HP OMEN X 2S 15レビュー
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OMEN X 2S 15-dg0000はゲームを快適に楽しめるよう設計されたOMENシリーズのゲーミングマシン(OMENシリーズの一覧はこちら)。
主な特徴は次のとおり。
- ・2つのディスプレイを搭載しており、楽しみの幅が広がる
- ブラックを基調としたゲーミングマシンらしいデザイン
- 第9世代Core i9プロセッサ+32GBメモリ+SSD+高性能グラフィックカードを搭載し、高いパフォーマンスを発揮できる
通常のディスプレイの他に、もう1つディスプレイを搭載しているのが最大の特徴です。
ここでは、OMEN X 2S 15の特徴・スペック等について解説します。
- 目次
- 1)2つのディスプレイを搭載
- 2)「ウルトラパワフル」な構成
- 3)パフォーマンスをチェック
- 4)強力な排熱機構を採用
- 5)ゲームに最適なメインディスプレイ
- 6)キーボードとタッチパッドの配置が独特
- 7)ゲーミングPCらしさを感じさせるブラックを基調としたデザイン
- 8)ハイパフォーマンスPCとしてはコンパクト
- 9)使い勝手をチェック
- 10)使い勝手をチェック
- 11)同梱物をチェック
- まとめ
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
1)2つのディスプレイを搭載
OMEN X 2S 15の最大の特徴は、デュアルスクリーン搭載のゲーミングノートPCだという点。
メインディスプレイには15.6インチパネルを搭載。そしてキーボード上部には約6インチのセカンドディスプレイが配置されています。
セカンドディスプレイは中央に小さめに表示されます。この位置から動かすことはできず、拡大もできないようです。キーボード上部の横長の部分全体に映し出せれば、マルチウィンドウもできて便利だと思うのですが残念ながらできないみたい。
セカンドディスプレイは、この大きさにもかかわらずフルHD(1920×1080ドット)の解像度を実現しているため、精細感が半端ないです。画像や映像がシャープに表示されるほか、文字つぶれも起きないので、しっかり表示を認識することができます。ただし画面はやはり小さく感じます。
セカンドディスプレイにもIPSパネルを採用しているため表示もすごく綺麗。光沢パネルなので色の表現が鮮やです。
またセカンドディスプレイはタッチパネルを採用しているため、指による直感的な作業が可能。手を出しやすい位置にあるので、いろいろと使い勝手がいいですね。ちなみにメインディスプレイは非タッチパネルです。
セカンドディスプレイは、メインディスプレイの拡張画面として認識されています。「設定」画面の「ディスプレイ」を確認してみると、上の画像のようrに、1と2の2つのディスプレイが上下に配置されているのがわかります。デフォルトでこのような配置になっているPCは初めてだったのちょっと新鮮です。
メインディスプレイに映っているウィンドウをドラッグして、セカンドディスプレイに動かすことができます。いわゆるマルチウィンドウ環境が最初から構築されているイメージですね。通常は左右に配置されるのですが、このOMEN X 2S 15では上下に配置されているのがポイントです。
座った状態では、セカンドディスプレイは斜めから見る形になります。視野角の広いIPSパネルを採用しているため、斜めから見る形でも見えづらさはまったく感じません。ただし、光沢パネルを採用しているため、映り込みが発生しやすいです。
この画面にメッセージアプリ/動画/Webブラウザなどを表示しながら、ゲームを楽しむことができます。またシステムモニターを映し出して、マシンの状態を確認しながらゲームするなんてことも可能。
何かしながらゲームをプレイできるので、楽しみの幅が広がると思います。
実際に使ってみて、1台でマルチディスプレイ環境を構築しているのは画期的だと思います。視線を上下に移動させるだけで2つの画面を見られ、情報量は2倍になるわけで、すごく便利です。
同梱されているOMEN Command Centerの「設定」画面から、セカンドディスプレイの明るさ/自動スリープ/タッチ機能などの設定を行えます。
また、後述するセカンドディスプレイ用コントロールキーを使えば、さまざまな機能を利用できます(→セカンドディスプレイ用コントロールキーの詳細情報)
2)「ウルトラパワフル」な構成
HP OMEN X 2S 15は2つの画面を搭載している点がフューチャーされやすいのですが、スペックが充実しており、「ウルトラパワフル」なゲーミングノートPCに仕上がっています。主なスペックは次のとおり。エクストリームモデルとエクストリームプラスモデルの2つのモデルが用意されています。
機種名 | エクストリームモデル (15-dg0009TX) |
エクストリームプラスモデル (15-dg0010TX) |
OS | Windows 10 Home (64bit) | |
