HP All-in-One 27-cbの特徴解説

HP All-in-One 27-cbは27インチ液晶搭載のオールインワンPC。液晶の外枠(ベゼル)部分が狭いスリムベゼルデザインを採用することで、スタイリッシュな仕上がりになっています。スタンド部分のデザインがすごく特徴的。洗練された感じがしますね。

パネルの最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドット。せっかく大きなパネルを搭載しているので、もうすこし解像度が高めのパネルを選べると良かったのですが選択肢は用意されていません。

表示の綺麗なIPSパネルを採用しているため、動画や画像を楽しめると思います。

	メリット	デメリット
TN	価格が安い 応答速度が速い	色表現が淡い 青みがかった表示 視野角が狭い
VA	コントラスト比が高い 黒の表現いい	色表現がそれほど良くない 視野角がそれほど広くない
★IPS	色表現が優れている 視野角が広い	価格が高い

非光沢パネルのため、照明などの映り込みが発生しにくいでしょう。長時間見続けても目が疲れにくいと思います。

	メリット	デメリット
光沢パネル	色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる	照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。 ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
★非光沢パネル	映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい ぎらつきが少ないので目への負担が軽い	光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる

10点タッチディスプレイを採用しているので、指による直感的な操作が可能。タッチ操作できると、使い勝手が向上していいですね。複数の人で同時に画面を見ながら操作できます。

カラーリングは、スターリーホワイトのみ。白を基調としたすっきりとしたデザインです。

上の画像をよく見てみると、細かい模様が入っているようです。

このデザインなら家のどこにでも違和感なく置けて使えると思います。

【HP All-in-One 27-cbの主なスペック】

モデル名	HP HP All-in-One 27-cb
CPU	AMD Ryzen 5 5500U 6コア/12スレッド モバイル･プロセッサー + Radeonグラフィックス AMD Ryzen 7 5700U 8コア/16スレッド モバイル･プロセッサー + Radeon グラフィックス
カラー	スターリーホワイト
メモリ	8GB (8GB×1) DDR4-3200MHz 16GB (16GB×1) DDR4-3200MHz
ストレージ	256GB SSD (SATA M.2) + 2TB ハードドライブ (SATA, 5400回転) 512GB SSD (SATA M.2) + 2TB ハードドライブ (SATA, 5400回転)
グラフィックス	AMD Radeon グラフィックス (プロセッサーに内蔵)
液晶	27.0インチワイド・IPSフルHD非光沢・10点タッチディスプレイ (1920×1080 / 最大1677万色)
本体 (通常使用時)	約 610mm (幅) x 460mm (高さ) x 200mm (奥行き)

CPUにはコスパに優れたAMD Ryzenプロセッサを搭載。AMD Ryzen 5 5500U/AMD Ryzen 7 5700Uプロセッサ搭載モデルを用意。

メモリは8GB/16GB搭載モデルを用意。いずれも1つのメモリで構成されるシングルチャネル構成。

• 8GBメモリ→Web閲覧/ビジネスアプリの操作/動画再生といった、それほど負荷のかからないタスクを実行する人におすすめ
• 16GBメモリ→負荷がかかるタスクやマルチタスクをある程度快適に処理したい場合には16GB搭載モデルがオススメ

ストレージは、SSD+HDDのハイブリッド構成を選択可能。高速アクセスできるSSDと、安価で大容量のデータを保存できるHDDのいいとこ取りが可能です。HDDは2TBの容量があるので、画像/動画などの大容量データも保存できます。

メインストレージのSSDとして256GB/512GBを選べますが、容量の大きなデータを扱いたい場合や、長期間使うことを想定している場合は512GBがおすすめ。256GBだと、あっという間にストレージ残量が減ってしまうんですよね。もちろん、価格重視で256GBを選択し、大容量データはHDDに保存するという使い方をするのもありだと思います。

ただし、SSDはSATA M.2タイプでHDDよりはアクセス速度が速いのですが、最近主流のNVMeタイプのSSDよりは遅くなります。

グラフィックスはCPU内蔵グラフィックスのみを選択可能。高性能グラフィックス搭載モデルは用意されていません。

オールインワンPCとしては基本性能は充実していると思います。Web/SNSを見る/楽しむ、動画を再生するといった、負荷がそれほど高くないタスクがメインであれば、処理にもたつくシーンはあまり出てこないと思います。

Webカメラは液晶上部に飛び出してくるポップアップタイプを採用です。使わないときはワンタッチで収納できるので、動画/画像の流出問題を回避することができます。

Webカメラには顔認証センサーを搭載。キーボードを使わずにログインできるうえ、セキュリティを高めることができます。

ディスプレイの下部にデュアルスピーカーを搭載。この位置にスピーカーがあると、耳に直接音が届きます。

ワイヤレスタイプのキーボード/マウスが標準で同梱されています。ケーブルを気にせず、好きな場所で使用できるほか、使わないときは収納することが可能。

キーボードはテンキー付きです。

高さ調整・左右回転機能は備えていませんが、角度調整機能は搭載されており、85度～110度の範囲で調整できます。

各パーツをチェックします。

1）HP Wide Vision 1080p フルHD IR プライバシーカメラ (約207万画素)、2）デュアルマイク、3）27インチパネル、4）SuperSpeed USB Type-A 5Gbps (バッテリーチャージ機能)、5）ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート、6）ワイヤレス日本語キーボード、7）ワイヤレスマウス、8）デュアルスピーカー

9）電源ボタン、10）セキュリティロックケーブル用ホール、11）HDMI出力端子、12）ネットワークポート、13）電源コネクタ、14）USB 2.0 Type-A ×2、15）SuperSpeed USB Type-A 5Gbps

端子類が背面部に集中しているので、デバイス・ケーブルの抜き差しが、ちょっと面倒かもしれません。