Stream 14-z000レビュー

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ここでは、14インチ液晶搭載のコンパクトノートHP Stream 14-z000について詳しくレビューしたいと思います。

HP Stream 14レビュー

Stream 14は、14インチ液晶搭載ノート。最大の特徴はその価格。Windows 8.1を搭載して最小構成価格が4万円を切る設定になっています(税抜価格)。
目次
*ここに記載されているスペック・構成・価格は記事執筆時点のものです。最新情報については必ずHP Webサイトでご確認ください。レビュー機はメーカーの貸出機です。

1)質感に優れたデザイン

ボディにはアルミニウム素材が用いられており、チープな感じはまったくしません。

従来の低価格ノートとは一線を画す質感の高さが強くアピールされていますが、実際に触ってみて、そのことを実感できます。

とても、4万円を切る価格のノートPCとは思えない完成度の高さです。

ボディ全体がシルバーで統一されています。

HP Stream 14レビュー

液晶を開くと、キーボード周辺部はシルバー、液晶周辺部はブラックのツートンカラーになっています。すごく落ち着いた印象を与えます。

2)スリムなボディ

ボディはすごくスリム!最厚部で20.5mm、最薄部では17mmしかありません。

前の方が細くなるデザインを採用しています。したがって、前面部から見るとこんなに薄く見えます。

机の上に置くとスリムさが際立ちます。

これだけ薄いとすごく持ちやすいですね。ボディの剛性も高く、持っていて不安に感じることはありませんでした。

重量は約1.6kg。ものすごく軽い!というわけではありませんが、ちょっと持って移動するぐらいであれば、気軽に持って行けます。

イベント会場に展示されていたStream 14を女性担当者に持ってもらいました。こうして前から見ると、そのスリムさが際立ちます。

横から見るとこんな感じです。

3)Beatsaudioを搭載

Stream 14では、高いサウンド性能を誇るBeatsaudioを搭載。これまでbeatsaudioは高級モデルに搭載されることが多かったのですが、最近では低価格ノートでも搭載されるケースが出てきています。スピーカーは、キーボード上部に2つ、

底面部の左右に1つずつの計4個を搭載。
したがって広がりのあるサウンドを楽しめます。

実際にミュージックを聴いてみると、ややり4つのスピーカーを搭載しているため、音の広がりを感じます。特に底面部にあるスピーカーからの音が床に反射して響くのがいい感じです。

同梱されているbeatsaudio調整ツールを使って、自分好みのサウンドにカスタマイズすることができます。

4)基本スペックをチェック!

Stream 14の主なスペックは次のとおり。基本的にカスタマイズは不可です。
機種名 Stream 14
OS Windows 8.1
液晶 14インチ液晶
光沢タイプ(1366×768ドット)
CPU AMD A4 Micro-6400T APU
(4コア1.00-1.60GHz、Radeon R3 グラフィック内蔵)
メモリ 2GB
ストレージ 32GB eMMC
光学ドライブ -
端子類 USB3.0 x 1、USB2.0 x 2、microSD カードスロット、HDMI x 1、ヘッドフォン・マイク兼用端子
バッテリ駆動時間 約6時間30分
重量 約1.6kg
最小構成価格 39,800円(税抜)


プロセッサは、コストパフォーマンスに優れたAMDのA4 Micro-6400T APU (1.00GHz-1.60GHz, 2MB L2キャッシュ)を搭載。4つのコアを持つクアッドコアプロセッサです。



メモリは2GBしか搭載していません。2GBというのはなかなかなかなか厳しい数値。HP担当者の方に聞いてみると、「最新のCPUでは、メモリを効率的に使えるようになっているため、それほど負荷のかからない作業であれば、ストレス無く作業できるのではないか」というお話でした。

ストレージは32GB eMMC。タブレットで広く使用されているeMMCを搭載してきました。32GBというと、容量の大きなデータはとても保存できません。なので容量の少なさを補うために、2年間のMicrosoft OneDrive 100GBの利用権が付属しています。つまり、ネットに接続できる環境であれば、外部ストレージとして2年間は100GBを無料で利用できます。