液晶 | 15.6インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (144Hz / 1920×1080 / 最大1677万色 / 300nit) NVIDIA G-SYNC 対応 | |
CPU | インテル Core i9-9880H プロセッサー (2.30GHz-4.80GHz, スマートキャッシュ16MB) | |
メモリ | 32GB (16GB×2) DDR4-2666MHz | |
ストレージ | 1TB SSD (PCIe NVMe M.2) TLC NAND 採用 |
512GB SSD (PCIe NVMe M.2) QLC NAND 採用+インテル Optane メモリー H10 & ソリッドステート・ストレージ (32GB / NVMe M.2) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce RTX 2080 with Max-Q Design グラフィックス | |
光学ドライブ | なし | |
バッテリ駆動時間 | 最大4時間 | |
無線LAN | IEEE802.11 a/b/g/n/ac + Bluetooth 5.0 | |
インタフェース | HDMI 2.0 出力端子 × 1、 USB Type-C 3.1 Gen2 × 1 (Thunderbolt 3、電源オフUSBチャージ機能対応、Power Delivery 3.0)、 USB3.1 Gen1 × 3 (うち2ポートは電源オフUSBチャージ機能対応)、ネットワークポート(RJ45)×1、 ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1、マイク入力ポート×1 |
|
寸法 (幅x奥行きx高さ) |
約 361 × 262 × 20 (サーマルバンプを含んだ場合 : 26.5) mm | |
重量 | 約2.37 kg |
CPUは、第9世代インテルCore i9プロセッサを搭載。
メモリは大容量の32GBを標準で搭載しています。
ストレージはSSDを搭載。インテルOptaneメモリとの組み合わせも選択できます。
グラフィックスはハイエンドのNVIDIA GeForce RTX 2080 with Max-Q Designグラフィックスを搭載。非常に高い描画処理能力を誇ります。
光学ドライブは搭載していません。
3)パフォーマンスをチェック
OMEN X 2S 15のパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。
【エクストリームプラスモデル】
CPU:インテル Core i9-9880H プロセッサ
メモリ:32GB
ストレージ:512GB SSD (PCIe NVMe M.2) QLC NAND 採用+インテル Optane メモリー H10 & ソリッドステート・ストレージ (32GB / NVMe M.2)
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 2080 with Max-Q Design
CPUの性能をチェックするCINEBENCHベンチマークのスコア。
CPU:1309cb→さすがはインテルCore i9プロセッサ搭載モデル。非常に高いスコアを記録しています。
ストレージの性能をチェックするCrystalDiskMarkベンチマークソフトのスコア。高速アクセスできるPCIe NVMe SSDを搭載しているだけあって高いスコアを記録しています。
負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。スコアは次のとおり。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
最高品質 | 1920×1080 | 22068 | すごく快適 |
負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 紅蓮のリベレータ」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
最高品質 | 1920×1080 | 15238 | 非常に快適 |
重い負荷がかかるゲーム「ファイナルファンタジー15」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。
画質 | 解像度 | スコア | 評価 |
高品質 |
1920×1080 | 7107 | 快適 |
さすがは、NVIDIA GeForce RTX 2080 with Max-Q Design搭載モデル。いずれのゲームもフルHDの解像度/最高品質で快適に楽しめるという結果が出ています。
描画処理能力を計測するベンチマーク3Dmarkの「Time Spy」のスコアは6676
同じく3Dmarkの「Fire Strike」のスコアは15198。
リアルタイムレイトレーシングの効果がすごいですね。ベンチマーク実行時の車のボディの反射がとても綺麗。思わず見入ってしまいました。没入感が半端ないです。
4)強力な排熱機構を採用
