OMEN 16-k(インテル)(2022年モデル)実機レビュー

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OMEN 16-k(インテル)(2022年モデル)は、ゲームを快適に楽しめるよう設計されたOMENシリーズのノートPC(OMENシリーズの一覧はこちら)。16.1インチ液晶を搭載しています。

【プロモーション/貸出機材提供:株式会社日本HP】

HPゲーミングPCシリーズ 性能 特徴
OMEN
(ハイエンドゲーミング)
 高


圧倒的なパフォーマンスを発揮できるよう設計されたHPのハイエンドゲーミングシリーズ。
VICTUS
(ライトゲーミング)
カジュアルにゲームを楽しむためのゲーミングPC。シンプルなデザインに仕上がっているほか、より手頃な価格でゲームを楽しめるよう設計されています。

HPにはゲーミングPCブランドとして、OMENシリーズのほかに、コストパフォーマンス重視のライトゲーミングVictusシリーズが用意されています。OMENとVictusは兄弟ブランドですが、OMENシリーズは、圧倒的なパフォーマンスを発揮できる設計されています。

OMEN 16-k(インテル)(2022年モデル)の主な特徴は次のとおりです。

  • ブラックを基調としたシンプルなデザイン
  • 第12世代インテルCore-Hプロセッサ搭載
  • ゲームを堪能できるハイスペックな構成(GeForce RTX搭載モデルを選択可能)
  • 16.1インチパネル搭載
  • リフレッシュレートの高いパネルを採用

ここでは、OMEN 16-k(インテル)(2022年モデル)の特徴・スペック・パフォーマンス・使い勝手等について詳しく解説します。

【参考】OMEN 16-k(インテル)動画

OMEN 16-k(インテル)に関する動画をYouTubeにアップしています。

*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

【レビュー機のスペック】スタンダードモデル
インテルCore i5-12500Hプロセッサ/16GBメモリ/512GB SSD/NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop グラフィックス
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1)スペックをチェック

OMEN 16-k(インテル)(2022年モデル)の主なスペックは次のとおり。AMD Ryzenプロセッサ搭載モデルのOMEN 16-n(AMD)(2022年モデル)のスペックも並べてみました。

→参考:OMEN 16-n(AMD)(2022年モデル)実機レビュー

機種名 OMEN 16(インテル)
OMEN by HP 16-k0000シリーズ
【参考】
OMEN 16(AMD)
OMEN by HP 16-n0000シリーズ
カラーリング シャドウブラック マイカシルバー
液晶 16.1インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (144Hz / 7ms / 1920×1080 / 300nit / sRGB 100%) テュフ・ラインランドEyesafe認定ディスプレイ

16.1インチワイド・QHD非光沢・IPSディスプレイ (165Hz / 3ms / 2560×1440 / 300nit / sRGB 100%) NVIDIA G-Sync対応 テュフ・ラインランドEyesafe認定ディスプレイ
16.1インチワイド・フルHD非光沢・IPSディスプレイ (144Hz / 7ms / 1920×1080 / 300nit / sRGB 100%) AMD FreeSync Premium 対応 テュフ・ラインランド®Eyesafe認定ディスプレイ

16.1インチワイド・QHD非光沢・IPSディスプレイ (165Hz / 3ms / 2560×1440 / 300nit / sRGB 100%) テュフ・ラインランドEyesafe認定ディスプレイ
CPU インテル Core i5-12500H プロセッサ (最大 4.50GHz, インテル スマート・キャッシュ 18MB)
インテルCore i7-12700H プロセッサ(最大 4.70GHz, インテルスマート・キャッシュ 24MB)
AMD Ryzen 7 6800H 8 コア/16 スレッド・プロセッサ + Radeon™ グラフィックス
メモリ 16GB (8GB×2) DDR5-4800MHz (最大32GB) 16GB (8GB×2) DDR5-4800MHz (最大32GB)
ストレージ 512GB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2) (PCIe Gen4 NVMe M.2 空×1)
1TB SSD (PCIe Gen4x4 NVMe M.2) (PCIe Gen4 NVMe M.2 空×1)
1TB SSD (PCIe Gen4×4 NVMe M.2) (PCIe Gen4 NVMe M.2 空×1)
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop グラフィックス6GB (GDDR6)

NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop グラフィックス8GB (GDDR6)
AMD Radeon RX 6650M モバイル・グラフィックス8GB (GDDR6)

NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop グラフィックス8GB (GDDR6)
光学ドライブ なし なし
Thunderbolt 対応 非対応
無線LAN IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth5.3 IEEE 802.11ax (Wi-Fi 6)、 Bluetooth5.2
バッテリ駆動時間 最大6時間30分(RTX 3060搭載モデル)/
最大6時間(RTX 3070 Ti搭載モデル)
最大 9時間30分(RX 6650M搭載時)/
最大 7時間30分(RTX 3070 Ti搭載時)
寸法
(幅x奥行きx高さ)
約 369.2 × 248 × 23 mm 約 369.2 × 248 × 23 mm
最小重量 約 2.41 kg 約 2.41 kg

CPU

CPUは第12代インテル Core i5/インテルCore i7プロセッサ搭載モデルを選択可能。

CPU インテルCore i5-12500H インテルCore i7-12700H
コアの数 12
Performance-coresの数:4 Efficient-coresの数:8
14
Performance-coresの数:6 Efficient-coresの数:8
スレッドの数 16 20
ターボ・ブースト利用時の最大周波数 4.50GHz 4.70GHz
キャッシュ 18MB 24MB
【第12世代インテルCoreプロセッサ】
第12世代インルCore 性能 特徴
★Hシリーズ



ゲーマーやクエイティブワーカー向けのハイパフォーマンスモデル
Pシリーズ
一般的なユーザー向けのモデル
Uシリーズ
省電力が求められるモバイルPC/タブレットPC向けのモデル

第12世代インテルCoreプロセッサの種類として、高性能マシンに搭載される「Hシリーズ」、標準的な使い方が想定されるPC向けの「Pシリーズ」、モバイルタイプのPC向けの「Uシリーズ」の3つが挙げられます。

その中でOMEN 16-k(インテル)(2022年モデル)は、「Hシリーズ」シリーズを搭載したモデルを選択できます。

第11世代プロセッサでは同じ特徴を持つコアが搭載されていましたが、第12世代プロセッサでは特徴の異なる2種類のコア(Performance-coresとEfficient-cores)が搭載されています。

コア数を増やすことでマルチスレッド性能は向上しますが、消費電力が大きくなってしまいます。第12世代プロセッサでは、パフォーマンスが低めながら消費電力の小さいEfficient-coresとパフォーマンスが高いPerformance-coresを使い分けることにより、パフォーマンスを高めつつ消費電力を抑えることができるようになっています。

メモリ

メモリは16GB搭載モデルを選択可能。ゲーミングPCなので、もっと大容量のメモリが選べるオプションがあるといいのですが、残念ながら設定されていません。8GB×2のデュアルチャネル構成。メモリスロットは2基しかありません。交換すれば最大32GBのメモリ構成にすることができます(自分で交換・増設すると保証の対象外となるので、自己責任でお願いします)

ストレージ

ストレージは、512GB/1TB SSDの構成モデルを選択可能。従来からあるHDDを搭載したモデルは用意されていません。

  価格 アクセス速度 耐衝撃性 静音性 重量
HDD
従来から使われていたストレージ。大容量化が進み、SSDと比べて安価で大容量のデータを保存できます。ただし、データ転送速度はSSDよりも遅いです。
SSD
HDDよりもデータ転送速度が圧倒的に速いため、全体的なパフォーマンス向上につながります。ただし、HDDと比べて高価なため、同じ価格だと少ない容量しか積めません。

スペック表を確認したところ「(PCIe Gen3 NVMe M.2 空×1」と明記されているため、増設することが可能だと思われます(増設は保証の対象外)。

グラフィックス

グラフィックスには、NVIDIAのハイエンドシリーズであるNVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop グラフィックス/NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop グラフィックス搭載モデルを選択できます。

グラフィックス 性能 用途 本モデルで選択可能
CPU内蔵タイプ  


高い
動画再生 ×
NVIDIA GeForce MXシリーズ 動画再生/軽めのゲーム ×
NVIDIA GeForce GTXシリーズ ゲーム/動画・画像編集 ×
NVIDIA GeForce RTXシリーズ 負荷のかかる
ゲーム/動画・画像編集

