HP Pavilion Gaming Desktop 690レビュー
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HP Pavilion Gaming Desktop 690はミニタワー型筐体を採用したゲーミングデスクトップPCです。
主な特徴は次のとおり。
・ブラックを基調としたシンプルなデザイン
・AMD Ryzenプロセッサ搭載モデル/インテルCoreプロッサ搭載モデルを用意
・ゲームを快適に楽しめるよう設計されたゲーミングデスクトップPC
HPからはゲーミングPCブランドとしてOMENが展開されています(→OMENシリーズ一覧)。OMENは
・デザインがいかにもゲーミングPCっぽい
・性能が高すぎる
・価格も高い
という特徴があり、ゲームをやりたいがOMENまではなかなか手が出せない、という人もいました。
このPavilion Gaminguシリーズは、よりシンプルなデザインで気軽にゲームを楽しみたい人、価格も重視したい人、クリエイティブワークにも使いたい人をターゲットにしています。
当初はAMD Ryzenプロセッサ搭載モデルのみが用意されていましたが、後からインテルCore i7プロセッサ搭載モデルが登場しました。
インテルプロセッサ搭載モデルはグラフィックスレスエディションも用意されており、好きなグラフィックカードを搭載するためのベースゲーミングマシンとして使うことができます。
主な違いは次のとおり。詳しい違いについては、AMDプロセッサ搭載モデルとインテルプロセッサ搭載モデルの違いを参照してください。
・ブラックを基調としたシンプルなデザイン
・AMD Ryzenプロセッサ搭載モデル/インテルCoreプロッサ搭載モデルを用意
・ゲームを快適に楽しめるよう設計されたゲーミングデスクトップPC
HPからはゲーミングPCブランドとしてOMENが展開されています(→OMENシリーズ一覧)。OMENは
・デザインがいかにもゲーミングPCっぽい
・性能が高すぎる
・価格も高い
という特徴があり、ゲームをやりたいがOMENまではなかなか手が出せない、という人もいました。
このPavilion Gaminguシリーズは、よりシンプルなデザインで気軽にゲームを楽しみたい人、価格も重視したい人、クリエイティブワークにも使いたい人をターゲットにしています。
当初はAMD Ryzenプロセッサ搭載モデルのみが用意されていましたが、後からインテルCore i7プロセッサ搭載モデルが登場しました。
インテルプロセッサ搭載モデルはグラフィックスレスエディションも用意されており、好きなグラフィックカードを搭載するためのベースゲーミングマシンとして使うことができます。
主な違いは次のとおり。詳しい違いについては、AMDプロセッサ搭載モデルとインテルプロセッサ搭載モデルの違いを参照してください。
AMDプロセッサ搭載モデル |
インテルプロセッサ搭載モデル |
|
CPU |
AMD Ryzen 5 2600/AMD Ryzen 7 2700 |
インテル Core i5-9400/インテル Core i7-9700 |
グラフィックス |
AMD Radeon RX580(8GB) |
インテル UHD グラフィックス 630
(CPU内蔵)/ NVIDIA GeForce GTX 1650/1660Ti |
ここでは、Pavilion Gaming Desktop 690の特徴・スペック等について詳しく解説します(写真はインテルプロセッサ搭載モデルです)。
目次
1)高い性能を発揮できる
2)パフォーマンスをチェック
3)ブラックを基調とした落ち着いたデザイン
4)ミニタワーボディを採用
5)各パーツをチェック
6)筐体内部をチェック
7)同梱物をチェック
まとめ
2)パフォーマンスをチェック
3)ブラックを基調とした落ち着いたデザイン
4)ミニタワーボディを採用
5)各パーツをチェック
6)筐体内部をチェック
7)同梱物をチェック
まとめ
*ここに記載されているスペック・構成は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
1)高い性能を発揮できる
Pavilion Gaming Desktop 690の主なスペックは次のとおり。
前述したようにAMD Ryzenプロセッサ搭載モデルとインテルCoreプロセッサ搭載モデルが用意されています。両モデルのボディ/デザインは共通です。
前述したようにAMD Ryzenプロセッサ搭載モデルとインテルCoreプロセッサ搭載モデルが用意されています。両モデルのボディ/デザインは共通です。
モデル |
Pavilion Gaming Desktop 690 (AMDモデル) |
HP Pavilion Gaming Desktop 690 (インテルモデル) |
OS |
Windows 10 Pro 64ビット
|
Windows 10 Home 64ビット/ Windows 10 Pro 64ビット |
CPU |
AMD Ryzen 5 2600プロセッサー
(3.40GHz-3.90GHz、L3キャッシュ16MB、6コア/12スレッド) AMD Ryzen 7 2700プロセッサー (3.20GHz-4.10GHz、L3キャッシュ16MB、8コア/16スレッド) |