OMEN X by HP 2S 15ではハイエンドのグラフィックスを搭載しているため、いかに効率よく排熱できるかが重要となります。なので強力な排熱機構を搭載しています。
底面部に吸気孔を配置。底面部の半分近くを占めており、大量のエアーを取り込むことができます。左右にファンが配置されているのが見えますね。
ゴム足も高さがあり、より効率的にエアーを取り込める仕様になっています。
背面部の左右に排気口を配置。
実際、ベンチマークソフト実行時にファンの回転数が上がりますが、風切り音がうるさいと感じることはありませんでした。もちろん、多少音はしますが、それでも個人的には、すごく耳障りというほどではありません。これなら、そんなに音に悩まされることなくゲームを楽しめると思います。
OMEN Command Centerの「システムモニター」画面で、マシンの状態を確認することが可能。
同じくOMEN Command Centerの「パフォーマンスコントロール」画面で、モードを選択できます。快適/スタンダード/パフォーマンスの3つのモードから選択可能。
左のグラフが快適モード、真ん中がスタンダードモード、右がパフォーマンスモードです。快適モードではパフォーマンスよりも冷却性を優先し、スタンダードモードでは3つ(パフォーマンス・冷却性・ファンの回転数)のバランスを優先し、パフォーマンスモードではパフォーマンスを優先します。状況に応じて使い分けられるのは便利です。
5)ゲームに最適なメインディスプレイ
OMEN X 2S 15では、ゲームを楽しむのに最適なディスプレイを採用しています。
液晶は15.6インチワイドパネルを搭載。最大解像度はフルHD(1920×1080ドット)です。
表示の綺麗なIPSパネルを搭載。
自分で撮影した風景写真を映し出してみました。精細感が高く、色の表現も鮮やか。黒もしっかり表現されています。
視野角が広く、斜め方向から見ても表示に変化はほとんどありません。
また非光沢パネルを採用しているため、照明などの映り込みが発生しにくいです。
非光沢パネルだと、眼への負担も軽減されるため、長時間画面を見続けることの多いゲーミングPCとの相性はいいと思います。
リフレッシュレートは144Hz。リフレッシュレートとは、表示を更新する回数。この数値が大きければ大きいほど更新回数が増えることになり、より滑らかな映像を楽しめます。
一般的なノートPCのリフレッシュレートは60Hz程度なので、その倍以上のリフレッシュレートを実現。実際に動きの早いゲームの画面を見たところ、滑かに表現されます。これなら画面への没入度を高めることができるし、ストレスなくゲームを楽しめるでしょうね。
また、NVIDIA G-SYNCにも対応しています。NVIDIA G-SYNCを利用することにより、画面のティアリング(表示上のズレ)やスタッタリング(カクつき)を最小限に抑えることができます。
タッチパネルは非搭載です。
6)キーボードとタッチパッドの配置が独特
OMEN X 2S 15はキーボードの上部にセカンドディスプレイを搭載しているため、通常のノートPCと比べてキーボードが手前側に配置されています。さらにタッチパッドは、キーボードの下ではなく右横に配置されています。なおテンキーは非搭載ですが、後述する方法でセカンドディスプレイにテンキーを表示して操作することが可能です。
キーボード自体の使い勝手は良好です。
個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。
キートップはさらさらしていますが、滑りやすいということはありません。キーストローク(キーを押し込む深さ)は1.5mm。標準的なノートPCと同じストロークを確保しています。打鍵感はやわらかめ。
キーピッチ(キー間の距離)は18.7mm。フルサイズのキーボード(19mm)と同程度のキーピッチを確保しています。
したがって窮屈な感じはしません。ただし、キーボードが下の方に配置されているため、パームレストがなく、キーボードを使っているときに、手のひら部分を置いておく場所がありません。この状態だと、手のひらが机に付いてしまうため、ゲームをプレイ中など、長時間キーボードを使う場合には、手が疲れてしまいます。
そこでOMEN X 2S 15には、パームレストが標準で同梱されています。
パームレストは弾力性がありますが、柔らか過ぎず、ちょうどいい感触。
さすがは同梱品。OMEN X 2S 15のサイズにジャストフィットします。
高さもぴったり。パームレストの奥行きは約6cmです。
ちょうど手のひらの部分にパームレストがくるので、違和感なく使えます。パームレストを使うことで、標準的なノートPCと同じようにキーボードを操作できます。
タッチパッドはキーボードの右横に配置されています。この位置にタッチパッドがあるのは珍しいですね。幅は約7cm。
標準的なノートPCとは場所が異なるため、慣れるまでは操作しづらいですね。使うときに、いちいち手を右に動かす必要があり、標準的なノートのタッチパッドの位置よりも手を動かす距離が長いため、ちょっと面倒くさいです。慣れないうちは、思わずキーボード下の方を探ってしまいます・・・
タッチパッド自体の使い勝手は良好。表面はさらさらしていて滑りがいいですね。