2)パッケージをチェック

OMEN 16-k(インテル)(2022年モデル)のパッケージ別のスペックは次のとおり。

モデル名 スタンダードモデル パフォーマンスモデル パフォーマンスプラスモデル
CPU インテル Core i5-12500H インテル Core i7-12700H
メモリ 16GB
ストレージ 512GB SSD 1TB SSD
グラフィックス NVIDIA GeForce RTX3060 NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti

3)パフォーマンスをチェック

OMEN 16-k(インテル)のパフォーマンスをチェックしてみました。レビュー機のスペックは次のとおり。

【スタンダードモデル】
インテルCore i5-12500Hプロセッサ/16GBメモリ/512GB SSD/NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop グラフィックス

CINEBENCHでCPUのパフォーマンスを計測。

CPU CINEBENCH R23のCPU(マルチコア)のスコア
インテルCore i7-12800HX 13961pts
AMD Ryzen 7 6800H 12789pts
インテルCore i5-12500H(レビュー機搭載) 12376pts
インテルCore i7 12700H 10887pts
インテルCore i7 1260P 9651pts
AMD Ryzen 5 5600H 9530pts
AMD Ryzen7 5825U 8642pts
インテルCore i5 1240P 8374pts
インテルCore i7 1255U 6751 pts
インテルCore i5 1235U 6663pts
AMD Ryzen5 5625U 7058pts
インテルCore i3 1215U 5744pts
*実際に計測した中で最も高いスコアを掲載しています

高いスコアを記録しています。

負荷が軽めのゲーム「ドラゴンクエストX」のベンチマークソフトを実行してみました。スコアは次のとおり。

画質 解像度 スコア 評価
最高品質 1920×1080 17578 すごく快適

負荷が中程度のゲーム「ファイナルファンタジー14 漆黒の反逆者」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。

画質 解像度 スコア 評価
最高品質 1920×1080 15805 非常に快適

重い負荷がかかるゲーム「ファイナルファンタジー15」のベンチマークソフトの結果は次のとおり。

画質 解像度 スコア 評価
高品質
1920×1080 8239 快適

高性能なグラフィックスNVIDIA GeForce RTX 3060を搭載しているだけあって、負荷が重めのゲームも、快適に楽しめるという結果が出ています。

3DMarkベンチマーク「Fire Strike」のグラフィックススコアは次のとおり。

他のグラフィックスのスコアと比較してみました。

グラフィックス 3DMarkベンチマーク
Fire Strike
グラフィックスのスコア
NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop (他のモデル搭載) 25562
NVIDIA GeForce RTX 3070 Laptop 22269
NVIDIA GeForce RTX 3070 Ti Laptop 21733
NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop(他のモデル) 20184
NVIDIA GeForce RTX 3060 Laptop(レビュー機) 18845
NVIDIA GeForce GTX 1660 Ti 12674
NVIDIA GeForce RTX 3050 Laptop 12247
AMD Radeon RX 6500M 11002
NVIDIA GeForce GTX 1650 8782
NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti 6555
NVIDIA GeForce GTX 1050 5627
インテルIris Xeグラフィックス(CPU内蔵タイプ) 4247
*実際に計測した中で最も高いスコアを掲載しています

他のRTX 3060搭載モデルよりも、スコアが伸びませんでした。

4)ブラックを基調としたシンプルなデザイン

本モデルはシャドウブラックのカラーリングを採用.