インテル Core i5-9400 プロセッサー(2.90GHz-4.10GHz, インテルRスマートキャッシュ9MB,6コア / 6スレッド)インテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0 インテルCore i7-9700 プロセッサー(3.00GHz-4.70GHz, インテルスマートキャッシュ12MB,8コア / 8スレッド)インテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0 |
メモリ |
16GB (8GB×2) DDR4-2666 (最大16GB) | 8GB(8GB×1) DDR4 2666(最大32GB) 16GB(8GB×2)DDR4 2666(最大32GB) |
ストレージ |
256GB SSD(PCIe NVMe M.2)+2TB ハードドライブ(7200rpm SATA)/ 512GB SSD(PCIe NVMe M.2)+2TB ハードドライブ(7200rpm SATA) |
256GB SSD(PCIe NVMe M.2)+1TB ハードドライブ(7200rpm SATA)/ 1TB ハードドライブ(SATA, 7200rpm)/ 256GB SSD(PCIe NVMe M.2)+2TB ハードドライブ(7200rpm SATA)/ 512GB SSD(PCIe NVMe M.2)+2TB ハードドライブ(7200rpm SATA) |
グラフィック |
AMD Radeon RX580(8GB) | インテル UHD グラフィックス 630/ NVIDIA GeForce GTX 1650/ NVIDIA GeForce GTX 1660/ NVIDIA GeForce GTX 1660Ti |
光学ドライブ |
DVDライター |
|
インターフェイス |
前面: USB Type-C 3.1 Gen 1×1 USB Type-A 3.1 Gen 2×2 メディアカードリーダー×1 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 背面: USB Type-A 2.0×2 USB Type-A 3.1 Gen 1×4 ライン出力×1、ライン入力×1、マイク入力×1 |
前面: USB3.1 Gen1 Type-C × 1 USB3.1 Gen 1 × 2 メディアカードリーダー×1 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 背面: USB2.0 × 5 USB3.1 Gen1 × 1 ライン出力×1、ライン入力×1、マイク入力×1 |
電源 |
内蔵400W PSU電源、80PLUS PLATINUM 相当 | 内蔵310W SFF電源、80PLUS GOLD 相当/ 内蔵400W SFF電源、92PLUS PLATINUM 相当 |
メモリスロット |
2スロット(DIMM) | |
ドライブベイ |
ウルトラスリムベイx1 、 3.5インチ/2.5インチ兼用×1 |
|
拡張スロット |
PCI Express x16 × 1スロット PCI Express x1 × 1スロット M.2 × 2スロット |
|
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約170 × 277 × 338 mm | |
重量 |
約5.13g | 約5.15kg |
最小構成価格 (税抜) |
89,000円 | 99,800円 |
【AMD Ryzenプロセッサ搭載モデル】
CPUにAMD 第2世代Ryzenプロセッサを搭載。6コア/12スレッドのAMD Ryzen 5 2600プロセッサ、8コア/16スレッドのAMD Ryzen 7 2700プロセッサ搭載モデルを選択できます。コアの数が多いため、マルチタスク処理に優れた性能を発揮できます。
メモリは16GB。最大64GBまで増設することができます。
ストレージはSSD+HDDのハイブリッド構成を採用。SSDはPCIe NVMeタイプを採用しており、高速アクセスを実現しています。容量は256GB搭載モデルと512GB搭載モデルを用意。
HDDは2TBの大容量。高速アクセスと大容量データ保存を両立させています。
グラフィックスには、AMD Radeon RX580(8GB)を搭載。
非常に高い基本性能を発揮できるのに加え、描画処理能力も優れています。
【インテルプロセッサ搭載モデル】
プロセッサに第9世代インテル Core i5/i7プロセッサ搭載モデルを用意。メモリは8GB/16GB。ストレージはHDDのみの構成に加え、SSD+HDDのハイブリッド構成を選択可能。
グラフィックスカードを搭載していないグラフィックレスエディションに加え、NVIDIA GeForceシリーズ(GTX1650/1660/1660Ti)搭載モデルも選べます。
グラフィックレスエディションを選択することで、自分でグラフィックカードを搭載し、自分好みのゲーミングマシンに仕上げることができます。
CPUにAMD 第2世代Ryzenプロセッサを搭載。6コア/12スレッドのAMD Ryzen 5 2600プロセッサ、8コア/16スレッドのAMD Ryzen 7 2700プロセッサ搭載モデルを選択できます。コアの数が多いため、マルチタスク処理に優れた性能を発揮できます。