クリックボタンが少し上に飛び出した形状をしているため、押しやすいです。クリック音は小さめ。
慣れるまでは多少使いづらさを感じるので、マウスを接続して使った方がいいかもしれないですね。
キーボードとタッチパッドが横に並んで配置されているため、キーボードの外側のスペースがあまりありません。ディスプレイを開いたままで持とうとすると、パームレストがないのですごく持ちづらいですね。わずかな左右のすきまを探して持ち上げる必要があります。
7)ゲーミングPCらしさを感じさせるブラックを基調としたデザイン
OMEN X 2S 15はゲーミングPCらしさを感じさせながらも、ブラックを基調としており、落ち着いたる雰囲気を醸し出しています。
おそらく樹脂製のボディを採用。アルミなどのメタル素材のような高級感はありませんが、しっとりとした印象を受けます。奇抜な感じはありません。
表面を触ってみると、さらさらしていて触り心地がいいです。天板部分はクロスするデザインを採用しており、上下にはドットパターンを使用。
ヒンジ部分のデザインもいい感じの仕上がりになっています。
天板部分のOMENのマークにはLEDが配置されており、自分の好きな色に光らせることができます。光らせると、一気にゲーミングPCらしくなりますね。
キーボード、タッチパッドなどもブラックを採用。同じカラーを採用しているため、統一感があります。
キーボードにはバックライトを装備。
周りを暗くしてゲームの世界に浸りたい場合でも、快適なキー操作が可能です。
光らせることができるのはキーボードと天板部分のOMENのマーク部分のみ。同梱されるツール「OMEN Command Center」の「LEDコントロール」画面で、自分の好きな色を光らせることができます。アニメーションも利用可能。
8)ハイパフォーマンスPCとしてはコンパクト
OMEN X 2S 15は、インテルCore i9-9880Hプロセッサ+NVIDIA GeForce RTX2080 with Max-Q Design グラフィックスを搭載したノートPCとしては、コンパクト/スリムなボディに仕上がっています。
スリムベゼルなので、左右の幅を狭めてコンパクト化することに成功しています。
B5サイズのノートと比べたところ。従来のハイパフォーマンスゲーミングノートPCと比べれば、かなり小さくまとまっているイメージです。なので扱いやすいです。
厚さは、20mm(サーマルバンプを含んだ場合26.5mm)。
高い描画処理能力を発揮できるよう設計されてながら、スリムさも追求したNVIDIA GeForce RTX2080 with Max-Q Designグラフィックス搭載モデルだけに、一般的なゲーミングノートPCと比べてもスリムな仕上がりになっていると思います。
分厚くないので、シルエットも綺麗。
ディスプレイを開いたところ。ディスプレイはこの角度まで傾けることができます。
重量は2.374kg(実測値)。ゲーミングPCだけに標準的な15インチノートPC(約2kg)と比べるとちょっと重めですが、すごく重たいという感じはしません。
なんとか外に持ち出してみようと思える重さです。脇に抱えて持てば、そんなに重さは感じません。
これだけのハイパフォーマンスPCなので、外出先でも存分にゲームを楽しむことができます。
それほどボディの奥行きがないので、ディパックからの出し入れもスムーズに行えます。開口部で引っかかりにくいです。
9)使い勝手をチェック
OMEN X 2S 15の使い勝手をチェックします。
起動時間
起動(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまで)を計測してみました。
1回目→13.88秒 / 2回目→14.13秒 / 3回目→13.11秒
約14秒で起動可能。そんなに待たされることなく、サッと起動してくれるイメージです。
バッテリ駆動時間
消費電力の多いゲーミングPCのため、バッテリ駆動時間は最大4時間と短め。外でプレイするときは、ACアダプタと電源ケーブルを一緒に携帯する必要があります。
セカンドディスプレイ用コントロールキーを搭載
タッチパッドの上部に、セカンドディスプレイ用コントロールキーが4つ配置されています。
一番左のキーを押すと、
バーチャルテンキーが表示されます。OMEN X 2S 15には物理的なテンキーが搭載されていませんが、ここでテンキーを利用することができます。
左から2番目のキーを押すと、
セカンドディスプレイをオフにすることができます。メインディスプレイに集中したいときに、ワンタッチでオフすることができるのは便利です。
右から2番目のキーを押すと、
輝度を調整できます。4段階の調整が可能です。
一番右のキーを押すと、メインディスプレイとセカンドディスプレイ間で表示を切り替えることができます。
セカンドディスプレイでは小さすぎて見づらいときに、このキーを押せば、
大きなメインディスプレイで確認できます。
サウンド
OMEN X 2S 15は、デンマークの老舗オーディオメーカーBang&Olufsenと共同開発したサウンドテクノロジーを搭載。
スピーカーは、底面部の前面部寄りの左右に配置されています。
