HP Elite Dragonfly G3実機レビュー
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HP Elite Dragonfly G3は、13.5インチディスプレイ搭載の法人向けモバイルノートPC。最軽量モデルで約1kgという軽さを実現しています。
HP Elite Dragonfly G3の主な特徴は次のとおり。
- 最軽量モデルで約1kgという軽さを実現したモバイルPC
- 第12世代インテルCoreプロセッサ搭載
- 13.5インチ液晶搭載
- ボディにマグネシウムを採用
- ブルーをベースとした落ち着いたデザイン
- WiFiモデル/4G LTEモデル/5Ggモデルを用意
ここではHP Elite Dragonfly G3の特徴・スペック・使い勝手等について詳しく解説します。
HP Elite Dragonfly G2レビュー
Elite Dragonfly G3の先代モデルElite Dragonfly G2について解説しています。Elite Dragonfly G3はクラムシェル型のノートPCですが、先代のG2は2-in-1タイプのノートPCです。詳しくはElite Dragonfly G2レビューを参照してください。
【参考】EliteDragonfly G3動画
EliteDragonfly G3に関する動画をYouTubeにアップしています。
- 目次
- 1)スリム/軽量ボディ
- 2)マグネシウムボディを採用
- 3)スペックをチェック
- 4)質感高めのデザイン
- 5)特徴・使い勝手をチェック
- 6)各パーツをチェック
- 7)同梱物をチェック
- まとめ
ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。
インテルCore i5-1245Uプロセッサ+16GBメモリ+512GB SSD+インテル Iris Xe グラフィックス(プロセッサー内蔵)
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1)スリム/軽量ボディ
Elite Dragonfly G3はスリム・軽量ボディを実現。
本モデルの実測値は1.057kg
扱いやすいモバイルPCに仕上がっています。
軽いので好きな持ち方で携帯できます。
こんな風に指だけで支えても大丈夫。
親指と人差し指だけで掴んでも、そんなにつらくはありません。
ディスプレイの外枠(ベゼル)が狭いスリムベゼルデザインを採用。4辺ともスリムなのでコンパクトなボディに収まっています。
コンパクトなので扱いやすいですね。
B5サイズのノートと比べるとこんな感じ。
厚さは最薄部で16.4mm。
非常に掴みやすいです。
スリムボディなのでシルエットが綺麗。
軽いので、さっと掴んで持ち歩くことが可能。
これぐらい軽くてスリム・コンパクトだと外に持ち出そうという気持ちになります。
持ち運ぶ時にストレスはほとんど感じないですね。
コンパクトボディのためビジネズバックからもスムーズに出し入れ可能。
ディパックからもストレス無く取り出せます。
持ち運びしやすいので高い機動性を確保できると思います。
2)マグネシウムボディを採用
ボディには、アルミニウムよりも軽くて強度の高いマグネシウムを採用。
ボディに使われる素材 | 特徴 |
アルミニウム |
|
マグネシウム |
|
カーボン |
|
表面を触るとサラサラした感触。 少しひんやりします
実際に持っていても、ボディのたわみを感じることはほとんどないですね。マグネシウムを用いることで高い堅牢性を確保しているので安心して持ち運びできます。
3)スペックをチェック
Elite Dragonfly G3は、第12世代インテルCore i5/i7プロセッサ搭載モデルを選択可能。
Elite Dragonfly G3 | |
OS | Windows 10 Pro
(Windows 11 Proからのダウングレード) Windows 11 Pro |
液晶 | 13.5インチワイド(3:2) WUXGA+液晶タッチディスプレイ(光沢、 1920×1280ドット、 1000cd/m²) HP Sure View Reflect(内蔵プライバシースクリーン機能)搭載
/ 13.5インチワイド(3:2) WUXGA+ 液晶ディスプレイ(光沢、 1920×1280ドット、400cd/m²)/ 13.5インチワイド(3:2)WUXGA+液晶ディスプレイ(非光沢、1920×1280ドット、1000cd/m²)、HP Sure View Reflect (内蔵プライバシースクリーン機能)搭載/ 13.5インチワイド(3:2)WUXGA+液晶ディスプレイ(光沢、1920×1280ドット、400cd/m²) |
CPU | インテル Core i5-1235U インテル Core i5-1245U インテル Core i7-1255U |
メモリ | オンボード16GB LPDDR5 オンボード32GB LPDDR5 |