ネットに繋がっていないと使えないというデメリットはありますが、逆にネットに接続できる環境であれば、他のデバイスからでもデータにアクセスできるというメリットがあります。つまりネット上でデータを同期させて、いろんなデバイスからアクセスする、ということが可能。このあたりは、普段どんな使い方をしているかで、評価が変わってきそうですね。

光学ドライブは搭載していません。バッテリ駆動時間は約6.5時間です。また、ファンのないファンレス構造のため、静音性に優れています。

WINSCORE SHAREでWindowsエクスペリエンスインデックスの値をチェックして、Stream14のパフォーマンスがどのくらいなのかテストしてみました。結果は上の図のとおり。

実際にいろいろと処理してたところ、Web閲覧などの比較的負荷の軽い作業はきびきび動作しました。YouTubeのHD動画をフル画面で再生してみましたが、コマ落ちもなく滑らかに再生できました。

スペックだけを見ると、2GBメモリがネックとなって、ちょっと不安に感じますが、実際使ってみると、ライトな作業であれば、処理を待たされるシーンはほとんどなく、快適に操作できました。

5)各パーツをチェック

5-1)液晶
液晶は14インチの光沢パネルを搭載。

最大解像度は1366×768ドットです。

Yahoo!トップページを表示するとこんな感じ。

光沢パネルなので、照明などの映り込みが発生しやすいです。IPSパネルではないので、視野角は若干狭め。
5-2)キーボード

キーボードは個々のキーが独立したセパレートタイプを採用。シルバーのボディにブラックのキーが配置されており、高級感を醸し出しています。

キーピッチは約19mmとなっており、フルサイズのキーボードを搭載しているので、キー操作は快適に行えます。

キーの表面はちょっとざらついており、滑りにくくていいですね。

キーストロークは若干浅い感じがしますが、使い勝手は悪くないです。

5-3)タッチパッド

タッチパッドはクリックボタンが一体となったタイプを採用。

十分な大きさを確保しており、反応もすごくいいです。またクリックボタン部分もストレス無く操作することができました。

パームレスト部分も汚れがつきにくいので、長時間キー操作していてもべとついたりしません。
5-4)側面部

左側面部。写真左から順にHDMI出力端子、USB3.0、ヘッドフォン出力/マイク入力コンボポート、microSDカードスロット、ステータスランプが配置されています。

SDカードスロットではなくmicroSDカードスロットなので注意が必要です。

右側面部。USB2.0×2と電源コネクターが配置されています。LAN端子は搭載していません。

6)同梱物をチェック

ACアダプタはコンパクトなつくりになっています。

片手に収まる大きさです。

ただし電源ケーブルは太め。

Stream 14には、コンセント部分のみのパーツも同梱されているため、持ち歩きたいときやケーブルが邪魔になるときは、こちらのパーツを利用できます。

「HPパソコンナビ」というガイドブックが同梱されています。

全ページカラーで見やすいつくり。最近は、こうしたガイドブックが同梱されていないモデルが多いのですが、やはりあると便利です。

まとめ

Stream 14は、HPが新たに打ち出したブランドの14インチノート。価格にこだわったモデルですが、ボディの質感が高いうえにスリムで、安っぽさはどこにもありません

基本スペックを見ると、ちょっと物足りなさを感じるのは事実ですが、

・それほど負荷のかかる作業はしない
・ネットワークに常時接続できる環境にある
・ストレージへのアクセス速度を重視しない


という人で、性能よりも価格重視という方の場合、デザインもスタイリッシュなのでありかもしれないですね。

たとえば、
・メインマシンとしてデスクトップを使用しているが、安価なセカンダリマシンが欲しい
・今パソコンを持っていないので買いたいと思っているが、普段はスマホ/タブレットで足りているので、なるべく安い方がいい

というように、サブマシンとしてコストパフォーマンス重視モデルを探している人に推奨したいです。またキーボード/タッチパッドも使いやすいので、実用性を重視したい人にもお勧めです。
【Stream11レビュー】
Stream 14と同じStreamシリーズで、2万円台(税抜)という破格の安さを実現した11.6インチコンパクトノートStream 11-d000について詳しく解説しています。詳細については、Stream 11-d000レビューをご参照ください。