この位置にスピーカーがあると机に音が反射する形になり、広がりのあるサウンドを楽しめます。
実際に音楽を聴いてみましたが、高音と低音のバランスがいいですね。キーボード中央から響いてくる感じがして、聞いていてすごく心地いいです。満足度高いです。
独立したアンプを搭載しているので、重低音もしっかり響きます。アンプがあると、ゲーム実行時、臨場感のあるサウンドを楽しめます。
同梱されているツールを使えば、イコライザを使ってチューニングすることも、事前定義されたプロファイルの中から選択することもできます。
10)各パーツをチェック
OMEN X 2S 15の各パーツをチェックします。
セカンドディスプレイの左上に電源ボタンを配置。オンにした状態で赤色のランプが点灯します。
Webカメラは液晶上部に配置。自然な角度で撮影できます。
左側面部。
写真左から順に、電源コネクタ、HDMI出力端子、USB3.1 Gen1 ポート(×2)、RJ-4S(ネットワーク)コネクタ、オーディオ出力(ヘッドフォン)/オーディオ入力(マイク)コネクタが配置されています。
電源ケーブルを接続したところ。電源ケーブルを接続する際には、左側面部に一定のスペースが必要になるのがわかります。
右側面部。
写真左から順に、 USB Type-C 3.1 Gen2(Thunderbolt 3、電源オフUSBチャージ機能、Power Delivery 3.0対応)、USB3.1 Gen1ポートが配置されています。
SDカードリーダーは搭載されていないので、SDカードを利用したい人は注意が必要です。別途外付けのカードリーダーを用意する必要があります。
左右の側面部にある端子類にデバイス/ケーブルを接続してみました。本体手前側に端子類は配置されていないので、キーボード操作時に、デバイス/ケーブル類が邪魔になることはないと思います。
前面部に端子類は配置されていません。
背面部。左右に排気口が配置されています。
底面部。通気孔が大きめにとられているのがわかります。
なお、OMEN X 2S 15では、シングルパネルを採用しており、底面部にある6つのネジを外すだけで、簡単に筐体内部にアクセスできる仕様を採用。
必要に応じてカスタマイズできるため、より長期間使用することができます。OMEN X 2S 15は価格の高いモデルなので、なるべく長く利用できるよう配慮されています。
ただし、自分でカスタマイズした場合、製品保証の対象外となるので自己責任で行う必要があります。
11)同梱物をチェック
OMEN X 2S 15の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブル。
ACアダプタは結構大きめ。
平べったい形状をしています。大きいのは大きいですが、高性能なRTX2080グラフィックスを搭載していることを考えれば、意外とコンパクトに収まっている感はあります。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は743g。本体の重さが2.374kgなので、本体とACアダプタ/電源ケーブルを合わせた重量は約3.117kgとなります。
OMEN X 2S 15はバッテリ駆動時間が4時間と短めなので、外でプレイするときはACアダプタと電源ケーブルが必須となります。約3.2kgの重量になるので、結構重いですね・・・
各パーツ詳細を示したペーパーも同梱されています。
「HPパソコンナビ」というガイドブックも同梱。200ページを超えるボリュームがあり、全ページカラーで、イラストもふんだんに使われているので、参照しやすいと思います。
OMEN X 2S 15のレビューまとめ
以上、OMEN X 2S 15について詳しく見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。
OMEN X 2S 15の特徴
- 2つのディスプレイを搭載しており、楽しみの幅が広がる
- ブラックを基調としたゲーミングマシンらしいデザイン
- 第9世代Core i9プロセッサ+32GBメモリ+SSD+高性能グラフィックカードを搭載し、高いパフォーマンスを発揮できる
- サウンドもいい
2画面使えることで楽しみの幅がぐっと広がります。その分、キーボード・タッチパッドの操作性が犠牲になる部分がありますが、パームレストを使用する、ワイヤレスマウスを使うなどで、ある程度、快適さは保てます。
これだけの高性能で、それほど重くもなく、コンパクトでゲーミングPCとしては携帯性もいい、しかも2画面というユニークさ。さらにサウンドもいい。外で使っているとき、他のゲーマーから注目を集めるのは間違いありません。
30万円(税別)~と価格は高めに設定されていますが、新しい物好きな人、他のゲーマーと同じようなデザインのPCは持ちたくない人、ある程度の携帯性を維持しつつ、パフォーマンスには妥協したくない人にとっては非常に魅力的だと思います。
*詳しくは、OMEN X 2S 15詳細情報 (HP Webサイトにジャンプします)をチェック!
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(更新日:2019年11月20日)