メモリは16GB。最大64GBまで増設することができます。
ストレージはSSD+HDDのハイブリッド構成を採用。SSDはPCIe NVMeタイプを採用しており、高速アクセスを実現しています。容量は256GB搭載モデルと512GB搭載モデルを用意。
HDDは2TBの大容量。高速アクセスと大容量データ保存を両立させています。
グラフィックスには、AMD Radeon RX580(8GB)を搭載。
非常に高い基本性能を発揮できるのに加え、描画処理能力も優れています。
【インテルプロセッサ搭載モデル】
プロセッサに第9世代インテル Core i5/i7プロセッサ搭載モデルを用意。メモリは8GB/16GB。ストレージはHDDのみの構成に加え、SSD+HDDのハイブリッド構成を選択可能。
グラフィックスカードを搭載していないグラフィックレスエディションに加え、NVIDIA GeForceシリーズ(GTX1650/1660/1660Ti)搭載モデルも選べます。
グラフィックレスエディションを選択することで、自分でグラフィックカードを搭載し、自分好みのゲーミングマシンに仕上げることができます。
2)パフォーマンスをチェック
Pavilion Gaming Desktop 690のパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。
【インテルプロセッサ搭載モデル-パフォーマンスプラスモデル】
CPU:インテルCore i7-9700
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD(PCIe NVMe M.2)+2TB ハードドライブ(7200rpm SATA)
グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 1660Ti
【インテルプロセッサ搭載モデル-パフォーマンスプラスモデル】
CPU:インテルCore i7-9700
メモリ:16GB
ストレージ:512GB SSD(PCIe NVMe M.2)+2TB ハードドライブ(7200rpm SATA)
グラフィックス:NVIDIA GeForce GTX 1660Ti
CPUの性能をチェックするCINEBENCHベンチマークのスコア。
CPU:1384cb→1000点を超えるスコアを記録。さすがは第9世代インテルCore i7プロセッサ搭載モデルですね。
CPU:1384cb→1000点を超えるスコアを記録。さすがは第9世代インテルCore i7プロセッサ搭載モデルですね。
ストレージの性能をチェックするCrystalDiskMarkベンチマークソフトのスコア。高速アクセスできるPCIe NVMe SSDを搭載しているだけあって高いスコアを記録しています。
負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。スコアは次のとおり。
画質 |
解像度 |
スコア |
評価 |
最高品質 |
1920×1080 |
19979 |
すごく快適 |
負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 紅蓮のリベレータ」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質 |
解像度 |
スコア |
評価 |
最高品質 |
1920×1080 |
14799 |
非常に快適 |
重い負荷がかかるゲーム「ファイナルファンタジー15」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質 |
解像度 |
スコア |
評価 |
高品質 |
1920×1080 |
6574 |
快適 |
高品質 |
2560×1440 |
4651 |
やや快適 |
高品質 |
3840×2160 |
2678 |
やや重い |
さすがに4K(3840×2160ドット)で高品質でゲームするのは難しそうですが、解像度を落とせば、快適に楽しめるという結果が出ています。
描画処理能力を計測するベンチマーク3Dmarkの「Time Spy」のスコアは6455。
同じく3Dmarkの「Fire Strike」のスコアは13500。
3)ブラックを基調とした落ち着いたデザイン
Pavilion Gaming 690は、ブラックを基調としたデザインを採用。
前面部中央に緑色のライトが配置されており、デザイン上のアクセントになっています。LEDの色は変更できません。
前面部中央に緑色のライトが配置されており、デザイン上のアクセントになっています。LEDの色は変更できません。
ゲーミングPCでありながら、それほど奇抜なデザインではなく、LEDの光り方も控えめのため、置き場所を選びません。このデザインであれば、ビジネスシーンで使うのもありだと思います。
前面部の下の方は三角形を切り取ったような形状になっています。
表面には細かい模様が入っており、質感を高めています。
4)ミニタワーボディを採用
Pavilion Gaming Desktop 690はミニタワー型ボディを採用。
B5サイズのノートと比較してみました。
