HP Pavilion All-in-One 27-xa0000jpレビュー
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Pavilion All-in-One 27-xa0000jpは、27インチという大型液晶を搭載したオールインワンPC(→HPオールインワンPCのラインアップはこちら)。 PC本体と液晶が一体化されています。

Pavilion All-in-One 27-xa0000jpの主な特徴は次のとおりです。
- 液晶とPC本体が一緒になったオールインワンPC
- 27インチの大型液晶を搭載
- ベゼル幅が狭く、スタイリッシュなデザイン
- 充実した基本性能
- サウンドがいい
- Webカメラを格納可能
- HDMI入力端子を搭載しており、外部デバイスの画面を表示できる
ここでは、Pavilion All-in-One 27-xa0000jpの特徴・スペック等について詳しく解説したいと思います。
- 目次
- 1)27インチIPSパネル搭載
- 2)ベゼルレスデザイン
- 3)充実した基本性能
- 4)スタイリッシュなデザイン
- 5)サウンドがいい
- 6)Webカメラを収納できるためプライバシーを保護できる
- 7)使い勝手をチェック
- 8)各パーツをチェック
- 9)同梱物をチェック
- 10)まとめ
*ここに記載されているスペック・構成は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずDELL Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
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1)27インチIPSパネル搭載

液晶は27インチの大型パネルを搭載。

B5サイズのノートと比べてみると大きさがよくわかります。

やっぱり27インチパネルは大きいですね。座ると、目の前一杯に画面が広がる感じ。なので没入感も半端ないです。映像を見るときの迫力もすごいです。

表示の綺麗なIPSパネルを搭載。精細感が高いうえに、色の表現も鮮やかです。

自分で撮影した写真を映し出してみました。すごく細かいところまでしっかり表現できています。黒もしっかり描写されており、引き締まった絵になっています。
そのため、映像も視聴しているときも臨場感がありますね。

IPSパネルなので、視野角も広め。斜め方向から見ても、しっかり表示を確認できます。

光沢パネルを採用しているため、映り込みが発生しやすいですが、 その分、色の描写がすごく鮮やかです。

Pavilion All-in-One 27 では、最大解像度がフルHD(1920×1080ドット)、QHD(2560×1440ドット)のいずれかのパネルを搭載したモデルを選べます。
QHDの方が表示領域が広いので多数のウィンドウを並べて表示することで作業効率をアップできます。画面が27インチと大きめなので、QHDパネルで表示が小さすぎて見づらいということはないと思います。

レビュー機は、フルHD対応の1920×1080ドットのパネルを搭載。
せっかく27インチという大きめのパネルを搭載しているのに、1920×1080ドットの解像度だと、表示が大きすぎてちょっと粗く感じます。個人的には、解像度が高いQHDのほうがおすすめです。精細感が高まるうえに、広い表示領域を確保できます。

タッチパネルを搭載。反応は良好です。パネルが大きいため、表示も大きくなり、タッチ操作しやすいです。
3)充実した基本性能
Pavilion All-in-One 27-xa0000jpはオールインワンPCですが、基本性能は充実しており、セパレートタイプと比べても引けを取らない構成に仕上がっています。
Pavilion All-in-One 27-xa0000jpの主なスペック
モデル名 | パフォーマンス |
CPU | インテル Core i5-9400T プロセッサー(1.80GHz-3.40GHz, インテルスマートキャッシュ9MB, 6コア / 6スレッド)インテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0 インテル Core i7-9700T プロセッサー (2.00GHz-4.30GHz, インテルスマートキャッシュ12MB, 8コア / 8スレッド) インテルターボ・ブースト・テクノロジー2.0 |
カラー | スパークリングブラック/スノーフレークホワイト |
メモリ | 8GB (8GB×1) DDR4-2666Hz (最大16GB) 16GB (8GB×2) DDR4-2666Hz (最大16GB) |
ストレージ | 256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) + 2TB ハードドライブ (5400回転) 256GB M.2 SSD (PCIe NVMe) + 1TB ハードドライブ (SATA, 7200回転) |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 630 NVIDIA GeForce GTX 1050 グラフィックス |
液晶 | 27.0インチワイド・IPSフルHDブライトビュー・10点タッチディスプレイ |
端子類 | HDMI入力端子×1 (外部入力切替ボタンあり)、HDMI 出力端子×1、USB 3.1 Gen1× 3 (うち1ポートはバッテリーチャージ機能対応)、USB Type-C 3.1 Gen2 × 2、メディアカードリーダー、LAN、ヘッドホン/マイクコンボ |
テレビ | TVアンテナ入力端子有り/無し |
CPUには第9世代インテルCore i5-9400T/Core i7-9700Tプロセッサ搭載モデルを用意。それぞれ6コア、8コアとコア数が多いため、マルチタスク処理に優れています。
メモリは8GB/16GB搭載モデルを用意。
■8GBメモリ→Web閲覧/ビジネスアプリの操作/動画再生といった、それほど負荷のかからないタスクを実行する人におすすめ
ストレージは、SSDとHDDのハイブリッド構成になっています。高速アクセス可能なSSDと大容量のHDDを組み合わせることで、パフォーマンスと大容量の2つのニーズを満たすことができます。
SSDは、SATA接続タイプよりも高速なPCIe NVMeタイプを搭載しています。
グラフィックスはCPU内蔵のインテルUHDグラフィックス搭載モデルに加えて、NVIDIAのハイパフォーマンスグラフィックスシリーズであるGTXの1050搭載モデルを選べます。
オールインワンPCとしては基本性能は高め。NVIDIA GeForce GTX 1050搭載モデルであれば、インテルUHDグラフィック搭載モデルに比べて、高い描画処理能力を発揮できるため、動画・画像編集作業も、ある程度快適にこなせると思います。
あと、Pavilion All-in-One 27では、TVアンテナ搭載モデルを選べるので、PCでテレビを視聴したい、というニーズに応えることができます。
4)スタイリッシュなデザイン

