HP 17-by0000/by2000レビュー
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HP 17-by0000/by2000は、17.3インチ液晶搭載ノートPC。
エントリシリーズとして位置づけられるHPシリーズに属していますが、スペックを確認する限り、エントリーレベル以上のパフォーマンスを発揮できる仕様になっています。
HP 17-by0000/by2000の主な特徴は次のとおり。
- 17.3インチの大型液晶搭載
- 表示が綺麗なIPSパネル搭載
- シルバーを基調としたデザイン
- 第8世代インテルCore i5/i7プロセッサ搭載モデル(by0000)/第10世代インテルCore i5/i7プロセッサ搭載モデル(by2000)を選択可能
- 充実した基本構成
ここでは、HP 17-by0000/by2000の特徴・スペックについて詳しく解説します。
- 目次
- 1)17インチの大型液晶搭載
- 2)シルバーを基調としたデザイン
- 3)エントリーに位置づけられるもスペックは充実
- 4)パフォーマンスをチェック
- 5)ボディは大きめ
- 6)各パーツをチェック
- 7)同梱物をチェック
- まとめ
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。掲載している写真はHP 17-by0000です。
2)シルバーを基調としたデザイン
HP 17-byシリーズのカラーリングはメタリックシルバーのみ。
光沢のあるボディです。
表面はつるつるしており、少し触ったぐらいでは汚れがつきにくい仕様になっています。
光が当たったきの反射がすごく綺麗。
ボディは樹脂製ですが、安っぽさは感じません。とてもエントリークラスに位置づけられているノートPCとは見えません。
キーボードおよび周辺部はブラックを基調としたデザインになっています。
液晶を開くとブラックで統一されているため、落ち着いた印象を与えます。
シルバーとブラックのツートンカラーがすごく綺麗。
シングルバーヒンジも天板部分と同じデザインを採用。
キーボード周辺部およびパームレストには、ヘアライン加工が施されており、スタイリッシュな仕上がりになっています。
3)エントリーに位置づけられるもスペックは充実
HP 17-by0000 | HP 17-by2000 | |
液晶 | 17.3インチ IPS 非光沢 |
|
最大解像度 | 1920×1080ドット | |
CPU | インテル Core i5-8250U プロセッサー (1.60GHz-3.40GHz, インテル スマート・キャッシュ 6MB) インテル Core i7-8550U プロセッサー (1.80GHz-4.00GHz, インテル スマート・キャッシュ 8MB) |
インテル Core i5-10210U プロセッサー
(1.60GHz-4.20GHz, インテル スマート・キャッシュ 6MB) インテル Core i7-10510U プロセッサー (1.80GHz-4.90GHz, インテルR スマート・キャッシュ 8MB) |
メモリ | 4GB/8GB/16GB DDR4-2400MHz |
8GB/16GB DDR4-2666MHz |
ストレージ | 1TB HDD (SATA, 5400回転) 128GB SSD(SATA M.2接続)+1TB HDD (SATA, 5400回転) |
256GB SSD (PCIe NVMe M.2) 512GB SSD (PCIe NVMe M.2) |
グラフィックス | インテルUHDグラフィックス AMD Radeon 530 4GB (GDDR5) |
インテルUHDグラフィックス AMD Radeon 530 4GB (GDDR5) |
光学ドライブ | DVDライター | |
インターフェイス | HDMI 出力端子 × 1、USB3.1 Gen1 × 2、USB2.0 × 1、ネットワークポート(RJ45)× 1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート × 1 | |
外寸(mm) | 415×272×23.5-27 | |
最小重量(kg) | 約2.47kg |
約2.4kg |
バッテリ駆動時間 | 最大9時間(Core i5搭載モデル) 最大10時間(Core i7搭載モデル) |
最大9時間30分 |
