HP Chromebook x360 14レビュー
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Chromebook x360 14は、Google Chrome OSを搭載したChromebook。14インチ液晶を搭載しています。
モデル名に「x360」が付いていることからもわかるとおり、液晶を360度回転させることのできる2-in-1タイプのノートPCです。
特徴をまとめると次のとおり。
- Crome OSを搭載したChromebook
- スタイリッシュなデザイン
- スリムなボディ
- インテルCore i3/i5プロセッサ搭載モデルを選択可能
- いろんなスタイルで使える2-in-1ノートPC
ここでは、HP Chromebook x360 14の特徴・スペック・使い勝手等について詳しく解説します。
- 目次
- 1)Google Chrome OSを搭載したChromebook
- 2)スタイリッシュなデザイン
- 3)スペックをチェック
- 4)2-in-1ノートPC
- 5)使い勝手をチェック
- 6)各パーツをチェック
- 7)同梱物をチェック
- 8)まとめ
ここに記載されているスペック・構成は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
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1)Google Chrome OSを搭載したChromebook
HP Chromebook x360 14は、Google Chrome OSを搭載したChromebookです。
天板部の左上に「chrome」というロゴが印字されており、一目でChromebookであることがわかるようになっています。
利用を開始するには、Googleアカウントでログインする必要があります。Googleアカウントでログインすることにより、このアカウントに登録されている情報の同期が可能となり、手間を掛けることなく、他のデバイス(スマホなど)と同様の環境を構築することができます。
Widnows PCのような面倒な設定作業は不要で、Googleアカウントでログインするだけですぐに利用を開始できます。
Chromebookでは、基本的にGoogle Driveなどのクラウドストレージにデータが保存されますが、オフライン時に使用できなくなるわけではありません。オフライン時、内蔵ストレージにデータが保存され、ネットワーク接続時にデータの同期が実行される仕組みです。
Googole Playストアが利用できるため、Androidスマホと同じように、自分が使いたいAndroidアプリをダウンロードして使うことができます。多彩なアプリの中から選択できます。
ちなみに、出荷時にインストールされているアプリは次のとおり。
Google Chrome、Google Play ストア、Google ドライブ、Gmail、Google カレンダー、Google フォト、Google Map、YouTube、 Google ドキュメント、Google スプレッドシート、Google スライド、Google ハングアウト、Google Keep、 Google Play ミュージック、Google Play ムービー& TV、Google Play ゲーム、Google Play ブックス、Chrome描画、ファイル、メッセージなど
イメージとしては、Chromebookは、スマホの画面を大きくして、キーボードを付けることで、より利便性を高めている、と言うことができると思います。
マシンのパワーがあるので、WEB閲覧、メール管理はもちろん、ドキュメント/スプレッドシートの編集、など、Widnows PCと同様の作業もカバーできます。
なお、Chromebookが壊れても、新しいChromebookを購入してGoogleアカウントでログインすれば、従来の環境をすぐに構築できます。
2)スタイリッシュなデザイン
HP Chromebook x360 14は、鮮やかなカラーリング、質感の高いアルミニウム製のシャーシを採用することで、洗練されたデザインを実現。見た目が非常に美しくなっています。
HP Chromebook x360 14は、天板部分がセラミックホワイト、
側面部/キーボード周辺部/底面部がクラウドブルーのツートンカラーを採用。
白と淡い青の組み合わせになっており、爽やかな印象を与えます。
天板部分はすごく綺麗なホワイト。アニオン電着塗装と呼ばれる塗装方式を採用しており、セラミックホワイトの名前のとおり、白磁器のような仕上がりになっています。
すごくお洒落な仕上がり。気品があり、安っぽさは微塵も感じられません。妻に見てもらったところ、「すごく綺麗」という印象。
また、アルミニウム製のシャーシを採用しているため、高い質感を実現しています。
クラウドブルーは、ちょっと渋い感じの青色。
こちらもアルミニウム製のため、光が当たった時の反射がすごく綺麗。