奥行きも短めで、ミニタワーボディとしてはコンパクトな部類に入ると思います。
24インチ液晶モニタと接続したところ。
5)各パーツをチェック
Pavilion Gaming 690の各パーツをチェックします。
前面部。
左側に光学ドライブが縦向けに配置されています。
右には各種端子類を配置。上から順に、電源ボタン、ヘッドフォン/マイクコンボジャック、メディアカードリーダー、USB3.1 Gen 2×2、USB3.1 Gen1 Type-C× 1が配置されています。
右には各種端子類を配置。上から順に、電源ボタン、ヘッドフォン/マイクコンボジャック、メディアカードリーダー、USB3.1 Gen 2×2、USB3.1 Gen1 Type-C× 1が配置されています。
右側面部。
左側面部。通気孔が配置されています。
背面部(写真はインテルプロセッサ/NVIDIA GeForce GTX1660Ti搭載モデル。背面部の端子類はモデルにより異なります)。
上段左に端子類。
利用できる端子は、オーディオ入出力、ネットワークコントローラー(RJ-45)×1、USB Type-A 2.0×5、USB Type-A 3.1 Gen 1×1です。
利用できる端子は、オーディオ入出力、ネットワークコントローラー(RJ-45)×1、USB Type-A 2.0×5、USB Type-A 3.1 Gen 1×1です。
中段に拡張カードスロット。映像出力端子として、グラフィックボードにデュアルリンクDVI-D×1、HDMI×1、DisplayPort×1が搭載されています。
下段に電源端子が配置されています。
モデル |
USB端子(背面部) |
映像出力端子 |
インテルプロセッサ+ NVIDIA GeForce GTX1660/1660Ti |
USB Type-A 2.0×5、 USB Type-A 3.1 Gen 1×1 |
デュアルリンクDVI-D×1、HDMI×1、DisplayPort×1 |
インテルプロセッサ+ NVIDIA GeForce GTX1650 |
USB Type-A 2.0×5/ USB Type-A 3.1 Gen 1×1 |
HDMI×1/デュアルリンクDVI-D×1 |
インテルプロセッサグラフィックスレス |
USB Type-A 2.0×5/ USB Type-A 3.1 Gen 1×1 |
HDMI×1/VGAポート×1 |
AMDプロセッサ搭載 |
USB Type-A 2.0×2/ USB Type-A 3.1 Gen 1×4 |
DisplayPort ×3/HDMI×1 |
搭載している背面部のUSB端子、映像出力端子は、モデルによって異なります。
6)筐体内部をチェック
Pavilion Gaming Desktop 690の筐体内部についてチェックします。
背面部の右にあるネジをドライバで外し、
側面部をずらせば、簡単に取り外すことができます。
筐体内部。上部にマザーボード、下部に電源ユニットが配置されているのが見えます。右半分は鉄製のシャーシで覆われています。
このシャーシは、トルクスネジで固定されているため、一般的なドライバで取り外すことはできません。なので、取り外すには専用の工具が必要になります。
マザーボードのCPU冷却ファンの右横にメモリスロットが2基、その横にSSDが配置されているほか、シャーシの奥側に光学ドライブが張り付けられています。
7)同梱物をチェック
Pavilion Gaming Desktop 690の同梱物をチェックします。
電源ケーブル。
付属するキーボードとマウス。いずれもUSBで接続するタイプです。
「HPパソコンナビ」というタイトルのガイドブックも同梱されています。200ページを超える分量があり、全ページカラーでイラストもふんだんに使われているため、参照しやすいと思います。
まとめ
以上、Pavilion Gaming Desktop 690について解説しました。特徴をまとめると次のとおり。
・ブラックを基調とした落ち着いた雰囲気のデザイン
・AMD Ryzenプロセッサ搭載モデルと第9世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルを用意
・高い基本性能を誇る
・写真/動画編集、ゲームなど負荷のかかるタスクを快適にこなせるハイパフォーマンスPC
・インテルプロセッサ搭載モデルにはグラフィックレスエディションを用意
黒を基調としたデザインに緑のLEDが印象的に使われています。 デザインがおとなしめのため、ゲームはもちろん、画像/動画編集などのクリエイティブワークにも向いていると思います。
・ブラックを基調とした落ち着いた雰囲気のデザイン
・AMD Ryzenプロセッサ搭載モデルと第9世代インテルCoreプロセッサ搭載モデルを用意
・高い基本性能を誇る
・写真/動画編集、ゲームなど負荷のかかるタスクを快適にこなせるハイパフォーマンスPC
・インテルプロセッサ搭載モデルにはグラフィックレスエディションを用意
黒を基調としたデザインに緑のLEDが印象的に使われています。 デザインがおとなしめのため、ゲームはもちろん、画像/動画編集などのクリエイティブワークにも向いていると思います。
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(更新日:2019年12月2日)