Pavilion All-in-One 27 の背面部は直線を基調としたデザインを採用。すごくスタイリッシュな仕上がりになっています。

すごく上半分はスリム。

指で軽く掴むことができる薄さです。

下の方は三角形っぽい出っ張りになっており、ここにPC本体(CPU/メモリ/ストレージなど)が収められています。

液晶の下部にスピーカーが配置されています。スピーカーグリル部分にファブリック素材を採用することで、モダンな雰囲気を醸し出しています。ちょっとしたデザインへのこだわりを感じます。

Pavilion All-in-One 27ではスノーフレークホワイトとスパークリングブラックの2つのカラーリングモデルを用意。ブラックモデルはTVチューナー搭載モデル、ホワイトモデルはTVチューナー非搭載モデルです。

ホワイトモデル。シンプルなカラーリングです。リビングに設置するとすごく映えそうなデザインですね。
5)サウンドがいい

Pavilion All-in-One 27のオーディオテクノロジーとして、高級サウンドメーカーのBANG&OLUFSENのテクノロジーを採用。
BANG&OLUFSENは90年の歴史を持つ老舗。音へのこだわりで高い評価を受けているオーディオメーカーです。HPとの共同作業により、最適なチューニングが施されています。

スピーカーは液晶パネルの下部に配置されています。
この位置にスピーカーがあると、何にも遮られることなく音が直接耳に響いてきます。
実際に音楽を聴いてみましたが、厚みのあるサウンドです。カシャカシャした感じはありません。しっとりとした落ち着いた音質なので、音楽を堪能できました。ずっと音楽を聴いていたい、と思える上質なサウンドシステムに仕上がっています。さすがはBANG&OLUFSEN!

B/Oサウンドアプリケーションを使えば、簡単なチューニングが可能です。
7)使い勝手をチェック
Pavilion All-in-One 27 の使い勝手をチェックしてみましょう。
顔認証機能を使える
Pavilion All-in-One 27は顔認証機能を搭載しています(顔認証機能を利用するには、Webカメラを上に引き出して、利用できる状態にしておく必要があります)。

顔を登録すれば、後は電源ボタンを押して、Webカメラの方向に顔を向けるだけでログインできます。実際に試したところ、すごくスムーズにログインできました。
HDMI入力端子と出力端子を搭載

Pavilion All-in-One 27は、HDMI出力端子と入力端子の両方を装備しています。

HDMI出力端子を介して、HDMIケーブルで他のモニタと接続することにより、2画面出力が可能です。上の画像は24インチ液晶モニタに接続して2画面出力したところ(右がPavilion All-in-One 27です)
マルチディスプレイ環境を簡単に構築できるため、作業効率をアップできます。

HDMI入力端子も搭載しているので、外部デバイスの画面をPavilion All-in-One 27に表示させることが可能。たとえばゲームデバイスとPavilion All-in-One 27を接続することで、大画面で迫力ある映像を臨場溢れるサウンドで楽しむことができます(上の画像は15インチノートPCの画面をPavilion All-in-One 27に表示したところ)。
テレビチューナー搭載モデルを選択可能

Pavilion All-in-One 27には、テレビチューナー搭載モデルが用意されています。したがって、PCでテレビを視聴したい、PCとテレビを別々に持つのは面倒なので1つにまとめたい、というニーズに応えることができます。
テレビチューナー搭載モデルの場合、背面部の右下にTVアンテナ入力端子、miniB-CASカードスロットが配置されています(TVチューナー搭載モデルを選択する場合、カラーリングはスパークリングブラックのみが選べます)。

miniB-CASカードに加えて、リモコン、テレビソフトの説明書が同梱されています。
傾きのみ調整可能

Pavilion All-in-One 27に用意されている調整機能は、液晶の角度調整機能のみ。左右回転機能や高さ調整は提供されていません。

液晶はここまで傾けることができます。
各種設定が可能

右側面部の下の方に3つの設定ボタンが配置されています。このボタンを使って、各種設定が可能です。

いずれかのボタンを押すと、画面右下に3つのアイコンが表示されます。
この状態で一番上のボタンを押すと「基本」画面が表示されます。
真ん中のボタンを押すとHDMI入力の切替が可能。
一番下のボタンを押すと、表示モードの切替を実行できます(標準/低ブルーライト/読書/夜間)。