ストレージ | 256 GB SSD(M.2 PCIe NVMe) 256GB SSD (M.2 PCIe NVMe SED自己暗号化機能付き) 512 GB SSD(M.2 PCIe NVMe) 512 GB (M.2 PCIe NVMe SED自己暗号化機能付き) 1TB SSD(M.2 PCIe NVMe) 2TB SSD(M.2 PCIe NVMe) |
グラフィックス | プロセッサー内蔵タイプ |
光学ドライブ | 無 |
WWAN対応 | WiFiのみ/LTE対応/5G対応のいずれか |
外寸(mm) | 297.4 x 220.4 x 16.4(最薄部・突起部含まず) mm |
最小重量(kg) | 約1.0kg/1.06kg/1.15kg/1.22kg *モデルにより異なる |
■CPU
CPUは第12世代インテルCore i5/i7プロセッサ搭載モデルを用意。
第12世代インテルCore | 性能 | 特徴 |
Hシリーズ |
高 ↑ ↓ 低 |
ゲーマーやクリエイティブワーカー向けのハイパフォーマンスモデル |
Pシリーズ |
一般的なユーザー向けのモデル | |
Uシリーズ |
省電力が求められるモバイルPC/タブレットPC向けのモデル |
第12世代プロセッサの主なシリーズとして、高性能マシンに搭載される「Hシリーズ」、標準的な使い方が想定されるPC向けの「Pシリーズ」、モバイルPC向けの「Uシリーズ」の3つが挙げられます。
Elite Dragonfly G3は「Uシリーズプロセッサ」を採用しており、バッテリ駆動時間の訴求力を高めています。
Core i5-1235U/Core i5-1245U/Core i7-1250Uプロセッサ搭載モデルを選択可能。
CPU | 第12世代インテルCore i5-1235U | 第12世代インテルCore i5-1245U | 第12世代インテルCore i7-1250U |
コアの数 | 10 (Performance-cores:2) (Efficient-cores:8) |
10 (Performance-cores:2) (Efficient-cores:8) |
10 (Performance-cores:2) (Efficient-cores:8) |
スレッドの数 | 12 | 12 | 12 |
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 | 4.40GHz | 4.40GHz | 4.70GHz |
キャッシュ | 12MB | 12MB | 12MB |
第11世代プロセッサでは同じ特徴を持つコアが搭載されていましたが、第12世代プロセッサでは特徴の異なる2種類のコア(Performance-coresとEfficient-cores)が搭載されています。
コア数を増やすことでマルチスレッド性能は向上しますが、消費電力が大きくなってしまいます。第12世代プロセッサでは、パフォーマンスが低めながら消費電力の小さいEfficient-coresとパフォーマンスが高いPerformance-coresを使い分けることにより、パフォーマンスを高めつつ消費電力を抑えることができるようになっています。
■メモリ
メモリは16GB/32GB搭載モデルを選べます。モバイルノートPCとして位置づけられていることを考えた場合、それほど負荷のかかるタスクは実行しないでしょうから、16GBのメモリで不満を感じるシーンは少ないと思います。性能にこだわりたいのであれば32GBメモリ搭載モデルを選ぶのもありでしょう。
■ストレージ
ストレージは、SSDを搭載。高速アクセスできるため、起動やアプリの立ち上げでストレスを感じるシーンは少ないと思います。
■グラフィックス
グラフィックスはCPU内蔵タイプのみを選択可能。動画再生などの一般的なタスクであれば十分なレベルのパフォーマンスを確保できると思いますが、描画処理能力を必要とするタスクを快適にこなすのはちょっと厳しそう。
■スペックまとめ
非常にスリム・コンパクト・軽量ボディですが、モバイルノートPCで実行する主なタスク(Web閲覧/ビジネスアプリの操作/動画の再生等)であれば、それほどストレス無く作業できるレベルのパフォーマンスを発揮できる仕様になっていると思います。
実際にこうしたタスクを実行しているとき、キビキビ快適に処理することができました。
5)特徴/使い勝手をチェック
Elite Dragonfly G3の使い勝手/使い勝手をチェックします。
4G LTE/5G対応モデル用意
WiFiモデルに加えて4G LTE対応モデル、5G対応モデルを用意。利用可能なSIMカードを挿せば、WiFi環境がない状況でもネットにすぐに接続できるため、使い勝手が大幅に向上します。対応モデルにはSIMカードスロットが搭載されています。eSIM対応モデルも用意されています
レビュー機は4G LTE対応モデルのため、左側面部にnanoSIMカードスロットを装備しています。
搭載している端子類
搭載している端子類は次のとおり。