HP 17-by0000は第8世代インテルCore i5/i7プロセッサ搭載モデルを、HP 17-by2000は、より新しい第10世代インテルCore i5/i7プロセッサ搭載モデルを選択できます。
インテル Core i5-8250U | インテル Core i7-8550U | インテル Core i5-10210U | インテル Core i7-10510U | |
CPUコア数 | 4 | 4 | 4 | 4 |
スレッド数 | 8 | 8 | 8 | 8 |
基本クロック | 1.60GHz | 1.80GHz | 1.60GHz | 1.80GHz |
最大ブーストクロック | 3.40GHz | 4.00GHz | 4.20GHz | 4.90GHz |
L2キャッシュ | 6MB | 8MB | 6MB | 8MB |
メモリはby0000が4GB/8GB/16GB搭載モデルを、by2000が8GB/16GB搭載モデルを選択可能。エントリノートPCの使い方であれば4GBで十分だと思いますが、余裕のあるパフォーマンスを希望するのであれば8GBメモリが、性能に妥協したくなければ16GBメモリがオススメです。
ストレージはby0000がHDDのみとSSD+HDDのハイブリッド構成のいずれか、by2000が256GB/215GB SSDを選択可能。
SSDは、HDDと比べて、読み取り/書き込み速度は段違いに速いので、性能重視であればSSD搭載モデルがオススメです。
グラフィックスは、いずれのモデルもCPU内蔵タイプ/AMD Radeon 530を選択可能。
この構成を見る限り、一定のパフォーマンスも確保できるようなスペックになっています。
4)パフォーマンスをチェック
HP 17-by0000のパフォーマンスをチェックします。レビュー機のスペックは次のとおり。
CPU:インテルCore i7-8550U
メモリ:8GB
ストレージ:128GB SSD(SATA M.2接続)+1TB HDD (SATA, 5400回転)
グラフィックス:AMD Radeon 530
CINEBENCHベンチマークのスコア。
OpenGL(描画処理能力):46.45fps
CPU:218cb
CPD(シングルコア):83cb
ストレージの性能をチェックするCrystalDiskMarkのスコア。SATA接続のSSDを搭載しており、シーケンス読み取り/書き込みで500MB/秒以上の速さを実現。HDDに比べて高いスコアを記録しています。
負荷の軽いゲーム「ドラゴンクエストX」ベンチマークソフトの結果。
「1280×720」「最高品質」で、スコアは「4384」、評価は「普通」。
「1280×720」「標準品質」で、スコアは「5011」、評価は「快適」。
解像度/画質を抑えめにすれば快適に楽しめます。
中程度の負荷のかかる「紅蓮のリベレータ」ベンチマークの結果。
「1920×1080」「標準品質(ノートPC)」で、スコアは「3420」、評価は「やや快適」。
「1280×768」「最高品質」で、スコアは「2519」、評価は「やや快適」。
「1280×768」「高品質(ノートPC)」で、スコアは「4041」、評価は「快適」。
こちらも解像度を抑えめにすれば快適に楽しめます。
起動時間を3回計測したところ、平均で約15秒で起動できました。これぐらいの速さで起動できるのであれば、待たされる感じはほとんどなく、起動してすぐに使い始めることができると思います。
5)ボディは大きめ
17.3インチ液晶搭載ノートということでボディは大きめですが、先代モデルと比べると、ほんのわずかですがコンパクト化を実現しています。
上の画像の左が先代モデル(HP17-bs000)、右がHP 17-by0000です。
横幅は同じですが、奥行きが8mm、高さ(最厚部)が1mm小さくなっています。
B5サイズのノートと比較したところ。
机の上に置くと、結構、占有面積が広めなのがわかります。
ボディの厚みは23.5mm-27mm。
すごくスリムというわけではありませんが、フラットなデザインを採用しているので、すっきりとした印象を与えます。
液晶を開いたところ。液晶はこの角度まで傾けられます。
これぐらいの厚さだと、ちょうど掴みやすいと思います。
重量は約2.48kg。17インチノートPCなので、持つと結構ずしっとします。
この重さだと、室内を移動させるぐらいが現実的でしょうか。
脇に抱えて持ち歩けば、短時間であれば、それほど苦にはならないでしょう。
17インチノートPCはデスクトップ代替機として使うことが想定され、携帯性を重視する人はあまりいないと思うので、このあたりは納得できると思います。