「基本」画面。
ここではモードを変更できます。「標準」「低ブルーライト」「読書」「夜間」の4つのモードの中から選択可能。

「詳細」ボタンを押すと、詳細メニューが表示されます。さきほどの基本設定に表示されたモードに加えて「ゲーム」「写真」「カスタム」の各モードを選択できます。
「スケジューラ」メニューで特定のモードを設定する時間をスケジュールしたり、「調整」メニューから輝度/コントラスト/オーディオを調整したり、「色」メニューから色合いを変更したりすることができます。
8)各パーツをチェック
Pavilion All-in-One 27の各パーツをチェックします。

左側面部の一番下に電源ボタンが配置されています。

背面部。上部に、収納可能なWebカメラが配置されています。

背面部下に端子類が用意されています。この部分に端子類があると、ケーブルの抜き差しがやりづらいですね。いちいちのぞき込む必要があります。

写真左から順に、
■ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート
■メディアカードリーダー
■USB Type-C 3.1 Gen 1 ×2
■USB 3.1 Gen 1 ×3(うち1ポートはバッテリーチャージ機能対応)
■HDMI出力端子
■HDMI入力端子
■ネットワークポート(RJ-45)
■電源コネクター
が配置されています。
USBポートはすべて背面部に配置。左右の側面部に端子類は用意されていません。

電源ケーブルを接続したところ。

メディアカードスロットも背面部に配置。できれば、前面部または側面部に用意されていると、抜き差ししやすいんですけどね。

台座部分。非常に安定性があり、多少本体を揺らしても、びくともしません。
9)同梱物をチェック
次に、Pavilion All-in-One 27の同梱物をチェックします。

Pavilion All-in-One 27 には、ワイヤレスタイプのキーボードとマウスが同梱されます。ケーブルが不要なのでケーブルが邪魔にならないほか、離れた場所からも操作することができます。

ブラックモデルにはブラックのキーボード/マウスが、ホワイトモデルにはホワイトのキーボード/マウスが同梱されるため、統一感があります。

キーボード/マウスはワイヤレスのため、利用するには、同梱されるレシーバーをUSB端子に接続します。

キーボード。コンパクトなつくりになっています。結構重量があるので、入力しているときにキーボードがずれて動いてしまうことはないと思います。

キーストロークは浅めですが、反発はあり、慣れれば問題なく使えると思います。打鍵感もしっかりめ。

キーピッチは広いので、窮屈な感じはしません。

ただし、backspaceキーとinsertキーの間のスペースが狭め。もう少し広いと打ちやすいんですけどね。

マウス。

平べったい形状をしており、結構奥行きがあります。手前部分に手のひらを置いておけるので、楽な姿勢で操作できます。

キーボードを使わない時は、液晶の下に収納することが可能。

ACアダプタと電源ケーブル(ACアダプタは、搭載するグラフィックスカードに応じて形状が異なる場合があります。レビュー機は、インテルUHDグラフィックス搭載モデルです)。

ACアダプタは結構大きめ。

平べったい形状をしているのがわかります。

「HPパソコンナビ」という紙のマニュアルも同梱されています。

全ページカラーになっており、イラストもふんだんに使われています。200ページを超すボリュームがあるので、いろいろ参考になると思います。

セットアップ手順や各パーツ詳細を示したペーパーも同梱されています。
まとめ

以上、Pavilion All-in-One 27-xa0000jpについて見てきました。特徴をまとめると次のとおり。
Pavilion All-in-One 27-xa0000jpの特徴
- オールインワンPC
- 27インチの大型パネルを搭載
- タッチパネル搭載
- QHDのパネルを搭載したモデルを選択可能
- ベゼル幅が狭く、非常にスタイリッシュなデザイン
- 充実した基本性能
- NVIDIA GeForce GTX1050グラフィックス搭載モデルを選択可能
- Webカメラを格納可能
設置場所を取らないオールインワンPCでありながら、基本性能は充実しています。しかも27インチという大きめの液晶を搭載。
したがって、置き場所に大きなスペースを割きたくないが、性能面では妥協したくない人、大きな画面で作業したい/映像を楽しみたいという人にオススメです。
*詳しくは、HP Pavilion All-in-One 27-xa0000jp詳細情報 (HP Webページ)を参照してください。
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(更新日:2020年1月27日)