ブラックを基調としており、精悍な印象を受けます。

シンプルなデザインに仕上がっていますね。

奇抜な感じはなく、ゲーミングPCらしさをそれほどは感じません。

パームレストの右端に入っている「16」というロゴが少し目立つくらいかな。

キーボードとその周囲、

底面部もブラックで統一。

このデザインならクリエイティブワークなどのゲーム以外の用途に使っても違和感はないと思います。

5)効率的なエアフローを確保

OMEN 16-k(インテル)はゲーミングマシンなので、高い負荷がかかると熱が発生し、上手く排熱しないとパフォーマンスが低下してしまいます。そこで、しっかりした排熱設計を採用。4方向排気による合計6方向のエアフローを確保しています。

底面部の半分近くが通気孔になっています。広い面積を確保することで、なるべく多くの空気を吸入します。

通気孔の右と

左にファンを配置。

背面部の左右にも通気孔を配置。

左側面部と

右側面部にも通気孔が配置されています。

底面部から吸気して、背面部から排出する仕組み。負荷がかかると、背面部から熱が放出されるため、背面部側には一定のスペースが開けておく必要があります。

負荷がかからない状態ではファンの音は静かですが、ベンチマーク実行時など高い負荷がかかると、ファンの回転数が上がって、風切り音が大きくなり、少し耳障りに感じることがあります。しかし、うるさすぎるという印象は受けませんでした。

熱に関しては、ベンチマーク実行直後、底面部を触ると少し温かくなる程度。すごく熱いとは感じませんでした。背面部もそれほど熱い感じはないです (*このあたりの受け止め方には個人差があると思います。またマシン構成/使用状況/環境等によっても変わってくると思うので、あくまで参考程度にしてください)。

6)16インチパネルを搭載

OMEN 16-k(インテル)は16.1インチパネルを搭載。

画面が大きめなので見やすいです。

14インチノート(上の画像の左)、ゲーミングマシンではない16インチノート(上の画像の右)と比較してみました。真ん中がレビュー機です。

レビュー機はゲーミングマシンのため、冷却性能を高めるなどの理由でボディが大きめなのがわかります。

B5サイズのノートと比べてみました。

パネルの左右の外枠(ベゼル)が狭いデザインを採用しているため、

それほど扱いづらくはありません。

厚さは23mm。

性能重視のゲーミングマシンなのでちょっと分厚いですね。

ゲーミングマシンではない16インチノートと比較するとこんな感じ。レビュー機の方が分厚いです(写真の下側がレビュー機)。

重量は実測値で約2.41kg。

結構重くてずしっとします。片手だけでずっと持っているのはかなりつらいですね。

ただし、室内を移動するぐらいであれば苦になりません。

普段は据え置きで使用し、必要に応じて家の中を移動して使うというのがいいと思います。

もちろん、ノートPCなので気合いを入れれば外に持ち出すことは可能。

どうしても友達の家で快適な環境でゲームしたい場合などに機動力を発揮することはできます。

ただし、ACアダプタ・電源ケーブルを合わせると約3.2kgになるので、相当がんばる必要があります。

ビジネスバックから出し入れする際、左右が引っかかること無くスムーズに出し入れできました。

外に持ち出すときは、ディパックに入れて背負えば少しは負担が軽減できると思います。

7)特徴/使い勝手をチェック

搭載している端子類

OMEN 16-k(インテル)(2022年モデル)に搭載している端子類は次のとおり。

  • HDMI 2.1 出力端子 × 1
  • Mini DisplayPort × 1
  • Thunderbolt 4 with USB4 Type-C 40Gbps ×2 (Power Delivery、DisplayPort 1.4、電源オフUSBチャージ機能対応)
  • SuperSpeed USB Type-A 5Gbps ×3 (うち1ポートは電源オフUSBチャージ機能対応)
  • ネットワークポート(RJ45)×1
  • ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート×1
  • SDカードスロット
搭載しているUSB端子 最大転送速度 個数/場所
USB Type-A 5 Gbps 2個/右側面部
1個/左側面部
USB Type-C 40 Gbps 2個/背面部

搭載しているUSB端子は全部で5個。従来からあるType-A端子が3つ、前後の向きのないType-C端子が2つです。

【搭載しているUSB Type-C端子の主な仕様】
USB Type-C 本モデルでの対応 備考
Alt Mode-DisplayPort 外部映像出力可能 Alt mode対応のUSB Type-Cケーブル必要
PowerDelivery対応 受給電可能 高速充電可能