- HDMI 2.0出力端子×1
- USB 3.1 Type-A ×1
- USB Type-C (Thunderbolt 4)×2
- ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1
USB端子 | 個数/場所 |
USB Type-A | 1個/左側面部 |
USB Type-C | 1個/右側面部 1個/左側面部 |
USB端子は、従来からあるType-A端子が1つ、前後の向きのないType-C端子が2つの合計3つ搭載されています。
USB Type-Cの仕様は次のとおり。
USB Type-C | 本モデルでの対応 | 備考 | |
Alt Mode-DisplayPort | 外部映像出力可能 | ○(*注) | Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要 |
PowerDelivery対応 | 受給電可能 | ○ | 高速充電可能 |
Thunderbolt 4 |
最大40Gbpsで転送可能 | ○ | Thunderbolt 4対応機器と接続する必要あり |
Alt Mode-DisplayPortに対応しているため、外部映像出力が可能(*注:スペック表には、DisplayPort対応とは明記されていませんが、実際にUSB Type-C端子経由でモニタに接続したところ映像出力できたので、DisplayPortに対応していると思います)。
さらにPowerDeliveryにも対応しているため、充電も可能。対応するモバイルバッテリをUSB Type-C端子に接続したところ、充電することができました。
またThunderbolt 4にも対応。従来の規格であるThunderbolt 3と比べると、最大転送可能速度は40Gbpsで同じですが、Thunderbolt 3では40Gbpsの速度でデータ転送が可能なケーブルは最長0.8mでしたが、Thunderbolt 4では最長2mまで対応しています。
SDカードスロットは搭載されてないため、SDカードを利用する場合には別途アダプタを用意する必要があります。
映像出力
映像出力端子として、HDMI端子に加え、USB Type C端子×2を利用可能。上の画像は、USB Type-C端子経由で27インチモニタ(USB Type-C入力端子搭載モデル)に接続したところ。
Elite Dragonfly G3には、USB Type-C端子が2つ搭載されていますが、
いずれの端子でも外部映像出力を実行できました。
対応するモニタに接続すれば、USB Type-Cケーブル1本接続するだけで、外部映像出力と充電を同時に実行可能。ただし、充電も同時に実行するには、モニタ側の最大対応電源がPCの電源を上回っている必要があります。Elite Dragonfly G3の場合、65W型のACアダプタを採用していますが、このモニタは最大65Wの電源を使用できるため、充電可能でした。
●USB Type-C端子→USB Type-Cケーブル→27インチモニタ
●USB Type-C端子→USB Type-C-HDMI変換アダプタ→HDMIケーブル→24インチモニタ
●HDMI端子→HDMIケーブル→4Kテレビ
で接続したところ
4画面同時出力を実行することができました。広い表示領域を確保できるため、作業効率をアップできます。
なお、今回の接続環境では、4Kテレビに4Kの解像度(3840×2160ドット)で出力することができました。また4Kで出力できても、リフレッシュレートが30Hzに制限されるモデルもありますが、本モデルでは4K出力時でも60Hzに設定できます。
HP Sure View Reflectを搭載したモデルを用意
HP Sure View Reflect(内蔵型プライバシースクリーン)を搭載したモデルを選択可能。ボタンを押すだけで画面にフィルターがかかるため、斜め方向からの覗き込みを防止できます。レビュー機は搭載モデルです。
F2キーが、オン/オフの切り替えボタンとなっています。Sure View Reflectがオンの状態でボタンのホワイトランプが点灯するため、どちらの状態になっているのかをすぐに確認できます。
上の左の画像がSure View Reflectがオフの状態、右がオンの状態。正面から見る分には、オン/オフのどちらの状態でも見え方に大きな差はありません。
ただし、斜め方向から見ると、見え方に差ができます。上の画像の左がオフの状態、右がオンの状態。オンにすると、画面が白濁し、表示内容を判別しにくくなります。
プライバシースクリーン非搭載のモニタと比較してみました(上の画像の上が非搭載のモニタ)。こうして見比べてみると、違いがよくわかりますね。
500万画素のWebカメラ搭載
一般的なノートPCの場合、92万画素レベルのカメラを搭載していることが多いのですが、本モデルでは約500万画素のWebカメラをディスプレイ上部に搭載。
Webカメラで撮影した画像です。高解像度でくっきり撮影できます。これぐらいの画質で撮影できるのであれば、別途外付けのカメラを買わなくても済むと個人的には思います。