触れるとさらっとして心地いいです。
背面部は丸みを帯びたデザインを採用。細かいところまでしっかり作り込まれています。
HP Chromebook x360 14は、液晶の外枠(ベゼル)が狭い、スリムベゼルデザインを採用。このおかげで、ボディをコンパクトにすることができます。
14インチ液晶を搭載していますが、それほど大きくは感じないですね。
厚さは、14(最薄部)- 16.5(最厚部)mmと非常にスリムな仕上がり。
非常に掴みやすいです。
重量は1.593kg(実測値)。持つと、結構ずしっとします。気軽に外に持ち出すにはちょっと重いかな。
HP Chromebook x360 14は、性能が高い/端子類が充実/液晶が大きいという特徴を備えているので、ちょっと重くなるのは仕方ないかも。据え置きタイプとして、家の中メインで使用するのがベターだと思います。
ただし、脇に抱えて持てば、そんなに重く感じないので、ちょっとの距離を移動するのであれば、苦になりません。
スリムなので、さっと持ち上げて移動できます。筐体の堅牢性は高いので、持ち歩く際、ボディのよじれを感じたりすることはありません。
コンパクトなボディなので、ビジネスバックからの出し入れもスムーズ。取り出すときに左右が引っかかることはありません。
スリムなので、鞄の中でもあまりスペースを取らないですね。
ディパックからもさっと取り出せます。
27インチ液晶モニタの横に置いてみたところ。
3)スペックをチェック
HP Chromebook x360 14-da0000の主なスペックは次のとおり。
Chromebookが登場したとき、価格重視で低スペックのモデルが投入されたことがありましたが、HP Chromebook x360 14では、スペックが充実しており、一般的な使い方であれば、ストレスを感じるシーンは少ないと思います。
モデル名 | スーペリアモデル 14-da0005TU |
エグゼクティブモデル 14-da0002TU |
カラーリング | セラミックホワイト & クラウドブルー | |
OS | Chrome OS | |
液晶 | 14.0インチワイド・フルHDブライトビュー・IPSタッチディスプレイ (1920×1080 / 最大1677万色) | |
CPU | インテルCore i3-8130U プロセッサー(2.20GHz-3.40GHz,インテルスマートキャッシュ 4MB) | インテルCore i5-8250U プロセッサー(1.6GHz-3.4GHz,インテルスマートキャッシュ 6MB) |
メモリ | 8GB (8GB×1) DDR4-2133MHz (最大8GB) | |
ストレージ | 64GB eMMC フラッシュメモリ | |
光学ドライブ | - | |
グラフィックス | インテル UHD グラフィックス 620 (プロセッサーに内蔵) | |
最大バッテリ駆動時間 | 約13.3時間 | |
端子類 | USB3.1 Gen1 ×1、USB Type-C 3.1 Gen1 ×2 、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 microSDカードスロット |
|
サイズ | 約 325×225×14(最薄部)- 16.5(最厚部)mm | |
重量 | 約1.6kg | |
価格 (税抜) |
74,800円 | 82,800円 |
第8世代インテルCore i3プロセッサ搭載のスーペリアモデルとCore i5プロセッサ搭載のエグゼクティブモデルの2つのモデルが用意されています。違いは、搭載しているプロセッサだけ。他のスペックは同じです。
これまでChromebookといえば、コスパ重視ということで、Celeronなどのエントリータイプのプロセッサを搭載しているモデルが多かったのですが、このHP Chromebook x360 14では、メインストリームのインテルCoreプロセッサを搭載しており、性能面も重視しています。
Web閲覧/SNS投稿/動画再生といった、あまり負荷のかからない作業がメインであれば、Core i3プロセッサを搭載したスーペリアモデルで十分だと思います。
メモリは8GB。Windows OS搭載モデルの場合でも、8GBのメモリを搭載していれば、よほど負荷のかかる作業をしない限り、動きがもっさりすることはないので、Chromebookとしては十分な容量だと思います(他のChromebookでは4GBのメモリを搭載しているモデルが多いです)。
ストレージは、スマホに搭載されているeMMCフラッシュメモリを搭載。容量は64GBです。一般的なWindows PCと比べると、容量が少なくなっていますが、Chromebookの場合、クラウドベースで使うことが多く、データの多くはネットに保存する形になるので、あまりストレージ容量を搭載していなくても丈夫です。
グラフィックスは、CPU内蔵タイプを採用。
4)2-in-1ノートPC