Thunderbolt 4

最大40Gbpsで転送可能 Thunderbolt 4対応機器と接続する必要あり

Alt Mode-DisplayPortに対応しているため、外部映像出力が可能。さらにPowerDeliveryにも対応しているため、充電も可能。

AMD Ryzenプロセッサ搭載のOMEN 16-n(AMD)はThunderbolt非対応ですが、本モデルは対応しています。

外部映像出力

OMEN 16(AMD)では、映像出力端子として、HDMI端子/USB Type-C端子×2の3つが用意されています。すべて背面部中央に配置されています。

これら3つの端子を介して24インチモニタ/27インチモニタ/4K TVの計3台のモニタに接続したところ、4画面同時出力することができました。

4画面同時出力すると、表示領域が大幅に広くなるため、複数のウィンドウを並べて表示できるようになります。この結果、作業効率を大幅にアップさせることができます。また広い画面でゲームを楽しめます。

HDMI端子経由で4Kテレビに接続したところ、4K(3840×2160ドット)の解像度で出力できました。また4Kで出力する際、リフレッシュレートが30Hzに制限されてしまうモデルもありますが、レビュー機では60Hzで出力できています。

サウンド

北欧の老舗音響メーカーBang&Olfusenと共同開発したスピーカーを搭載。

底面部の前面部寄りの左右にスピーカーを配置。

デュアルスピーカーシステムを採用。

実際に音楽を聴いてみましたが、ちょっとカシャカシャする感じがありますね。もう少しクリア感があるといいんですけど(あくまで個人的感想です)。

指紋認証・顔認証

指紋認証・顔認証機能は搭載されていません。

OMEN Gaming Hubが用意されている

OMEN 16-k(インテル)には、OMEN Gaming Hubツールが同梱されています。

OMEN Gaming Hubツールを使って、マシンの状態のチェック等を実行できます。

キーボード右上にあるボタンを押すと、

OMEN Gaming Hubツールが起動します(「スタート」メニューからも起動可能)。

「システムモニター」タブでGPU/CPU/RAMの使用率をチェックできます。

「パフォーマンス コントロール」タブで、電源モード/温度コントロールの設定が可能。「電源モード」ではデフォルトの「最適」に加えて、「パフォーマンス」を設定可能。

「温度コントロール」はデフォルトでは「自動」に設定されていますが、「最大」と「手動」に切り替えることができます。画面に表示される「RPM」はファンの回転数を表します。

「最大」に設定すると、ファンの回転数が上がり、冷却効果を最大化しようとします。ファンの風切り音が大きくなりとてもうるさいので、音が気になる環境では使わないほうがいいと思います。

「手動」ではファンの回転数を手動で設定できます。

一番下には「システム温度」が表示されます。左から順にCPU温度、GPU温度、CPU使用率が示され、マシンの状態をリアルタイムで確認できます。

8)各パーツをチェック

OMEN 16-k(インテル)の各パーツをチェックします。

ディスプレイ

OMEN 16-k(インテル)では、次のいずれかのパネルを搭載したモデルを選択できます。

  FHDパネル QHDパネル
サイズ 16.1
最大解像度 FHD(1920×1080ドット) QHD(2560×1440ドット)
パネル IPS
光沢/非光沢 非光沢
応答速度 7ms 3ms
リフレッシュレート 144Hz 165Hz
輝度 300nit
色域 sRGB 100%
タッチ対応 ×
NVIDIA G-Sync対応 ×
ブルーライト対策 テュフ・ラインランドEyesafe認定ディスプレイ

レビュー機はFHDパネル搭載モデルです。

【パネルの大きさ】

16.1インチパネルを搭載。

大きめのパネルを採用しているため、画面が見やすいです。

27インチモニタと比較するとこんな感じ。

【最大解像度】

最大解像度はFHD対応の1920×1080ドット/QHD対応の2560×1440ドットのパネルを搭載したモデルを選べます(レビュー機はFHD対応パネル搭載)。

QHDパネルの方が、より精細感の高い表示が可能なので、画面表示の綺麗さにこだわるならQHDパネル搭載モデルの方がオススメです。

16.1インチという大きめのパネルを採用しているため、100%表示でも文字表示が小さすぎるという印象は受けませんでした(個人によって受け止め方が異なると思います)。