HPプライバシーカメラ搭載
カメラには、シャッターが用意されているので、カメラを使わない時は蓋をすることができます。これにより、Webカメラの画像/映像の流出問題を回避できるため、プライバシー保護につながります。上の画像は、シャッターをオンにしたところ。物理的にカメラに蓋がかかっているのがわかりますね。
シャッターのオン/オフの切り替えは、キーボード右上の電源ボタンの左にあるボタンで行います。
シャッターをオンにすると、ボタンのオレンジ色のランプが点灯するので、一目でオンなのか/オフなのかを判別できます。ワンタッチで切り替えられるので、すぐにカメラをオフにできるのは便利です。
なお、マイクミュート機能も用意されています。F8キーを押せば、すぐにマイク機能をオフにすることが可能。オフにするとオレンジのランプが点灯します。
家でオンライン会議中、誰かが訪問してきたときなど、ボタン2つ押すだけで、映像・音声を即座にオフにできます。
起動時間
HP Elite Dragonflyの起動時間(電源ボタンを押してからデスクトップ画面が表示されるまでの時間)を計測してみました。
→1回目:20.78秒/2回目:20.69秒/3回目:21.05秒
21秒程度起動することができます。そんなに待たされる感じはしないですね。
サウンド
デンマークの老舗オーディオメーカーBang & Olufsenと共同開発したサウンドテクノロジーを搭載。4つのスピーカーを搭載したクアッドスピーカーシステムを採用。
底面部の前面部寄りの左右にスピーカーを配置。
この位置にスピーカーがあると、音が机に反射します。
残りの2つのスピーカーはキーボード上部に配置されていると思います。
4つのスピーカーを搭載することで広がりのあるサウンドを楽しめます。実際に音楽を聞いてみましたが、広がりがあるので包み込まれるよう。カシャカシャする感じはなく、聞いていて楽しいですね。軽量モバイルPCですが、音にもこだわっています。このクラスのノートPCとしては十分だと感じました(あくまで個人的感想です)。
6)各パーツをチェック
Elite Dragonfly G3の各パーツをチェックします。
■ディスプレイ
ディスプレイのスペックは次のとおり。
ディスプレイ詳細 | |
パネル | 13.5インチ |
縦横比 | 3:2 |
最大解像度 | 1920×1280 |
光沢/非光沢 | 光沢/非光沢 |
タッチパネル | タッチ/非タッチパネル |
輝度 | 400nit/1000nit |
ディスプレイには13.5インチの液晶パネルを搭載。
最大解像度はWUXGA+(1920×1280ドット)。
従来は縦横比16:9のパネルを搭載するモデルが多かったのですが、本モデルでは3:2という少し縦に広いパネルを採用しています。
縦横比16:9の13.3インチノートと16:10の14インチノートPCと並べてみました(上の画像の左が縦横比16:9の13.3インチノート、真ん中がレビュー機、右が16:10の14インチノート)。
縦方向にパネルが大きいので、Webブラウザなど縦に長いアプリケーションを見るとき、 スクロール数が少なくて済みます。
13.5インチという小さめのパネルを採用していますが、 拡大率100%のままで拡大表示しなくても、個人的にはあまり見づらさは感じませんでした。
光沢パネルと非光沢パネル搭載モデルを選択できます。レビュー機には非光沢パネルを搭載。
メリット | デメリット | |
光沢パネル |
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非光沢パネル |
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|
個人的には、長時間作業していても目が疲れにくく、パネルの角度調整の手間がかからない非光沢パネルの方が見やすいと思います。
ただし、レビュー機は、覗き見防止機能を搭載したモデルのため、通常の非光沢パネルよりは 少しぎらついて反射が気になる感じ。また、表示に少しムラを感じます。正面から見る分にはいいのですが、隅の部分がちょっと暗くなる感じです(あくまで個人的感想です)。
見やすさ重視で、覗き込み防止機能は不要というのなら、覗き見防止機能非搭載モデルを選択するのがいいと思います。
色の表現は鮮やかで、黒い部分もしっかりめに描写されています。
輝度が400nit/1000nitのパネルを搭載したモデルを選べます。通常のパネルの輝度は250~300nitなので、明るくて見やすいと思います(レビュー機はおそらく1000nitパネル搭載)。
タッチパネルは搭載モデルと非搭載モデルが用意されていますが、レビュー機は非搭載モデル。
ちなみにパネルは、180度近くまで傾けることが可能。
キーボード
テンキーは非搭載です。
個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。半角/全角キーが小さめ。