HP Chromebook x360 14は、液晶を360度回転させることのできる2-in-1ノートPCです。状況に応じて、ノートPC/スタンド/テント/タブレットの4つのスタイルで利用できます。
ノートPCスタイル。通常のノートPCのように使えます。唯一キーボードが使えるスタイルなので、文章を入力したいときに使用します。タッチパネルを搭載しているので、この状態でも画面をタッチして操作できます。
スタンドスタイル。液晶との距離が近くなるので、動画を見るのに適しています。
ヒンジは結構しっかりしているので、指で強く液晶部分を押しても、角度が変わってしまうことはありません。
テントスタイル。置き場所が狭い場合でも、テントスタイルなら使えます。
台所でレシピを見ながら料理したり、狭い机の上で食事しながら画面を見たいときに重宝します。
タブレットスタイル。タブレットのように指で直感的に操作できます。
ただし、重量が約1.6kgあるのでずっと片手で持っているのは厳しいですね。机や膝の上に置いて使うのがオススメです。
縦横回転機能も使えます。縦に長い画面(Webブラウザなど)を見るときに便利。
なお、ノートPCスタイルでは、マルチウインドウに対応しており、複数のウィンドウを並べて表示できます。それ以外のスタイルでは、スマホのように自動的に全画面表示になるため、複数のウィンドウを並べて表示させることはできません。作業効率を重視するのであれば、ノートPCスタイルで使った方がいいでしょう。
5)使い勝手をチェック
HP Chromebook x360 14の使い勝手をチェックします。
搭載している端子類
HP Chromebook x360 14には、端子類としてUSB3.1 Gen1 ×1、USB Type-C 3.1 Gen1 ×2 、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1 microSDカードスロットを搭載。
USB端子にレシーバーを接続するタイプのマウスは、問題なく使えました。
USB Type-C端子に、USB Type-C/HDMI変換アダプタを接続して4Kテレビに接続してみると、
4Kの解像度(3840×2160ドット)で外部出力することができました。簡単にマルチモニタ環境を構築できます。
USB Type-C端子は、左右側面部に1つずつ配置されていますが、どちらの端子でも4K出力することが可能です。
動画を大画面で見たいときに威力を発揮すると思います。精細感も高く、非常に鮮明な映像を楽しめます。
バッテリ駆動時間
バッテリ駆動時間は最大で13.3時間。このぐらいの駆動時間を確保していれば、外出先でもバッテリ残量をあまり気にすることなく作業できますね。
Webカメラを搭載
前面部上部にWebカメラを搭載しています。
メニュー画面
画面右下をタップすると、上の写真のようなメニューが表示されます。ここで、WiFi/Bluetooth/通知/夜間モード/キーボードの設定を行えるほか、音量/液晶の輝度を調整したり、電源をオフにしたり、詳細設定にアクセスしたりすることができます。
サウンド
HP Chromebook x360 14はサウンドにもこだわっています。HPのWindows搭載ノートPCと同様に、Bang & Olufsenのサウンドテクノロジーを採用。Bang & Olufsenは90年以上の歴史を有するデンマークのオーディオ・ビジュアルブランドです。
スピーカーはキーボードの上部に配置。この位置にスピーカーがあると、手で音が遮られることなく、直接音が耳に届きます。
実際に音楽を聴いてみましたが、音質はいいですね。シャリシャリした感じがなく、バランスがいいです。
パームレストに磁石を配置
パームレストの左右に磁石が配置されています。鉄製の定規が引っ付くので、磁石の存在に気がつきました。磁石を配置することで、液晶部分を閉じたとき、液晶部分が浮いてパタパタすることなく、しっかりと液晶が閉じられた状態を保てるので、持ち運びしやすいです。
起動は高速
HP Chromebook x360 14の起動時間(電源ボタンを押してからパスワード入力画面が表示されるまでの時間)を計測してみました。
1回目:9.98秒/2回目:9.64秒/3回目:10.09秒
おおよそ10秒でパスワード入力画面が表示されるので、待たされる感じはほとんどありません。
6)各パーツをチェック
HP Chromebook x360 14の各パーツをチェックします。
液晶は14.0インチワイドタッチパネルを搭載。最大解像度はフルHD対応の1920×1080ドット。
表示の綺麗なIPSパネルを搭載。非常に精細感のある表示が可能です。自分で撮影した写真を映し出してみましたが、細かいところまでしっかり描写されています。光沢パネルを採用しているため、色の表現も鮮やかです。
視野角も広めで、斜め方向からでもはっきり表示を確認できます。ただし、光沢パネルを搭載しているため、照明などの映り込みは発生しやすいです。
映像表示がすごく綺麗なので、動画を堪能できると思います。
キーボードはUS配列を採用。米国モデルと共通化することでコスト削減を図っているのかな。
