コア / 8スレッド) |
メモリ | 8GB (8GB×1) DDR-2400 (最大16GB) 8GB (8GB×1) DDR4-2666 (最大16GB) 16GB (8GB×2) DDR4-2666 (最大16GB) |
8GB (8GB×1) DDR4-2666 (最大16GB) 16GB (8GB×2) DDR4-2666 (最大16GB) |
ストレージ | 2TB ハードドライブ (SATA, 7200回転) | 256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) + 2TB ハードドライブ (SATA, 7200回転) |
光学ドライブ | 無し/DVDライター | DVDライター |
グラフィック | インテル UHD グラフィックス 630 メインメモリと共有 | AMD Radeon RX 550グラフィックス2GB (GDDR5) NVIDIA GeForce GTX 1650 4GB (GDDR5) |
映像出力端子 | VGA×1 HDMI×1 |
デュアルリンク DVI-D×1 HDMI×1 DisplayPort×1 / デュアルリンク DVI-D×1 HDMI×1 |
拡張ベイ | PCI Express x16×1スロット、 PCI Express ×1スロット、 M.2 x2スロット、ウルトラスリムベイx1 、3.5インチ / 2.5インチ兼用×1 | |
端子類 | USB3.1 Gen 1 × 2 (電源オフUSBチャージ機能対応)、USB3.1 Gen1 Type-C × 1 (電源オフUSBチャージ機能対応) (前面)、USB3.1 Gen1 × 2、USB2.0 × 4 (背面)、メディアカードリーダー×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 | |
電源 | 内蔵180W、80PLUS GOLD 相当 | 内蔵180W、80PLUS GOLD 相当/内蔵310W、80PLUS GOLD 相当 |
Pavilion Desktop 595のスペックの特徴は次のとおり。
CPUには、インテル第9世代Core i5/7プロセッサの中から選択可能。
インテル Core i5-8400 | インテル Core i7-9700 | |
CPUコア数 | 6 | 8 |
スレッド数 | 6 | 8 |
基本クロック | 2.90GHz | 3.00GHz |
最大ブーストクロック | 4.10GHz | 4.70GHz |
L2キャッシュ | 9MB | 12MB |
各プロセッサの主な仕様は上のとおり。6コア/8コアとコア数が多いため、高いマルチタスク性能を有します。
メモリは8GBと16GB搭載モデルを用意。一般的な使い方であれば8GBで十分だと思いますが、より負荷の高いタスクを実行するのであれば16GB搭載モデルがオススメです。
ストレージには高速アクセス可能なSSD+HDD搭載のハイブリッドモデルを選べます。SSDには、SATA接続タイプよりも高速なPCIe NVMe接続タイプを採用。速度にこだわった仕様になっています。
グラフィックスには、AMD Radeon RX 550/NVIDIA GeForce GTX 1650搭載モデルを選べます。描画処理能力を必要とするタスクを行う人に最適です。
なお、LAN端子を搭載しているほか、IEEE 802.11a/b/g/n/acにも対応しているため、有線に加えて、ワイヤレスでもネットに接続できます。
3)パフォーマンスをチェック
HP Pavilion Desktop 595のパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機の構成は次のとおり。
【HP Pavilion 595-p0105jpパフォーマンスモデル 】
CPU:インテル Core i7-9700 プロセッサー
(3.00GHz-4.70GHz, インテルスマートキャッシュ12MB,8コア / 8スレッド)
メモリ:16GB
ストレージ:256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) + 2TB ハードドライブ (SATA, 7200回転)
グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 1650
負荷が軽めのゲームドラゴンクエストXのベンチマークソフトのスコア。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
最高品質 | 1920×1080 | 20726 | すごく快適 |
負荷が中程度のファイナルファンタジー14 紅蓮のリベレーターベンチマークソフトのスコア。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
最高品質 | 1920×1080 | 8559 | 非常に快適 |
負荷の高いファイナルファンタジー15ベンチマークソフトのスコア。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
標準品質 | 1920×1080 | 4875 | やや快適 |