6)各パーツをチェック
HP 17-byシリーズの各パーツについてチェックします。
キーボード。
個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。
テンキーを搭載しています。
キートップは少しざらついた仕様になっており、キーを打つときに滑りにくくなっています。
キーピッチは約18.7×18.7mm。
デスクトップのキーボードとほぼ同等の大きさを確保しています。
キーストロークは約1.5mm。
ノートPCとしては一般的なキーストロークです。 打鍵感は柔らかめ。
17インチの大型液晶を搭載しているのでボディが大きめということもあり、キーボードについては、
・キーピッチは広め
・キーストロークも一定の深さを確保
・テンキーを搭載している
ということで使い勝手はいいと思います。
キーボードの左上には電源ボタンが配置されています。
キーボードの上部にスピーカーを配置。2つのスピーカーが左右に位置されているデュアルスピーカーシステムを採用。
この位置にスピーカーがあると、手で遮られることなく直接音が耳に届きます。
音質はちょっとこもった感じ。エントリーレベルに位置づけられるノートPCなので、それに見合ったサウンドシステムだと思います。
タッチパッドはクリックボタンが別になったタイプを採用しています。
タッチパネルの表面はつるつしており、滑りが良く、思ったところにポインタを移動できます。
クリックボタンの幅も広く、押しやすいです。
右側面部。ステータスランプ、SDカードスロット、USB2.0、光学ドライブが配置されています。
電源をオンにすると、ステータスランプが点灯し、マシンの状態を確認できます。
SDカードをスロットに差し込んでみました。
カード本体がほとんど収まっているのがわかります。
光学ドライブを引き出したところ。
左側面部。
ヘッドホン・マイクコンボポート、USB 3.1 Gen1×2、HDMI、LAN端子、電源端子が配置されています。
電源ケーブルを接続したところ。L型コネクタを採用しているため、スペースを取ることなく、ケーブルを接続できます。
前面部中央には、指を引っかけるための取っ手が設けられています。
したがって液晶を開けやすいです。
背面部に端子類は配置されていません。
液晶上部にはWebカメラが配置されています。
底面部。通気孔が配置されています。
継ぎ目のない構造になっており、簡単には筐体内部にアクセスできない仕様になっています。バッテリは内蔵されています。
7)同梱物をチェック
HP 17-by0000の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブルに加えて、コンセントのみのパーツも同梱されています。
ACアダプタはすごくコンパクト。
コンセントのみのパーツも用意されているので、
ケーブルの代わりにこれを使えば、軽量化できます。
ACアダプタ+コンセントのみのパーツの重量は260g。
ACアダプタ+ケーブルの重量は339g。
ACアダプタ+コンセントのみのパーツの組み合わせであれば、79gの軽量化を図れます。
「HPパソコンナビ」というガイドブックも同梱されています。
全ページカラーで、イラストもふんだんに使われているので、わかりやすいと思います。
まとめ
HP 17-by0000/by2000について詳しく見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。
HP 17-by0000/by2000の特徴
- 17.3インチの大型液晶搭載
- 表示が綺麗なIPSパネル搭載
- シルバーを基調としたデザイン
- 第8世代インテルCore i5/i7プロセッサ搭載モデル(by0000)/第10世代インテルCore i5/i7プロセッサ搭載モデル(by2000)を選択可能
- 充実した基本構成
コストパフォーマンスにこだわりつつも、一定の性能を確保した大型液晶搭載ノートを検討している方にオススメです。
ちなみにこの記事執筆時点で17インチ液晶を搭載した個人向けノートPCは、HPではこのHP 17-by0000/by2000だけです(ゲーミングブランドのOMENシリーズは除く)。
*詳しくはHP 17-by0000/by2000詳細情報 (HP Webサイト)を参照してください。
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(更新日:2020年5月11日)