個々のキーが独立したセパレートタイプです。
US配列のため、Enterキーが小さめ。また、日本語キーボードと比べて、少し配列が異なります。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は約1.5mm。ノートPCとしては標準的な値です。適度な押し込み幅があり、反発もしっかりしているので入力しやすいですね。キーの端の方を軽く押しただけでしっかり反応してくれます。
キーピッチ(キー間の距離)は約18mm。
窮屈さは感じません。キーボードの使い勝手はいいですね。
キーボードにはバックライトが装備されているので、暗い環境でも快適なキータイピングが可能です。
明るさは5段階の調整が可能。調整するには、キーボードの一番上に配置されている明るさ調整キーとAllキーを同時に押します。
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。
表面はすべすべしていてすごく滑りがいいです。
クリックボタン部分の反応も良好。軽く押すだけで反応してくれるのでストレスなく使えます。端の方を押してもOK。タッチパッドの一番下でなくても真ん中ぐらいを押しても反応してくれます。
パームレスト部分はアルミニウム製のため、触るとさらさらしており、べとつきにくく快適です。
右側面部。
写真左(本体手前)から順に、音量調整ボタン、セキュリティロックケーブル用スロット、USB3.1 Gen1 ×1、USB Type-C 3.1 Gen1×1が配置されています。
左側面部。
写真左(本体奥側)から順に、USB Type-C 3.1 Gen1×1、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1、microSDカードスロット、電源ボタンが配置されています。
電源ボタンはちょっと飛び出した形状をしているので押しやすいです。
電源ボタンを押すと、「電源を切る/ログアウト/ロック」のいずれかの操作を行えます。
microSDカードスロットにmciroSDカードを挿入してみました。
奥まで差し込んでも、少しだけカードがはみ出ています。
左右の側面部に1つずつUSB Type-C端子を搭載していますが、どちらの端子でも、充電することが可能です。
充電時はUSB Type-C端子を1つ占有することになるので、使えるUSB端子は、USB Type-AとType-Cが1個ずつになります。
左右の側面部のすべての端子類にケーブル/デバイスを接続してみました。キーボードの手前側に端子が配置されていないので、キーボードを操作しているときに、ケーブルやデバイスが邪魔になることがありません。
背面部。ヒンジのみが配置されています。
前面部中央には、液晶を開くときに指を引っかけるための窪みが設定されています。
底面部。通気孔が配置されています。継ぎ目のない構造になっており、簡単には筐体内部にアクセスできません。バッテリは内蔵タイプです。
7)同梱物をチェック
HP Chromebook x360 14の同梱物をチェックします。
ACアダプタ。
非常にコンパクトなつくりになっており、手のひらに収まる大きさです。
電源ケーブル。ケーブルは、破断しないよう太めです。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は289g。
HP Chromebook x360 14には、コンセント部分のみのパーツも同梱されています。このパーツを使えば、ケーブルの長さは短くなりますが、軽量化を図ることができます。
ACアダプタとコンセント部分のみのパーツを合わせた重量は210g。電源ケーブルを使う場合に比べて、79g軽量化できます。
ACアダプタの接続端子はUSB Type-Cです。
セットアップ手順や各パーツの詳細を示したペーパーも同梱されています。
HP Chromebook x360 14-da0000のレビューまとめ
以上、HP Chromebook x360 14について詳しく見てきました。特徴をまとめると次のとおり。
- Crome OSを搭載したChromebook
- スタイリッシュなデザイン
- スリムなボディ
- インテルCore i3/i5プロセッサ搭載モデルを選択可能
- いろんなスタイルで使える2-in-1ノートPC
非常にスタイリッシュなデザインに仕上がっているうえに、Chromebookとしてはスペックも充実。2-in-1ノートPCなので、多彩な使い方が可能です。
気軽に持ち運ぶにはちょっとボディが重めですが、その分、14インチという大きめの液晶を搭載している/ポート類が充実している/性能が高い、というメリットを享受できるので、携帯性よりも、使い勝手を重視する人にオススメです。
*詳しくは、HP Chromebook x360 14詳細情報(HP Webページを参照してください。
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(更新日:2019年7月25日)