高品質 | 1920×1080 | 3792 | 普通 |
標準品質 | 2560×1440 | 3390 | 普通 |
描画処理能力を測定する3DMarkベンチマークソフトのスコア。Time Spyは3706。
Fire Strikeは7945。
基本性能は高いので動作はきびきびしています。Web閲覧・動画再生・Excelの操作といった一般的な処理はもちろん、動画/画像の編集や、負荷が中程度のゲームであれば、快適にこなせると思います。
4)ミニタワーボディを採用
HP Pavilion Desktop 595はミニタワー型ボディを採用しています。B5サイズのノートと比べるとこんな感じ。
奥行きはそれほどありません。
左右の幅はなんとか片手で掴めるぐらいです。
ミニタワー型ボディ採用モデルとしてはそれほど大きくない印象を受けます。
24インチ液晶モニタと接続したところ。
機種 | Pavilion 595 |
拡張ベイ | PCI Express x16×1スロット、 PCI Express ×1スロット、 M.2 x2スロット、ウルトラスリムベイx1 、3.5インチ / 2.5インチ兼用×1 |
ミニタワー型筐体を採用しているため、一定の拡張性を確保しています。搭載している拡張ベイは上の表のとおりです。
5)各パーツをチェック
Pavilion Desktop 595の各パーツについてチェックします。
まずは前面部。
右上に端子類が配置されています。
電源ボタン、ヘッドホン端子、SDカードリーダー、USB3.1 Gen 1 × 2 (電源オフUSBチャージ機能対応)、USB3.1 Gen1 Type-C × 1 (電源オフUSBチャージ機能対応)が利用可能です。
前面部に端子類があると、抜き差しがしやすいですね。
左上には光学ドライブが縦向きに配置されています。
搭載できるのはDVDドライブのみです。ブルーレイドライブは選択できません。
右側面部。
左側面部。
通気孔が配置されています。
背面部。
左上に端子類。オーディオ端子、USB3.1 Gen1 × 2、USB2.0 × 4、LAN端子が配置されています。
中段には拡張カード用のスペースが設けられています。この構成では、NVIDIA GeForce GTX 1650グラフィックボードを搭載しており、映像出力端子としては、HDMI端子とデュアルリンク DVI-Dが利用可能です。
下段には電源端子が配置されています。
Pavilion Desktop 595では背面部にあるネジを1つ外すだけで簡単に筐体内部にアクセスできる仕様になっています。
6)同梱物をチェック
Pavilion Desktop 595の同梱物をチェックします。
電源ケーブル。
Pavilion Desktop 595には、ワイヤレス式のキーボードとマウスが同梱されています。付属のレシーバーを本体のUSB端子に差し込んで使うタイプです。
キーボードはコンパクトなつくりになっています。キーピッチは十分な幅を確保しています。ちょっと重めにつくられているので、操作時にずれにくいですね。
個人的には、もうちょっと傾斜している方が好みなのですが、傾きの調整は不可です。
マウス。
手があたる部分のカーブがなだらかで、使いやすいです。
ワイヤレスだと、置き場所を選ばない、ケーブルが邪魔にならない、というメリットがあるため、使い勝手は有線タイプよりも上だと思います。
「HPパソコンナビ」という紙のガイドブックも同梱されています。全ページカラーでイラストもふんだんに使われているので、参照しやすいと思います。
まとめ
以上、Pavilion Desktop 595について詳しく見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。
Pavilion Desktop 595の特徴
- 第9世代インテルCore i5/i7プロセッサ搭載モデルを選択可能
- ミニタワー型筐体を採用
- シルバーを基調としたモダンなデザイン
- 高速アクセス可能なSSD搭載モデルを選択可能
- 高性能グラフィック搭載モデルを選択可能
ミニタワー型としてはそれほど大きくなく、デザインもシルバーを基調としており、落ち着いた質感になっています。
性能面では第9世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルを選択でき、メモリも大容量モデルが用意されています。高速アクセスできるPCIe NVMeタイプのSSDを搭載。さらにグラフィックスも価格と性能のバランスのとれたNVIDIA GeForce GTX 1650を選べるなど、充実したスペックになっています。
Pavilionシリーズはエントリーの位置づけですが、この構成を見る限り、かなり高い性能を発揮できると思います。
一般的な用途(Web閲覧/動画再生/Excelの操作など)に加えて、動画/画像の編集も行いたい、そんなに負荷の重くないゲームも楽しみたい、という人にオススメです。
*詳しくは、Pavilion Desktop 595詳細情報 を参照してください(HP Webページにジャンプします)。
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(更新日:2020年1月23日)