100%表示だと、複数のウィンドウを並べて表示させることが可能。

【パネル】

パネルは表示の綺麗なIPSパネルを採用。

  メリット デメリット
TN
  • 価格が安い
  • 応答速度が速い
  • 色表現が淡い
  • 青みがかった表示
  • 視野角が狭い
VA
  • コントラスト比が高い
  • 黒の表現がいい
  • 色表現がそれほど良くない
  • 視野角がそれほど広くない
IPS
  • 色表現が優れている
  • 視野角が広い
  • 価格が高い

全体に色ムラがなく、均一な表示を実現。

色の表現が鮮やか。

黒い部分もしっかりめに描写できます。

視野角も広いため、斜め方向から見ても見え方に変化はほとんど感じません。

【色域】

sRGB 100%の色域を確保しており、一般的なパネルと比べて忠実な色再現が可能。

色域が狭いパネルを搭載したノートPCを並べてみました(右が色域が狭いパネル搭載モデル。左がレビュー機)。色域が狭いパネルは、暖色系が黄色っぽく描写されますが、レビュー機はより忠実に色が再現されているのがわかります。

27インチの4Kパネル搭載モニタ(IPSパネル/sRGB 99%)に接続してみました。見え方に大きな差はないのがわかりますね。

【非光沢パネル】

非光沢パネルを採用。光沢パネルと比べると、色の鮮やかに劣りますが、反射が少なく映り込みが発生しにくいので、長時間ゲームで画面を見続けても目が疲れにくいと思います。

  メリット デメリット
光沢パネル
  • 色の表現が鮮やかなので、映像/画像を楽しめる
  • 照明など、周りの物の映り込みが発生しやすい。
  • ぎらつきが多いので、長時間見続けた時の目への負担が大きい
非光沢パネル
  • 映り込みが発生しにくいので、いちいちディスプレイの角度を調整しなくてもいい
  • ぎらつきが少ないので目への負担が軽い
  • 光沢パネルと比べて、色の表現が淡い感じになる
【リフレッシュレート】

リフレッシュレートとは、1秒間に画面が何回書き換わったかを計測する値のこと。Hz(ヘルツ)で示され、1秒間に60回書き換わると60Hzと表現されます。

リフレッシュレートが低いとチラツキが生じたり、映像が滑らかに表現されない、などの問題が生じ、ゲームを存分に楽しむことができません。

OMEN 16-k(インテル)に搭載されるパネルの最大リフレッシュレートは144Hz or 165Hz(パネルにより異なります)。レビュー機は144Hzパネルを搭載。一般的なモニタのリフレッシュレートが60Hzですから、より滑らかな表現が可能になります。「設定」画面の「ディスプレイの詳細設定」でリフレッシュレートの切り替えが可能です。

実際にゲーム画面を見たところ、滑らかに表現されるので、 よりゲームの世界に浸ることができます。

【タッチ非対応】

タッチ操作には非対応です。

【NVIDIA G-Sync対応】

OMEN 16-k(インテル)にはNVIDIA G-Sync対応パネルと非対応パネルが用意されています。

NVIDIA G-Syncとは VRR(Variable Refresh Rate)テクノロジーのことを指し、NVIDIA社からは「G-Sync」、AMD社からは「FreeSync」という規格が提供されています。

ゲームのフレームレートがパネルのリフレッシュレートと食い違うと、表示崩れ(テアリング)/もたつき(スタッタリング)が発生することがあります。VRRを使うことで、滑らかに表現することが可能になります。

なお、ディスプレイは上の画像のところまで傾けることが可能です。

キーボード

16インチクラスのパネルを搭載しているノートPCの場合、キーボード右側にテンキーを搭載するケースが多いのですが、本モデルでは非搭載です。

キーボード右側には矢印キーやPageupキーなどが配置されています。

左端の半角/全角キーが小さめ。

Enterキーもちょっと小さめ。テンキーを無くしたので、もう少し大きくてもいいと思うのですが・・・

キートップのフォントは見やすいですね。

キーストローク(キーを押し込む深さ)は1.5mm。 最近のノートPCとしては標準的なレベルのキーストロークです。

強く押してもたわみはあまり気にならないですね。

押し心地はいい感じ。反発が適度にあり、軽快にタイピングできます。 打鍵音もあまり大きくなく、個人的にはほとんど気にならないです。

キーピッチ(キー間の距離)は18.7mm。

フルサイズ(19mm)よりも少し狭いのですが、あまり窮屈な感じはしないです。

キーボードにはバックライトを装備。

Fn+F4キーを押せば、オン/オフの切り替えが可能です。明るさの設定はできません。

OMEN Gaming Hubツールの「LEDコントロール」でカスタマイズすることが可能。このツールでは、4つのゾーンで色を設定できます。モードは静止/オフの2つだけです。