HPの場合、Enterキーの右横に一列キーが配置されているHP独自のキー配列を採用しているケースがありますが 本モデルでは配置されていません。
Enterキーを押そうとして、誤って右端のキーを押してしまうことがないので快適です。Enterキーは標準的な大きさ。
キートップは適度に滑り、指を動かしやすいです。キートップのフォントも判別しやすいですね。
キーストローク(キーを押し込む深さ)は1.3mm。スリムノートPCなので、標準的なノートPCのキーボードと比べるとちょっと浅めです。
打鍵感はしっかりした感じ。 柔らかすぎず、少し反発があるので軽快にタイピングできます。個人的には、押し心地がちょうどいいと感じました。打鍵音もそれほど大きくないので気になりにくいです
キーピッチ(キー間の距離)は18.7mm。
フルサイズのキーボード(19mm)よりも少し狭くなっていますが、 窮屈な感じはしません。
モバイルPCですが、キーボードのつくりに妥協している感じはないですね。すごくタイピングしやすいです。
キーボードにはバックライトを装備。
F9キーでバックライトのオン/オフの切り替え、明るさの2段階の設定を実行できます。
タッチパッド
タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。
表面がすべすべしていて非常に滑りが良く、ストレスなく使えます。大きめなので使いやすいですね。
クリックボタン部分の押し込む深さもちょうどいい感じです。 クリック音もそれほど大きくありません。
右側面部
写真左から順に、USB Type-Cポート(Thunderbolt 4対応 )、USB Type-A、オーディオ/マイクコンボ端子が配置されています。
ボディのスリム化のため、USB Type-A端子は、接続するときに押し広げて使うタイプです。
右側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続したところ。
左側面部
左から順に、HDMI、nanoSIMカードスロット(レビュー機は4G LTE対応モデル)、USB Type-Cポート(Thunderbolt 4対応 )が配置されています。
左側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続するとこんな感じ。
左右の側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続してみました。ボディ手前側に端子類が配置されていないので、タイピング時にケーブル等が邪魔になるケースは少ないと思います。
前面部
前面部に端子類は配置されていません。
指をひかっけやすいデザインなのでカバーを開けやすいです。
背面部
背面部にも端子類はなし。
底面部
中央に通気孔が配置されています。
7)同梱物をチェック
HP Elite Dragonfly G3の同梱物をチェックします。
ACアダプタと電源ケーブルに加えて、コンセントのみのパーツも同梱されています。
ACアダプタは片手で握れる大きさ。
それほど厚みはありません。
65W型のACアダプタを採用。
ストッパが付いており、ケーブルはACアダプタに巻きつけておくことが可能。集束バンドは付いていません。
破断しないよう、ケーブルの周囲は強化されています。
その分、ケーブルはちょっと固めですが、扱いづらくはないですね。
接続端子はUSB Type-Cです。
左右の側面部に配置されているUSB Type-C端子のどちらでも、
充電可能です。
電源ケーブルは、足で引っかけたりしたときに破断しないよう、丈夫なつくりになっています。
ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は310g。
本体と合わせた重量は約1.37kgです。
本モデルには、コンセントのみのパーツも同梱されています。
ACアダプタとコンセントのみのパーツを合わせた重量は243g。
本体と合わせた重量は約1.3kgです。
各パーツ詳細などを示したペーパーも同梱されています。
まとめ
以上、HP Elite Dragonfly G3について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。
- 最軽量モデルで約1kgという軽さを実現したモバイルPC
- 第12世代インテルCoreプロセッサ搭載
- 13.5インチ液晶搭載
- ボディにマグネシウムを採用
- ブルーをベースとした落ち着いたデザイン
- WiFiモデル/4G LTEモデル/5Ggモデルを用意
PCを外に持ち出すことが多いが、機動性を確保しつつ、性能面も妥協したくない、デザインも重視した人にオススメです。4G LTE対応モデル/5G対応モデルを選択すれば、使いたいときにすぐにネットに接続することができて、使い勝手が大幅に向上します。
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(更新日:2022年12月29日)