部屋の中を暗くしてバックライトを光らせれば、よりゲームの世界への没入度を高めることができると思います。

タッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。

サイズは結構大きめ。

表面も滑らかで、思ったところにポインタをスムーズに移動できます。

Fn+F11を押すことでタッチパッドの有効/無効に切り替えることができます。ゲーム中に誤動作させたくない場合や外付けのマウスを利用する場合、タッチパッド機能をオフにしておくことができます。

右側面部

上の画像の左から順に、USB Type-A×2を配置。

右側面部のすべての端子類にデバイスを接続したところ。

左側面部

上の画像の左から順に、USB Type-A、LAN、ヘッドホン/マイクコンボ端子、SDカードスロットを配置。

左側面部のすべての端子類にケーブル・デバイスを接続するとこんな感じ。

背面部

左右に通気孔、中央に端子類が配置されています。

先代モデルでは、背面部に端子類は配置されていませんでしたが、本モデルでは背面部に端子類を配置。

左から順に、USB Type-C×2、HDMI、電源端子が配置されています。

すべての端子類にケーブル・デバイスを接続してみました。

背面部に端子類があると、ケーブル類を接続するときにボディを動かす必要があるほか、 背面部側に一定のスペースを確保する必要があります。

しかし、背面部に電源コネクタやHDMI端子が配置されているため、ゲームするときに、ケーブル類が視界に入らず、ゲームの世界に没入することができます。

前面部

前面部に端子類は配置されていません。

中央に窪みが設定されているため、

カバーを開けるときに指をひっかけやすいです。

底面部

前述したように通気孔が大きめに取られています。

中央には「OMEN」のロゴが刻まれています。

9)同梱物をチェック

OMEN 16-k(インテル)の同梱物をチェックします。

ACアダプタと電源ケーブル。

ACアダプタは、搭載しているグラフィックスによって 異なる可能性があります(レビュー機はNVIDIA GeForce RTX3060搭載モデル)。消費電力が大きい高性能グラフィックスを搭載しているため、 ACアダプタも大きめです。

平べったい形状をしていますね。

本体と比べると大きさがよく分かると思います。

280W型のACアダプタを採用。

結束バンドが付いているので、束ねることが可能です。

L型コネクタを採用しています。

背面部にある電源端子に接続して充電します。

L型コネクタを採用しているおかげで最小限のスペースで接続できるのがわかります。

引っかけたりしたときに破断しないよう電源ケーブルは太めのつくり。

ACアダプタと電源ケーブルを合わせた重量は805g。結構重量があります。

各パーツ詳細、セットアップ方法などを示したペーパーも同梱されています。

まとめ

OMEN 16-k(インテル)(2022年モデル)について見てきました。主な特徴をまとめると次のとおり。

OMEN 16-k(インテル)(2022年モデル)の特徴
  • ブラックを基調としたシンプルなデザイン
  • 第12世代インテルCore-Hプロセッサ搭載
  • ゲームを堪能できるハイスペックな構成(GeForce RTX搭載モデルを選択可能)
  • 16.1インチパネル搭載
  • リフレッシュレートの高いパネルを採用

高性能な第12世代インテルCore Hシリーズプロセッサ+NVIDIA GeForce RTXシリーズの組み合わせというハイスペックな構成になっています。16インチという大きめのパネルを搭載しているため、 ゲームの世界に浸ることができます。

ブラックを基調とした落ち着いたデザインを採用しているため、 動画/画像編集などのクリエイティブワークに使っても違和感はないと思います。

性能重視だが、外に持ち出せる機動性は確保しておきたい、デザインはシンプルが方がいいという人におすすめです。

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(更新日:2023年1月27日)